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登って飲んで、ときどき山岳医

インフルエンザにかかって出国が遅れたりといったトラブルもありつつ、無事ペコマは留学先のイギリスへと旅立って行きました。
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羽田空港の日本橋にて


わたしはといえば、山に行ったり、講習を受けたり、旧友と飲んだり、山岳医の活動をしたり、ボルダージムで登ったり、雑務ノマドワークをやっつけたりと、忙しくも充実した日々を過ごしています。


これから1年は、電車かレンタカーか、両親のお車を借りて山へ。

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ボルボくんとも少しずつ仲良くなれてきた


とある平日、貸切の南沢小滝でロープソロ練習。

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短いながら1本登りきり、学ぶことが多かった。このあとロープがバリバリに凍ってタイヘンだった・・(笑)
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パートナーが見つからない日は簡単なルートで練習をつづけよう


先週末は第9回アイスキャンディフェスティバルで救護待機。
山岳医としての活動の場もありがたいことに徐々に増えつつあります。

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友人がたくさんボランティアスタッフやブース出店で参加していて、すごく久しぶりに会えた方も多数。病人怪我人もなく、とても楽しい二日間でした



みきてぃ家改め佐久青鬼支部にも久しぶりにお邪魔。突然の部活開始にバンザイ!

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モリーユパスタからの・・・

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ロービー握り!!


ちなみに"8 Peaks"は八ヶ岳山麓で作られているクラフトビールです。とても美味しいのでぜひおためしを。


そして、はじめて冬の宝剣にも行きました。


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パートナーのSくんは綺麗な写真を撮ってくれます


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中央ルンゼ右壁ルートあたりを登ったみたいです


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プロテクションがとりずらくて緊張しました


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状態やライン取りによってもっと様々に楽しめそう。宝剣また行きたいな!



そしてもう先月のことになりますが、週1非常勤でお世話になっていた医院をやめ、完全なる無職になりました。

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白衣、脱ぎます。しばしのお別れ


ありがたいことに、スケジュール帳にはフリークライミング仲間との外岩の予定と山仲間との山の予定が混在し、山岳医の活動予定もちらほら混ざっていて盛りだくさん。


ひとまずは直近の遠征、3月のシャモニへ向けてミックス練習に勤しみます!

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太陽サイコー!

2019年1月3日 大雪山・旭岳 登頂 & BC スキー

黒岳登山の翌1/3は1/2よりも冬型が緩み天気が良くなる予報でした。
この日を逃すといい条件の日はもうなさそうなので決行です。

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昨日の夜はしっかり降った様子。ゴンドラは満員御礼でした。

旭岳ロープウェー始発でゲレンデトップへ。そこには広大な雪原が広がっており、ガスが濃くて視界はよくありません。
この日は山頂方向へ上がるのは私たちが最初でした。適当に東へ向かって歩きます。


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旭川秀岳荘で明るめレンズのゴーグルを購入。これまで全然雪面が見えていなかった曇りの日も滑りやすい。基本的に天気の悪い旭川では大活躍でした。


広大な雪原だけど起伏があって、姿見の池から尾根へと上がるポイントは部分的に傾斜の強い雪壁だったりする。まずは旭岳石室を目指して登りやすそうなところを進みます。

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火山ガスがごうごうと噴出する横を通過する


尾根にあがると流石の強風でした。シール歩行を続けられなくもない傾斜ですが、ウインドクラストと体を持っていかれる強風に安全策をとり、標高2000mを超えたあたりでちょうどあった大岩の陰にスキーをデポ。アイゼン装着。「荷物もなんもいらないよね」ってことで空身で山頂へ。このとき、登山者が後ろから追いついてきました。彼らも強風から身を守るように前傾姿勢で進んでいきます。


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あれ、抜けてる?


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雲海も北海道クオリティ


歩き始めてから約2時間で山頂直下に到達。
なんとそこは雲を抜け、ぼんやり輝く太陽と真っ青な空、そしてどこまでも続く雲海の幻想的な世界でした!

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す、すごい!



雲海で地球が丸く感じたのははじめてです。絶景をひとしきり堪能して、さっきの登山者に写真を撮ってもらったら下山です。
デポ地へ戻ってスキーを装着しました。

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でっかいどー!


まずは尾根の南側斜面を落とす。稜線上は岩が出ていて滑れないし、南へ行きすぎてもだめなので、滑りやすそうなところを選びながらコンパスをたよりに西へと進みます。


でも、あたりはすぐに濃い霧に覆われ、天地すら分からないホワイトアウトに。雪面も基本的に何もないので方向感覚が狂います。少し先のちょっと出てる岩とか、目標物を見定めてとにかく西のほうへ落とす。雪も硬く、ここは楽しく滑るというよりこなす、といった感じで切り抜けました。


どうにか姿見の池あたりまで落としてきたけれど、未だ石室も見えないし相変わらず上下左右も分からない。ここでGPSを確認しました。すると、ここからスキーヤーズライトへかなりトラバースしなければならないことが分かります。目隠し状態で闇雲に進んでいたら、気づくと雪庇のキワに乗っかっていてビビりました。一瞬霧が晴れた時、真下が絶壁でした。いやーアブなかった。


なにやら人工物が見えたのでそっちへ移動。でもラッセルは腰以上で雪も重く、スキーはいてるのにハマりまくりです。なんじゃこりゃ。
やっと夏道に合流すると他のスキーヤーのトレースがありました。ここまでくるとガスもだいぶ抜けてきました。

崖に入り込まないよう気をつけながら、トレースを辿ってずーーっと南にトラバースします。
そうして第二天女ヶ原の美味しそうな斜面に到着。多くの人はもっと手前で大きなバーンを落としていたようです。そこかしこから「ひゃっほー」という声が聞こえていました。私たちはラッセルにあえぎながらなんとかたどり着いた細い沢地形を落とすことにします。

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傾斜は40度ほど。こんなに重い深雪で大丈夫か!?という不安は、思い切って板を真下に落とすとすぐに消え、次の瞬間には「ひょー!!」と叫んでいました。





これがオーバーヘッドの深雪かー。傾斜のないところのラッセルは大変だったのに、この傾斜になると綿のような雪に包み込まれ、体が自然と浮いてきます。

沢を落としきると、旭岳常連さんたちがひゃっほーしている大きなバーンが見えました。ほかにも楽しそうなところ満載。
もう登頂は果たしたし、山頂付近のバーンは硬くてあまり面白くないから、次からは途中までハイクアップして1日何本も落としたいな。


谷底まで滑降を楽しんだ後はゲレンデへ戻るべく右へ右へとトラバース。傾斜がないし、というかほとんど登りなのでシールつけてる人も多かった。ハの字登りやカニ登りを駆使してなんとかそのままゲレンデへ滑り込み、一気に駐車場まで。車についたときには15時半を少しすぎるくらいになっていました。


結構疲れたね、と、夕飯は人気回転寿司トリトン。早めの時間だったので45分待ちで入れました。

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回転寿司とは思えないクオリティと人気のお店。帰るころには2時間待ちになってた(笑)


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美味しかったー!


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深雪スキー、これは病みつきになりますね〜。北海道クオリティ万歳!!

2019年1月2日 大雪山・黒岳 登頂 & BC スキー

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旭川グルメ散策

今回の北海道旅行十日間はやりたいこと全部やろう!プラン。
スキーウエア、スキーとスキーブーツ、ヤッケ、シングルブーツ、アイスアックスにスノーシュー1人分、アイススクリュー10本と岩用ギア、ダブルロープ。そして寿司屋へいくための小綺麗な服装・・・などなど、全部詰め込んで持参です。


AirDoの無料預かりはひとり20kgまでと到底ムリなので、超過料金を支払って乗りました。それでも郵送より全然安かった。
唯一、スキーヘルメットだけがかさばって持っていけなかったのでクライミング用ヘルメットで代用しました。

足りないギアは青鬼旭川支部長のげんきたんから借りました。さんくすべりまっちょ!

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同人青鬼旭川支部はすでに本部より大所帯


天気予報は強い冬型と寒気の流入で十日間を通してあんまりよくない。
天気によって臨機応変にそのときやれることをやろうスタイル。
優先順位としては、旭岳と黒岳登頂&滑降、カミホロ正面壁登攀、層雲峡アイス、その他もろもろ、の順。
一番天気のいい日に旭岳と黒岳を狙うことにしました。

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肉の星のアイス王子、Charさんと層雲峡


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カムイ岩ミックス


結果として、1/2に黒岳、1/3に旭岳登頂できました。12/31にカミホロへ行きましたが天候不良で化物岩に転戦、その後好天には恵まれず、カミホロリベンジは叶いませんでした。他、12/28には層雲峡雲井の滝(最終ピッチが氷なく敗退)、12/29はカムイ岩でミックス、それ以外の日はゲレンデスキーをEnjoyしました。


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旭川OMO7のお正月サービス、朝9時まで蛇口からお屠蘇が出る!でもこれから運転だから記念撮影だけね


徐々に年明けの天気予報が好転してる♪と期待高まるなか、黒岳トライは前日1/1の昼頃に決定しました。
結局1日ガスガスで展望はナシでしたが、風があまり強くなかったので登頂できました。
途中からスキーを担いで、ちょっとクラストしてましたがアイゼンは装着せず。山頂から北東のバーンを落としました。


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ゲレンデトップからハイクアーップ!誰もいない大きなバーンに早くも期待高まる


思い切ってスキー道具一式を揃えたのが仙台に居た2013年。それからバックカントリーにはちょいちょい行っていたものの年1か2で、どれも春山で簡単な山ばかりでした。ペコマはまあまあポテンシャルがあって普通くらいには滑れていたけど、私はまるっきしダメで、運動神経がないからいつまでたっても上達せず。さらにクライミングはじめたての時と同じで、恐怖心が邪魔して"解放"できないから成功体験も積めません。本気でうまくなりたい、と思うようになり、金で解決しようと決意しました。所沢にいた2015年くらいからプライベートレッスンを受け始め、2シーズンくらい同じ人に習いました。


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山頂の寒さでGoproが言うこと聞いてくれなかったから登頂写真撮れなかった。ちなみにちっぺこは黒岳の標高と同じ、1984年うまれ



そうして頭で理解してやっと滑り方がわかり、非圧雪バーンで基本的な滑りができるようになり、考えて滑っているので恐怖心もコントロールできるようになりました。さらに非圧雪バーンもある程度こなせるようになってきて、先シーズンは春山に6回、ちょっと背伸びもしつつ滑りに行きました。


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何にもみえません


その間、1回コブレッスンを受講したり、パウダーガイドツアーで教えてもらったりして、徐々に不整地もこなせるように。
そうしてこの山行ではじめて、厳冬期の山に入ることができました。
ただ入っただけでなく、ちゃんと滑降を楽しめたので達成感があった。山だと地形や思いもしない雪質にやられることがあって恐怖心が先に立ち、あまり攻められないことが多かったのですが、今回は心を解放して滑ることができました。膝くらいだったけど、憧れだった「ぱうぱうひゃっほー」に一歩近づけた気がしました。やっと「スキーはじめてよかった!」と心から思える山行が出来ました。


昨年買ったGoproも、今回はじめてヘルメットマウントで使用。なんだかもっと仲良くなる必要があるなと思いましたが、コレもはまると面白そうだなって感じました。



滑降開始後「Gopro電源オン!」って叫び続けていたんだけど、帰ってきたら撮れていたのは終了間際の動画だけでした(泣)

山って、本当に数え切れないほどの楽しみ方を提供してくれる懐深いフィールドです!


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下山後の1杯@あさひかわラーメン村「山頭火」

プロフィール

chippe

Author:chippe
chippeのブログへようこそ!
2006.10 山歩きをはじめる。
2007.9 クライミングをはじめる。
山岳同人「青鬼」所属。国際認定山岳医。
好きな食べ物:肉。
カリマージャパンアンバサダー。

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