2023/11/06
2023/10/18〜11/5 ファミリーYosemite遠征の記録その2〜全般まとめ

ちょっと無理しての、1歳半の子連れヨセミテ旅。今年春のジョシュアツリー遠征の時より半年分成長したので、楽になった部分と大変になった部分とがありました。総じて沢山の人に助けてもらえたので、とても楽しく豊かな19日間になりました!
【事前の諸手続き】
・パスポート取得(息子の分も今年春に済)、国際運転免許証取得(今年春に済み、1年有効)、ESTA申請(今年春に済み、2年有効)
・海外旅行保険:アメリカは医療費が莫大なので必須です。カスタマイズできてリーズナブルに組んでくれる担当さんを知人から紹介してもらい今回も申し込みしました。治療救援者費用3000万円、損害賠償1億円など(私はゴールドカードに付帯の保険もあるのでそれと合わせてカスタマイズ)。クライミングする人はもちろん登攀活動OKの特約も。
【成田までの移動】

北杜市の家から成田までは車移動で、成田に車を停めて出国します。今回も今年の春同様、スーパーパーキングを予約しました。出発ロビーの乗降場まで人が来てくれて車を持って行ってくれ、帰りは持ってきてくれます。とっても便利なうえ、長期で停めるなら安いです。今回は19日間で7,800円なり。
↓スーパーパーキング↓
https://super-parking.net/
【飛行機】
今回もZIPAIRで行きました。U-6という6歳以下の子供用のリーズナブルな料金設定があり、デフォルトでチャイルドシート付きの1席を用意してくれるZIPAIRは、LCCながら子連れ向きです。しかも、LCCなので預け荷物はもちろん有料なのですが、ベビーカーなどの子供を運ぶためのもの1点とチャイルドシート1点は無料で預かってくれるんです。今回はチャイルドシートが今年春の時よりも大型になり持っていくのがかなり大変そうだったので、レンタカーのほうでチャイルドシートをレンタルしてうちのは置いていきました。なので、ドイターのKid Confort II(背負子)のみ無料で預かってもらいました。
今回はサンフランシスコ国際空港にしました。ヨセミテから一番近い空港はフレズノ・ヨセミテ空港で、ヨセミテまで車で2時間半ほど、一方サンフランシスコからは最短4時間かかるうえ道がかなり混むので、フレズノ空港のほうが運転は断然ラクです。でも、成田からの直行便がないので、今回はやめました。

成田空港第一ターミナル5Fにキッズスペースがあります。ここでアメリカ人のお兄ちゃんたちに遊んでもらった後から息子が「イエーイ!」と言うようになりました。
行きの飛行機は成田21時半発という遅い便だったのですが・・・。

ゲート内のお店はなんとほとんどが17時半には閉まっていて、中で夕飯食べようと思ってたから焦りました。マックとスタバと一風堂のみかろうじてあいていたので、(ペコマは喜んでたけど)1歳の息子にも一風堂の白丸を食べてもらうことになりました(息子も喜んで食べてました・・)。

ZIPAIR機内、行きはハロウィン仕様になってました!

機内に飲食物持ち込みは可能なのですが、酒類はダメなんだって!知らずに買っちゃった。そして、笑っていられるのはここまでだった・・・(笑)
この日息子は成田へ向かう車内でもお昼寝ほぼ無し、からの、おんぶしても抱っこしてもいつも寝ている20時を過ぎても寝ず、そして飛行機に乗ったあとは何故か大暴れで泣き続け、9時間におよぶ格闘技耐久戦となりました。興奮とか、眠すぎて疲れすぎて眠れなくなっちゃったとか、色々あったのだと思いますが驚きました。今年春のジョシュアツリーのときはそれほど大変ではなかったのですが・・。

最後の最後でやっと数時間だけ寝てくれたものの、サンフランシスコに到着する頃には両眼の下にがっつりクマを作って疲労の色濃い1歳児でした。よく頑張ったね・・・(泣)!

帰りの機内はすでにクリスマス仕様でした!そして息子はちゃんと寝てくれました!格闘技はありませんでした!やった〜!
【レンタカー】

春のジョシュアツリー遠征でロサンゼルス入りした時は、一番安いレンタカーにしたらとても嫌な思い&損をしたので、今回は1番安いのはやめました。最終的に、ちっぺこ、りょうくん、息子(チャイルドシート)、私の父で5人になるし、荷物もあるので大きめの車を借りました。

サンフランシスコ国際空港は空港内の電車でカウンターまで行けて、手続きもスムーズ。やはりレンタル時にEVを勧められたのと(もちろんお断りしました)、カリフォルニア州の法律でフルカバーの保険に入る必要があるとのことでカウンターで追加料金の支払いがありました。借りた車はとっても快適でした。けっこう大きい車ですが、道幅が広いので運転も問題ナシ。

サンフランシスコからヨセミテへほぼ真東に向かうルートではサンマテオ橋を渡るのですが、行きは無料で帰りは7ドルかかるっぽいです。後日レンタカー会社経由で請求がくるかな。
【前泊】

私たちは空港16時着、りょうくんは17時着の便で、サンフランシスコからヨセミテは片道4時間かかるので、今回は途中の街で1泊することにしました。オークデールという、道のりのほぼ真ん中ら辺にある街で、以前も利用したことのあるMotel 6に宿泊。1部屋1泊約150ドルでした。時差ボケと行きの飛行機での息子との死闘による寝不足とで体調最悪なので(笑)、さっそくビールで乾杯したあとすぐ寝ました。

息子は日本時間でいつも寝ている20時(サンフランシスコの朝5時)くらいになったらやっとスッと眠りにつきました。時差ボケまっしぐらです。
【ヨセミテCamp4滞在】

2023年10月時点では、受付はすでに無人となっており、First come first servedで、自分であいてるクマボックスを見つけてサイトを確保したらオンラインで受付支払いするシステムになってました。1人1泊10ドルです。週末は満杯になるのですが、幸い私たちは平日入りだったので苦労せずトイレの横のサイトをとれました。1回の受付で連続7日予約でき、7日経ったらまた更新します。
Camp4は、東側に敷地が拡張され、新しくシャワートイレ棟(トイレの中があったかい!)も建ち快適さが格段にアップしていました。

シャワーは3ブースほどありますが、部屋によって当たり外れ(?)があるので注意です。お湯はしっかり熱めのが出ました。

11月になると西側(旧サイト)が閉鎖された(去年もそうだったみたい)ので、東側のサイトにお引越ししました(ヨセミテ入りした10/19時点では東側は人気らしくいっぱいでとれませんでした)。

旧サイトの方はシャワー無いし、クマボックスも錆びついてて開け閉めが大変でしたが、新サイトのクマボックスはとても楽に開け閉めできて、それだけで感動しました。

というわけで、息子はジョシュアツリーのときよりは多めにシャワーも浴びられました。朝晩は冷え込むので、あたたかい日中に浴びました。
【買い出しと自炊】

スーパーはヨセミテ内にも2箇所あり、その他売店もありますが、やはりWalmartなどと比べると割高です。ヨセミテ入りする前に街のWalmartで買い出しして、たまに肉などの生鮮食品とかビールを切らして買い足したりする時だけヨセミテ内のスーパー(Village Storeが最大)を利用してました。


10月中旬から11月頭の滞在では、Camp4は朝方に最も冷え込み、一番寒い日は-3℃ほどまで下がることもありました。しかし日中陽が入ると途端に真夏のように暑くなります。それでも、レタスやトマト、チーズ、ベーコンなどの生鮮食品は悪くならず1、2週間もちました。


肉!!(リブアイ)は2回ほど焼きました。やっぱり柔らかくて美味しい。

日本から持参したもので活躍したのは、カレールー、鍋キューブ、出汁パック、醤油などでした。塩コショウなども、現地スーパーだと大きすぎるサイズしか手に入らなかったりするので、荷物に余裕あれば持参するのが吉です。ちなみに、飲み水はサイト内で汲み放題です。
【子供用品】
ジョシュアツリーのときは40日間だったこともあるし、子供がまだ10ヶ月くらいだったのもあって、ミルクとパウチの離乳食に大量のおむつ、おしり拭きが恐ろしく嵩張っていましたが、今回はかなり少なくてすみました。
Lサイズのおむつ1袋(64枚)、お尻拭き5パック、ミルクはもう飲まないので無し、ベビーフードも、ほぼ大人と同じものを食べられるのでレスキュー用に少しだけ持参しました。というわけで、子供用品のかさはだいぶ減りました。
前回ロサンゼルス空港では税関での荷物チェックがなく完全スルーだったのですが、今回サンフランシスコでは荷物チェックに見事当選し、係の人に「肉製品は入ってないか?」と聞かれました。念の為持参するベビーフード全て肉類の入っていないもののみ(魚介系のみ)にしておいて良かったです。一見肉が入っていなさそうなメニューでも、風味付けのためにチキンエキスが入っていることが多いので注意です。ちなみに粉ミルクには豚由来タンパク質とかが入ってますが、未開封ならOKのようです。(ベビーフードは未開封でも肉類NG)
【電源】
今回私は10000mAhと5000mAhのモバイルバッテリーを持っていき、ソーラーランタンとソーラーパネルを持参しました。
でも、テントサイトのトイレなどにけっこう電源があるのと、車もUSBスロットが沢山ついていたので充電にはあまり困りませんでした。ソーラーパネルはジョシュアツリーでは重宝しましたが、ヨセミテは谷底で日のあたる角度も刻々と変わるので、ソーラーパネルは使いずらい印象でした。

そして、置いておくと嬉々として持っていってしまういたずらっ子が居るのでした・・・
【焚き火】

焚き火はほぼ毎晩楽しみました。時にお隣のロシア人と、スコットランド人と、火をシェアして盛り上がりました。
父はプロの演奏家なのですが、今回はベビーシッターで退屈しないよう、ギターを持参して弾いてもらいました。


音楽があると人との距離がより縮まる気がします。
【気候、その他】
私たちが滞在した10/19〜11/4は1日だけ夕方から夜にかけてにわか雨があったのみで、それ以外の全日が晴れでした。非常に乾燥していて喉も痛くなるし、焚き火は面白いほど燃えまくってました。リップクリームは必須、花崗岩が眩しいのでサングラスもあった方がいいと思います。

朝は7時半くらいまでかなり寒いので、レスト日などは、陽が入って暖かくなるまで、Camp4の道向かいにあるYosemite Valley Lodgeのフードコート(Base Camp Eatry。朝6時半からやってるらしい。何も頼まなくても大丈夫。トイレの洗面所でお湯が出て顔洗ったら最高に気持ちよかった)のテーブルを陣取ってくつろいでいました。
【観光など】
今回、我々は街の観光は一切しませんでした(笑)。まあ、何度も来ているし、今回は日数も限られているので余裕がありませんでした。息子とトレッキングも行きたかったけど、レスト日はレスト日で何かと忙しく、結局行けないまま終了・・・(1日は発熱で死んでたしorz)。


レスト日には無料のシャトルでValley内を散策。

ずっと自炊でしたが、最終日のみ、Yosemite Valley Lodgeにあるレストラン(The Mountain Room)で食事しました!

Camp4の道向かいなので歩いて行けるからお酒も飲めます。やはりTapは美味しかった!
というわけで、貴重な19日間の遠征はこれにて終了!残りの岩シーズンも大好きな北杜市でめいっぱい満喫したいと思います!