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2018/8/2 Lofoten Presten "Vestpillaren Direct" (467m, 12P, N6/5.10b/c)

8/1は天気も悪かったのでレストがてら、とびっきり透明度の高い海に飛び込んでみたり、短いマルチをやったりして早めに寝ました。
そして翌8/2は楽しみにしていた"Vestpillaren Direct"を登りに行きました!
"Lofoten's finest route"かつ"人生で一度はやるべき"、とのことで期待高まります。



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洋上のアルプスが360度視界いっぱいに拡がるー



朝6時起床で朝ごはん。Prestenの岩の目の前に路駐して、アプローチ10分で取り付きです。天気予報は曇りのち晴れで、気温も最高20℃と絶好のクライミング日和になりました。


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下の小ハングの少し右あたりから取り付き、ほぼまっすぐに頂上を目指すのが今回のライン。他にも多くの面白いルートがあります


少しすると後続がぞくぞく現れたので、一番にとりつけてよかったです。
7時、じゃんけんで勝ったペコマからクライミングスタートしました!


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午前中は日陰で快適



トポには"long, interesting and well protected, but never too difficult"とありますが正にその通り。12Pそれぞれに特徴的なクラックが連続します。最終ピッチこそ泥壁登りが出て来るものの、500m近い大岩壁のてっぺんまでほぼずっと快適な花崗岩クライミングが楽しめます。


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6P目のトラバースを終え、フォローのペコマを見下ろす



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ようかんを挟めるぴったりサイズのクラックもあって快適ビレイ



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となりのラインを登る後続パーティもたのしそう


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8P目。こんなクラックが40m。ほとんどのピッチが40〜50mで登りごたえあり。ガシガシ高度を稼いでいく



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8P目終了点の快適なテラス



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核心の9P目は"Right leaning"クラック。見た目ほどわるくなく快適



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高度感も抜群!



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ザ・花崗岩!なクライミングの連続です!




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そして13時、ついに頂上へ!真っ青な海に浮かぶ真っ白な花崗岩峰が水平線の彼方まで折り重なるように見渡せる。こんな景色は見たことがないのでしっかりと目に焼き付けた



下降は歩き。奥の山とのコルを乗り越えて大回りに下る。下りきった先には雲の平が。そしてなぜか奥又白池もあって観光客で賑わっていた。


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みんなホントにたのしそう



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下降路を間違えて展望台に寄り道。Henningsværの街が一望できた



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下降には2時間くらいかかった。取り付きに戻って来たのは14時半ころ。Prestenの岩壁はやはり巨大だ


下山後は毎日恒例となったムーヴ。Henningsværの街まで買い出しです。


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街までは1車線の橋を2度渡る



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主にスーパーしか行かなかったけれど、Henningsværは可愛らしい観光の街。この日はLofoten滞在最終日なので、クライミングショップも寄ったりしました。


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我が家でうちあげ!


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最終日の夕飯はフィッシュボールパスタ。初日に買ったパスタも無事食べきりました!



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明日は早起きして最後の街へ移動です。
ラストナイトを満喫しました。


これにてLofotenクライミング紀行は完結。
大自然に包まれて、心穏やかな時を過ごすことが出来ました。
日本から遠く、なかなか訪れる機会のない北欧。この旅で更に興味が深まりました。


旅っていいね!

2018/7/31 Lofoten Reinesvaet (The Reine Slab) "Sea Breeze" (355m, 8P, N5) ノルウェー ロフォーテン クライミング

本日も朝から快晴、天気予報も上々です!


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遠くに見える鉄塔のあたりがHenningsværの街


今日も暑くなりそう。これまで最高気温は連日28度に達しています。
トポには7月でも平均最高気温14度くらいとあるのに、持ってきた防寒具類はまだ全く出番がありません。


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土壌が薄いノルウェー。野トイレは海が推奨されています。ペコマはこのカップめんにハマってた。スイスチーズとサーモンのサンドイッチは絶品朝ごはん!



暑くて地元クライマーもさぞかし困っていることでしょうが、そこはさすがに上手く時間帯を選んで日陰を求め登っているよう。
Hollenderanで会ったクライマーたちは20時くらいに「これから行くんだ」って言ってました。
生活にも慣れてきたし、そろそろ我々も太陽との直接対決を避けていきたいところですね。


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この日は6時半くらいに起きて朝ごはんを食べ、片道1時間半のドライブでロフォーテン諸島南端にありロフォーテン1の景勝地であるReineへ向かいました。



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ReineのBest viewスポットで写真撮影の後、手前のSakrisøyのお土産やさんで試食をし、フィッシュバーガーを食べ、観光完了!ちなみに試食は左から、サーモン、くじら、ハリブー



さて、腹ごしらえも済んだところで、目標ルート3つめであるThe Reine SlabのSea Breezeを登ります!


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車は取り付きのすぐそばに停められます。海沿いの道路は自転車の標識があったので「車は進入禁止なのかな?」と半信半疑でしたが、他にもバンバン車が入っていたので問題ないのだと思います。トポにもそう買いてあるし。



水500ccだけ持って12時くらいに登攀開始しました。
まだ日当たりがいいけれど、東向きなのでそろそろ陰ってくれそうです。
ちなみに昨日のForsideもそうですが、今回目標ルートに選んでいるのはどれもLofotenのトポでBest50に選ばれているルートです。


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しかしこのルート、N5(デシマルだと5.8)ですが、下から見ると全然クラックが見えないし、見事につるっとしたスラブです。よくよくみたらトポには心臓に羽がはえてる謎のマークがついてます。



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実際登ってみるとなかなかにクレイジーなルートでした(笑)。1P40〜45m中でとれるプロテクションは3つか4つくらい、しかも節理がほとんどない花崗岩・・・つまりどスラブです。


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プロテクションがとれる、もといとった気になれるのは薄くて頼りないフレークばっかり。いや、これはとったことにならないでしょ・・ってレベルです。精神的安定剤としてもあやうい。
謎のマークの意味が説明文を読まなくてもわかってきました。


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そういう性格のルートなものだから、トライする人も少ないのでしょう。ラインも判然としません。どこを見渡してもスラブ。Hollenderanのように導いてくれるクラックがありません。ちょっとでもルートを外れると岩がもろく、コケコケしはじめるのでどランナウトしている状況ではルーファイも慎重にならざるを得ない。ちょっと登ってはしばし立ち止まって左右を見渡し、悩んでしまいます。


スケールの大きさゆえの海外ランナウト事情にはだいぶ慣れたと思っていましたが・・・


よくこんなスラブをボルトなしで登ろうと思ったよね、って感心しちゃいました(途中、残置ハーケンにもお世話になりました)。



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途中から日も陰り、久しぶりに涼しく快適なクライミングでした。
登攀終了は17時過ぎ。
終了点のバンドからずっと左へ踏み跡をトラバースしていくと、草付きの中の木の根元に残置があって下降できます。


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ここから真下ではなく、かなり右下(Climber's Right)のほうのスラブにアイボルトみたいなラペルステーションがあって、そこから何回か岩伝いに降りました。トポの情報となんとなく違う気がしたけど、たぶん合ってたと思います。最後は踏み跡を少し下って、車を停めたところにジャストミートで降りられました。


スパイシーで海風が気持ちいいルートでした!
でもあんまりオススメはしません!(^-^;)


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今夜の夕飯はちょっと早めに21時半スタート。
シーフードサラダにカレーパスタ、おつまみはお土産屋さんで買った高級タラとばですよー!

2018/7/30 Lofoten Svolvær Svolværgeita The Goat "Forside"(128m, 4P, N5+) ノルウェー ロフォーテン クライミング

三日目はLofoten版小川山(屋根岩2峰)"セレクション"?通称"ヤギの耳"に登ります!


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睡眠時間4時間ほどで、朝から420kmのフィヨルドドライブ♪
13時頃にLofoten諸島の玄関口であるSvolværの街に到着しました!


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ドライブも楽しい!♪



街から見える標高600mほどの山の一角にSvolværgeita"The Goat"の岩場があり、一番人気はこの正面を登る4Pのルート、"Forside"です。
てっぺんのヤギの耳を目指して登ります。


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ヤギはこれ↑




アプローチはトレッキングと明瞭な踏み跡20分くらい、トポの通り行けば問題なしです。
ガイドパーティがわんさか居て、前日Hollenderanで会ったクライマーが言っていた「ここは玄人向けだし空いていて好きだよ。ロフォーテンは激混みだからね〜」という言葉が思い出されました。


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クライミングは快適そのもの!登るにつれ眼下に雄大な景色がひろがってゆく



最後のヤギの耳は本来左(Climber's left)を登って、右の耳にジャンプ!というのがこのルートの醍醐味だそうです。
今回は間違えて右の耳を登ってしまいました。
でも耳の上はガイドパーティでごった返していてジャンプなど出来る状況じゃありませんでした。
ちなみに右の耳はマイクロカムサイズのシンクラックでボルダリーでした。


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この影はヤギというよりトトロみたい



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ガイドパーティが居なくなるのを待って懸垂準備。
左の耳に懸垂支点があって、60m1回で岩場の北側に降りられます。乗り移るのがちょっとエキサイティング。
15時頃からアプローチを開始して、下山は19時頃でした。お手軽観光クライミングコースですね。


それにしても暑くて、水浴びしたみたいに大汗かきました。
ガイドも「ここ数年でダントツ暑いよ!」と辟易しているようすでした。


下山後は、車で30分の移動にて、メインエリアとなるHenningsværへ。


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今夜の宿はここに決めた!



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着いてから数日は日中かなり暑く、毎日22時過ぎ頃になるとこんな雲が湧いてきて、けっこうしっかりした夕立ち(深夜立ち?)が降っていました。


本日も4時起床からの24時就寝です。
白夜サイコー!
明日はどこで登ろうかな〜

2018/7/29 Hollenderan / " Flygende Hollender " (250m,6P,N6+/6b) ノルウェークライミング

ノルウェーに着いた翌日、早速目標ルートのひとつ " Flygende Hollender "を登りに行きました。
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Hollenderanの岩場と、クライマー小屋佇む山間のオアシスをのぞむ


アプローチやラインなど、詳しい情報はペコマのブログもご参照ください!



Osloから、まずLofoten諸島の500km北東に位置するTromsøへ飛んだのは、このアルパインルートをたずねるためです。
前夜はTromsø市街のホテルに泊まり、翌朝4時起床して取り付きを目指しました。



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こっちはだメェ〜〜〜!!


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東側からのアプローチを羊に阻まれ、西側へ回ってトレイルヘッドを探し、6時半過ぎころアプローチ開始。
しかしこのトレイルも誤りで、美しく水量豊富な水場につくと間も無く踏み跡が消失。
でも目指す方向は明らかなので、細かい地形をその場しのぎで攻略しながら適当に歩きました。
(たぶん東側のトレイルは消滅してます。行かれる方はペコマブログを参照してね!)



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コルにて、自由に眠るクライマーたち。こんなのがそこかしこに(笑)



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小屋のある場所は四方をピークに囲まれた凹地になっていて、まるでコンパクトな涸沢カールのよう



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楽しげなクライマー小屋内部。奥の部屋にはダイニングがあって、数人のクライマーがお休み中でした。みんなここをベースに登り込んでるのね〜




クライマー小屋の前で準備を整え、岩場まで20分くらい。
10時登攀開始しました。


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南西壁右端の顕著な凹角を登るルート。硬く快適な花崗岩クライミング



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節理が発達しているので自由にルーファイ。残置は見事にゼロ。ただクラックに導かれ登るのみ!



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UKCで"the finest crack in Scandinavia"(スカンジナビア半島最高のクラック)と称される"Thanatos"(N7+)を登るクライマー。
ちょいかぶりの80mのハンドクラック!



5.10台くらいと思って登ってはいたものの、暑さもあってかなり悪く感じる場所もありました。
行き詰まって振り子をしたり、実に自由なクライミングを楽しめました。
最後は「5.10台!?・・・いやいやいや」と言いたくなるようなプアプロの難しいセクションにぶちあたりました。
あとでよくよく調べてみたら、やはりいくつかのバリエーションがあるみたいで、私が行こうとしたラインは5.11a/E3-4くらいだったようです・・(Eがつくルートなんてはじめて!)



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こういうクライミングは本当に楽しいですね。
岩は硬いし、節理も発達しているので進退極まることはなさそうです。
残置がないから抜けられなければギア残置になっちゃうけどね。



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登攀終了は17時。けっこう時間かかったね。
抜けると、壁の東面へ降りる懸垂ラインがあります。
50mを5〜6回?懸垂に2時間くらいかかりました。


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帰りは小屋から忠実にケルンと赤印をたどって正しい踏み跡で降りました。こちらのトレイルは明瞭で、ハイカーも多数あがってきていました(20時くらいからね!)。
正しいトレイルヘッドは誤って入った場所より北側にある車2、3台分の小さな路肩から、さらに20mほど北にありました。



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下降には2時間弱かかり、21時を回ってしまいました。旅の二日目から14時間行動で充実です。
でも明るいから残業している感じは全然しません。白夜最高!



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行きに通った綺麗な水場で美味しくて冷たい水をたくさん汲んできて、ぬるくなったビールを冷やし、22時くらいから夕食スタート!
気ままなキャンプを楽しみました。
ガス缶を買い忘れていることに気づいたけれど、隣で気ままなキャンプをしていたグループに声をかけたら「お金なんていらないよ」と快く貸してくれました。
翌早朝、日本から持ってきたドリップコーヒー2袋と共にそっと返しておきました。



この岩場には5.11dくらいまでのマルチピッチルートが30余あり、満点の星空の下、クライマー小屋周辺をベースにしながら登り込んだら最高でしょう。もっと日数があったら、ここに数日定着したかったです。
小屋の前で偶然ノルウェー人と日本人のハーフという男性と話しましたが、日本で登ったことはないと言ってました。
冬にはアイスも登り放題なノルウェー。
遠い日本からはるばる訪れる価値はありますが、正直日本はどうかといえば、この環境のノルウェーからはるばる訪れる価値があるとは思えませんね・・。


ノルウェー人に日本を案内するとしたらどこだろう?とちょっと考えてしまいました。。



さて、明日からはついに洋上のアルプスLofotenでクライミングです!



今回参考にした英語サイト一覧
UKC Logbook(ルート情報)
Kvaløya Archives(アプローチや岩場全体の概念など)
Kvaløya Archives(ルート情報)

2018/7/28〜8/5 ノルウェー ロフォーテン諸島でクライミング〜生活や交通のこと

7/28から1週間、ノルウェー、ロフォーテン諸島に行ってきました!
メインはクライミングながら、今回は合計約800kmのドライブと気ままなキャンプも満喫でき充実の旅となりました。
天候にも恵まれ、予定していたルートは全て登れたし、いつでも明るい白夜はヘッデンいらず。
いつ起きていつ寝ても自由、いつまでも登り放題。おかげで寝不足がたまりにたまっていきました(笑)。


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トナカイいっぱい居ました。犬に追っかけられて全力疾走してたのは笑ったw


今回のロフォーテン計画は1年前から何となくはじまっていました。
イタリアクライミングツアーの真っ最中、クライマーTっちーさん(ちなみにイタリア誘ってくれたのもTっちーさん)から聞いてネットの写真などを見せてもらい、その美しさに一目惚れ。その場で即トポを「ぽち」る。
その後のスケジューリングはペコマがほぼ全てやってくれ、私は今回ペコマガイドに連れて行ってもらう感じで、そういうワクワク感もありつつの気楽な旅でした(笑)。



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The Svolvær Goatから見下ろすSvolværの街


ロフォーテンに限らずノルウェーでのクライミング記録は日本語のものはほぼないとのこと。
今回はクライミングひとつひとつについても詳しくレポします。この記事では生活全般についてご紹介します★



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Vestpillaren終了点から見下ろす青い海とフィヨルドの絶景!



北極圏にあるフィヨルドの王国ノルウェーは、自然大国ながら、社会福祉制度などとって見ても日本のはるか先をゆく先進国。
実際に訪れてみても、美しい自然や街並み、人々などからその洗練された空気をひしひしと感じました。
ロフォーテン自体は北欧を主としたヨーロッパ各国からのクライマーや観光客が多く、観光業も一大産業になっているとは思いますが、それでも街はあくまでシンプル。自然そのものを楽しむことが主で、頑張って観光客を呼び込もうというような雰囲気は全くないところが素敵です。
最近シンプルライフに傾倒しつつある私ですが、ノルウェーという国もとっても好きになりました。
(移民はかなり制限してるっぽいけどね・・( ; ; ))



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Tromsø観光!



さて。今回のItineraryはなかなかに秀逸だった気がします。
飛行機を乗り継いでロフォーテンの北東から南西へ、クライミングしながらレンタカーで移動するというスタイルでした。



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ペコマガイドプロデュース、7泊9日フィヨルドクライミングの旅!


初日:エミレーツ航空、ドバイ経由でOsloへ

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ヒマラヤ山脈を横切って〜・・

    →Osloから国内線を乗り継いでTromsøへ。ここでレンタカーをゲット

    →世界最北のブルワリーなどTromsø観光、適当にあいてたホテル泊

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Mackブルワリーで飲み比べ。目を閉じて効きビールに挑戦してみたけど二人とも全然当たらなかった〜


2日目:TromsøのHollenderanで人気アルパインルート"Flygende Hollender"登攀
    →下山ポイントで気ままな野営

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焚き火跡もそこかしこにありました

3日目:ロフォーテンの玄関口Svolværまで約400kmのドライブ

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ドライブそのものが景勝地めぐりで超楽しい!

    →Svolværの街観光、ランチからの、 “The Svolvær Goat” で人気マルチピッチを1本
    →ロフォーテンの中心地Henningsværまで約30分の移動、海辺で気ままな野営


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シーフードサラダにシーフードパスタ〜



4日目:ロフォーテンいちの景勝地、"Reine"まで片道1時間半のドライブ
    →観光、ランチの後、人気(?)マルチピッチ"Sea Breeze"登攀

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"アナと雪の女王"の舞台にもなった美しい漁村Reine


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タラ漁が盛んなロフォーテン。獲ったタラはめっちゃ干されます。ちなみにノルウェーは日本と似た漁業大国で捕鯨も盛んだそう。


    →Henningsværへ戻って海辺で気ままな野営


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暗くならないから眠るのにアイマスク着用!(ずれてるけど)このアイマスクはエミレーツのエコノミークラスでもらったアメニティ


5日目:レスト。海水浴してビーチにテン場を移動。短いマルチをやってはやめに就寝。


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透明度がハンパじゃない!


6日目:ロフォーテンのMUST TRYルート、Prestenの"Vestpillaren Direct"登攀、またビーチで宿営


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ひゃっほー!!


7日目:早起きしてテント撤収。車とフェリーでBodøへ移動。クライミングジムがないことを知り、早い時間から打ち上げ開始!
    →予約してたホテル泊


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TripAdvisor上位のレストラン!Fish SoupにCreole PastaにBacalao!付け合わせのパンに至るまでとても美味しかったー!


8〜9日目:Bodø空港でレンタカー乗り捨て
      →国内線でOsloへ飛び、エミレーツ航空で帰国!



旅って、いいな。



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いいね!





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DUBAIを拠点とするエミレーツ航空!


【1.飛行機について】
今回はじめてエミレーツ航空を利用しました。
成田-ドバイが約10時間、ドバイ乗り継ぎ3時間で、ドバイ-オスロが約7時間、計20時間ほどでした。
理由は一番安かったから!
でもエミレーツの顧客満足度はかなり上位で、食事もサービスも充実していました。
さらに、なぜか行きのDUBAI-OSLO間の便がビジネスクラスに無料アップグレードされ(かなりレアなことっぽい!)、人生初のビジネスクラスも満喫しちゃいました♪


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また乗りたいなー・・!ちなみに空港ラウンジは利用できませんでした!


Oslo空港の国内線乗り継ぎも分かりやすく、スムーズに乗り換えできました。今回は行きも帰りもSAS(スカンジナビアン航空)を利用しました。


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(映画が見られないから)1時間半の貴重な睡眠時間☆


【2.言葉について】
英語が普通に通じます。
かつ、ノルウェー人の英語はとっても聞きやすいです。今回の旅ではほぼ100%聞き取れました。
でも道路標識やスーパーの商品などの表記はノルウェー語だけのことも多く、解読できませんでしたが、何となく想像力でカバーしました(笑)。


【3.交通について】
車は右側通行、ラウンドアバウトが発達しています。北米と違って赤信号での右折は禁止です。
飲酒運転、速度制限、違法駐車などは厳しく取り締まっているそうなので注意です。
駐車のシステムが分かりにくかったのですが、はじめに泊まったホテルの人が親切に教えてくれました。


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ただのPマークのところは公共の駐車スペースではありません。特別な許可証を持っている人しか停められないので注意!
Pの下に時間帯が書いてあるところは、その時間帯のみ有料なので、その近くにある自動支払機を探して支払います。
その時間帯以外は無料です。



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フェリーに先頭で乗船!


また、フィヨルド地形のために橋やトンネルが多く、フェリーも一般的に利用されており、国道がいきなり途切れてフェリー乗り場になったりします。
フェリーの中はカフェもあって快適です。時刻表はネットで調べられます。料金は車で待っていると集金のおっちゃんがくるか、船内で払うケースもあるようです。


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船のWifiまでありました!


【4.お金について】
1ノルウェークローネは約15円。物価はものによってかなり高く、日本の2〜3倍のものもあります。
支払いはほぼ100%クレジットカードです。現金は300クローネ(約5000円)だけ換金していったものの、見事に使う場面ナシ。
レストランの利用が少なかったし、ホテルの連泊もなかったので、今回チップを払う場面もありませんでした。
調べてみたら、サービス料が含まれていることがほとんどで、チップの習慣はないみたいです。
ちなみに、上記有料駐車場の自動支払い機もフェリーの集金もクレジットカード。レンタカーにも日本でいうETCのような機械が完備されていて、有料道を通った場合はあとでクレジットカードから引き落としがきます。つまり料金所はナシ!クレカ文化が非常にすすんでいて便利です。


【5.お酒について】
普通のお店ではビールしか買えません。具体的にはアルコール度数で決まっているみたいで、ワインやウイスキーなどは国営の施設でしか買えない(しかもものすごく高い)そうです。そういうわけで、今回の旅ではビールしか飲みませんでした。
あと、夜遅くなるとビールも売ってくれなくなります。スーパーによって時間は違いましたが、18時マデというところもありました。


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下山後の一杯は格別!



【6.食事について】
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心の友(笑)、REMA1000!アメリカでいうWalmartでしょうか


日々の買い出しはREMA1000というスーパーに一番お世話になりました。
大きめの街ならどこでもあるし、ガソリンスタンドにもあったりします。
Henningsværの街にはREMA1000がありませんでしたが、Jokerというスーパーがあって品揃え十分でした。
Norway名物としては"Cavia paste"(わたしたちはたらこペーストと呼んでいた)が美味しいので必食!
パンに塗っても、クラッカーにつけても、サラダに混ぜても最高です。


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もちろんおみやげに買って帰りました♪


他には、ロフォーテン名物のタラ、日本でも有名なノルウェーサーモンもかなりの絶品でした。
お肉も、前評判ほど"高くて不味い"ということはなかったです。


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着いてしばらくはノーミートライフを送ってました。


レストランも含め、ノルウェーでの食事で不満な点はありませんでした。
普通に美味しかったですよ(まずいまずいと聞いていたから?)。


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無料の朝ごはんビュッフェ。豪華で美味しかった!これで宿泊費は東横インと同じくらい



【7.通信について】
ホテルやお店ではWifiが通じます。今回、成田でイモトのWifiを借りて行きましたが、ロフォーテンや山間部の一部で圏外となったものの、ほぼストレスなく使えていました。



時間を忘れ、登って飲んで、気づいたら日本でした。

旅って、いいな!



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いいね!

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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