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アラスカへ行ってきます

いよいよ本日、日本を発ちます。


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先週末は父と会津若松旅行。満開の桜!


今回は二度目の正直・・。数日後には万事滞りなく氷河へLandingしていることをまず祈ります。


シャモニでもヨセミテでもWifi難民をやってた私が、衛星しか通じない極地へ。
一カ月後にはwifi?なにそれ美味しいの?くらいに一皮むけていたいですね。
まじめにカロリー計算して買い出し食料を見積もってみたら、一カ月3人分で総重量80kgを超えました。
クライミングはもちろんだけど、初!氷河の上でのキャンプ生活もとても楽しみです。


今回の目標はハンター北壁です。
その後日程と天気が許せばデナリも登頂したいと思ってます。
数週間前に役者も揃った。
あとは運を天に任せるのみですね。


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10年ぶりの越沢バットレスでアイゼントレとユマールトレ


ところで先日、東大入学式祝辞が話題になっていました。
先週、パートナーのT石くんと登ったとき、「ちっぺには絶対読んで欲しい」と言われたのでちゃんと読んでみた。
ふうん。良いことを言っている。弱者が弱者のままで尊重されることを理想とする考え方。
世の中には適材適所、役割分担というものがあるからね。
ここでいう弱者の定義は、女性という性別だけで、積年の慣習から不利な立場におかれがちな人々、ということでしょう。
決して力の差とかそういう生物学的なことをいっているわけではないと思います。
人の世のみならず、上と下、強者と弱者、勝者と敗者が居るのは仕方がないことだと思う。
頑張ったことが報われないのもよくある話。
それが動物の世界なら淘汰されるべきものながら、人間社会では事情が違う。
社会的により力のあるものが、より余裕のあるものが、頑張ってちゃんと報われた人々が、そうでない人々の手助けをしましょう。
これは私も賛成です。
格差社会を問題とするか否かを抜きにしても、この行動は社会全体のためになりそうだし、なによりその人たち自身の成長に繋がるし、多様性の保持や進化に結びつく考え方だと思います。無粋な表現ではありますが、Win-winだと思うのです。


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萌え萌えきゅん


ここで、山の世界はどうなんだろうと考える。
スポーツでは生物学的に絶対的な違いがあるがゆえ、男女別で競われることがほとんどです。
でもフリークライミングなどを除いた山岳地域での活動においては、山はすべての人に平等なのでその限りでない。
人が人を評価する価値基準において「女性初」という考え方があるのは否定しません。でも私はあまり好きではありません。
現に尊敬するリン・ヒルは(フリークライミングの分野で、ですが)男女という枠を飛び越えた偉業を成し遂げています(そして彼女もまた、「強い女性は弱い女性に手を差し伸べ協力すべきだ」と言っていますね)。「女性という範疇で見られていたら私たちはいつも見下されていることになる」というソロクライマーのシルビア・ビダルの言葉は言い過ぎな気がするけれど、私の価値観において「世界初」は間違いなくすごい、でも女性初は何がすごいのか?と思ってしまう。


いつの世もどんな分野においてもパイオニアワークというのは尊敬されます。では、アルパインクライミングの価値観における「女性初」の価値とはどこにあるんでしょう。
これを考える上で、ではアルパインクライミングにおいて男女の差、女性側が背負わされているハンディとはどこにあるのでしょう?という問いが浮かんできます。


ところで、昨年、私は人脈のおかげもありとても有り難いお話を頂いて、正式にカリマージャパン株式会社とアンバサダー契約をしました。
こんなことを言うのは問題があるかも知れませんが、正直、自分の実力や実績を客観的に見て、アウトドアブランドのアンバサダーとして活動するにはあまりに貧弱だと感じています。
しかし、得難いチャンスと、新製品の開発に携われるというやりがいのありそうな仕事内容に魅了され、二つ返事で了承でした。今は2020春夏モデルの開発に関わらせてもらっています。熱意ある開発スタッフの方々と打ち合わせを重ね、あがってきたサンプル品に感心し、製造ラインの制約ギリギリまで細かい注文に応じてくれる皆さんとやりがいのある仕事をさせてもらっていると感じています。


しかし、そんな有り難いお話が私のような未熟者のところへ届いたのも、(たぶんですが)「日本でアルパインに力を入れてやっている女性が少ないから」です。こと、冬壁においてはちっぺくらいしかいないんじゃないという声まで周りから聞こえます。
いやいや、冬壁なんて"やっている"というレベルでなど到底やっていないし・・と気後れしてしまう反面、思うのです。
こういうお話を受けたからには、「はい、その通りです。私にお任せ下さい!」と堂々と答える責任があると。
だからといって、自分の信念と違うクライミングをやるようなことはないです。これまで通り、これまで以上に自分のやりたいことに自信と熱意を持って突き進もう、と思うのみです。


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富士山詣


さて。話が逸れましたが、アルパインにおいて「女性初」の何がすごいの?というテーマについては、そう簡単に語り尽くせるものではありません。
今のところの私の見解は「べつにすごくない」です。その理由は、もし女性がアルパインの世界において他の競技スポーツと同様"弱者"と位置付けられているのなら、その意味での"弱者"は尊重される必要がない、そう思うからです。だって山は誰に対しても平等なのですから。もし本当に女性が弱者なのであれば、申し訳ないから男性と一緒には登らない方がいいと思います。そういうことになってしまいます。


では、"弱者"ではないとして、評価すべき"不利な点"は何か。ヨーロッパやアメリカでは日本と事情が違いますが、日本において現状不利な点のひとつは、やはり人口が少ないということでしょう。
それゆえサイズがありません(笑)。ダブルブーツも小さいサイズは日本じゃほぼ手に入りません。
昨年はバツーラにオーバーシューズにスティンガーという苦肉の策で突っ込もうとしてましたが、行かなくて良かったです(笑)。マトモに登れるわけがないです。


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お洒落過ぎるクルクルジッパーや紐締めなところ、ファントムガイド時代の相性の悪さなどから敬遠していましたが・・背に腹は変えられぬ!


今回、シャモニでファントム6000のヨーロッパサイズ38があったので試着してみたら、案の定スポルティバG2SMの38よりも小さめの作りだったので購入。今回はコイツに命運を託します。


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やはりというか、内くるぶしが当たって痛いのよね・・でもデュオアクティブCGFで何とかなりそう!


それともうひとつ、ぱっと考えつく重要度高めなハンディと言えば、やはりトイレ問題ですね。でもコレはコレだけで1つ記事を書けるくらいのボリュームになっちゃうので、アラスカでの経験も踏まえて帰国後に書きたいと思います。


アルパインで一番重要な体力や体格。体格については、極地法でなくアルパインスタイルが主流になった昨今は、体格に余りある巨大な荷物を背負わなくて良くなったという点で、ほとんどその差がないと言って良いのではないでしょうか。背面長の合わないザックで重い荷を背負うことほど辛いことはないですからね。
体力について。私は今シーズン、先シーズン以上に心肺機能を高めることに力を入れました。正直、一緒に登っていて、明らかに私の基礎体力がパーティ行動の制限要因になっていると感じざるを得ないことは、あるけれども少ないです。血の滲むような努力を(したこたないけど)しても、一生かかってもこの人の体力には追いつけない、そう思わされる場面もあるけど、ほぼないです。(某旦那さんと登っている時くらいかな・・・涙)


平均すると私より歩けない男性も結構いたりして、だから「女性だから男性には敵わない」、と思う必要は無さそうです。もちろん私個人の感想だけでなく、名だたる女性アルパインクライマーの話を聞くにつけ、です。トレーニング次第でそこは何とかなるのではないかという気がしていて、だから女性初がすごいとなる所以が体力差にあるとは思わない、と言いたいのです。


まとまらなくなってきたのでここまででやめておきます。私は一体一カ月後にこれをどんな気持ちで読み返すんだろう(笑)。


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エアポートリムジンは快適だなぁ。
行ってきます!

出国まであと14日

イギリス2週間、シャモニ4週間の素敵な旅から一昨日帰国しました。

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モスクワ乗り継ぎ、アエロフロットで帰国

帰国日は飛行機でも結構寝て、昼前に帰国してからもずっと眠くて、6週間ぶりの湯船に浸かりながら意識を失い、更に夜もグッスリでしたが、昨夜は目が冴えていました。
今日の日中は眠かったけど、今夜もなんだか眠れそうにないです。さっさと時差ボケが解消されることを願います。


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珍しく、機内食に"ラム"


というのも寝ぼけているヒマはありません。
洗濯物とお土産だけ取り出して、その他の登攀具などはバッグに入れたまま、2週間後の出国へ向けてまたパッキングを始めています。
次なる目的地はアラスカです。
変に安い航空券をゲットしようとして散々な目にあったので、再度取り直したチケットは正規予約、中国乗り換えナシ!座席も通路側に指定しました。(トイレが近いので死活問題です)
そして今回はアラスカ直行直帰なので、事前に荷物を送ったりする必要はありません。
(昨年の悪夢はコチラ。結局遠征終了後に荷物は出てきたが、保証は何もされなかった)

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ユーロの小銭を消費がてらおつまみ購入。モスクワの空港でも免税店ではユーロ使えました(そもそも€表示でした)


バム生活2年目にしてやっと、「時は金なり」と「安物買いの銭失い」、この二点は仕事をしていようがしていまいが変わらないのだということを学びました。


シャモニでは結局、目標だったどの山の山頂にも立てませんでした。
技術的にも経験値的にも得たものはかなりあったし楽しかった。楽しかったのですが、モヤモヤしています。
心の切り替えが苦手なんですね。
こう、と決めたら想いが強くなりすぎてしまい、それが良くも悪くも今のモヤモヤを形成している。
でもそれも悪くないかなと思うんです。もういい歳だけど、だからといって若気の至りのようなヒリヒリした気持ちは持ち続けていたいなって思うんです。
"同人青鬼"風に言うと、「我々は常に飢えてい」たいんです。
(肉にじゃないよ)

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らーめんに、でもないよ


山は逃げない。
そんな言葉があるような気もする一方、その人それぞれの考える「山」というものは逃げたり逃げなかったりする。
そういう比喩的な表現を一切排除してにべもなく月並みな言葉で言い換えるのなら、チャンスは必ず逃げていきます。
だからその時に掴まないといけないんです。
そのためには情熱に対する集中力を切らしてはいけない。
私も、今のような生活をいつまで続けられるかわかりません。
極端な話をすれば、明日不慮の事故で死ぬかも知れないし、明後日登りたかった山が大爆発で消えるかも知れない。
だから今ヒリヒリした気持ちでいるのは強ち間違いとは思わない訳です。



でも、この2週間はしっかりリラックスするのも肝要。
そしてそれ以外に大事な仕事、イベントも盛りだくさんです。
リラックス、出来るのやら・・


もともと時間の使い方が上手い方ではないので、仕事とイベントとリラックス、どれもちゃんとこなして気持ちよく次なる遠征に出られるよう頑張ります。


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安すぎるよ十条銀座!


花見が終わってしまって少し残念だけど、日本、我が家って、やっぱりいいですね!

2019/4/6 Aiguille du Midi Northwest Face エギーユドゥミディ 北西壁 "Vent du Dragon" (敗退)

シャモニ滞在も残りわずかとなり、やはり3日を超える晴天の窓は訪れず。
4/3から4にかけてはまとまった降雪があり、街も一晩のうちに一面雪景色となりました。

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犬は喜び庭駆け回り

4/5、4/6が本ツアー最後の好天。
1日はBreventのスキー場で普通にスキーを楽しみ、翌日は日帰りでエギーユドゥミディ北西壁のルートをやることにしました。


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こちらも一晩で白くなったエギーユヴェルテとドリュ。どちらも今回登りたかったけど登れなかった。それにしてもスキー場からの景色がコレってすごい


ミディ北西壁はそれほど人気のあるエリアではないようですが、今回選んだ"Vent du Dragon"はその中ではもっとも登られているルートだそう。そしてドライコンディションの今シーズンでも北面には氷があるので、北西壁なら東壁や南壁よりマシなのではないか。かつ、かなりの降雪があった二日後なのでアプローチ距離の長いルートはおそらくラッセル。スキー利用でないと日帰りは厳しいだろう。
もろもろ考えた結果の北西壁でした。

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ミディ北西壁へは、ミディの2つのピークをつなぐ橋から直接懸垂下降して取り付きます。
橋の南端に比較的新しいマイロンのかかったアンカーが作ってありました。そこから真下に55mでつぎのアンカーがあり。

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奈落の底へ落ちて行くよう。でも残置アンカーを使えばずっと空中懸垂というわけでなく岩伝いに降りられます。


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降雪直後なので埋まっているアンカーを掘り出したりしながら、計5回の懸垂を経てやっとルート取付きへ。

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除雪後。除雪前はこの全てが雪の中

天気の良い土曜日でいつもより早くケーブルカーが動き出し7時半には乗車できたというのに、クライミング開始時には10時半くらいになっていました。

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懸垂50〜55m×4回と30m×1回


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取り付きにて栄養補給。風が吹くと吹き上げられた雪で目が開かない


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クライミング開始

このルートはピッチグレードが3、3+、5、5、2(ヨーロッパグレード表記だがUIAAの数字とほぼ一致)とグレーディングされた5ピッチ220mのルートです。1ピッチ目私のリードでスタートしましたが、最後少し同時登攀してもらって65mくらい出し、リード&フォローで2時間ほどもかかってしまいました。傾斜はゆるいのですが締まりのない雪を除雪しながらのクライミングでスピード上がらず。実力不足でした。

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1ピッチ目終了点にて。途中途中でスカスカだけど一応氷が張っていました。おそらく上部も氷はあったのだろうと思われます

このまま詰めていっても、確実に明るいうちにはトップアウトできるけれど、ロープウェー終電16:30(はやすぎ!)まではあとたったの4時間。間に合わなくなるのは濃厚でした。ビバーク装備はないし、軽量化のためビレイジャケットも2人で1つ。ロープウェー駅が閉まって構内に泊まれなければCosmique小屋に逃げ込むという手もありますが、「明日から天気がよくないので万一ロープウェーが動かず山に閉じ込められたら・・」。万に一つの確率、とはいえ帰国は2日後だから少し不安です。

本当は、懸垂で降りてきたクーロワールをまた橋の方へと登り返し、橋をくぐって向こう側へ行けば北壁から簡単に駅へ戻れたようです。そうした下降や敗退についても、ちゃんと調べたり話し合ったりしていなかったのが良くなかった。今思えば、メインのクライミングが終わってしまって、ルートに対する情熱や集中力も欠落していたと思います。

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橋の向こうへ歩いて行けばいいらしい。隣のルートを登っているのはTくんとTKくんパーティ。


「ロープウェーから見た感じ、たぶんロープウェーの中間駅へ降りられると思う・・」というパートナーSくんの言葉に逡巡しつつも、中間駅の最終便に間に合うべく、そのプランを敢行することにしました。

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なんか今日はラペルばっかりしてる気がする

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北面の岩場をまいて降りる

しかし取り付きから懸垂と歩きで北へと下り眺めてみると、北西面からロープウェーの走っている北面へ至るには結局数ピッチのクライミングが必要そうでした。そのまま北西面を降りて行くと、急に切れ落ちた断崖に行く手を阻まれます。地形図上は等高線の間隔が広いのに切れ落ちており、少し進んでみるとそこは氷河だと分かりました。おそらく氷河がきれて断崖絶壁を形成しているのでしょう。すぐ近くに見える直下の平坦な雪原には気持ち良さそうなシュプールが幾重にも刻まれています。しかしおそらく近く見えるのは錯覚で、300mくらいはあると思われます。

ここを懸垂するのは不可能。ということで、右上に、北壁へと向かっているスキートレースを辿ってみることにしました。

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急斜面をトラバっているスキートレースを振り返る

見に行ってみるとそこには下降支点があり、北壁と北西面との間に細いクーロワールがありました。ここをくだれば、傾斜のゆるい雪原に到達できそうです。

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残置アンカー

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なるほどココに細い谷があって、こちらからなら氷河をまけるわけです。地図上でもここはほんの小さな筋。これはわからないね・・!


そして、まさに今日、おそらく今朝降りただろうトレースもついています。ここから数回の懸垂を経て40〜50度くらいの急斜面へ。そこで残置支点もなくなり、エクストリームスキーヤーによるものと思われるトレースはずーーっと横滑りしています。


さっき巻いた絶壁がやっぱり氷河の大断崖だったことを視認しつつ、高い気温ですでに腐った沢地形をツボ足で降りていきました。
アンザイレンしつつ、雪面になるべく負荷をかけないよう降りて行きますが、途中、雪壁が大きく割れたところを何度も通過しました。
かなり時間がかかり、中間駅の最終にも間に合わないのが確実となりました。
よし、がんばって歩きましょう!

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巨大な氷河の崖下に降り立つ。ガスが濃くなってきた


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街まではあと標高差1000m


氷壁のクライムダウンも交えてやっと傾斜が緩む。GPSで位置を確認しつつ、基本スキートレースを辿って降りました。

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クレバスの間を縫って

夏道からは逸れていたけど、スキーヤーは上手にライン取りし、最後の藪も巧みにスキーを履いたまま降りていました。
途中幾度か崖の上でトレースが途絶えているところあり。数メートル級のジャンプもぴょんぴょん跳んでました(笑)。この密林で・・・かなりの手練れのようです。


結局、ロープウェーで20分くらいで降りられる標高差2500m超を降りるのに7時間半ほどかかりました。降雪直後だった上に気温が高く、下りとはいえラッセルも骨でした。アンチスノープレートをつけていないスティンガーで雪団子地獄になりながら、21時頃やっとモンブラントンネルのフランス側出口前に到着しました。


ここから家まではさらに5km弱の道のりです。
親指を立てながらテクテク歩いていたら、なんと!1台の車が停まってくれました!やったー!
フランス語を話す親切な3人家族が家の近くまで乗せてくれました。ミディのケーブルカー駅前まで行きたいと告げると、「シャモニ来るの初めてなんだよね。ケーブルカーの駅ってどこかな」と言いながら、走ってくれました。
雪でびしょ濡れだったし汗臭かっただろうに・・・
受けた恩はどこかで返さなきゃなね。


ということで、22時を回る前に家に帰りつくことができました。
それにしてもすごいスキーコースだった。ミディ北壁のようなエクストリーム系ではないにせよ、際どい地形が延々続く標高差2700mものロングライン。あれを滑りきるのは技術もメンタルもかなりのレベルが求められる気がします。土地柄必然的にそうなると言うのか、シャモニのスキーヤーは当たり前のように懸垂も氷壁もこなしている。山でやりたいことを実現するために必要なすべての手段を身につけ、駆使しているだけなんですね。


因みにこの日隣の別ルートを登っていたTくんとTKくんはロープウェー駅構内のトイレでビバークとなったようでした。なんでも暖房があって暖かいんだとか。Valle Blancheへ降りる出入り口は閉鎖されてしまうけど、橋のほうから構内に入ることはできるみたいなので、緊急避難として使えるんですね。


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最終的にコチラを登り返したようだけど最後立ってるよね!


というわけで、またしても危ない橋を渡ってしまいましたが、歩いたことでここら辺の地形がなんとなく分かったのは収穫でした。
ついにイギリス、フランスと続いた6週間の旅がもうすぐ終わります。

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錚々たる面子、ガイドの方々が勢ぞろいして日本人飲み会も!

帰国したら、つぎはGWからまた一ヶ月、リベンジのアラスカ遠征へ出かけます!今回はT石くんとまっちゃんと3人で行くことになりました。
テンションうなぎです。シャモニで得た経験と悔しさを次なる氷雪壁にぶつけたいです。


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シャモニ編〜完結〜

プロフィール

chippe

Author:chippe
chippeのブログへようこそ!
2006.10 山歩きをはじめる。
2007.9 クライミングをはじめる。
山岳同人「青鬼」所属。国際認定山岳医。
好きな食べ物:肉。
カリマージャパンアンバサダー。

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