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ジョシュアツリーの旅、終了!!

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ジョシュアツリー40日間の旅が終了しました!現在は明日のフライトに備えLos Angeles空港近辺の宿に移動して、旧友に会ったり観光したり、パッキングしたりしてます。

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ジョシュアツリー、最後の1、2週間は結構暑くなって、最高気温30度前後の日が多くなりました。本気トライには(ヌメリ手には)辛い季節がやってきたなぁ、とぼやきつつ、活発に活動を始めた虫たちや、一斉に開いた可愛らしいお花たちをしみじみ眺めながら、日陰のエリアなどを選んで最後の最後までクライミング満喫しました。


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テントサイトにあるボルダーの下は貴重な日陰。ココに暖まるとよくないモノを置いて、生鮮食品もある程度保管してました。


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我が子は毛虫玉から出てきた大量の毛虫たちを楽しそうにまさぐったり潰したりして遊んでました。つ、強い・・・。


ココで思い出に残ったルートをご紹介。


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Heart of Darkness 11a ★★★ 。岩の狭間にあるので、たぶん上からじゃないと良い写真撮れない。でも見事なSplitter。OS!😆


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Wangerbanger 11c ★★★★。遠くからも目につく素晴らしいSplitter。OS!😆


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Coarse and Buggy 11b ★★★★。美しいコーナークラック、からの・・・。こちらはしっかり核心で落ちてOS出来ず、2便でRP!


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Fisticuffs 10b ★★。フォロー2便、リード1便でRP。短いけど綺麗なSplitter!4番サイズの練習になりました!


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Left Ski Track 11a ★★★。核心はハードでした。本気ランニングの後みたいに息切れしました。ちっちゃいけど青い上着着てるのが私です(笑)。リード3便でRP!


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Hot Rocks 11c ★★★★。とってもキレイなフィンガークラック!リード3便でRP。


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Spiderline 11d ★★ "短シイ"感じで私はかなり苦労しました。リードとTR合わせて5トライかかってRP。ヒールトゥ、フィンガー、ステミング、フェイスとムーブが色々出てきて内容詰まってて面白かったです。左足TCプロ、右足刀レースという布陣でRPしました。


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4月の頭にYoutuberたけちゃん、もといRyoくん(ロクスノ"進化を続ける理由"でもお馴染み)と合流してからは、ほとんど毎日何かしら登ってるという状態になり、ありがたい事に結構忙しく過ごしてました。


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Ryoくんのおうちでトランプ大会!


Ryoくんとは、山岳医講習で10年くらい前に知り合った(らしい。もう覚えてない)のですが、その後ちょいちょいフリークライミングをメインに一緒に登っていて、5年くらい前にはプラナン・トンサイのツアーに誘ってもらい一緒に行きました。海外遠征で一緒に登るのはその時以来になります。


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主に石灰岩で輝かしいクライミングキャリアを持つ彼ですが、クラックの経験は余り無かったらしく、ちゃんとジムのクラック講習を受けてからやってきました。元のフリー能力が高いのでみるみる順応し、11や12のルートをばんばん登ってました。


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そんな彼と合流するまでは、基本的に午前午後の4時間ずつくらいで、片親ずつペアになり、(たまに夫婦でペアを組み)0歳児と1歳児の子守りとクライミングを交代でする、という日々を送っていました。つまり、必ず半日は大人1人対子供1人の子守りになります。ジョシュアは終了点のアンカーがなく、リードアンドフォローが必要になるルートが殆どだったので、このスタイルだとボルダリングを楽しむ(マットは持ってきてないのでノーマットで遊べるところか、ボルダラーとマットが集まってるところを探す)くらいが限界でした。シャワーや公園に出たりして丸半日登らないことも多かったです。


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でも、Ryoくんが合流してからは、3人チームが丸一日子守りをし、2人チームは大人だけで本気トライデイ、というスタイルになりました。これにより、子守りデイでも、大人3人のうち1人が2人の子を見ておいて、残り2人はあまり時間がかからないルートを選べば登れるようになり、つまり基本毎日朝から夕方まで登るようになり、俄然忙しくなりました。


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それでネット環境に出るタイミングもシャワーの頻度も減り、クライミングの密度が倍近くになりました。RyoくんThanks!


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うちの子はまだ歩けずハイハイなので、焚き火の炭混じりの砂にまみれて日に日に真っ黒けになっていきます。たまにテント場で水浴びなどもしました。


こうなってくると、「子守りデイでもココなら行けそう!」とか、「あれもこれも登りたいし!」とか、どんどんモチベーションも上がってきて、レストも登る以上に大事とわかってはいるものの、ケアは怠けがちになってしまいました。


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でも目の前に岩と良質なルートが盛り沢山で、日常と違って登れる環境が整っていたら、やはりこの40日のうちにできるだけ登りたい、って思っちゃうのが人情です。


幸い大きな怪我もなくツアーを終えることができ、RPは5.12には届かなかったものの、かなりメンタルフィジカルの良いトレーニングになりました。


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More Monkey Than Funky 11c ★★★ 久しぶりのルーフクラック!はじめて来た日は折角OSじゃんけんに勝たせてもらったのに、メンタルが豆腐で不甲斐ないトライになっちゃった。でも本ツアー最終日に再訪し、気持ちよく登ることが出来ました。思い出の1本になった!


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Trapezeを登るペコマ。


ジョシュアツリーは、長いマルチこそ無いですが、ボールドで、ナチュラルで、ミニマムで、Splitterもあるけどフェイスムーブがカギになるルートも多くて、スラブ修行も出来るし、花崗岩合宿には素晴らしい場所だと思います。


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今回、たまたま例年より寒かったようで、3月中旬〜4月1週目くらいまでは、クライミングにはちょうど良い気候でした。キャンプには辛い、強風の日や氷点下の日もあったけど・・。


そして子連れクライマーには正にうってつけの花崗岩パラダイスと言えるでしょう!


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キャンプ場を選べば水やインターネット環境もあるし、Hidden Valleyにとまればアプローチほぼゼロで沢山の岩に囲まれて過ごせるし、街は30分(Hidden Valleyから西ゲート)〜45分(Hidden Valleyから北ゲート。シャワー浴びに行ってた29 Palmsの街方面)くらいと僻地でもないし。



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最後に記念受験したEquinoxは本当に素晴らしいSplitterでした。久しぶりに人里離れた荒野へ繰り出し、そのだだっ広い大地に鎮座する姿は「俺がココの王だ!!」と言わんばかりでした。いつかこれを登るために再訪したい、と思っちゃいました。


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コロナ禍あけ待望の海外ツアーは、「産後」脱却!という意味でもちょうど良い再スタートになりました。


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そして、「やっぱり私は旅が好きだ!」と心から思いました。ありがたいことに、私にはちゃんと帰るべき場所がありますが、帰るべき場所のある放浪者、という生き方が性に合っているようです。異文化に飛び込んで自由気ままに暮らすと、どんどん心が豊かになっていくような気がします。


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小さな旅のお供が増えて楽しさも倍増です。



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赤ちゃん連れてこんなに登れて、楽しい40日を過ごせたのはみんなのお陰!ホントにありがとー!!!!


旅はいったん終了で日常に戻るけど、帰国後もテンション鰻で登ります!!

ジョシュアツリー遠征〜キャンプ生活について

アメリカ、カリフォルニア州ジョシュアツリー国立公園での40日間。
「クライミングとファミリーキャンプを楽しむ」がテーマの今回の旅ですが、早くも折り返し地点を過ぎ、残り2週間ほどとなりました。
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最初の14日が経過したので、新しいサイトに移りました。The Blobという壁のふもとです。


一緒に来た赤ちゃんも、ここHidden Valleyキャンプ場で無事に明日11ヶ月を迎えます。(日本時間ではもう迎えました)

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ジョシュアツリーでは乳児を抱っこしてる観光客やクライマーもちらほら見かけますが、長期キャンプをしていそうな子連れは今のところ我々だけに見えます。日本人にも、前回のブログで紹介したTakuyaさん以外会ってません。

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赤ん坊のお肌のケアには日々かなり気を使っていますが、砂漠の日差しと乾燥の影響はやはり強烈です。朝晩と、離乳食やおやつで顔が汚れた後、お尻拭きをぬるま湯で更にヒタヒタ目に濡らして優しく拭き、保湿クリームを塗るようにしています。日中は日焼け止めもこまめに塗り直していますが、元気に遊び回って砂だらけになったり、顔を擦ったり泣いたり、よだれや鼻水もあるので、完璧にケアするのはかなり厳しいです。

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また、22日間でシャワーはまだ2回。これは大堂海岸ツアーの時の半分以下の頻度です。予想していた通りではありますが、その分、限られた水を使いキャンプサイトで顔や身体をなるべく綺麗に保つ必要があります。

幸い今のところ日焼け以外は大きな肌トラブルもなく過ごせていますが、今後も根気良くお肌のケアを続けようと思います。


ご飯は、現在1日3食の離乳食に加え、まだ1日4回くらい授乳もしています。持参した日本のベビーフードは早々になくなってしまったので、以後はGerberのベビーフードを購入してあげています。サラダチキンをペーストにしたみたいなタンパク質の塊のようなベビーフード、日本では見たことがないですが、赤ちゃんの成長に貴重なタンパク質をたくさん摂れるのはありがたい。パクパク食べてくれるし、お通じも良い感じです。

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お味噌汁やパンケーキなど、大人と同じご飯を取り分けであげたりもしています。1月の大堂海岸では離乳食もまだそれほど安定して食べられなかったですが、最近は手づかみ食べも上手になりました。同じものを食べられるのは楽しいし嬉しいですね。



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持参した3缶のミルクがなくなりそうなのでついにアメリカのミルクを購入しました!水で作れるらしい・・。飲んでくれるかドキドキです。


そして移動の方は、やっとずり這いを卒業してハイハイするようになりました。今はアメリカの砂漠でハイハイの上達にせっせと勤しんでます。歩く前にハイハイの下積みをしっかり積んでおくと身体の使い方を学べるらしいので、是非頑張って欲しいです。一緒に来た半年先輩のお友達を見習って、簡単なスラブのクライミングもはじめました。

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砂をいじったり、味見してみたり(たまに割と大きめの飲み込めちゃうサイズの石を食べてて冷えるけど)、草をちぎったり、犬や猫と触れ合ったり、ドライブしたり、背負子に乗ったり、たまに公園で遊んだり。


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さて。4月に入り、山岳医の後輩でYoutuberのたけちゃんが合流しました!残り2週間もテンション鰻で登りまくります!

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ジョシュア生活2週目突入!

アメリカ生活開始から早くも1週間が経過しました!

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はじめの4泊はあらかじめオンライン予約していたBlack Rock Canion Campgroundという、Joshua tree NPの外にあるキャンプ場に泊まってました。ココは1泊25ドル(1サイトの料金)で飲み水、洗面所(せっけんも完備!)つきトイレあり、電波あり(Ahamoも海外SIMもOK)と、ファミリーキャンプには快適です。



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朝晩はけっこう冷えます。


しかし洗い場というものはなく、トイレや水場での食器洗いもNG。汲んだ水を使って自分たちのサイトで洗い、汚水はファイヤーサークル内に捨てる、というルールをレンジャーが教えてくれました。子供の哺乳瓶などはお湯を沸かしてゆすいでますが、大人の食器とか油ものなどは拭き取る程度になります。


メインの岩場(Hidden Valley)までは車で片道30分ほどで、家族みんなで移動して、ルートの取り付きなどで子守りをしながら交代で登りました。

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ボルダーもわんさかあって、ボルダラーが快くマットをシェアさせてくれるので気兼ねなく子守りボルダー散歩も可能です。みんなめちゃフレンドリー!


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ちなみにガソリンはリッター168円ほどと、日本と値段あまり変わらないです。


5泊目からはHidden Valley Campgroundという岩場の中にあるキャンプ場に移動したいと思っていたので、Hidden Valleyで登りつつキャンプ場の情報集めをしました。

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こちらのキャンプ場はFirst-Come,First-Surved(予約不可で来た人順)なので、空きそうなサイトに狙いを定めておいて場所取りをする必要があります。人気のキャンプ場なので場所取り合戦がすこしシビアです。連泊可能日数はmax14日まで(ちなみに年間通して30日までしか利用不可)で、1サイトに6名まで、車2台まで、というルールがあります。レンジャーが朝晩見回りして車のナンバーとかも控えてるから結構厳しく管理されてます。1泊15ドルとリーズナブルで、飲み水なし、トイレにも水道なし、電波一切ナシのワイルドなキャンプ場です。クライマーにはぴったり、赤ちゃん連れには少し辛い?でも、岩に囲まれてとても気持ちのいい場所です。


この周辺の岩であればアプローチは歩き、というか、キャンプサイトから登ってるのが見えるし声も聞こえるみたいな環境なので、基本キャンプサイトで子守をしつつ交代で登ってます。


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キャンプ移動した翌日に発熱・・。すぐ元気になってくれてよかった。


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クマさん居ないからか備え付けのフードロッカーはないですが、食料は野生動物が食べないよう各自でボックスなど使って管理しなければいけないようです。あと、木にタープとかのロープを括り付けるのも禁止みたい。レンジャーが見回りに来てメモを置いて行きました。メモに従って処置したら、夕方また見回りに来たレンジャーが「ご理解ご協力感謝します!」と親切に応対してくれました。なんかみんなヨセミテよりフレンドリー!


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Sunday morning coffeeサービス❣️


今日はアメリカ上陸以来のしっかりした雨の日なので、初洗濯、初シャワーデイになりました。こちらでお会いしたTakuyaさんにも色々と情報をいただき、順調にクライミング ライフを満喫中です。

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洗濯3.5ドル、乾燥10分1ドル。アプリでも払えるみたいだけど、両替機があって25セント硬貨を作って入れる仕様です。


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Coyote cornerのシャワーがcloseしており、他にシャワー浴びられる所を探す必要がありましたが、Takuyaさん情報で29 Fitというスポーツジムのシャワーが良いと教えてもらいました!1人7ドルでシャワー利用可。赤ちゃんは無料!シャワーブースは男性の方は2つあったようですが、女性の方は1つでした。ちゃんと温水出て脱衣所も広く、タオル無料がナイス!(浴びてる途中で停電して真っ暗になったけど、街中が停電してたみたい😅)


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現地スーパーでの買い物も旅の醍醐味の一つ。これまでのアメリカ旅では一度も見たことのなかったWalmartの赤ちゃんグッズ売り場も、今回は大活躍です!ベビーフード充実してて日本とあまり値段変わらず。おむつは倍の値段だったけど・・。


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さて、産後10ヶ月が経過し、だいぶ登れるようになってきた気がしていましたが、こちらへ来てからはまだ5.10でひーひー言ってます。あと30日、こっからクライミングもファミリーキャンプももっともっと盛り上げて、エンジョイしまくるぞー!と相変わらずテンション鰻なのでした。


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次回に続く!(笑)

大堂海岸でクライミング〜岩登りを満喫して赤ちゃんとキャンプする癒し旅〜

遅ればせながら、明けましておめでとう御座います!

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年始に里帰りしたりして少しゆっくりしてから、家族みんなで大堂海岸へ登りに行きました。


大堂海岸は、四国・高知県の南西の端にあるシークリフです。身近なクライマーから聞いていつか行きたいと思っていましたが、嬉しいことに今回その機会が巡ってきました!


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方状節理に富む白亜の海食崖が100m前後の高さで3km以上にわたって続いているそうで、ここに多くのクライマーを魅了する無数のルートが(現在進行形で)拓かれています。


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岩場の特性としては、エリア全体が極めてナチュラルで、終了点を含め残置物はほぼありません。クライミングそのもの以外の色んなことを自分でマネージメント出来ないと、ここで登るのは難しいです。アプローチも、懸垂下降だったり、気を抜けば怪我では済まないところだらけ。当然赤ちゃんを連れては行けません。そのため、しばらく行けないだろうと諦めていたのですが、友人aimy家族と協力することで今回の旅が実現しました。


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実は彼らとは、今年3月から一緒にアメリカ遠征を計画しています。今回の大堂海岸ツアーは、アメリカでの花崗岩クライミングやキャンプ生活の練習として企画して、結果とてもちょうど良かったと思います。


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1/4に出発してまず恵那・カモシカエリアでボルダー!aimyのお知り合いの方々と遊んでもらいました!
その日の夜に四国入りしたところで車中泊し、翌日昼頃に大堂海岸へ辿り着きました。山梨からだいたい12時間くらいです。


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本当は大堂だけで2週間近い日程を組んでいたのですが、後半の天候悪化で日数が減ってしまい、1/6〜1/13の8日間となりました。父チームと母チームに分かれ、交互にクライミングと子守を担当します。この方法なら、大人は普通に登りに行けるし、子供たちは安全な場所でお昼寝したり公園で遊んだりお風呂に行ったり出来るので、ストレスも少なく効率的です!


結果、母チームは丸4日、父チームは3.5日ほどクライミング出来ました。


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半年先輩のママクライマーaimyは大堂海岸には何度も来ていて、今回エリアのアプローチやルートの情報など色々と助けて貰いました。お陰でモンキーエリアや最果てエリアといった人気エリアを含め4つのエリアで効率良く登ることができました。

3_IMG_9708.jpgお初!ばった先生と!



4_IMG_9694.jpgウミガメエリア。ウミガメはいなかった・・・



私はといえば、トラッドクライミングから長らく遠ざかっていたのもあり、本ツアーでは心身ともに硬さをほぐすところから始まりました。今回登ったのは5.10前半ばかりでしたが、全体に長さがあり、岩肌が脆いところもあったりして緊張感のあるクライミングで、登り応えがありました。


7_IMG_9814.jpgカム4セットぶら下げるなんてビッグウォール以来?(笑)
8_IMG_9819.jpg綺麗なコーナークラック!


最終日には最果てエリアの看板ルート"SECRET AGENT MAN"をどうにかこうにかOS。50m級のルートを登るのも本当に久しぶりで、とても充実しました。長いは正義!



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キャンプは、無料で利用できる樫西公園の中でも、眺めのいい丘の上に張りました。トイレや水場が近いのは良かったものの、風通しがよく、強風の日は不快すぎて閉口しました(笑)。歩道橋の下のサイトの方が車からも近いし風も弱く快適だと思います。でも、他のクライマーのサイトから距離があったおかげで、子供の夜泣きなどあっても気楽なのは良い点でした。


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キャンプ場から5kmのところに美味しいお魚屋さんがあり、ほとんどの夜はそこで捌いてもらった大盛りのお刺身と、魚のアラのお鍋を頂きました。安くて新鮮でぷりっぷりで、日毎に魚の種類も変わったりして、お刺身満喫キャンプでした。数日は肉鍋もやりましたが、お鍋はラクだし野菜がたくさん摂れていいですね。スーパーや道の駅などの買い出し場所も、キャンプ場から10分圏内にあります。ちなみに、道の駅大月には「ふれあい市」という直販所があって、割安な上、品揃え豊富でした。野菜、果物だけでなく、魚、肉、お豆腐などの生鮮食品も豊富で、さらにお惣菜やスイーツ、おつまみなども売ってます。スーパーより近いし、夜8時までやっているので重宝すると思います。


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レスト日にはこの道の駅に隣接した公園へ遊びに行きました。アスレチック遊具と、ロングな滑り台もあって、子供達も楽しそうでした。我が子にとってはコレが公園デビューとなりました笑。


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お風呂については、今回、近場の日帰り浴場(ベルリーフ大月)が改装中だったので、片道30分かけ宿毛の町まで出る必要がありました。大人は8日のうち2回くらい、子供たちは4回くらい?宿毛の「椰子の湯」を利用しました。ベビーバスのレンタルなどはなかったので、まだおすわりの出来ない我が子のために空気で膨らませるタイプのお風呂イスを持参しました。お風呂行かない日は体拭いてあげたり。
アメリカではもっともっとお風呂の頻度は少なくなるだろうなぁと思ってます。


5_IMG_9683.jpg白いエリア。
2_IMG_9718.jpg「魅惑のワイド」、2本出して登れず!orz



まだまだ行きたいエリアや宿題もあって名残惜しいけど、来られないと思ってた大堂に来られただけでも超ラッキーでした。その上、クライミングを終えて帰ると癒しの存在が待っていてくれるという、何とも贅沢なファミリーキャンプ付きクライミングツアーでした。


数年前の岸良ボルダーツアーや昨年10月の高知ボルダーツアーの時も含め、明石海峡大橋は何度も通っているので、帰りはしまなみ海道を通って帰ろう!ということになりました。

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それに合わせ、道中、まず道後温泉に一泊し、翌日はしまなみ海道を渡ってから、尾道の商店街も観光しました。


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8ヶ月になった我が子は今回もロングドライブ頑張ってくれました。気づけば年が変わっていて、アメリカ遠征まであとたった2ヶ月!今回の旅のフィードバックも含め、やること考えるべきことがまだ盛り沢山です。


皆様今年も宜しくお願い致します!

小川山トポ全3巻発売開始!

1_IMG_6584.jpg表紙は見開き大パノラマ。見たこともないアングルから見るお馴染みルートたち!


小川山トポが12/10に発売となりました。
内藤監督、渾身の3冊です。
腕利きのカメラマンクライマーたちの美しくど迫力な写真と読み応え抜群の文章で綴られる小川山。
まさに小川山の魅力再発見!な3冊です。


0_IMG_6586.jpg001に続き002。・・ん?三桁!??


中巻の最後のほうに由香里さんが書いてらっしゃいますが、今回はじめてほんの少しだけお手伝いさせていただいたなかで、私が目の当たりにした内藤さんの仕事っぷりは超人的でした。
微力ながら関わらせていただけたことがとてもとても嬉しいです。
下巻の最後に次回予告もありましたね。来年から、その次回作のお手伝いも出来たら嬉しいなぁ。


3_IMG_0506.jpg内藤監督、瑞牆トポ時代からの超大型功労者由香里ちゃん、翻訳者Lisaと。


今回、登っている写真の撮影とルートの調査ということで数日間お手伝いさせていただきました。延べ50日ほどもあった撮影日のなかのほんの数日ですが、本当に貴重な経験をさせてもらえました。
馴染みのエリアやルートはもちろん、はじめて行くどころか、全く聞いたこともなかったエリアやルートもあり、厳しくもピュアな日本のフリークライミングの聖地の新たな一面を垣間見ることができました。
そして内藤監督のもとに集結したカメラマンもクライマーもみんな強い!監督の無茶振り(?)を次々と華麗にこなしていくみんなの姿にも沢山刺激をもらいました。ほんのサブのサブのサブキャラではありますが、チームの一員になれたことを光栄に思います。


2_IMG_2036.jpg紅葉真っ盛りの小川山、セレクションで撮影!



この3冊には小川山の歴史も詳しく記されていますが、小川山の開拓の歴史はちょうど私が産まれる前後数年間に詰まっているようです。小川山はクライミングをはじめてからこれまで何度も何度も通った大好きな場所であり、ひとつの原風景であり、クライミングが好きになったのも、焚き火が好きになったのも小川山。新婚旅行も小川山合宿でした。
今回、新エリアも満載のこの3冊を読んで、また小川山合宿がしたくなりました。行きたいエリア、登りたいルートが山ほどあります!


1_IMG_5621.jpgそれぞれ複数のエリアで登ってベースに帰ってきて、みんなで食事という楽しい合宿スタイル。炭火焼き自家製ピザ美味しかったなあ!



さて、今回のお手伝いのなかで一番印象に残ったルートは、"ナインティーン"です。下巻に開拓者の山下さんの文章と共に写真を載せていただいていますが、非常にしびれるルートでした。☆☆☆ついてますが、内藤さんに「面白いよ」とお薦めされなければ、自分から登ろうとは思わなかったかも知れない。まず出だしから本当に怖かったです。その後も怖かったし、手強かった。でも、言われた通りに面白かった!こういうルートに☆が3つ付くのが、小川山ですね。


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「もはや産後ではない」!と言おう。今すぐ言おう。



7ヶ月の我が子はついにずり這いで前へ進めるようになりました!
私もネクストステージへ進もう。
テンション鰻!

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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