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ニセコアドベンチャーレースに参加。

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北海道はニセコで開催された「第2回ニセコアドベンチャーレース」に出場してきました!


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アドベンチャーレースというと、地図とコンパスでナビゲーションしながらフィールドに散りばめられたチェックポイントを男女混成チームで回る競技といったイメージがあります。
トレッキングやマウンテンバイク、キャニオニングやカヤック、時にはクライミングなども行いながら、他チームより早く目的地を目指すゲームというなんとなくの知識はあり、興味もありました。


いつもお世話になっているマウンテンワークスの代表Mさんから「こんな大会出てみない?」と3ヶ月前突然LINEでお誘いが。リンク先を見てみると、マウンテンバイク(レンタル有り)、パドリングあり(一式主催者側準備)となっています。



マウンテンバイクはもっておらず、チャリでダートを走ったことももちろんなく、パドリングも当然全く経験がない上に、オリエンテーリングも自信ない。更に、Mさんが一体どんなノリというかモチベーションで出るつもりなのかも完全に謎です(笑)。


「興味はありますが、全くやったことないし足引っ張るかもしれません」
とおそるおそる返すと、

「こんなこと誰もやったことないから大丈夫だよ」と即(よく分からない)返信が。


7_IMG_6578.jpg小樽の海鮮丼。



出場が決まったら集まってトレーニングとかするのかな?予定合うかな?と少々不安でしたが、
「ぶっつけだよ」とのことで更に困惑。


そのうち「遊びだから」「楽しめればいいの」というのが、言ってるだけじゃなくてホントにそういうノリっぽいということが判明してきてほっとしつつ、一応東京マラソンの練習も兼ねて、蒸し暑い荒川河川敷を長めに走って熱中症寸前になりながらの暑熱順化だけはしときました。
そしてそれ以外の準備は本当に無で現地入りしました。


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チーム「マウンテンワークス」のリーダーMさんはもちろん、NさんもNくんもみんながみんな「で、明日から何するんですか?」「さあ?」って感じのままレース当日を迎えます。
大会要綱はもちろんあるのですが内容が(たぶん敢えて)シンプルで、アドベンチャーレース未経験者にはちょっとピンとこないんです。


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レースのベースとなるオシャレVilla"The Orchars"の宿泊費はなんと出場費に込みです。ここにレース前日入りして受付。この日は受付だけで、あとは準備とか買い出ししながらVillaでのんびり。

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家づくりして建築物とかインテリアとか色々調べたから、オシャレVillaは見どころ満載でした。


5_IMG_6490.jpgNさん&Nくん。略してNさん&くん。


レース当日、朝8時半からレンタルバイクの貸し出し開始。適当に試乗して好きなのを決めます。マウンテンバイクは持ってないけど、TREKのクロスバイクにはかれこれ10年近く乗っているのでギアの感じとかは違和感なしでした。


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その後、ブリーフィングがはじまる11時までまたまったり。「基本ずっと自転車乗ってるのかね?」って話してたら、地図とともに配られた最初の指示書ではじめて「まず羊蹄山に登る」ということが判明しました!


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実はこの前日、Mさんのお知り合いの自家用飛行機で空から眺めていた羊蹄山・・。そこをまさか翌日に足で登ることになるとは、全く思ってもみませんでした。


でも、ひたすら平地を走り回ることになるのかと思っていたので我々山屋にとってはラッキーな展開です。


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The Orchardsから歩いて(チームによっては走って)登山口へ。そして山頂へ。


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途中、地形図上に指示された地点をポインティングするとか「お題」があります。


0_IMG_6649.jpgお花いっぱい咲いてました。

2_IMG_6530.jpg昨日空から見た山頂のお釜・・。



ものすごく晴れてて暑くて水が足りません。自販機やコンビニ利用はオッケー、ラーメン屋行くのも自由とのことでしたが、そもそもそんなものがありません。


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林道を外れ藪漕ぎしてポイントみっけ。


下山中にNさんが上水道の水脈を見つけてくれなかったら、午後3時以降、その後街に出られた深夜11時くらいまでずっと水無しだったと思うから、Nさんホントにファインプレーでした。

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くれなずむ広大な北の大地をとぼとぼ歩いて、(山でも平地でも我がチームは少しも走りませんでした笑)

4_IMG_6537.jpg羊蹄山のまわりをぐるり半周。ハッピードリンクショップは無し。



真っ暗闇のなか5kmくらいラフトボートで尻別川くだり。

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私もMさんもパドリング初心者なので勝手わからず。カヤックとか経験豊富な釣り師のNさん&くんが後ろから的確な指示を出してくれなければ、きっと何度も瀬で座礁したり橋脚に激突して落水したりしたんじゃないかな、って思います♪



川下りがおわり、地図で最短距離を見積もって歩きはじめると倶知安の街の端っこに出ました。車で何度も走っている道だけに、「こっからヒラフまであるくのかー!」ってなりました。そろそろ日付が変わります。


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日付が変わって数分後にやっとThe Orchardsに到着。ここでは30分の強制レストで、蝦夷シカカレーとかカズノコ入り大人ポテサラなどのオシャレビュッフェがありました♪私は空腹だったけど取りすぎないよう気をつけましたが、案の定取りすぎちゃってあとで「食べすぎた苦しい」ってなってる人若干2名くらいいました(笑)。


寒暖差があってかなり冷えたけど、テントサウナが温めてあって生き返りましたよ〜!


さて。ここで抜き打ち装備チェックを受けたら、新しい指示書をゲット。やっと借りたマウンテンバイクの出番がきたようです!
しかし、つぎなる関門であるCheckPoint(CP)13は朝4時がタイムリミットです。現在時刻はすでに0時半過ぎ。チャリとはいえ、あと3時間半でCP8〜12までを見つけつつ、ロードと林道あわせ15km以上も移動しなければならないのでほぼほぼ無理っぽい。この強制レストで寝る気満々だった私たちですが、少なくともそんな時間はないらしいということに気づきます。そして「絶対間に合わないけど行けるとこまで行こう!」と、なかばウンザリしながら後半戦を開始したのでした(笑)。


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そこから、強烈な眠気に襲われての道端での30分仮眠をのぞき、ほぼ15時間半ものあいだわりと全速力でチャリをこぎつづけました。こんなに長時間乗ったことはもちろんありません。


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しかしただ走っていればいいわけではなく、地形図にあらわれている林道なのに廃道なのかおもいっきり藪漕ぎのところや、細かい石でザレザレな林道の坂道ばかり。みんなけっこうなスピードでダートを下るのについてくのが必死でした。怖くてスピードが出せません。ハンドル操作ミスったらカーブでふっとびそうだったので全集中でした。上りのほうも、激坂はないかわりに、けっこうきつい坂が長く続く"持久系"が多くももが悲鳴をあげました。サドルでお尻も超痛くなった。
藪漕ぎ多かったから、若干2名ほどに計3匹のマダニちゃんがくっついてるのが後で発見されました。幸い熊には会いませんでした。(ひどい林道は必死すぎて写真ナシ)


ところで、CP13の関門に間に合わなくてもそこで失格ではなく、「完全完走」にはならないもののレースは続けられるということを、私たちはほどなくして知ることになります。「試合終了ですよ」の大会側からのお墨付きをもらえなくなった私たちは、そこで終わりだと思っていたからいったん気持ちが切れかけましたが、やめるにやめられず、ずるずると走り続けてどうにか1から20まで全てを回り切ったのでした(笑)。


8_IMG_4893.jpg喜びの最終CP!



そんなこんなで、27時間半で160kmを移動した長いレースもなんとか終了!15時半にゴールしました。総合順位はなんと4位!はじめてにしてはみんな頑張りました。


7_IMG_6648.jpgジオグラフィカのログ。レース中はもちろんGPS見てないですよ〜(スポーツマンシップにのっとり)



主催者側としては、完全完走(時間制限の関門も全クリして4人全員で20箇所コンプリート)が1組の設定で作ったコースだったそうですが・・いざレースが終わってみれば、完全完走は参加全21組中たった2組という過酷さです。


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それにしても、上位3チームと、アクシデントでリタイア者が出て順位を落としてしまったようですが、最後の方までダントツ1位で突っ走っていたチームなど、強者の方々の強さがはんぱなかったですね。そして、これだけ大規模で練られたコース設定や大会前後のイベント準備などなどをわずか20名余というスタッフで運営されていた主催者の方々、そのバイタリティとレースに対する愛は素晴らしいものがあると思いました。とても楽しい大会を有り難うございました!


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レース2日前には洞爺湖の義経岩でクライミングもでき、大充実の北海道遠征でした。
さあ、蒸し暑い長梅雨を乗り切りましょう!

今年はらんらんらん?

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荒川河川敷はナイスなトレーニングコース。


突然のViral attackにより、昨年は社会全体が機能停止に追い込まれていました。
しかしあれから早1年以上が経過し、更にワクチンも普及し始めたこの頃は、不要不急の概念も再考熟考が尽くされて、多方面で社会機能が再開しはじめています。
クライミング競技の医療救護に参加する予定の東京オリンピック、本当に開催されるのかはまだ不明ですが、昨年全中止になった様々なスポーツイベントが今年は感染対策を徹底した上で行われるようになっていますね。


そして、昨年の落選に引き続き、今年も申し込んでみた東京マラソン。
都民エントリー落選の通知が当然のように届いた数週間後、なななんと、一般エントリー枠で当選してしまいました!!!!


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東京マラソン受かるとかあるんだ!www


一緒に申し込んだペコマは落選してしまいましたが、当日はセコンドやってくれるみたいで心強いです。


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10月には都民じゃないかも知れないけど一般エントリーでの当選だから無問題!


2019年のペコマイギリス留学中にハーフマラソンに初めて出場して以後、申し込んだフルマラソンやウルトラマラソンがことごとく中止になって、ここ半年以上ずっとランモチ(ランニングモチベーション)はなくなっていました。


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めちゃ楽しかった初ハーフマラソン。レース終了後にくれたオレンジ美味かった。


でも、初マラソンが東京マラソンというこのラッキー。
なるべく頑張って走りたいものです。

ということで、クライマーとしての生活を保ちつつのトレーニングと考えると初マラソンとしてはちょっと高めの目標ですが、、、

「サブ4」を目指して頑張ってみることにします!


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昨日のラン。ロードを30kmは初かも。フルを4時間なら5'41/kmペースだ。


幸いランニングはクライミングと違って、科学的なトレーニング理論が確立しているスポーツなので、素人の私でも効果的なトレーニングメニューを組むことはできそうです。それをこなせるかはまた全くの別問題ですが・・・。


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思い出のゼッケン。レースの日はけっこうな雨だった。


初ハーフは1時間40分29秒という、自身としては予想以上の好タイムで走ることができました。(4'46/kmペース)
北アイルランドベルファストの9月はとっても涼しく、走るのには快適な環境でした。
しかし、真面目にトレーニングをしたのはほぼ1ヶ月あまりです。
東京マラソンは10月17日なのでまだあと4ヶ月練習できます。真面目にやればサブ4はいけると思うけどなあ・・どうだろう。

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スカイツリーは心の友。


そしてその更に数週後、知り合いのクライマーからのお誘いがありニセコアドベンチャーレースにも参加が決まりました!
こりゃ今年は走るフラグが立ちましたね〜(MTBとパドリングはぶっつけ本番かな!汗)。


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東京はすでに蒸し暑くてタイヘンですが、暑熱訓練も含めてランニングトレがんばります!鰻!

鹿島槍ヶ岳北壁氷のリボン敗退。 2021/4/10-11

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2週間前主稜に行ってから、ずっと氷のリボンのことが頭にあった。
みるみる気温が上昇し、あたりが真っ白な雪煙と爆風に包まれる特大スノーシャワーが頻繁に落ちてくる下をトラバースしながら、通り過ぎる時どうにかこうにか「チラ見」した真っ白な氷。


その3日後にこの氷を登った人の記録も読んでしまった。「チラ見」したとき思った通りのスカスカ氷だったようだ。


しかし、もう少し待てばコイツ状態が良くなるのでは?と思えてならなかった。
その期待通りに、そこからの数日間は気温が上がったものの、最後の1週間は冬に逆戻りしたかのように冷え込んだ。
いったん溶けたつららが結合し、きっと登りやすくなっているに違いない。
完璧すぎる天気予報を追い続け、ずっとワクワクしっぱなしで迎えた2週間後だった。


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それなのに、リボン取り付きでのパートナーの降りたいという強い申し出に、何かがぷつんと切れてしまった。
当然かも知れない。パーティで登っているのだし、大きくてリスクもあるこの壁の登攀を無理やり続けるなんて危なっかしい。
それに彼は、1週間前地上でもすでに同じ気持ちを私に打ち明けてくれていた。
それはカモババにスクリューを買い足しに行こうとした矢先のことで、私はその時高田馬場の道端でだいぶゴネてしまった。


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2年もブランクがあるし、自分にはオーバーグレード過ぎて楽しめない。
もっとステップアップを積んでから行きたい。不安しかない。主稜だって一般的なスピードで登れなかったのに。





そんな風に正直な気持ちを伝えてくれていたパートナーに、気象条件が悪ければ絶対に無理はしないと約束して、半ば強引に行く決断をさせてしまった。
だから取り付きでの一悶着は、当然想像できる内容だった。


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天狗尾根第一核心はこのボルダリングと渡渉。

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シュルンドや雪庇、雪のブロックを超えて。

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サイコウのテン場に到着!


主稜から2週間たって、もう4月も半ば。急激に融雪が進んですっかり様変わりした天狗尾根を越え、今回はロケーション最高な天狗の鼻に1泊する。
冷え込むけど気候は穏やかという絶好の登山日和となった週末に、遠く東尾根には一ノ沢の頭にも二ノ沢の頭にもテントが張られ、天狗の鼻も賑わいをみせてちょっとしたテント村ができた。

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暮れなずむテント村。


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そして輝くモルゲンロート。


そうして迎えた翌朝。1時半に起きて、3時前にはテントをでた。
アンザイレンして1番乗りでトラバースを開始するが、フォローのペコマがなかなか来ない。取り付きにつく少し前に夜が明けた。
「全ての後続に抜かれた」と彼は言った。もういっぱいいっぱいだと。明らかに実力が足りていないと。そしてこの先フォローでも登れる自信はないと。


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主稜にとりつかんとする知り合いパーティ。


この時間からまたトラバースを戻って敗退するなら、なるべく早く通過したい。
だけど目の前のリボンは思った通り、透明でつやっとしていて、痩せてぶっ立ってはいるものの氷質はよさそうだ。
パートナーも、氷を目の前に意気揚々としている私にできればそんなことは打ち明けたくなかっただろう。
それでも意を決して言ってくれたのだ。事故るかも知れないし、正しい判断だったと思う。それなのに私は、曇り切ったパートナーの表情をあえて見ようともせず、のらりくらりと「登ってみない?」「大丈夫だよ、いけるよ」などとあしらって、リードの準備を続け、登り始めてしまった。


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氷質はやはり2週間前と比べよくなっていたのだと思う。スクリューはちゃんときいて落ちれる強度はあったと思う。氷は硬くてパンプがひどかったけど、じわりじわりとは登って行けた。だが、サクサクとは上がれなかった。
そして段になったところから、氷が一気にベルグラとなって岩が透けて見えている手前でレストをしているとき、はあはあしている自分の息の音を聴きながら、我に返ったのか。それともただ弱気の虫が顔を出しただけか、分からないけれど、「これ以上進んだらダメかも」と思えてきた。
いったんそう思い始めたら急に不安が押し寄せてきて、2週間あんなに楽しみにしていた気持ちはどこへやら、即効でアックステンションしてアバラコフを作り始めている自分がいた。あまりにもたくさんの思考や感情が渦巻いていて、そのとき本当はどんな気持ちだったのか自分でもよく分からない。


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下山のとき、申し訳なさそうにしているパートナーを見てものすごく申し訳ない気持ちになった。
山登りは本来楽しいもののはずだ。だからこそ2人して山登りにはまったのだ。
それなのに今回の山行はそうじゃなかった。
だからそもそもが成り立っていなかったんだと、やっと気づいて反省した。


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何はともあれ、美しい景色が見られたし、経験値はまた上がったから行ってよかったと思っている。
パーティとしてモチベーションが合致し、実力も上がったなら、またリベンジもありかな。
もっともっと成長しよう。いろいろと!(笑)

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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