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妊娠後期、日々の暮らし。美しき日、普通の日。

妊婦クライマーブログ。をしたためた日から4ヶ月近い時間が過ぎました。

7_IMG_1864.jpg明野にも春が!


最近は急激に存在感を増したお腹とともに、出来る範囲でアクティビティを楽しんでいます。


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ゲレンデスキー、ジムクライミングやトップロープ、低山登山。
"妊娠前にやっていたレベルを超えない"というルールは変わらずですが、流石に"チャレンジング"なことは自ずと控えるようになってきました。


8_IMG_1868.jpg登山口からではなく、自宅玄関からスタートして茅ヶ岳山頂へ。



30週を迎える頃になると、まずランニングがしんどくなって来ました。連続した上下動でお腹がかなり揺れて、痛みで足が止まります。先日紹介したThe Pregnant Athleteには、出産の前日にフルマラソンを走ったという人が居ました。いくらオリンピアンクラスとはいえ信じ難いです。
私はこの頃からすぐランはやめにして、有酸素運動は歩きやヨガで代用することにしました。


6_IMG_1870.jpg八ヶ岳ビュー。


そして同時期から「お腹が張る」というのも感じるようになりました。ちょっと負荷かけると子宮が収縮して固くなってるのが感じられ、痛みはないけど不快なので、これも感じたらすぐ休むようになりました。


8_IMG_1878.jpgトップロープで10bが辛い!in太刀岡。


また、リラキシン(骨盤のみならず全身の関節と、消化管や血管などの平滑筋を弛緩させる)などのホルモンによる出産準備が本格的に始まったのか、骨盤(恥骨結合や坐骨部)の痛みが出るようになってきました。とくにボルダーでちょっと本気トライしちゃった?後とか、長時間山を歩いたりしても出ます。運動中に違和感を生じ始めることもあれば、帰宅後やその日の夜に時間差で痛くなることもあります。片足で踏ん張る動作がよくないようで、クライミングのハイステップ乗り込みなんかも恥骨結合にきます。クライミングは「手より足」って知ってはいたものの、思った以上に下半身や骨盤を使っているんですね。骨盤ケア(ヨガやストレッチなど)をして一晩寝ると大抵良くなってますが、自ずと控えめに、無理をしないように、「楽しい」or「しんどい」の一歩手前でやめるようになりました。


9_IMG_1877.jpg斑尾高原から妙高をのぞむ。


そんなわけで、山やクライミングに行く日がある一方、丸一日ヨギボーに沈んでYoutubeを見続けるような日も最近は増えました。とくに食後の物理的な内臓圧迫はしんどくて、左側臥位のまま何時間も動けない、なんてこともあります。

4_IMG_1867.jpg家族で苗場スキーリゾート。ビュッフェで食べ過ぎてダウン。。


そんな中でもなるべく欠かさないようにしているのは、ヨガとプランクです。ヨガはBe LifeのマリコさんのYoutubeチャンネルで色んな動きをやってます。The Pregnant Athleteに「とにかくプランクだけはやりましょう」って書いてあったのが印象に残っており、体幹トレも(なるべく)欠かさないようにしてます。体重がかなり重くなってかつ関節は痛めやすくなっているので、クライミングそのものは(楽しいんだけど)今や身体への負担ばかりが大きい状態です。でもプランクなら静的にトレーニングできるので妊婦さんにも安全安心だし、出産という一大イベントへ向けた体力維持や腰痛対策にも効果的なんです。


0_IMG_1876.jpgシーズン終了したロッテアライリゾートで、宿メインで楽しむスキー旅行も。


そんなカラダが急激な変化を迎えるなか、私が今も運動を続ける理由は、単に山に行きたいから、クライミングが好きだから、じっとしていられない性格だから(笑)という以外にも二つあります。


まずひとつは、「妊娠期間を通して運動習慣のあった妊婦が妊娠後期になって急に運動をやめると巨大児になりやすい」という研究報告があるからです。
これは、度々負荷のかかる環境に対応するため胎盤がハイスペックになってしまい、母体が摂取した栄養を高効率で吸収してしまうから、と考えられているようです。

もうひとつは、現在循環血液量が増えており血が薄まっている(相対的にHbが下がっている)状態で、有酸素トレーニングは「高所トレ」をしているのと同等の効果が期待出来るという話です。つまり今心肺トレをしておけば出産後にスーパーマン!?かもというアレです。それが確かなら、残り数週間は最後の貴重なパワーアップ期間・・・ということで、駅の階段でも息切れするようにはなってきましたが(まさに高所にいるみたい。。)、ある程度の負荷をかけ続けることもやめたくないなと思っているわけです。


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お陰様でBabyくんも順調に育っているようで、笑っちゃうほど活発に動き回ってくれているし、最後のわがままとばかり信頼出来るスキーガイドの友人に先日BCツアーをお願いしました。


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白馬の押出沢に行った2月終わりにはまだ感じなかったお腹の存在感も今や大きく、かつ心肺機能もかなり落ちているので、「ゆるふわプラン、携帯は通じるかつあわよくば良さげな雪を」というスーパーワガママプランでお願いしました。


4_IMG_1882.jpgいざドロップ!


2_IMG_1884.jpgはじめは気を抜くと足をとられる難しい斜面から。


1_IMG_1885.jpg気持ちいいところも!


ふわふわの雪ではありませんでしたが、というか私にとってはテクニックを要求される場面が多かったですが、それも含めて山の斜面を楽しめました。


0_IMG_1886.jpgザ・春、デブリーランド。帰りの林道も結構ハードでした。翌日の疲労感は心地よかった。


ペコマのみならず、周りの皆さんに沢山助けてもらって、温かい言葉を沢山もらって、幸せに日々を過ごせています。感謝感謝です。


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残りあと数週間も、その場その場で一番楽しい選択をしながら、一番楽しみな"その日"を迎えるまでのらりくらりとエンジョイしていきたいと思います。

妊婦クライマーブログ。The Pregnant Athleteを読んだ。

"The CDC guidelines agree that healthy women can continue even vigorous activity through pregnancy."


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裏山からの眺望


明けましておめでとうございます!ついに2022年がやってきました。
2021年を振り返ると様々なことがありましたが、なかでも自分の人生のビッグイベントといえる出来事がありました。
昨年の9月に、妊娠が発覚しました。

年齢的にもそろそろ子供のことを考える時期となり、妊活をしていないわけではありませんでした。
子供は授かりものといいますし、無事に自然妊娠できたことはまず喜ぶべきこと、感謝すべきことです。
しかし正直なところ、私自身まだ母となる覚悟が100%できている訳ではありませんでした。
会社勤めをやめてフリーになったけれど、何も大きいことを成し遂げられていない。少なくとも自分で自分を認められるレベルには達していない。行きたいところもやりたいことも山ほどあります。
もういい年なんだし、そんな地に足のつかないようなことを言ってないで、と諌められても、これが正直な気持ちなので変えようがありません。
心の片隅にある焦燥感はとくにここ数年ずっと変わらず燻り続けていました。



しかし、人生は限りがあるので、やはり取捨選択していくしかありません。私は欲張りでやりたいことだらけです。
一度きりの人生において「子供を産み育てる」という経験もまたしておきたいという欲望がありました(子供が欲しいという純粋?な気持ちではない(笑))。
妊活をはじめたからといって本当に出来るかも分からないし、なるようにしかならない!という半ば投げやりな気持ちのままだったので、知識も心も全く準備できていない状態での妊娠発覚でした。
正直、不安60%安堵5%絶望(笑)35%という散々な精神状態でした。


これから岩シーズン!という9月の頭で、色々な計画がすでにあったことも混乱の原因のひとつでした。といっても何の計画もない時期はないのですが・・(笑)。
ひとまず、数度目の挑戦を考えていたスーパー赤蜘蛛は、パートナーに事情を話して中止しました。
そうして翌日、とりあえずペコマとボルダージムに登りに行きました(笑)。はじめはすごくいけないことをしているようでやけにドキドキしたけど、登り始めたらやはり楽しかったし何ともなかったのですこし元気になりました。
そして、「私は私だ」と思い直しました。それは妊娠しても変わらないはず。だからできる限り今まで通り、生活を大きく変えずに過ごそうと思いました。


とりあえず、「安定期」に入るまで運動を控える必要は無いと思いました。妊娠初期の運動と流産の関係性は実は知られておらず、その原因の9割が染色体異常だからです。山に入ることの問題点としては、急な出血や腹痛などのトラブルが起きた時に困るということですが、それはとりあえず「安定期」に入るまではペコマ同伴を徹底するということで自分なりの理屈をつけました。

そして、そのすぐあとのシルバーウィークに計画していたオバタキタンや山寺ツアーを中止しない(快く受け入れてくれたLisaご家族に感謝!!)と決めました。これで私の豆腐メンタルはいったん少し持ち直しました(笑)。



しかし、ここまで先が見えず色々と不安なのは「妊娠」についての知識が余りにも無いからでした。今まで全く興味が無かった「妊娠」について、そして「妊婦と運動」について、色々と調べるところからはじめてみました。



するとまず気づいたのが、妊婦と運動に関する情報は日本語ソースではほぼ皆無ということでした。

そもそも「妊婦は体を大事にすべき」「安定期(じつは医学用語ではない)に入るまでは絶対安静」のような固定観念が根強くあり、それに対してあえて運動をしたいと望む妊婦も少なく、情報の需要そのものが無いようでした。産婦人科医もわざわざそこに切り込む必要性がなく、「無理をしないで軽い運動ならいいですよ」とふわっとしか言わないけれど、それで困る妊婦が居ないから問題になっていないといった様子でした。


クライマーの妊婦ブログもほんの少しだけ出てきましたが、やはりとくに考える余地もなく「すぐクライミングをやめる」という方のみでした。私はなおも「本当にそうなのか?」と疑問でした。



というわけで、お決まりですが英語ソースをあたりました。当然ながら情報量は豊富で、英語圏のひとは日本人とは価値観からして大きく違うようでした。そして情報を集めていく中で、ブログの冒頭にあげたような、妊婦の運動をむしろ推奨する知見が色々と出てきました。妊娠期間中は妊娠前にやっていたレベルを超えない範囲であれば(そして危険な合併症がない健康な妊婦であれば)、むしろ運動を続けた方がいいというのです。というのも、「出産」という一大イベントには多大な体力が必要であり、そのための体力づくりが不可欠であるということ、そして実際運動習慣があるほうが安産となる傾向にあるそうです。

そして、1冊の本と出会いました。それが "The Pregnant Athlete"です。


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面白かったので、Kindleで読んでましたがペーパーブックも買いました。


私は産科の専門家でも何でもありませんので、自分が納得できる情報を採用し楽しく充実した日々を過ごすために活用しています。だからここに書くこともその延長でしかなく、医療者としての見解などではありません。
ただ「こんな妊婦クライマーもいるんだな」と日本の女性クライマーの方にも知ってもらえたら、何かプラスになることもあるかな、と思ったので書いてみます。



The Pregnant Athleteは、2014年、いまから7年前にアメリカで出版された少し古い本で、当時はアメリカでも「妊婦が運動するなんてありえない!」という考えが主流だったようです。この本は、とあるアメリカ人トライアスリートの女性と、2度の妊娠期間中彼女を診続けたアスリート妊婦の研究を専門とする産科医の話がメインストリームです。その他多くのオリンピアンや世界のトップレベルのプロアスリートの妊娠体験が綴られており、アメリカの産婦人科学会の見解や研究報告などが追記されています。

読み物としてとても面白い上に、妊娠期間中のTipsがたくさん散りばめられていて、私が読むにはまさにぴったりな本でした。


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先日、"裏山"に登ってきました!深田久弥ゆかりの地、茅ヶ岳です。



ここに書かれていた運動に関することをいくつか紹介すると、
・妊娠初期の運動は胎盤の発達をうながし、胎盤機能を向上させる。
・妊娠期間中は、ホルモンの影響や生理学的な体の変化によって心拍数は運動強度の指標になりえない。RPE(主観的運動強度)がよい指標となる。
・RPE13-15(非妊娠期間中であれば心拍数130-150くらい)の強度の運動を行うことで、胎盤の一時的な血流低下が起こると、胎児(胎盤)の緊急事態に対応する能力が上がる。
・妊娠後期の腰痛予防のためにもプランク(体幹トレのひとつ)はとにかくやったほうがいい。
・妊娠中は専門とするひとつの運動をやり過ぎるのを避けて、クロストレーニングを多く活用するのがよい。
・妊娠期間中に行うトレーニングは、非妊娠期間に行うトレーニングと比較して、同じ強度・長さでもトレーニン効率が高い。
・妊娠期間中は循環血液量が60%増加しており、この間に心肺機能を高めるトレーニングを行うと、妊娠終了後に大幅な心肺機能向上を期待できる。
・妊娠期間を通して精力的な運動を続けている妊婦に早産が増えるという事実は無く、むしろ運動習慣のある妊婦のほうが38-39週ころ(早産ではないが予定日より少し早め)に出産することが分かっている。また、運動習慣の全くない妊婦は予定日を過ぎ、41-42週で出産する例が多い。
・妊娠中に運動を継続していた妊婦から生まれた児は低出生体重にはならないが、運動をしなかった妊婦の産んだ児と比較すると体脂肪が少ない。また、前者が研究期間中に巨大児を産んだ例はゼロだった。
・妊娠期間を通じて運動習慣のあった妊婦から生まれた児はApgarスコアで高得点となる傾向がある。

などなど・・・。


まあ、こういうのはいくら論文としてまとまった「研究成果」といっても、研究テーマの特性上様々なバイアスを排除するのが難しいものだと思うので、信じるかどうかはその人次第です。
それより私にとって、この本のなかで最も印象的だったのは、妊娠しながら大会出場レベルでスポーツを続けたアスリート妊婦たちの生の体験談と、数々の言葉でした。


"I did it because I loved it and it was my life."
"It was a part of me."
ここでいう"it"とは、それぞれのアスリートの専門としているスポーツのことです。
私は、この"it"に"クライミング"や"山"を当てはめて、正に「同感!!」と思いました(笑)。


たとえお母さんになっても、その人が全くの別人に変わる訳では無いし、変わるべきではないと思うんです。


"If I couldn't run for 9 months, I'd go insane. When I run, I sort out my problem"というマラソン選手の言葉を見て、私自身は全くアスリートレベルではないものの、私が感じているようなことを感じて実践している妊婦は世界に大勢いるのだなあと勇気付けられました。


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昨年下半期は母校のみならず、防衛大学校や山梨県警など、山岳医として医療講習会の講師をさせてもらう機会も多くたいへん充実しました。



ただ、クライミングと妊娠は、少々相性が悪いかも知れません。
まず、妊娠6ヶ月くらいになって子宮が大きくなり骨盤腔から上方へ移動してくると、子宮が骨盤の中で守られていた時よりもお腹をぶつけることには気をつけなければならないでしょう。
また、胎児の重さだけでなく、羊水、乳房の発達、循環血液量の増加などによって体重はどうしても増えてしまいます。対して、「リラキシン」というホルモンの影響で骨盤周りだけでなく全身の関節や靭帯が弱っているので、手首や指などにかかる負荷は高くなり怪我の可能性も大きくなります。


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家でムンボトレは続けていますが、先日は「ロクボク」で登らせてもらいました。妊婦だとわかっても快く「ナイス!」と応援してくれた店長さんたちの優しさに感謝です。


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和牛も変わらずレアで楽しんでます(笑)。ちなみに、私は比較的レア(稀)なトキソプラズマ既感染者で抗体もってました。思い当たる節がありすぎる(笑)


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ノンアルカクテルも美味しいもんですね。ノンアルビールは美味しくないので飲みません!



私はもともとロッククライミングでは「軽さ」を武器に成果を出してきたので、避けられない体重の増加とともに登れるグレードもどんどん落ちてきました。昨年エクセレントは登れましたが、あれも傾斜が無いからなんとかなったようなもので、城ヶ崎や二子山などにいったらお話にならないレベルでフィジカルは落ちてます。


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野猿谷ボルダーのキャンパ3Q課題。妊娠5ヶ月。かなり苦労しました。。


今やキャンパシングもやっと1回出来るかどうかくらいになってしまったし、指も手首も痛いのでテーピングぐるぐる巻きで、ケア多めで楽しんでます。


先日は八ヶ岳で冬山シーズンインもしてきました。今年は簡単な氷雪ルートにも挑戦したいと思っています。
昨年9月の混乱状態のときには、まさか自分が妊娠6ヶ月で普通に冬山登山ができるなんて夢にも思っていませんでした。
お腹の中からぽこぽこと蹴ってくる小さな"travel companion"と会話しながら、また白い景色が見られて幸せでした。
妊娠前には刺激を感じられなくなっていたようなことでも、今なら「挑戦」と思えるので充実します。


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歩荷トレ!でも食材食べきれなかった!!OMG


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ペコマのリードトレもかねて南沢小滝。結局TRでドライ遊び(笑)


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12/30-31はかなりの降雪量でした。


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やっぱり山は楽しいねー


1_51423325-4FBF-4ABA-B888-7D4600FE376D.jpg天気悪すぎたけど、シーズンはじめの肩慣らしは出来ました。お腹は出てきたものの、妊娠前と感覚はほぼ一緒でした。ただ、今後はウエストを締め付けないアンダーウエアやヤッケ(つなぎなど)を使う必要がありそうです。



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山梨ライフもかわらず皆さんのおかげで満喫中です!


これからも出来る範囲で楽しく、色々なところで色々なことをしたいと思います。
今年も宜しくお願いいたします!

小川山エクセレントパワーの記録。

前回ブログを更新した翌日から昨日まで、ずっと小川山マラ岩に通っていました。


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Pecomaが「スペシャリストやろっかな」ってなったので、「じゃあシルクやろっかな」というわけでマラ岩通いがスタートしました。

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楓の花言葉は「調和」「美しい変化」「大切な思い出」「遠慮」だそう。


エクセレントパワーは国内で最初に拓かれた5.13のルートと言われています。
クライミングはじめたばっかりのころから知っていて、「人生初5.13は絶対エクセレントがいい!」なんて思ったりしてました。
でも、2012年5月にロッキーロードを完登してからというもの、マラ岩に通う機会のないまま時は過ぎ、すでに10年近くが経過していました。


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シルクロードの核心部は苦労しました。といっても自力で1から探って解決したのではなく、私がトライを開始する直前にちょうど完登された強強女性クライマーの方から小柄ムーヴを教えてもらい、ムーヴ自体はすぐに固まっていました。しかし核心部の確率が非常に悪く、キーホールドとなるカチが少しでもぬめると落ちるというのを1ヶ月近く繰り返していました(笑)。

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ブラシは花崗岩にやられ2本目に突入。シルクトライ開始直後に新調したKataki("ナナファテ"で"セカキタ"におすすめしてもらった)は程よい硬さで調子良くて、最後までもちました。


11/14にやっとシルクロードが登れて、1129の日にエクセレントパワーが登れたのですが、下から繋げてシルクロードの核心部を超えられたのはこのたった2回のみです(笑)。


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逆に、シルクの核心を超えたならもう登るしか無い!と思ってはいました。シルクロード完登後、まずロッキーとの連結部分の探りから、ロッキーロード自体の再登をはじめましたが、当然のように記憶は遥か彼方、ほぼ1から練り直し、冬が来る前に終わるのかは正直半信半疑でした。
でも改めて思いました。ロッキーロードはすごいルートです!内容が盛り沢山。シルクロードは確かに難しいですが、より"The花崗岩クライミング"を堪能できて多彩なムーヴを楽しめるのはロッキーロードかなと思います。


だからこそ、この40mの長いルートを下から上まで繋げて登ってこそ価値があると思いました。

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先週の週末は「もうこのまま冬来るか」と覚悟させられるような強烈寒波で、日曜日に行ったときには雪が積もっていました。

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寒い日でも太陽が出ていれば岩はほかほか。


でも天気予報を見ると、翌月曜日はめっちゃ岩登り日和っぽい。標高の高い小川山で、いくらマラ岩が日当たりいいとはいえ、そろそろこの日あたりが今シーズンラストチャンスかも知れないと思いました。


実際、月曜日は半袖でトライできるほどの穏やかな日でした。かつ高曇りで岩も温まらず、ぬめり手の私にはとっても最高のコンディションでした。


最終便は14時過ぎころだったと思います。ちょっと冷えてきて、かじかむ手をマグマで温めながらのトライでしたが、岩はぱりぱりでした。シルクロードの核心部を超えられて、少しメンタルが動揺しますがどうにか平常心を保ちます。
ロッキーロード最大核心であるはじめのトラバースをこえ、いったん気合いを入れました。ここから先だって、今シーズンまだ数トライしかしていないのでいつ落ちるか分かりません。慎重に1手1足、絶対ミスをしないように、ドキドキしながら進みました。

最後の最後、スラブは手が滑ると落ちることもあったので、最終局面ということもあり緊張しました。
ここで落ちたら全てが終わるけど・・・それはそれで面白いかも(笑)と思いつつ、「じゃ、いくよ。応援してね!」と下腹部に向かって話しかけてみました(笑)。


安心できるホールドを掴んだ時、ものすごく素直な感情が込み上げてきました。嬉しい!なんじゃこりゃ!本当に登れた!!最高すぎる!!!


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とある日の小川山にて。Pecoma、Lisa、みぽりんと。


みぽりんとは、彼女がロッキーロードのトライをはじめたときから一緒にマラ岩通いを開始して、みぽりんがロッキー完登後もほぼ2ヶ月間、平日土日含めずっとお付き合いいただきました。とても楽しく充実した2ヶ月でした。この場を借りて改めて本当にありがとうです。

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そしてスペシャリスト、今シーズンかなり進んだPecoma。日があたらず寒い日のトライは厳しいルートなので、ちょっと寒くなってからも居残りの私に付き合ってもらう感じになっちゃいました。感謝感謝です。


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入間Base Camp時代からの旧友さとちゃん!ビレイありがと〜〜〜!!


苦手としていた花崗岩の最高グレードを更新できました。足おきや体の使い方など、花崗岩スキルが少しだけ上がった気がします。目標のフリーライダーに一歩近づけたかな?


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ということで、1129の日は良い肉を食べました。
来る冬もやりたいことやイベントごと、山岳医関連のお仕事などなど盛り沢山でありがたい限りです。
怪我に気をつけて、安全マージン多めで、最大限楽しんでいきたいと思います。

新居が建ちました!

ここ最近は山寺に登りに行ったりして徐々に岩シーズンインしてました。


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山寺では地元クライマーLisa宅にホームステイして4日間のクライミング!


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マールボロは2日でRPできませんでした・・楽しいルートでした!


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Lisa宅では人生で最高のおもてなしを受けました。幸せをそのまま絵にしたようなLisaファミリーと過ごした4日は、何か強烈な体験として私の中に残りました。こんなふうに私も人生を楽しみたい!


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Lisa、ホントにありがとう!今度はおもてなしさせてね!★


そしてついに先日、大好きな山が良く見える大好きな土地におうちが建ちました!

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なくとなく「家づくりのこと調べてみよっか」ってなって、まず建築家か工務店か大手ハウスメーカーかという段階から考え始めたのが昨年秋頃のことです。

んで昨年10月、なんとなくスーモカウンターを訪れて話を聞いてみて、とりあえず大手ハウスメーカー4社と面談してみることになりました。
しかし、そこで積水ハウスの営業さんと出会い、「この人と家づくりしたら楽しそうだな」と思ったのが全てのはじまりでした(笑)。
あれよあれよと話が進み、今年1月には積水ハウスと契約。打ち合わせはクライミングを優先して少なめに(コロナもあったからオンラインも多用で)したつもりだけど、それでも晴れの休日を潰したりもしながら、打ち合わせの回数は合計20数回となりました。

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ある日の打ち合わせ風景。床材選んでる。


毎回とっても楽しく、ワクワクが増して行き、イメージが形になるにしたがって「ああ早く住みたい」という気持ちが募っていきました。

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この土地との出会いには運命的なものがありました。この景色は何物にも替えられません!


6月に着工してからは、もう待ちきれない気持ちでいっぱいでした。

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地鎮祭も面白かった(笑)。


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基礎ができたぞー!


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浄化槽の埋め込み中。


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あっという間におうちの形になった!


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これは大黒柱。

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現場監督さんに内部をみせてもらう。ああ早く住みたい!



あくまでクライミング中心の人生を貫き通せるよう、「生活の負担にならない予算内で」というのもテーマでした。こだわるところはこだわって、こだわらないところは価格を抑えて、どうにかやりたかったことのほぼ全てをこの家にぎゅっと詰め込んだ感じです。


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まだ階段無いけど2階へ。


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吹き抜けから土間をみおろす。ここはジムになる予定。



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30年メンテナンスフリーで美しいままという陶器の外壁、ベルバーン!


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ケーブルTVがきていなくてBSアンテナがつきました。


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前に来た時からはや1ヶ月。階段と階段脇の本棚、できてる!


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積水の工事が完了し、Natural-Protecさんが入ってムーンボード建設!辻さんとは入間ベースキャンプ時代からの旧友です。


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美しい木の骨組み・・!!!


積水ハウスさんには、(とくにペコマが)かなり沢山要望しましたが、けっこう頑張ってもらってほぼ全て叶えてもらえたと思います。もちろん妥協した点も挙げればキリが無いですが、実際に鍵をもらって住み始めてみて、本当にいい家を作れた、と実感しています。


そんなわけで、将来Youtuberを目指している(笑)ペコマと共に、お引き渡し動画を作ってみました。集音とか色々と課題が見えましたが、ホームビデオみたいな、素人さんのほんわか動画ができました(笑)。




この地で、この家とともに、もっともっと人生を楽しみ尽くしていきたいと思います!

秩父旨いもの探訪。

11月後半からは、二子山に通いつつ秩父の旨いものめぐりをしています。

IMG_2764.jpg先日は小鹿野クライミング協会会員限定の西岳公開イベントにも参加してきました!


秩父のご当地グルメ、実はたくさんあるんですね〜。

豚味噌漬け、わらじカツ、くるみ蕎麦、ホルモン焼き、みそポテト、猪鍋などのジビエ料理・・・


IMG_2773_202012171655098f5.jpg美しすぎる満開のイノシシ肉!



今回はそんな数ある秩父グルメのほんの一部を賞味したので、ご紹介したいと思います!


まずは"わらじカツ丼"!

IMG_2667.jpgはみ出るわらじカツ。


クライマーもよく利用している道の駅「両神温泉薬師の湯」から徒歩2分(たった150m!)のところに「あづまや」という食堂があるので行ってみました。


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美味しい豚ロースの巨大カツが二枚!!存在感はスゴイですが、カツの厚さは薄めだし、お肉は柔らかながら脂質少なめ。味付けも濃くなくてあっさり。意外とぺろっといけちゃいます。ここのお丼はご飯少なめ具多めなのも良かった!

もつ煮もすご〜く美味しかったです♪


ほかにも焼肉丼とか生姜焼き定食とか気になるメニューが沢山あったのでまた行きたい!

あづまやの情報はコチラ


お次は、ホルモン焼き。小鹿野町の中心部にある「ホルモン鷹」というお店です。
小鹿野クライミング協会の面々も御用達。安くて美味しいとオススメされたので行ってみました!


IMG_2774.jpg12月ということで(?)クリスマス仕様になってました!カワイイ(笑)


小鹿野町はクライマーフレンドリーなとっても素敵な町ですが、そもそも観光客フレンドリーで、観光客用駐車場が沢山あります。ここ「ホルモン鷹」も、その駐車場のひとつから歩いて行ける距離。便利ですね〜。

とっても感じのいいおばちゃんが切り盛りしている感じ。壁にメニューは貼ってありますが、その日仕入れているお肉を適当に盛り付けて出してくれます。

IMG_2775.jpg昭和風味で落ち着く店内。


131144585_3407884319320929_6067427915256617224_o.jpg生も冷えてて美味い!このサイズでたぶん「生中」(笑)。


ホルモン屋さんという名前なれど、出てくるお肉はいわゆるホルモンとはちょっと違う。タンやハラミ、豚トロなんかも出てくる。どれもとにかく旨い!

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IMG_2778_20201217172919e94.jpg炭火焼きってのがまたイイよね〜


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そしてなんと・・炙りレバー(もといレバ●し!)もあるんです!焼肉好きとしてコメントさせてもらうと・・・とっっても新鮮なレバー!おばちゃんも自負してた通り(笑)めちゃ美味しいですよー!超オススメです!


IMG_2781_2020121717291698c.jpg変わり種メニュー、粗挽きフランクはbigサイズ!ジューシーで美味。コレもおすすめ!


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そしてシメにはなぜかフランスパン!バジル入りガーリックバターがたっぷりついてくるので、両面にたっぷり塗って焼きます。
ご飯が欲しいメンズにはちょっと物足りないかも?私はパン好きだから大歓迎。このパンもまたちゃんと美味しいんですね〜

で、お代は「こんなに飲み食いしてこの値段合ってる?」というお安さ。
ホルモン鷹は12月に2度も行ってしまいました(笑)。これからもリピート間違いなし!


ホルモン鷹の情報はコチラ


3軒目は、ジビエ料理「いのしか亭」です!


こちらは、かのショウナ・コクシーとビーストメーカ作者のレッドさんが来日した際、彼らをして「日本で食べたもののなかで一番美味しい」と言わしめた「鹿の唐揚げ」を出してくれるお店だということで!
これは行かなきゃ!ということで!リサーチ(笑)してきました。


あらかじめ電話で確認すると、お目当「鹿の唐揚げ」は「ぼたん鍋セット」のメニューのひとつだとのこと。牡丹鍋もお店一押しメニューなので、ぼたん鍋セットを人数分予約して行きました。

IMG_2783.jpgいざ潜入!


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ぼたん鍋セットは2人前3000円で猪豚肉300g。お肉の薔薇が咲いてます。


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卵に絡めていただくすき焼き風。お肉の甘みが!旨味が!お出汁のいいお味が!!旨さ半端ない。


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そしてコレが鹿の唐揚げ!サクサクふんわり衣をまとったおせんべいみたいなあっさり唐揚げ。衣の感じはイギリスのソウルフードfish&chipsに似てました。いくらでもイケるね〜。


追加注文もOKとのことで、美味しいからガンガン注文しまくりました(笑)。
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猪豚スペアリブ!!!ジューシー。。

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鹿と猪豚のコロッケ。独特の旨味が癖になる美味しさ。

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鹿と猪豚生姜焼きも頼んじゃいました。ほんとに何食べても美味しいんですけど〜


最後に1人1つ、お茶碗に昔話盛りのご飯が出てきて、お鍋をおじやにしてどうぞ、とのことでしたが、皆「えっ食べ切れるこれ?」と不安げ。しかーし!一緒に出てきたお出汁を追加し、おじやを作ってみると・・・・・。何コレ旨ぁっ!!!
あっという間に平らげてしまいました・・。(あっという間過ぎて写真ナシ)

いやー。食べたなー。


いのしか亭の情報はコチラ
※現在時短営業中。平日は夜6時までの営業だそうです。※



くるみ蕎麦とか豚味噌丼とか、ほかにも食べてみたいものは色々ありますが・・・。


メインディッシュはそう、"任侠道"完登です!(笑)


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今年3月〜4月にトライを始めた憧れルート。11月後半また戻ってきて再開しましたが、なかなか繋がりません。
末端壁滑落で痛めた右肩は、弓状の傾斜でテキメンにやられ(笑)、ちょっとずつ良くはなっているものの、まだ登り込んだりは出来ないだましだましな感じ。


先週あたりからやっとジムでもまとも(7割くらい?)には動けるようになってきたので、もうちょっとかなあ。

怪我はしちゃダメですね。わかってはいるけれど(´・ω・`)


とりあえず12月いっぱい(てか明日が年内ラスト?)は任侠頑張ると決めたので、雪や氷と戯れるのはもうちょっと先にします。


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二子山はいま、西岳の再開拓で激アツスポットです!
実はほんの微力ながらお手伝いもさせてもらっていて、ローソク岩に1本だけですが「めおとキャンドル」というルートも拓かせてもらいました。岩場が一般公開されたら是非、トライしに来てくださいね!(^^)

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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