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2022/1/16 甲斐駒ヶ岳〜妊婦登山ブログ

土曜日は大雪翌日の快晴ということで、素人考えに「The Dayかな?」とパウダーを求めてゲレンデサイドへ。
そして翌日曜日も快晴で登山日和!高いところに行きたい気持ちを抑えきれず、美しい景色を求めて甲斐駒ヶ岳に登りに行きました。毎朝家から見ている甲斐駒ヶ岳。さすがに甲斐駒を「裏山」とは呼べませんが、それでもうちから尾白の登山口まで車で30分です⭐️


2_IMG_0497.jpg黒戸尾根といえば!の1枚。


現在、妊娠7ヶ月となりました。
前回のブログはSNSなどでもとても反響をいただき、ありがたいコメントも多数寄せていただきました。
なかには現役産婦人科医の方からのコメントもあり、発信を続けるモチベーションを頂きました。
今回の山行記録は妊婦登山記録でもありますが、皆様ご存じの通り、妊娠期間中の体調は千差万別です。これは私の個人的な体験の記録であり、ただの読み物として楽しんでいただけると嬉しいです。


2_IMG_0487.jpg山頂手前のコル状から、富士山と鳳凰三山をのぞむ。



さて。
妊娠すると、身体全体が胎児を育てるモードへと変化していきます。
そしてその影響というか副次的な作用がさまざま生じてきます。つわりなどもその1つです。
妊娠7ヶ月ともなると、さすがにお腹が出てきました。重心の位置が前方に移動してバランスが取りにくく感じ始めると言われていますが、私の場合はまだその感覚はありません(腕立てがちょっとキツいけど)。
ただ、下半身のウエアに関しては再考が必要になりました。登山用の機能性ウエアにはもちろん「マタニティモデル」などありません。アンダーウエアはペコマのものを借りて良い感じなのですが、ヤッケはお腹が閉まらなくなりました(笑)。開けっぱなしでサスペンダーで対応しています。

そのほか、登山に関して困ることがいくつかあります。

まず、妊娠初期から今に至るまで継続している妊娠性鼻炎です。鼻水鼻づまりのせいで常に息が苦しいので、山には大量に保湿ティッシュを持参しています。また、循環血液量が増えてベースの心拍数が上昇することや貧血気味になりやすいこと、子宮による物理的な圧迫で肺活量が減ることなどから息切れを感じやすくなり、必然的にパフォーマンスも落ちます。


また、骨盤まわりを緩くするために分泌が亢進するリラキシンというホルモンの影響で消化管機能も落ちてしまうため、食べてもすぐにエネルギー化されず、また胃もたれしてしばらくだるくなってしまいます。行動食は胃もたれしにくいものを少量ずつ、こまめに摂る必要があります。胎児が優先的に糖を利用するので血糖値が下がりやすいという弱点もあります。


6_IMG_0483.jpg8合目からのぞむ北岳。



先日ご紹介した"The Pregnant Athlete"にも、RPE(自覚的運動強度)13-15を上回らない運動を心がけるよう書いてありましたが、もちろん限界ギリギリまで追い込むのはNGです。適度な酸欠状態で胎児や胎盤がリスクに強くなると言う報告はあるようですが、胎児を危険に追いやるのは不本意です。妊娠前にやっていたレベルを超える活動も、もちろんしません。
また大前提として、つい先日の妊婦検診では「順調」とお墨付きをいただきました。


それともうひとつ、大事なことが。妊娠中はメラノサイトの働きが活発になりシミが出来やすくなるんです。なのでこまめに日焼け止めを塗り直すなどの紫外線対策も必須です!


こんなようなことを考えながら、「冬の黒戸尾根日帰り」という、今までなら普通にやっていたことに「挑戦」してみることにしました。
今の私にとっては正に挑戦です。
引き返す最終リミットを13時と設定して朝5時に歩き始めました。


3_IMG_0476.jpg燃え上がる朝焼け。



登山もクライミング も、やればやるほど面白くなる一方、より強い達成感を得るためにはよりハイレベルを追求するようになりがちです。その閾値はどんどん上がっていく傾向にあります。ですから、今までならすでに感動を感じ得なかったことやモノに改めて感動やワクワクドキドキを覚えるというのは、とても素敵なことだと思います。

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案の定の登山日和です!☀️


黒戸尾根は「日本三大急登」に数えられていて、三大の残り2つである「西黒尾根」や「ブナ立尾根」、他に長大な尾根として知られる早月尾根と比べても圧倒的な標高差がありますが、平均勾配は実はこの中では下位の方になります。実際登るとそれは身をもって感じるのですが、とにかく距離が長いです。つまり長い長い「だらだら登り」との戦いになります。で日帰りとなると帰りは結構足にきます(笑)。


いまの自分が黒戸尾根をどの程度のペースで登れるのか?そこが未知なので不安も大きく、知らずと早足気味になってしまいます。

冬だとついあまり水分を取らず歩いてしまいますが、この日はテルモス2つにお湯と水1.5L弱を用意して、ほぼきっかり1時間半ごとに水分補給しました。


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笹の平分岐まで1時間半、5合目まで4時間でした。そして4時間半で七丈小屋、時刻は9:30。ひとまず山頂は目指せそうです。



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7合目から先で雪の量がグッと増えました。今朝すでに何パーティか登頂していたようでトレースはありましたが、雪が締まっておらず腰ラッセルのところもありました。そのせいで8合目までがちょっと時間かかりました。


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絶景を満喫しながら登ります。


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9合目でアイゼンを装着し、片手をストックから縦走用ピッケルに持ち替えましたが、行程の大半でダブルストックが活躍しました。


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山頂まであと少し!登り始めた時の不安は山頂直下の強風と共に吹き飛ばされていき、あとには晴れ晴れとした青空のような高揚感だけが残りました。


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11:45、登頂!!
登頂できただけでも嬉しいのに、この青空です!


これまで季節を問わず幾度となく訪れたこの山頂。
しかしこの日の山頂は、自分にとってとても特別な山頂でした。


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時刻はちょうど正午を回るところなので、山頂ランチタイムです。須玉のデイリーヤマザキで買った北杜あんぱん!


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ホイップクリームたっぷり💕でもこれ1個で下山中ずっと胃もたれしちゃって以後行動食が喉を通らなかった。。


0_IMG_0534.jpgちょうどこの時間におうちでzoom講習を受けてたペコマが撮った甲斐駒ヶ岳。山頂、雲抜けてますね!


山頂には15分くらい居たみたいです。12時過ぎ、下山を開始しました。
山頂から七丈小屋まで30分、5合目まで1時間半と順調に降りてきましたが、徐々に蓄積されたダメージでペースダウン。5合目から刃渡りまでは1時間かかり14:30。


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この日は鹿の家族が沢山横切りました。天気良かったから仕方ないけど雷鳥にも会いたかったな。


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いつも心身共に疲弊する笹の平分岐までの急な笹原はほぼ最初から最後までグリセードで下れました。

笹の平分岐には15:20着。駐車場着は16:30でした。11時間半行動となりました。


9_IMG_0490.jpgセルフタイマーで撮った記念の1枚⭐️

北杜市で一番好きな山は?と聞かれたら「瑞牆!」と答えますが、甲斐駒ヶ岳は私にとって「心の山」です。



以前いた職場は男ばかりだったのもあって、スタッフがひとり妊婦さんになった途端、皆んな腫れ物に触るように扱いが変化したのがとても記憶に残っています。奥さんや子供さんがいらっしゃる家庭でも、旦那さんは妊婦さんについて無知(無関心?)な方が多いんですよね。そういう私自身も、当時妊娠について全くの無知で、妊婦さんは常にどう扱って良いか分からないミステリアスな存在でした。
自分が妊婦になってみてやっと妊婦さんのことが分かるようになり、また世界が広がった気がします。


気づけばフリークライミングからは丸3週以上離れてしまいましたが・・・貴重なラニーニャの今冬を、スキーに山に、ちっちゃな連れと共に満喫したいと思います!

2017/4/22~23 剣岳 早月尾根

GWの偵察を兼ねて早月尾根に行ってきました!
馬場島側は無雪期も含めて今回がはじめてです。


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登山申請は(20日前には間に合わなかったけど)何とか出して、この週末の分とGWの分とどちらも受理して貰えました。
ワクワクさんです!早くも心は連休ムード♪


前夜は長い長いドライブでした。分かっちゃいたけど普通の週末で来るのは大変!運転時間の方が長いなんてこともあるかも?帰りが思いやられるな〜。
しかも関越に乗ってから、「GWまでゲートがあかない」という情報を入手!林道歩きのおまけもついた〜〜!(タダの情報収集不足)


日付が変わる頃到着すると、ゲートの更に手前から通行止めになっています。カーナビによれば馬場島まで8kmの行程追加。プラス2時間が見込まれます。でも睡眠時間も確保したいし急ぐ理由も無いので、5時起床6時出発にしました。


久しぶりに車のう◯こ(※車の脇でシュラフにくるまって野宿するスタイルのこと)になって、満天の星空の下で眠りにつきます。しかし夜中に雨で起きました。寝ぼけながらテントをかぶって就寝。にわか雨ですぐやんだからよかった。

林道歩きは車にたまたまのってたトレランシューズを使い、馬場島にデポする事にしました。1時間半で登山口到着。
登山道に入ると、しょっぱなから早速の急登です。だだっ広い松尾平を過ぎるとまた急登が再開し、その後延々急傾斜が続きます。
疲れるけど、今日の行程は標高差1500mもあるので、ダラダラ登るよりいいです。グングン高度を稼いで、馬場島から5時間弱で早月小屋に着きました。


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今から山頂に行くのも微妙な時間帯だったので、ここで幕営することにして、暇つぶしに穴を掘りました。本当は雪洞のなかにテントをはるつもりだったけどあまりに難儀だったから諦めて、こんな中途半端な風よけになりました。でもサイズはぴったりですぽっとハマってていい感じです。明日テントがとばなければそれでいいんです。


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丁度いいタイミングというか、お昼から好天するはずの天候がどんどん怪しくなってきて、濃いガスが立ちこめてきました。でも時たま暖かい光線を感じることもあり、どこかに太陽がいるということは分かります。ペコマがせっせと2人がけソファ席にサイドテーブルまで作ってくれたので、とりあえず飲むかってなりました。


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天然クーラーで青鬼を冷やしながらジャーキーをつまむ幸せなひととき。辺り一面真っ白で何も見えないけど幸せなのです。


しかしビールが1本空く頃にはどんどん気温が下がり、風雪も強まって来たのでテントに撤退。その後は雨なんだか湿雪なんだか、ほぼ雨といっていい天候になりました。夕方になっても一向に弱まる気配はなく、フライのないテントの布地を染みて来た水がしたたってテント内は水たまりです。中途半端な雪の屋根がほんの少しだけ雨漏りを防いでくれました。

そんな愉快なディナーを愉しみつつ、18時過ぎには眠りにつきました。


0時頃、一度目が覚めました。雨音は止み、辺りは水を打ったような静けさに包まれています。ヘッデンをつけずにテントを出ると、目の前に飛び込んできた宝石のような煌めきに思わず嘆息しました。光り輝やく富山市内の夜景が漆黒にぽっかりと浮かんでいます。いつの間にかガスも消え、完全な無風、静謐。頭上を見上げれば凍てつく空気の向こうに無数の星が瞬いていました。
胸いっぱいになってテントに戻り、夏用シュラフにくるまって放射冷却に震えながらうとうと。気付けば2時間が経っていました。


朝は時間のかからない乾燥パスタとスープ、パン。テント撤収も無いので1時間で出発するはずが、結局3時半過ぎになってしまいました。山頂でご来光、間に合うかな?



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しかも日の出は5時半だと思ってたら5時だったみたい。いつの間にそんなに日が延びたのね。
黒々と屹立する剱尾根にも少しずつ色がついてきました。


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山々が一日で1番美しく萌える刻です。



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剱にいるとは思えない雲ひとつない晴天のなか、壮絶なモルゲンロートを二人じめです!


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あまりペースを上げられず、結局山頂到着は日の出から1時間を過ぎた6時。山頂まで1時間半を見積もっていたというペコマに「遅いね!」となじられてしまった。反省!



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実は先週から写真が少なく、かつ微妙な写真しかないのはカメラが壊れたからです。オリンパスのToughシリーズのカメラ3台目がまたしても壊れました。2台目は赤石沢で流されたので仕方ないとしても、1台目と3台目は勝手に電池ボックスが開いてて気付いたら浸水してたのが原因です。寒いとすぐ死んだフリするし、次からはtoughシリーズにこだわるのはやめて軽さ重視のカメラにしようと思います。


春山といってもやはり稜線上は15m/s程度の強風なので、手袋を外してのスマホ撮影は一苦労。タッチペンがあるといいのかもね。買わないけどね。


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今回の目的は山頂から早月尾根上部にかけての難所の下見でした。GWにはここを暗い中通過する可能性があるので、予めルートの状態などを確認しておきたかったんです。夏に来たことがないから分からないけど、きっと夏は鎖場なんだろうなと思うような胸に迫る堅雪壁をダガーポジションで登ったり、軽い岩登りがあったりします。帰りはクライムダウンとラペルでした。残置スリングも探すと色々あります。


8時ころテンバについて出すもの出して、テント撤収。8時半頃には出発したのでしょうか。よく覚えてませんが、早く帰ってビールを飲みたいという不純な動機のもと、急いでおりました。でも標高1600mより上の雪は日射の割に意外と緩んでなくて、アイゼンがいちいちロックするので疲れました。
途中からだましだまし、アイゼンを手に持ってつぼグリセード、堅くて急になってきたら装着という小賢しいやり方で省エネし、最後はアイゼンをしまってひたすらグリセード滑降。上手い人はザングツでパラレルターンするそうですが私にはボーゲンが限界です。


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馬場島に着いたのは11時。テンバから2時間半くらいでした。
そこらからスニーカーに履き替えての林道歩きも地味に疲れる。でもアルペンルートの喧騒とうって変わった牧歌的な風景で、途中振り返ればヨーロッパアルプスを彷彿とさせるような雄大な剱岳を拝むことができるのはとてもいいです。
行きは1時間半だったのに帰りは2時間近くかかりました。でもひどい渋滞にも巻き込まれず、無事に早く帰ってビールが飲めたので任務完遂です!


GWも天気の神様に優しくしてもらえるといいなあ。

白く気高い3000mの稜線へ

2月後半は長いおやすみをもらって、ペコマ企画で南アルプス南部の縦走へ。


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雄大な赤石岳。


高校時代から本格的に山をはじめ明大山岳部で鍛え上げられた経験豊富なリヒトくん(青鬼メンバー)をはじめてパーティに加えて3人での登山!
彼とは彼が大学1年生の時からの知り合いだが、一緒に登るのはこれがはじめてだ。


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快晴の荒川岳山頂にて。


light&fastを主戦略として登攀系登山へと足早にステップアップしていった私たちは、雪稜歩きや冬期の縦走の経験が極端に少ない。重荷をかついで歩くことも今となっては余りない。
私も、重荷の歩荷や周りの人より早く歩く事だけに命をかけていた学生時代と比べると、本当に体力が落ちてしまった。


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千枚岳と富士山。


今年は雪不足暖冬と嘆かれているが、南アルプスの3000mの稜線はどんな世界だろう?
6泊かけて荒川岳、赤石岳、聖岳、上河内岳、光岳と縦走していく計画で、2/18に入山した。


入山2日目までは好天で順調に荒川岳に登頂。
しかし入山3日目に予報通り接近する強力な低気圧につかまった。


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クラストした斜面のトラバース。



その日の朝、赤石岳へ向け一時前進するも、荒川中岳を越えた辺りから強い南風に阻まれていよいよ前進不能に。
撤退し、天候が本格的に荒れはじめる予報の午後まで行動するかどうかをもう一度再検討する。
結局3000mの稜線上の避難小屋に停滞を決めたのだが、それが正解だった。
その後数時間もしないうちに稜線上は突風吹き荒れるホワイトアウトの世界と化した。
その激変ぶりに驚かされると同時に、興奮する。
すごい。これが厳冬期の3000mの世界か。
もしあの後前進していたら、今頃稜線で捕まって前後不覚に・・・


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いえ〜〜〜〜い!!


しかしこの低気圧が通過すれば日本列島はやがて冬型となり、寒冷前線の影響がなくなれば南アルプスは穏やかさを取り戻していくだろう。
しかし北アルプスは?
と思うと、身震いする。
この荒々しい姿を一目見たくて、私はここへ来たのかも知れない。


全体を通して、自分の力不足が気になった。
軽い荷で出来るはずのことが思う様に出来ない、歩荷力の低さ。
硬くクラストした斜面での基礎的なアイゼンワーク。
いい面も色々あった。
出来うる限りの軽量化。
食料計画や装備の使用、選択。
天候判断、チームワーク。


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突風でなんども足をとられた。


美しい冬山の懐に飛び込んで、避難小屋という守られた場所での疑似体験ではあったけれど、猛威を振るう山の姿を目の当たりに出来た。そして経験豊富なメンバーからも沢山の学びを得られた。
赤石までも到達出来ずピストン下山となってしまったが、この5日間はとても充実していた。


自分は本当にちっぽけだ。
滑稽にじたばたしているだけで、何にも出来てない。
それでもやっぱり山が好きで、それも冬の山が好きだ。
努力も足りないし、センスもないし、もう何年もやっている割になかなか高い所には行けそうもない。
それでもやっぱり諦められない。やめられない。
そう思える間は頑張って登り続けよう。
一番楽しい瞬間は、やっぱり山の上にあるんだなあ。

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で、さいごは(なぜか?)焚き火!

空木岳に登った

12/12〜13で空木岳に行きました。
前日の金曜日は気温が上がってがっつり雨。雪なんか無いんじゃないかとハラハラ。
きけば赤岳鉱泉も雪無しだと言うし、標高を考えたら空木も大概です´д` ;
12月なのに由々しき事態だね!


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テンション鰻!?雪ないけど!!


林道の途中のゲートが閉まってたので30分くらい歩いて登山口へ。


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林道と登山道の位置関係はところどころ地形図(うぉっちず)と違ってました。


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暑くてどんどん脱衣しながら雪のない登山道をてくてく。
池山山頂にあがるコースとまくコースがあったけど、急峻だからまきましたー!


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池山避難小屋の分岐でふんだんな水量を誇る水場にぶつかる。
こりゃ、山頂付近でも水作りは厳しそう^^;
仕方なくひとり3Lの水を歩荷することにしました。


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ほどなくして"地獄"とよばれる危険地帯に突入。わくわくさんかな?



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中央アルプスの他の山々もあんまり白くないですねー。


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これが大地獄?ここら辺から道にところどころ雪が残り、一部凍結している場所も。まるで春山!



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おっ!?雪が出てきたぞ!よく見ると私たちの前に男女2人パーティと思われる新しい足跡も発見!ペコマは「ラッセル楽しみにしてたのに・・」と残念そう。


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でも途中で前方のパーティに追いつき、ラッセルを交代することになりました。ペコマは張り切ってダッシュ!
8時くらいに車を出発し、14時頃空木平避難小屋に到着〜!今日はここで幕営します。
ゆるふわ〜!!


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空木平避難小屋は建て直されたばかりだそうでピカピカ!トイレもあって超快適でした。
ペコマはビール4缶を、チッペはワインと梅酒を歩荷してます。宴会だー!


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明るいうちから乾杯!!


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そして鍋ですが、これが何鍋か分かったらスゴイ・・。
キャベツがせん切りだけど、もつ鍋です!でもキャベツは絶対せん切りじゃないほうがいいよ!


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超早寝したし、翌日の天気が悪くなるようだったので翌朝は5時すぎくらいにアタック開始しました。
空木平避難小屋から駒峰ヒュッテまでコンパスの度数を合わせ、視界がきかない中沢沿いを何となく前進。


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なんとなく駒峰ヒュッテにつきました。山頂まであと少し!


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登頂〜〜!ゆるふわ!!



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本当の山頂にもちゃんと登りました!


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昨晩から今朝にかけて降ったようです。だいぶ冬っぽくなったね!


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地獄さんも行きに比べるとだいぶ白くなりました。終始ゆるふわな感じで昼前に下山。
次はもっとラッセルできるかなー!





プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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