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夏真っ盛り〜丹波川とホラノガイゴルジュを再訪〜

奥秩父・丹波川は、奥多摩湖へ注ぎ込むぶっとい川です。
大水量の"泳ぎ系沢"として親しまれており、悲しい伝説で有名な"花魁淵"を擁する柳沢川と、こちらも"泳ぎ系沢"として多くの遡行者を迎える一ノ瀬川との分岐まで、若干2.5kmほどでコンパクトに脱渓できる手軽さも魅力。

今回は、来たる夏休み本番の沢旅前の練習として、同人青鬼の若手さんとともに丹波川〜一ノ瀬川を継続遡行しました。

この若手W.Ikedaくんは同人青鬼の新人さんで沢登り経験は少ないみたいだけど、中学から山をやっていてバリバリの山スキーヤー!だから山の世界では先輩といえる頼もしい仲間です。

8/6、梅雨があけて夏本番!ミンミンゼミが大合唱する暑いなかの遡行でしたが、なぜか川が増水していて初っ端から大苦戦を強いられます。
私が前回訪れたのは2016年の7月と4年前の記憶ながら、その違いは入渓直後から明らかでした。
しばらくは水と格闘しっぱなしで、ウェットスーツを着ていてもガクガク震えがきました。

IMG_8570.jpg落ちられないへつり。


IMG_8571.jpgコケられないロープ渡渉。


IMG_8569.jpg危ない場面も少々。引き返すべき増水っぷりだったかも知れない。。楽しかったけど。


IMG_8572.jpg川床は砂金がたっぷりあって、あちこちで水中を舞う砂金が印象的でした。Wくんは砂金ビジネスはじめるとか(笑)。


一ノ瀬川に入ると厳しさは一変。地形が変わってしまったのか?1つだけ超えられず右壁を巻いたゴルジュ小滝があった以外は、長いトロでも恐る恐る進んで行くと、まさかの「足が着く!(笑)」深さだったので、泳ぎナシで突破出来てしまい、途中現在地がよく分からない状態でした。

IMG_8573.jpgあっけなかった一ノ瀬川。丹波川の圧倒的な水圧と比べるとだいぶ穏やかにも感じて、渡渉も問題なくこなせました。


遡行は16時頃終了。この翌日から、今度は大学時代の同期と一緒にホラガイという沢2連ちゃん予定だったので、Wくんを駅まで送って解散後、我々は道中の石和温泉にて前泊。


ホラノ貝ゴルジュ、前回遡行したのは2012年と、もう8年も昔(←記事のリンクはコチラ)です!同人青鬼出来立てホヤホヤの頃で、創立メンバー(?)と共にわいわい登りました。その時は東沢を遡行して山頂に抜けたので、"ホラガイ下降"という今回のメインディッシュ(?)は未体験です。


IMG_8608.jpg大学同期4人、西沢渓谷Pに集合して遡行開始!


釜川やら丹波川やら、ここ最近の増水沢がデフォルトになってしまっていたためか、「水=すごい圧力=戦い」みたいなイメージがこびりついてしまっていて、はじめ少しビビりながらの入渓。。

しかし水量は少なく、渓相は穏やかそのもの!「ああ、沢登りってなんかこんなだった!」というのを徐々に思い出しました。


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今回のメンバーは同人青鬼のちっぺこ&Rickyと、沢登りは今回がはじめてのO崎くん。初沢でホラガイという暴挙ですが、Rickyのネオプレンウエアやライジャケを着て挑戦です!


IMG_8596.jpgほどなくして最初の6m滝。5.7くらいのクラック登り。取り付きは水流を避けてジャンプするのだけど、沢登り初のO崎くんはそこが超えられずなんども戻されてた(笑)。最後はクライミング中にフォールして登ってるRickyを釜に振り落としたとか!?はじめっから楽しすぎ!

帰りは右上のお立ち台から体感8mの飛び込みでした(後の動画でお楽しみください(笑))。

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テンションあがりっぱなしのRicky。ずっとゲラゲラ笑ってた。


IMG_8605.jpgO崎くんも清らかな水流を堪能中!


IMG_8599.jpg「マジ楽しェ〜」とテンションMAX!


IMG_8597.jpg水綺麗すぎィ〜!!!


IMG_8589.jpgそうそう。沢登りってこうだった。水に親しみ、水と戯れ。こうでなくっちゃ!!


IMG_8606.jpgそしてホラガイ入り口に到着〜!


IMG_8603.jpg私は前回ペコマに引っ張ってもらった記憶があるけど、今回は水流も弱くラクラク突破!みな思い思いにゴルジュへ突入し、O崎くんを引っ張る。


IMG_8594.jpgペコマのみ宴会装備背負ってフリー突破。ほかの3人は先に荷揚げしてから空身で快適クライミング♪


IMG_8586.jpg前回難なく超えられた記憶があるものの、今回は記憶より悪く感じました。目の前にぶら下がったスリングを思わず掴んだあとすぐ、ホールドを見つけてがっかり。心が弱かった。


IMG_8602.jpg水圧に苦戦中のO崎くん。


IMG_8587.jpg大股開きあり、


IMG_8588.jpg映えるウォータースライダーあり、


IMG_8600.jpg楽しむ才能に溢れたO崎くんは苦労しながらも果敢に立ち向かう!彼の手助けはおもに屈強な男子2名がやってくれ、私は見守るだけで済みました。


IMG_8601.jpgまだまだ綺麗!素晴らしー!!✨


IMG_8590.jpgで、適当な河原を見つけたら早々に宴会開始です!明日は同ルート下降だからあんまり上がらない方が楽なわけで!さっそくぷしゅです!


IMG_8591.jpg無印良品のカレーに舌鼓、からのジョンソンヴィルのウインナー焚き火炙り!


IMG_8592.jpg普段は2児や4児のパパも、学生に戻って下品な話題で盛り上がる(笑)。


IMG_8595.jpg陽の高いうちからはじまった宴会は夜更け過ぎまで続きましたとさ。最後は映画の話とかで盛り上がってたような記憶がうっすら。。完全に10数年前の学生時代のノリでした。何にも変わっとらん!(笑)



翌朝はゆっくり起きて、待ちに待った沢下降であっという間に下山しました。6分くらいの動画にまとめたので是非ご覧ください☆






IMG_8593.jpgさ、あとは温泉だー!


IMG_8610.jpg温泉のあとは、Rickyが検索で見つけた美味しくておしゃれなお蕎麦屋さん"そば丸"さんで打ち上げしました!お蕎麦はもちろん、付け合わせのわさびは香り高く、天ぷらや蕎麦がんもも絶品でした!


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Rickyたちと別れた後、友人のお誘いもあったので、夜は小川山へ移動して肉を焼きました。翌朝はくじら岩に行ったけどエイハブ再登出来ませんでした!残念!


濃密な夏休み前半戦が終了し、明日からは憧れの利根本谷へ行ってきます!ビールと食材歩荷がんばるぞー!

2020/8/1〜2 釜川右俣(途中敗退)〜濁流沢の中心で梅雨明けを叫ぶ〜

一見の価値アリ!と評される三ツ釜大滝を抱く、清津川水系釜川に行ってきました!


IMG_8174_202008041557190db.jpg景勝三ツ釜大滝どーん!


もともとこの土日は、大学時代の旧友たちとホラガイゴルジュできゃっきゃうふふ予定でした。
でも、「せっかくだから超天気のいいときに行こう!」ということで、悪天予報なら延期するつもりでいました。
そして案の定居座り続ける梅雨前線のせいで、金曜日の午前にホラガイ延期が決定しました。


IMG_8196_20200804155153013.jpg流石に遡行はムリ、って天気の日はトレランしたりしてました。アウトドア系以外の趣味がなくてたまに不便です。


しかし、そうはいっても豪雨予報とかではないし、普通にどっか遡行できる程度の感じではあります。
ということで、一度候補にあがったこともある釜川へ、1泊2日あるので右俣に行こうと決まりました。


早起きして車を走らせる土曜日の夜明け、高速から美しい朝日が見られて喜んでいたのに、関越トンネルを抜けるとそこは雪国・・じゃなくて大雨でした(あれ?)。

朝7時頃車止めゲートに到着。するとすでに4、5台の車が停まっています。なかには知り合いパーティも!


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で、なんか小雨降ってるけど準備して8時過ぎに遡行開始しました。


左の道から沢床に降りると渡渉する取水堰堤があるのですが・・・


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濁流でした!


水深20cmくらいしかない真っ平らなコンクリートの上をまさかの歩けない問題発生です!


仕方なくロープつけて濁流に飛び込んで渡渉しました!


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その後もきったない焦げ茶色の濁流を渡渉したりへつったり巻いたりしますが、遅々として進みません!


IMG_8150.jpg白泡を飛び越えるぞ!せーの!


IMG_8151.jpg全然飛び越えられてないし流されてる!


IMG_8153.jpgこの日入渓したのは我々のほかに2パーティ。どちらも日帰り装備だったようで、途中で遡行中止したようでした。



やっと二俣についた!ガイド本ではここまで30分の行程となっているのに3時間以上かかってる。怖!


そしてなぜか雨脚が強くなってる!何で!怖!


で、はじめの滝は取り付けさえすれば普通に登れそうなんだけど、濁流が炸裂していて取りつける気がしないので左壁を巻きます。

IMG_8155.jpg巻きの途中でクルマユリみたいなのが綺麗に咲いていました!


今回持参したのは30mスタティックロープ。予想以上に巻きを余儀なくされましたが、そんなに谷が深く急峻なわけではないので、全行程なんとか30mで事足りました。

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巻きまくり、なんども草付きと沢床を往復します。


IMG_8157.jpgさぁ〜て、お次は・・


IMG_8158.jpg今がどこらへんなのかさっぱり。とにかく出てくる瀞、滝全部わるい(笑)


IMG_8164.jpgたぶんこれも何事もなく通過するハズの"小滝"なのだろう・・・


IMG_8201.jpg落ちたら終わりっぽいへつり。ハーケン打とうとして落として水の中にロスト・・ヲイヲイ。


IMG_8165.jpg気を取り直していざ!うう悪い・・


ってな感じで14時くらいに長い瀞手前の河原まで着きました。


でも瀞の水流は早くて突破できそうもないし、増水には耐えられないだろうけどなんとなく寝られそうな場所も見つけたので、本日の遡行はこれにて終了!


IMG_8203.jpgでも何か晴れてきたよ!!


IMG_8167.jpgウェットスーツを忘れてきてしまい、上下ネオプレンは着ていたもののかなり冷えました。乾いた服に着替えてもしばらく震えてました。


IMG_8168_20200804155201b2c.jpg「ちっぺが絶対釣ってくれる」とペコマは信じてくれていたのに、その信頼をまたも裏切ってしまいましたorz カレーめちゃうまかったです。


IMG_8169.jpgそれと薪が湿りすぎで、白樺の皮を剥きまくって1時間以上うちわを振り続けていたのに、いっこうに大きい火がつかず、焚き火も諦めざるを得ませんでした。「焚き火大全」を読んだのにまだまだだなとペコマも落ち込んでいましたが、リアクターのおかげでベーコンは炙れました。


天気は回復し、日が落ちると満天の星空となりました。水量も心なしか減ってきている気がします。明日の遡行が可能かどうかはそこにかかっているので「お願いします!」ってかんじです。

IMG_8170_202008041551596e3.jpg梅酒を飲みながら横になって、まどろみながらさきいかを頬張るという贅沢な"寝喰い"。たまに目をあけると無数の星が輝いているというラグジュアリーホテルです。雨が降ったら避難なのでタープは張りませんでした。


翌朝はだいぶ水の音が弱まった感じでした。長い瀞ちゃんから遡行開始です。

IMG_8171.jpgこれならイケるね!


IMG_8183.jpgトイ状ナメ滝を飛び込みとヘツリで超えたところで震えMAXとなりました。ウェット大事!


そして、ついに出たー!巨大スラブ帯!

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アリ地獄みたい!


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まさに自然の造形美!


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そしてその再奥に、ついにその姿を現した釜川の盟主、三ツ釜大滝ー!!


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右のリッジは寝てるけどボロい泥スラブでノープロだから緊張しました。探すとカチがあった。


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フォローのペコマ。高度感あるねー!


IMG_8178.jpgスゴいところやー


IMG_8182.jpg太陽キター!昨日とはうってかわって癒しの渓相に♪


IMG_8181.jpg水量は多い様子だけれど水はどんどん清涼に!


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美しい大釜。


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魚が走ってた瀞。


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きっと梅雨はあけたのでしょう。私たちが世界から切り離され水と戯れている間に。


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で、清水沢出合の滝を巻いていたとき、まるまる太った(?)アオミズの大群とご対面しました!沢筋には細いのが少ししか生えていないのに、巻きに大量に良いのが生えてるんです。滑落しないよう気をつけながらたくさんいただきました!もちろん根っこは残しましたよ!


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あとで知ったけど、葉っぱを落とす作業はその場でやっちゃうほうがいいようですね。


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さいごの12m滝を超え、林道についたのは12時過ぎ。遡行開始から7時間くらい経過していますが、通常約5時間くらい(?)の行程のよう。やはり結構時間がかかっているので、本日はここで遡行終了として地獄の林道歩きに移行です。


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はじめしばらくは藪漕ぎでしたがヤド沢に近づくにつれ道もよくなりました。林道歩きは4時間くらいでした。


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家に着いたのは20時半くらいでしたが、なるべく新鮮なうちに味わいたかったのでミズを調理しました。久しぶりに食べましたがやはりめちゃウマでした。ペコマにも喜んでもらえてよかった!


IMG_8197_202008041551552ae.jpgコレは近所の焼肉屋さんです。


やっと長梅雨があけて夏本番!
8月もわんさか沢登りしようそうしよう(^^)

2020/7/22-23_仙ノ倉谷西ゼン〜沢キャンプでテン鰻パーリー〜

例年より梅雨明けが早いかもと噂されていた今年の夏。


そして連日の雨のなか、ついに迎えた4連休・・・


"北又谷"という挑戦をひかえ、ギリギリまで予報好転の兆しを待ち、「小雨程度なら入渓しちゃうぜ」と、豪雨予報も見ないふりをしてせっせとパッキングを進めていたのですが・・・


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梅雨明けならず!!!!
(「8月か」とか言われてるし!)


そして連休の予報は最悪・・。


とにかく大気が非常に不安定ということしか分からず、予報はもはやあてにならず。
天気には勝てないと言うけれど、北又へ行くのは少々微妙なコンディションです。


ということで、短い行程でいける沢に変更することにしました。北又は今シーズン中にまたリベンジ💪


そして決まった行き先は、またしても谷川です!梅雨前線のせいで北のほうが天気がいいからもはや必然です。
「沢キャンプもしたい!」ということで、ペコマが前々から行きたいと行っていた西ゼンに前夜泊で行くことにしました🏕


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梅雨だって満喫するぜ!


初日はゆっくり出て、湯沢の街で買い出し。つい数日前にも来た気がするのは気のせいではない!


車止めゲートから平標新道までの林道は崩れたとのことで工事中でしたが、工事のおじさんが親切で問題なく通れました。


平標新道を小一時間歩くと仙ノ倉谷出合到着です。
ここでビバーク適地を見つけて今夜は宴会です。


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出合から少し下流に良さげな場所を発見し、おじいさんは芝刈り(整地&火付け)に、おばあさんは川へ洗濯(食料調達)に。

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で、でーっかいのが釣れました!やったねー!テンション鰻!!


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北又谷行けなかったからって寂しくなんかないんだぞ!


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で、早速ぷしゅしました。全国第一号地ビールってホントかな?


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北又谷に行けなかった腹いせではないけど、湯沢のスーパーで和牛を買いました。これまたスーパーで買った100円の網で焼いてみます。


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超いい感じの二俣の枝が網の上げ下ろしに大活躍しました。和牛だから30秒くらいでもう出来上がり!


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肉リフト。シンプルな塩のみの味付けが活きる美味しい牛さんでした!


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まだまだ宴は続きます。こちらは醤油とおろしニンニクで香ばしジューシーに仕上がりました。


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土用の丑の日は1日過ぎてたみたいだけどそんなの関係ないね!うなぎって(連呼してる割に)普段ほぼ食べないけどやはり旨し!キャンプで食べてるから尚更だね!


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中休みで餅を焼いてる(withフライング花火)間に・・・


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ワインに突入!和牛はもう1パックあるからね〜♪


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そして串焼き用の串をせっせと削る。今日のは力作⭐︎


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いつになく酔っ払ってみました🍷


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贅沢って色々あるけど、お金を使って得られる快楽は刹那的で、どこか虚しさを伴う。それは"luxury"というよりは"extravagance"なのかな。


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生産性を無視した享楽、ただ幸せな時間を過ごすだけという行為を"贅沢"と呼ぶなら、それは真の意味で心が満たされる行為のことだと思う。私にとってはそれが、こうやって自然の中に身を置いたり、ただ火を見つめるだけの時間だったりする。


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そんなことを思いながら、ひたすらに花火を振り回し続けました。


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ブヨによる身体中の痒みで夜はあまりよく眠れませんでしたが、翌朝は珍しく二日酔いもなくスッキリしていて5時には遡行を開始しました。今日の天気は悪化傾向なので半日で登って降りる算段です。程なくして目指す西ゼンのスラブ帯が見えて来ました。


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で、スラブ帯は噂通りのフリクションクライミングでした。フリクションを全開にきかせ、滑る前に次の一歩を出すというのは正にその通りです。


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東ゼンを分けてすぐのナメ滝。ペコマはいかにもわるそうなど真ん中のラインに挑戦します。


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ラバーソールには不向きなヌメり壁。ずずずずっ、と滑りながらも全身で耐えて登って行きました。私は右寄りから登りましたがやはりヌメって緊張しました。


岩のヌメりは沢の下部ほどひどかったものの、登るにつれフリクションが効く感じになってきました。
個人的には第一スラブ帯手前にある2番目のナメ滝が一番緊張しました。でも、ヌルっときたらソールでゴシゴシしているうちにフリクションも出て来ます。途中からコツを覚えて登りやすくなりました。


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すぐに小雨が降り出し、寒くなって来ました。なるべく水流を浴びないように弱点突破スタイルで進みます。


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第二スラブ帯は傾斜はあるけれどフリクションがあって快適。「なんかこんな感じのところ登ったよね、スコーミッシュで」とか言いながら楽しく登ります。(※注:pecomaと行った1度目のスコーミッシュ遠征はほぼ全日程雨で岩もこんなだった)


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あまりにも広大なスラブの大海原は壮観!


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途中いくつか15m級の滝を巻いたり登ったりして超えて、第二スラブ帯は延々続きます。


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遡行開始から3時間ほどで渓相は源頭の雰囲気を醸し出しはじめました。


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しかし本番(?)はココから。水が枯れてから、根曲竹のオーバーヘッドラッセルが1時間以上続きました。


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ずっと藪を漕ぎ続けていたというのに、雨で濡れそぼった藪のせいで全身ずぶ濡れのため、体は終始冷えっぱなし。無事藪漕ぎを終えてゴールの池塘にたどり着いたころには、指先の感覚はなく、ガタガタ震えがくる状態でした。ちょっとだけ行動食をかじって、さっさと下ろうとしたら、左後方の平標山頂から「たいらっぴょう、バンザーイ!」という叫び声が聞こえてビビりました。


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下山路の平標新道はとても気持ちのいい道。遠くの山々まで見渡せて、山深いところにいるのがわかります。


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道すがら見えた藪こぎの全行程。根曲竹をかきわけながら、「まさか目指す稜線ってあそこ?」と驚愕したのがすでに懐かしいです。


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遡行した西ゼン(上部)遠景。いい沢でした。


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雨の中を濡れそぼり、泥で滑ってコケまくりながら下山。タマゴちゃんが応援してくれました。


この連休、残りも短めの沢でキッチリ楽しむことにします!

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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