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人生最大のお買い物噺~憧れのクライマーズハウス計画始動~

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お久しぶりのブログです。年末年始は感染対策を徹底しつつ・・・巣篭もりしてなかったことを白状致します。。


マスクをつけて念入りな手洗いをするのが当たり前になった昨今。今日も手を洗いながらふと、何年も前のある日に職場で言われた何気ないひとことを思い出していました。
『外科の先生ってさすが手洗いが丁寧ですよね』
えっ?


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この1ヶ月をお写真でダイジェスト。本文とはあまり関係がありません。


普通にトイレで手を洗っていた時同僚に言われたこのひとことは、印象的だったので今でも記憶に残っています。
オペ前の手洗いとほぼ同じ要領で手を洗うのがもはや普通になってしまっていたらしい自分。
無自覚だったので発見でした。
そして今では医療従事者のみならず、あの頃より多くの日本国民がこうやって日々手を洗っているのだろうと思うと、なんだかしみじみしてしまいます。


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そんな激動の2020年も終わり、新年があけてはや1ヶ月が過ぎようとしていますが・・・
"日照時間日本一"の、北杜市明野町に土地をゲットしました!!



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現プランの3Dイメージ。


雄大な南アルプスの山々が望める南西向き緩斜面の中腹。須玉ICから車で10分と交通の便も文句ナシです。

淡い憧憬の念がついに現実となり、一昨日・・・ハウスメーカーとの契約も完了し、移住計画が本格的にスタートしました。


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スーモカウンターを冷やかしに行ったのがたった4ヶ月前のことでした。「ちょっとどんな雰囲気か話だけ聞いてみよう」と気軽な感じで訪ねて行ったら、あれ?その数時間後には大手ハウスメーカー4社との面談の日程が決まっていました。
でも面談するだけならまだまだ冷やかし(^ω^)家を建てるなんてもっとずっと先のこと、と思っていた私でしたが・・あれあれ?「なんか楽しいんだけど」「てか早く建てたいんだけど!」とみるみるモチ鰻になっていきます。おかしいな?仕様かな?


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もともと家の間取りとか考えるの大好きなペコマは毎回こうした打ち合わせに私の5倍くらい前のめりで臨んでいたのですが、私の乗り気になってきたのを良いことにガンガン話を進めていきます。




で・・・・




(中略)




積水ハウスと契約←今ココ。


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分厚っついのキタ。


家を建てるなら、という妄想談義では、「山道具一式をそのまんま広げられるでかい土間」「クライミングウォール」「お庭で焚き火」「平家の巨大吹き抜け」なんていうキーワードがいくつかありました。


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検討の末、ムンボを建てることになりそうです。アングラで40度(130度)のやつで遊んでますが難しすぎるので、うちには25度(115度)を建てる方向で話が進んでます。


とにかくワクワクするようなクライマーズハウスを建てたい!そのためには大手、工務店、建築家、いったいどこに頼めば良いんだろう?情報収集した結果、なんでもやってくれてかつ安心安全は自動でついてくる積水ハウスに決まりました。


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同年代で気の合う営業さんとのラッキーな出会いもあり、今はとにかく早く建って欲しい!とテンション鰻です。


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おおまかなプランは出てきてますが、細かいところはこれからどんどん洗練させていきます。今がまさに家づくりのスタートラインです。


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今のペコマはとにかく寝ても覚めてもスケブに向かって家の図面を描き描き。でスマホ見てるかと思えば、それは必ず家建てブログという熱狂ぶりです。


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もうビックリ。


とりあえず今年の秋、岩がベストシーズンを迎えるころには入居できそうなスケジュールなので、北杜市で第二の人生(?)がはじまる予感にドキドキしてます。


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猫とクリパ。


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指皮ズタボロで2020年終了。


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ありがたく使わせてもらってます。オンラインショップでは売り切れになってた。


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みなさんのおかげで今シーズンスキーがテンウナ。


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昨年中止になったチャレンジ富士五湖に先行枠でエントリー。また中止になるかもだけど。とりあえず走ってます。


もっと世界中を旅して放浪して暮らしていたい私の本質はそのままに、大好きな北杜市に拠点を持って、これからもテンション鰻登りで人生を楽しみたいと思います!



秩父旨いもの探訪。

11月後半からは、二子山に通いつつ秩父の旨いものめぐりをしています。

IMG_2764.jpg先日は小鹿野クライミング協会会員限定の西岳公開イベントにも参加してきました!


秩父のご当地グルメ、実はたくさんあるんですね〜。

豚味噌漬け、わらじカツ、くるみ蕎麦、ホルモン焼き、みそポテト、猪鍋などのジビエ料理・・・


IMG_2773_202012171655098f5.jpg美しすぎる満開のイノシシ肉!



今回はそんな数ある秩父グルメのほんの一部を賞味したので、ご紹介したいと思います!


まずは"わらじカツ丼"!

IMG_2667.jpgはみ出るわらじカツ。


クライマーもよく利用している道の駅「両神温泉薬師の湯」から徒歩2分(たった150m!)のところに「あづまや」という食堂があるので行ってみました。


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美味しい豚ロースの巨大カツが二枚!!存在感はスゴイですが、カツの厚さは薄めだし、お肉は柔らかながら脂質少なめ。味付けも濃くなくてあっさり。意外とぺろっといけちゃいます。ここのお丼はご飯少なめ具多めなのも良かった!

もつ煮もすご〜く美味しかったです♪


ほかにも焼肉丼とか生姜焼き定食とか気になるメニューが沢山あったのでまた行きたい!

あづまやの情報はコチラ


お次は、ホルモン焼き。小鹿野町の中心部にある「ホルモン鷹」というお店です。
小鹿野クライミング協会の面々も御用達。安くて美味しいとオススメされたので行ってみました!


IMG_2774.jpg12月ということで(?)クリスマス仕様になってました!カワイイ(笑)


小鹿野町はクライマーフレンドリーなとっても素敵な町ですが、そもそも観光客フレンドリーで、観光客用駐車場が沢山あります。ここ「ホルモン鷹」も、その駐車場のひとつから歩いて行ける距離。便利ですね〜。

とっても感じのいいおばちゃんが切り盛りしている感じ。壁にメニューは貼ってありますが、その日仕入れているお肉を適当に盛り付けて出してくれます。

IMG_2775.jpg昭和風味で落ち着く店内。


131144585_3407884319320929_6067427915256617224_o.jpg生も冷えてて美味い!このサイズでたぶん「生中」(笑)。


ホルモン屋さんという名前なれど、出てくるお肉はいわゆるホルモンとはちょっと違う。タンやハラミ、豚トロなんかも出てくる。どれもとにかく旨い!

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IMG_2778_20201217172919e94.jpg炭火焼きってのがまたイイよね〜


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そしてなんと・・炙りレバー(もといレバ●し!)もあるんです!焼肉好きとしてコメントさせてもらうと・・・とっっても新鮮なレバー!おばちゃんも自負してた通り(笑)めちゃ美味しいですよー!超オススメです!


IMG_2781_2020121717291698c.jpg変わり種メニュー、粗挽きフランクはbigサイズ!ジューシーで美味。コレもおすすめ!


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そしてシメにはなぜかフランスパン!バジル入りガーリックバターがたっぷりついてくるので、両面にたっぷり塗って焼きます。
ご飯が欲しいメンズにはちょっと物足りないかも?私はパン好きだから大歓迎。このパンもまたちゃんと美味しいんですね〜

で、お代は「こんなに飲み食いしてこの値段合ってる?」というお安さ。
ホルモン鷹は12月に2度も行ってしまいました(笑)。これからもリピート間違いなし!


ホルモン鷹の情報はコチラ


3軒目は、ジビエ料理「いのしか亭」です!


こちらは、かのショウナ・コクシーとビーストメーカ作者のレッドさんが来日した際、彼らをして「日本で食べたもののなかで一番美味しい」と言わしめた「鹿の唐揚げ」を出してくれるお店だということで!
これは行かなきゃ!ということで!リサーチ(笑)してきました。


あらかじめ電話で確認すると、お目当「鹿の唐揚げ」は「ぼたん鍋セット」のメニューのひとつだとのこと。牡丹鍋もお店一押しメニューなので、ぼたん鍋セットを人数分予約して行きました。

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ぼたん鍋セットは2人前3000円で猪豚肉300g。お肉の薔薇が咲いてます。


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卵に絡めていただくすき焼き風。お肉の甘みが!旨味が!お出汁のいいお味が!!旨さ半端ない。


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そしてコレが鹿の唐揚げ!サクサクふんわり衣をまとったおせんべいみたいなあっさり唐揚げ。衣の感じはイギリスのソウルフードfish&chipsに似てました。いくらでもイケるね〜。


追加注文もOKとのことで、美味しいからガンガン注文しまくりました(笑)。
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猪豚スペアリブ!!!ジューシー。。

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鹿と猪豚のコロッケ。独特の旨味が癖になる美味しさ。

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鹿と猪豚生姜焼きも頼んじゃいました。ほんとに何食べても美味しいんですけど〜


最後に1人1つ、お茶碗に昔話盛りのご飯が出てきて、お鍋をおじやにしてどうぞ、とのことでしたが、皆「えっ食べ切れるこれ?」と不安げ。しかーし!一緒に出てきたお出汁を追加し、おじやを作ってみると・・・・・。何コレ旨ぁっ!!!
あっという間に平らげてしまいました・・。(あっという間過ぎて写真ナシ)

いやー。食べたなー。


いのしか亭の情報はコチラ
※現在時短営業中。平日は夜6時までの営業だそうです。※



くるみ蕎麦とか豚味噌丼とか、ほかにも食べてみたいものは色々ありますが・・・。


メインディッシュはそう、"任侠道"完登です!(笑)


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今年3月〜4月にトライを始めた憧れルート。11月後半また戻ってきて再開しましたが、なかなか繋がりません。
末端壁滑落で痛めた右肩は、弓状の傾斜でテキメンにやられ(笑)、ちょっとずつ良くはなっているものの、まだ登り込んだりは出来ないだましだましな感じ。


先週あたりからやっとジムでもまとも(7割くらい?)には動けるようになってきたので、もうちょっとかなあ。

怪我はしちゃダメですね。わかってはいるけれど(´・ω・`)


とりあえず12月いっぱい(てか明日が年内ラスト?)は任侠頑張ると決めたので、雪や氷と戯れるのはもうちょっと先にします。


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二子山はいま、西岳の再開拓で激アツスポットです!
実はほんの微力ながらお手伝いもさせてもらっていて、ローソク岩に1本だけですが「めおとキャンドル」というルートも拓かせてもらいました。岩場が一般公開されたら是非、トライしに来てくださいね!(^^)

長閑な秋の日、麗かな春来たる。

正真正銘"一生に一度"しかなくて、絶対に失敗が許されないことって、何だろう。


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大学の入試、コンクールでの演奏、コンペでの1トライ。想像力が乏しくて例えがなかなか出てこないけれど、人生命さえあれば、一度きりと言わず、またチャンスが訪れることのほうが多い。「一生に一度きり」しかないことって、意外と少ないかも知れない。



クラックを始めたのはもう10年くらい前になる(記録を見返してみたら、初湯川、小川山カサブランカのRPが2008年だからもう12年も前!!)けれど、その頃からすでに「春うらら」のことは知っていた。あまりにも有名な瑞牆の看板ルートのひとつ。素晴らしいルートだと誰もが口を揃える。その1P目を苦労してRPしてから月日は流れ、いつしかトラッドの5.12を登ることが特別なことではなくなった頃、「春うらら2ピッチ目」は自分のなかで「いつか絶対にOSしたいルート」へと変わっていった。


でも、人気のルートで周りに完登している人も沢山いるので、普通に過ごしていると情報が入ってきてしまう。だから意識的に春うららの情報をシャットアウトするようにしていた。

ある日、このルートをよく知る友人に「春うらら2ピッチ目はOSにとってある」と話したことがある。するとその友人は「岩の状態がすごく大事だから、しっかり見極めていきなね」とアドバイスしてくれた。状態を見極める。その言葉も、自分の中で日に日に大きくなっていった。


今年はコロナ禍で海外遠征や仕事も全て無くなったから、秋は日本の岩場に集中しようと思っていた。だから「その日」も今年かも知れないと何となく考えていた。
10月後半になり、秋晴れが続くようになってやっと岩場が「じっとり」から解放される。日本でパリパリの花崗岩を触れたのは、2年ぶりくらいかも知れなかった。この花崗岩の"感触"が、あらゆるクライミングにまつわる出来事のなかで一番好きだ。


怪我をして少し落ち込んだけど、少しずつ寒くなり、日も短くなってくるのを感じる。「そのとき」が近付いているのが分かった。グズグズしている猶予はなくなってきている。やるならそろそろ、トライしないと。いつ急に真冬がくるともわからない。


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「山は逃げない」という言葉がある。たしかに山も岩も物理的には逃げるはずがない。だけど、ここでいう山や岩はもちろんそれそのものを指しているのではなく、人間が、クライマー目線で価値付けをしたルートだったりラインのことだ。北岳バットレス4尾根しかり、城ヶ崎のキャデラックランチしかり、山も岩もちゃんと逃げていく。昨今の温暖化で、今後二度と凍らなくなる氷瀑も出てくるだろうし、世界の氷河も着実に減っている。それに、相手側だけでなく自分側のコンディションだって重要だ。
つまり、「山」とか「岩」って表現するからわかりにくいのであって、「チャンス」と言い換えれば良いと思う。「チャンス」は掴まないと逃げていくのだ。


7_1EFCC133-B25A-448E-83E1-20660C00DD54.jpg先日の韮崎での部活動の様子。



そんなわけで、今シーズンは、しばらく沢三昧だったところからのリハビリも兼ねて末端壁に足繁く通っていた。春うららOSトライの1週間前、鷲がぱりっぱりの状態だったのを見て「そろそろかな」と思い始める。



そしてその1週間後、またAsakoとともに鷲を登った。今度は大きいギアも持って行って2ピッチ目まで。上まで抜けたら春うらら2ピッチ目の終了点に行けるんじゃないかと予想していたが、やはり同じテラスに辿り着けた。懸垂下降しながら、上から下までじっくりとラインを探った。


5_IMG_2161.jpg寒い日だった!でもたのし!


4_IMG_2194.jpg鷲2P目。ハンドサイズ1セットに5番と6番いっこずつで足りた。


3_IMG_2192.jpg眺めヤバすぎ!


クラックのサイズ、形状、フェイス面のホールド、フットホールド、使うギアのサイズと数、レストポイント、ムーブ、ホールディング。
こんなに真面目にオブザベしたの初めてっていうくらい、じっくり観察した。
お昼寝テラスまで降りてきて、実感としては、「出だしが上手くいけば十分OSできそう」。でも、実際はそうじゃなかった(笑)。


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前夜、入り浸っているAsako邸でワイヤーが切れたUL4番を直しながら、Sガちゃんが「これで明日のOS間違い無し!」と放出してくれたポテチ「幸せバター味」を貪る。


瑞牆本。
上下巻でオールカラー。この情報量をよくぞこの分量にまとめたとうなってしまうハイクオリティなトポだ。トポと一言で言ってしまうにはあまりある、読み物として十分読み応えのある書籍だ。
しかし、あまり読み込み過ぎると、厳密なOSでなくなる可能性もややある(笑)。それくらいの情報量(笑)。
その夜、瑞牆本上巻が視界に入った。読み込んでいるけれど、実は「春うらら」のところだけ、読んでいない。
それがここへきて急に不安になり始めた。
つい、ページを捲った。


そうして夢中でその文章を読んだ。トポに書かれてあることくらい、知ってもいいよね、って、豆腐メンタルに小悪魔が忍び込んだ。すると、昨日のオブザベと若干見当違いなことが書かれていた。使用ギアは私が思ったのとぴったり同じだった。(追加で.1と.2も使ったけど)


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読んだことで逆に不安を募らせる結果になってしまったが、そこで思い直した。人によってサイズ感も違うのだし、私は私の思った通りできっと上手くいく。これまでの経験を考えれば、十分OS圏内のハズ。新装改訂されたパフォーマンスロッククライミングにも書いてあったけど、「やれるはず」って気持ちでトライするのが大事だ。


そして、昨日。総勢4名で末端壁を訪れた。この日ビレイをしてくれたみぽりんは春うらら1P目をトライしたいとのことで、それもなんとなく「あ、今日かも」と思わせてくれた。


1P目を登り、ついにこの時がきた、と緊張する。
意識し始めてからは3年以上は経過していると思う。自分の中でこの存在をやや膨れさせすぎた感が否めない。
今日で本当によかったのか。チャンスは一生にこの一度きり。それが今で、本当にいいのか。
3連登目で若干疲れがある。肩もまだ完治していない。今日はすこしあったかで、2P目には午前からずっと日が当たっていた。ぬめらないか心配・・・。
でも、やらない理由はいくらでも見つかるもの。やると決めたんだからもう、今日やろう。

そのあとはただただ、必死だった。

なんども落とされかけたし、どうやって登るのかわからず、進退極まってずっと動けないでいた時間もあったし。
極度の緊張から過呼吸ぎみになり、途中で若干気持ち悪くなって、呼吸を落ち着ける時間もあった。
奮闘した。もう流石にぜったい落ちないだろうというところまで行くまでは、凡ミスで落ちたりしないよう、1手1足、1ムーヴ1ムーヴ、確かめるようにゆっくりと登って行った。


ずいぶん長い時間格闘していたように感じた。レストポイントをみつけるたび、レストしながら上を見上げて不安を募らせた。
でも、落ちなかった。
オブザベの通りには全然いかなかったけれど、いちども落ちずに登りきれた。


9_IMG_2242.jpgみぽりん長時間ビレイ&写真ありがとう!!みぽりんの「ガンバ!」にめちゃ助けられました。



2日前、鷲を2ピッチ登って訪れたばかりの、春うらら終了点にあるたくさんスリングの巻きついた巨木が見えたとき、ああ、本当にOSできたんだ、と気持ちがたかぶった。なんでもないスラブを、変な足取りで登って、終了点のぶっとい木を抱きしめた。自然と目頭が熱くなった。
10年も前から憧れ続けた超有名ルート、瑞牆を、日本を代表するようなトラッドルート。
それをOS出来たのだから、この恍惚感も無理はない。


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ロワーダウンをはじめると、急に寂しい気持ちになった。
もっとこのルートと触れ合っていたいような、愛おしい気持ちがこみあげてきた。


クライミングって、究極の自己満足。だからこそ純粋で価値があるんだと思う。
SNSにもアップしてるし、そりゃあ人に褒めてもらえるのはすごく嬉しい。
でも一番嬉しいのは、心の底から、自分で自分を褒めてあげられたことだ。
こんな瞬間は数年に一度あるかないかだけど、この瞬間のために毎日登ってる。


0_IMG_2246.jpgひとりでぷしゅだよ


昨日、落ちたくなくてシンハンドに無理やりねじ込みつづけた両手の甲がしびれてる。
上腕や肘はワイドで必死にずりあがった擦り傷だらけ。
そういうのが妙に心地いいって、クライマーじゃないとわからないやつだよね。


ああ、クライミングが、好きだーー!!!
もっともっと成長したい!!

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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