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涼と自由を求めて。〜2020/6/27-28 湯檜曽川本谷遡行〜

梅雨入りし、暑くなってきた先々週は西丹沢の小川谷廊下で沢初め。
そして先週末は天気がどうにか二日間持ちそうだったので、泊まりの沢旅を計画しました。


IMG_7015.jpg赤いカエル。


今回のプランは、湯檜曽川本谷を遡行して東の稜線へ抜け、ナルミズ沢〜東黒沢下降というものでした。まだ6月下旬ということもあり、雪渓の処理が核心になるだろうと思われたので、軽アイゼンとゴルジュハンマーを持って行きました。
(あと竿も)


朝7時頃、白毛門登山口Pを出発。駐車場は満車と大盛況でした。晴れの週末に近くて良い山を楽しもうとみんなテンション上がってますね!

IMG_7012.jpg音声認証で「GoPro 撮影!」と叫ぶとなんとなく微妙な表情の写真になる(笑)。


橋を渡り、湯檜曽川沿いの新道からアプローチ開始です。沢靴なので気にせず歩けましたが、渡渉や沼地の通過などけっこうワイルドな道でした。

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新道と武能沢がぶつかるところから沢に降りて湯檜曽川床へ。アプローチ開始から1時間半ほどで出合に着きました。


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河原でウエットスーツを着込んでいよいよ遡行開始です。しょっぱなからゴルジュチックで水に浸かりながら登ります。魚止めの滝は水流脇を直登できますが、さらにゴルジュ再奥には取り付くのもキツそうな急流中の滝が見えており、こちらは直登チャレンジせずに手前から右岸を巻きました。


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出だしの暗いゴルジュを抜けると渓相が一気に明るくなりました。梅雨の中休みサイコー!


先へ進んでいくと、河原が広くなってテントが見えました。焚き火の匂いもします。
大きなエメラルドグリーンの釜が現れ、前方には釣り人の姿が・・!
沢屋が敬意を払い、仲良くしなければならない相手、"釣り人"です。


IMG_7017.jpgこの美しい大釜を泳げなかったのはちょっと残念。


追い抜けずに様子を伺っていると、向こうから「高巻きしてくれ」とリクエストが。デスヨネー。
決して池ぽちゃしてはいけない緊張のへつりでした。カチを激カチして決死のクライムダウンをしました。
身体の硬いペコマは荷物を先に下ろして空身での本気トライでした。


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緊張から解放され、巨大な雪渓を横目に明るい河原を進みます。この先も、通過を要するものもそうでないものも含めて多数雪渓が現れ、巨大な奇岩の見物ツアーのようでした。その自然の造形美には圧倒されっぱなしでした。


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テンション"ウナギの寝床"。ペコマはプカリでスイスイ。
泳ぎの苦手な私はテンションヤツメウナギで突破。

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気持ちよくてテンションウナギ!水温はウエットスーツを来ていればちょうどいい感じです。


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沢が大きく左に屈曲するところで最初の雪渓通過となりました。ここが一番緊張しました。


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雪渓の下をくぐり、4m滝の流心へ。ペコマが空身で先に登って、二人分のザックを荷揚げしました。

冷たい氷雪の塊である雪渓の近くは気温差から風が生まれ、冷気が染みてくるし、水温も一気に下がります。ウエットスーツを着ていても、ここの待ちだけは少し冷えました。クライミングそのものはそれほど難しくなく、水流を少し浴びながら左壁を登りました。

ちなみに行程中荷揚げはココだけ。ほか登攀にロープを要する箇所もありませんでした。


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ナメ滝を越え、明るい河原歩きと小滝登攀の連続が快適です。

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今回、遡行中の撮影はGoPro(Hero7)で行いました。(μtoughなどの防水カメラは沢で壊れて以来使っていません)今回は遡行前に設定を確認しなかったのもあり、撮影に時間がかかったりしてちょっと効率が悪かったです。でも防水ハウジングなしでガンガン泳げたし、画質もそれほど悪く無いうえ、超広角というのはやはり山カメラとして高評価です。


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十字峡の先では渓相がまたもゴルジュチックに。しかし陽の光の届く明るいゴルジュです。


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はるか下の急流を見下ろすと迫力あります。


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小休止中に、iPhoneで撮影。やっぱりGoProより綺麗に撮れます。


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この後も随所に雪渓が出てきて、上を歩いたり下をくぐったりしました。概して下を潜るほうがよい場面が多かったですが、ときには匍匐前進になるような天井の低いところもありました。


2段の"抱き返り滝"は超ヌメヌメで、"釣り師のへつり"並みの本気クライミングでした("ローションクライミング"と命名します)。
その後、本流が増水してはじめて水流が現れるという水門岩やツチノコの形をしたポットホールなどの撮影名所を通過しましたが、どれもGoProの"設定問題"で撮影を省略してしまいました^^;
下山後、キチンと設定を見直して実戦仕様にしたので、次からはもっと沢山写真を撮りたいですね。


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赤茶けた壁の滝(やはり写真ナシ)は直登もできそうでしたが、またローションクライミングの予感がぷんぷんしたので巻きました。巻きはうっすらと踏み跡もあり、残置スリングがあって木から懸垂でした。持参したフローティングロープは15mでしたが、7.5mぴったりで川床でした。


最後の2段40m大滝を登ってしばらく進むと、送電線をくぐったころから河原が広くなり、今日の遡行が終わりを告げていることを感じられました。


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14時頃二俣の快適なテン場に到着。小一時間竿を出したけど魚影もなくボウズでした。


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濡れた装備を全部脱いで乾かしながら、幸せに浸ります。最近の沢でのウエアリングはこの通り、冬用ドライレイヤーをベースに、finetrackのラッシュガード上下を着て、状況に応じてその上にウエットスーツを着るといった感じです。


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ビールは直ぐに冷え、乾杯の時間。


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ブヨにまぶたをさされ、湿った焚き木の煙に燻されて涙が止まらなくても、幸せなんです。


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ここがこの河原で一番快適なサイトだと思われますが、4テン2張り程度でいっぱいになりそうな広さでした。2パーティいたら焚き火は共有かもしれません。ほかにも数箇所張れそうな場所はありました。


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枝を削って串をつくり、イワナのかわりにソーセージを焼きます。


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湿っているせいで弱々しかった火も、夜が更けるころには安定してきました。こうなると大量に集めた焚き木もあっという間です。


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翌朝は長い行程に備えて3時に起床しましたが、ほどなくしてかなり強い雨足で降り始めました。


とりあえずお湯を沸かし、コーヒーを飲みながらくつろいでいると、なんと野生のウサギが現れました。こんな山奥でウサギに出会えるとは思っていなかったので衝撃でした。ウサギは浅瀬を余裕で渡渉していてたくましかったです。


食事を終え、明るくなり、全ての撤収を終えても雨は弱まる気配がありません。本日遡行を続けての沢下降はあまりよろしくない雰囲気が漂ってきました。おまけに雷鳴まで聞こえてきたので、朝日岳から稜線を下るのも何となく嫌な感じです。

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残念ですが、本日は最短コースでエスケープすることに決めました。

二俣から本谷を少し下流へと戻り、池ノ窪沢から清水峠を目指します。そこから国道291とついた廃道をひたすら歩いて降りることにしました。


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地形図上は立派な道が示されていますが、実際はかなりワイルドです。崖っぷちのトラバース道は崩れていたりするし、たびたび出てくる大きい沢の渡渉が、雪渓通過などもあったりしてタイヘンでした。最後の最後で白樺沢を通過するときが一番緊張しました。雪渓の下は大穴で急流が轟々と音を立てています。ここで持参した軽アイゼンが活躍しました。


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白樺沢避難小屋から先はまた新道に戻り、行きのアプローチに合流しました。こうして歩いた距離と遡行距離を比べると沢部分がかなり短いのが残念ですね・・。


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7月の4連休や夏休みも長い沢を考えています。沢登りは自由で大好きです。次こそは釣りたい!

"辺境クライミング"感想日記

シルバーウィーク前半の3連休は、お尻に1日追加して(といっても私はもともとサンデー毎日)計4日間で八丈島へ行ってきました。


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雑誌ROCK&SNOWで大人気連載をもつ言わずと知れた辺境クライマーで、現在山岳医講習にもエントリー中の"けんじり"が今回八丈島で辺境クライミングをするということで、そこへペコマともども便乗させてもらったわけです。
不思議な京都案内をしてもらったり、登山医学会の飲み会で飲んだりという仲で、一緒に岩登りくらいは行ったことがあるものの、けんじりの真髄とも言うべき辺境クライミングに同行するのは今回がはじめてでした。



その詳細な内容については、今後掲載予定のROCK&SNOWの記事に期待。
私は楽しかった4日間(+α)の思い出を感想文とともに絵日記(もとい写真日記)につづろうと思います。
ちなみにペコマのブログはコチラ



私のはじめての八丈島旅は、前夜に帰省し(実家が羽田空港のすぐそば)父と夜明け3時まで飲み語り、ひどすぎる二日酔い状態からスタートしました(笑)。
でも、親子のいい時間だったのでまあそれもよし。



私は1日3便出ている定期航空便の2便目で昼過ぎに入島。
これで期限切れ寸前だったマイルを使うことができました。
ペコマはけんじりと一緒に竹芝から前夜発でフェリー入島でした。


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話をきくとフェリーもなかなか愉快だったそう


先についたペコマとけんじりは底土のキャンプ場にテントを張り、目的の沢を1本遡行。
遡行してヒッチハイクで帰ってきた二人と14時前にキャンプ場で合流したところで、
「はじめの"沢"は水が10滴くらいしか無いゴルジュだった」と聞く。
早くも"辺クラ"への期待が高まります(笑)。


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底土のキャンプ場は広々としてオーシャンビューで、無料なのに広い炊事場やシャワーまであって超快適です。
この連休中はかなりたくさんのでかテントが張られ、サーファーや釣り師たちで賑わっていました。
猫もたくさんいて、釣果のおこぼれにあずかっていました。



初日2本目は私も一緒に、"おっちょが浜"近くの沢へ。
私が空港から乗ったのと全く同じタクシーが偶然来て、目的地へGO!このおもろいマシンガントークのおじいタクとは今後の旅でもふか〜い(?)付き合いに・・・・



今回はレンタカーが借りられなかったので、移動は徒歩かバスかタクシーかヒッチハイクでした。
しかし島の方々がみんなすごく優しくて、ヒッチハイクの成功率が高い高い!(笑)
なかには3人いるのを見て、わざわざ帰宅して3人乗れる車に乗り換えて来てくれる島民の方まで!
おかげで移動費はだいぶ節約できました。旅の醍醐味、一期一会も満喫できて楽しい。



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"バスパ"っていう、¥1000でバス乗り放題と温泉入り放題がセットになった2日パスも使いました。でも終バスが早いので、やはりヒッチハイクにかなり助けられましたね。



初日2本目の沢はちゃんと水が流れていた(笑)けど・・
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滝は世にも不思議な縦穴式!(?)ゴルジュ(??)
この洞窟の奥から水が流れ落ちてます。


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右を捲いて登りましたが岩が脆くてヒヤヒヤです。途中で"岩"というか"硬い土"だということがわかりました。


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そして無事抜けた先には、岩の下の穴へと水が吸い込まれて行く、世にも不思議な"落ち口"が・・。
八丈島のミステリーワールドへと誘われ、辺境クライミングの懐深さが垣間見えます。



ヒッチハイクで島一番のスーパーへ行って買い出し、タクシーでキャンプ場へ。
楽しく鍋して寝て、また愉快な朝の到来です。
歩いて1.5kmほどのバス停へと向かう途中でまたヒッチハイクに成功したり(笑)。
そしてたどり着いた二日目の沢、"洞輪沢温泉"の名古川がこの旅最大の遡行となりました。


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深く切れ込んだ谷。小さい水色の建物が無料の入浴施設。



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絶望的なぶったち具合の大滝その1。弱点は非常に少なく、けんじりの見事なオブザベで右側壁の高捲きに成功。



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2つめの大滝に至ってはもう、八方塞がりならぬ270度を硬い土の絶壁に囲まれた"行き止まり"。



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壁の出だしと壁の中とで計2回のショルダーを駆使し、3人の力を合わせて攻略!


たった1km程度の距離を丸1日かけての遡行という激アツクライミングでした。

今回八丈島で行ったところはどこもボロ壁すぎて岩は使えず(というか岩はなく(笑))、垂直な藪とか猛烈な藪の洗礼を受けました。藪漕ぎって奥が深い。

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4日間の藪漕ぎ密度は相当濃かった!


この日も盛大に終バスを逃したのに、超親切なヒッチハイクのお世話になって、しっかり温泉にも浸かってキャンプ場までドアツードアという快適さ。ありえない(笑)。

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無料の温泉!気持ちよかった〜〜



三日目も末吉地区へ2本の沢を登りに行きました。


はじめの沢はまた海から!
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じゃんけんで勝ったペコマがリード。


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海を背景に落ち口に立つ。辺境っぽい!


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みごとなポットホールで戯れる。


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さらに遡行していくとハングした滝が・・。これはどうやって登るでしょう?


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これが正解ムーブ!?ツタ登り!


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さらに遡行を続けると沢のなかはスクラップのワンダーランドに・・・。シュールすぎる。


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林道へ至り、遡行終了。途中、歩き回って綱がこんがらがっちゃったヤギを救出(笑)。


お昼休憩を挟んで、この日2本目の沢がまたすごかった!
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この崖に見えるいく筋かの水流。近づくほどに、その垂直さと巨大さが見えてくる。


いやいやこれを登るの?もはや沢地形は存在せず、完全なる崖。半信半疑だったけど・・


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この1段目の絶望的にみえる大滝も!


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3段目のコイツも!


登れちゃうんだな〜。
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登った人がいないから登れるかどうか分からないだけ。この世にはやってみないと分からないことだらけだ。
水源はヘッドウォールの岩質が変化した境目からこんこんと吹き出す湧き水でした。
落ち口?滝?沢?もう、どうでもいいか!八丈島の水脈ミステリーがすごい!


ちなみにこの展望はこの滝を登った人にしか見られない・・というわけでもなく、上の道路沿いにある"名古の展望台"から見られるそうな(笑)。



2本目の沢から予定時刻を過ぎて降りて来たところに、なぜかクレソンを育ててる地元のおっちゃんが居ておしゃべり。もう時間的に温泉は無理か・・と思っていたところ、話の流れで温泉まで乗っけてってくれることに!ありえない!(笑)



みはらしの湯は本当に素晴らしい見晴らし、なにもかも(道から入浴してる人も)丸見えでした。
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おかげでゆったり温泉につかり、ちゃんと終バスにも乗れてキャンプ場へ帰還。
ラストナイト&けんじりバースデーイブを祝うべく、地元の居酒屋で打ち上げしました。


八丈島居酒屋
左上から、くさやピザ、明日葉てんぷら、鮮魚盛り合わせ、島酒(八丈島焼酎)。
八丈へ行ったら、島寿司などの鮮魚料理と、明日葉料理は必食です!




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最終日は3便目の飛行機で帰る予定だったので、ゆっくり起きて撤収。八丈島のキョンを見に植物園へ行ったり、歴史民俗資料館に行ったりしてまったりと観光。そしたら夕方近くなってからどんどん空が暗くなり、空港の前で待機してるあのタクシーのおじいから「こりゃ飛行機飛ばないよ」との不吉な予言を受ける。

そしてその予言が・・まさかの的中!3人ともせっせと翌日の仕事を調整し、4日+αの楽しい旅の本当の(笑)ラストナイトを満喫したのでした〜・・



八丈島での辺境クライミング。
既成概念にとらわれない柔軟な発想で山に入ると、山が見せてくれる新たな側面がまた私たちの固定観念をぶち壊して行く・・。
その活動のエネルギー源となるのが「好き」という純粋な気持ち。
私のクライミング観にまたあらたな視点が加わりました。



それから、「好きすぎる」というのは素晴らしいことだと思いました。
青鬼がよく言っている「飢えている」ってやつも、ニュアンスとしてはほぼ同じだと思います。
でも「好きすぎる」のほうが表現的にもいいし、より純粋でより大きなパワーを生み出す気がする。
私もこれからも好きなことを追求していこう。



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楽しい4日間+αでした!けんじりサンキュー!

2018/8/18〜19 頸城山塊 海川不動川遡行(下部廊下〜上部廊下アンモナイトの滝まで)

先週末はアンモナイト探しに行って来ました!


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気心の知れた仲間と3人での魅惑の沢旅。
手強い遡行にてこずる覚悟もしていましたが、終始笑いの絶えない楽しい山行となりました。


遡行の詳細はペコマブログへ!


今回はリッキーのTG-4で撮った動画を折角なので編集してみました。
おヒマなかたは是非ご覧ください!(笑)



下部廊下ハイライト(※BGM、音アリ)




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テン場はぱりぱりの薪豊富なゴルジュ中のオアシス!
15時にはテン場に着いたので日が落ちる前から焚き火を開始し、翌朝もしっかり着火!
そして戻って来て下山前にも駄目押しの着火で二日間たっぷり焚き火を満喫しました♪



二日目はアンモナイトの滝までの遡行と決めて出発!
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上部廊下もエキサイティング!ここの出だしは5.7くらいのチムニー登りですが、瀑水につっこむので手探り足探り、息がつらい(笑)。


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4段15m滝は最上部でロープ確保。帰りはここにあった頼りないハーケン1枚で懸垂しました。



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そしてついに・・何やら怪しげな二条の滝が!



二日目、アンモナイト発見の瞬間(※音アリ)



帰りは走り飛び込み、クライムダウン、懸垂下降でキャニオニング!


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「大股びらきからのブリッジング!」



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アブキの河原からははじめの崖下りのルーファイが核心。間違えると崖に出て行き詰まるので慎重に。
崖地帯を抜けてからはツタ、イバラも手強い濃密な藪漕ぎ。この日が比較的涼しい日で助かった。




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はじめから終わりまでいろいろと濃密ながら、500mもくだればすぐに人里。



今回は釣りもしてないし、遡行も上部廊下の途中までと中途半端です。
とても楽しい沢だったので是非再訪したいです。つぎは釣りもしつつ稜線まで抜けて、1泊加えてゆっくりたっぷり楽しむのもアリだなぁ。
沢は最高に自由で、豊かで、極上の山旅だと思います。
暑い季節は岩にしがみつくより、やっぱり沢に行きたくなっちゃいますネ。
今季はもうひとつ、楽しみな沢旅(辺クラ?)が!
秋に向けて岩登りも少しずつ再開します(笑)♪

2018/6/30 尾白川〜鞍掛沢〜鞍掛山〜日向山

先週末は、梅雨はどこへやらの晴れマークに気温急上昇!
真夏を先取り!!ということで沢に行って来ました。



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明るく美しい花崗岩の沢!



選んだルートは尾白川〜鞍掛沢〜日向山。
日向山は、黒戸尾根から見えて気になる夏でも真っ白な山です。
翌日一緒に登る予定のビビアンは登山道から登り、日向山山頂で合流するプランになりました。



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駐車場で着替え中、足袋靴下が両方とも右なのに気づいてびっくり!
しかし、「そんなことで驚いてるの?ひっくり返せばいいだけじゃん」というペコマの言葉に更にびっくり。
ちなみにペコマは日常茶飯事すぎてもはや左右を気にしたことなんかないんだとか・・・(おそれいりました)。



通行止めがあったので尾白川渓谷駐車場に車をとめ、6時半ころアプローチ開始しました。日向山登山口まで約30分のプラスです。
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先シーズン、すり減ったフェルト足袋を捨てたままだったので、前日の夜に家の近くのモンベルへ行って沢靴を新調しました。
"サワークライマー"という、モンベルオリジナルのラバーソール、リールアジャストが便利な沢靴です。
(箱をとっておけば返品可ということで、まだおうちにタグと箱を保管中)



登山口からは尾白川と並行して走る林道を終点まで。


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途中の崩落地はすでにしっかり踏み跡がついていて問題なし。
アプローチで3パーティくらいとすれ違いました。



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トンネルを3つ過ぎ、林道が行き止まったあたりでFIXの張られた降り口がありました。




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2人でザック1つという超お散歩スタイルで入渓準備という準備もないけれど、私はここで防寒具一切を忘れてきたことに気付くorz
少しカロリー補給などして、レッツ入渓!



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水はさすがに冷たく、シーズン1発目だったり防寒具が無いという不安もあって、ストロングスタイル(=じゃぶじゃぶ浸かるスタイル)でいく勇気がなかなか湧きません。
出だしから小滝も出てきてfinetrackのフローティングロープを出してみたりしたけど、ロープが短すぎて(15m)突破に2Pかかりました。



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渓相は明るく、小滝やナメ、淵もあって楽しい。魚影も濃い!今更ながら、迷った末竿を置いてきたことが悔やまれます。



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滝登りもほどよくアドベンチャラスで、新人勧誘山行にはちょうど良い感じ!
新しい沢靴もいい感じです。フェルトと違ってソールがしっかりしているのでゴーロ歩きも楽だし、沢床の部分的にぬめるところ以外は、苔でも効きがよくストレスふりー。(返品はナシかな!)



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ちょっとわるいマントル!



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10時過ぎ、乗越沢の出合に到着。ここで地形図を見つつ、稜線上の登山道と鞍掛山とのコルへ出る沢を詰めようと決定。
しかし誤って1本手前で右の沢へ入り込んでしまい、詰めに苦労しました。
はじめは倒木や藪の薄い岩岩した詰めで「アザミなくてラッキー☆」とか言っていましたが、登るにつれ傾斜が増し、脆い70度くらいの岩場で行き詰まります。ロープは15mだし、岩はぬめるしボロボロ。。

悪いワンポイントをなんとかぬけて、持ってきたハーケンを2枚、脆い岩にぶちこみ、10分以上かけてグラグラする支点を作り、何とか後続のペコマをビレイ。
その2枚は案の定、回収時にハンマーで叩いたら岩ごと吹っ飛びました。。


もう1ピッチ、ペコマにロープを伸ばしてもらって(たった15mだけどw)もっとも悪い箇所は抜けられました。
このビレイの間に身体が急速に冷えて、ペコマの防寒具を借りました。
お散歩でも山では防寒具を忘れちゃいけません!!(反省)



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途中で現在地を特定し、仕方なく鞍掛山山頂を目指すことにしました。
地形図上も傾斜が緩んできておりなんとか山頂へ抜けることが出来ましたが2時間以上かかってしまいました。


進退窮まることなく抜けられたからよかったですが、もっとちゃんと地図読みしなきゃね、っと反省です。。
でもアドベンチャラスで楽しかったです(笑)。



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詰めようとしていた沢とのコル。傾斜はゆるいけどアザミ漕ぎがすごそう!



鞍掛山山頂で登山者と遭遇。地形図上は道がないものの、鞍掛山から稜線までも普通に登山道があることを知る。(登山地図にはフツーに道が書いてあるそうな)
やった〜、あとはただ走るのみ!
(地形図上は鞍掛山からコルへ降りる斜面も急なところがあるので、ルーファイしながらの下降では更に時間がかかるところでした)





稜線上へ到達したのは13時半ころで、ここでやっとケータイの電波が入ったのでビビアンに連絡。
山頂で13時待ち合わせの予定でしたが、先に降りてもらうよう告げました。
あとは走るのみ!


快適な林の中の登山道を小走りに進んで行くこと30分ほどで、その瞬間は突然おとずれました。



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なんだこの真っ白な空間は!



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背後の鬱蒼と茂った林から飛び出すと突然、ひらけた空間に花崗岩の大ビーチが現れる。これは壮観です!



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なんて気持ちのいいところなんでしょう!来てよかった!


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でもめっっっちゃ暑いからさっさと降りよう!!!




走って降りて、長らく待たせてしまったビビアンと合流。
シューズはラン下山時も快適でした。(返品はナシ!)
温泉に浸かって、ナナーズで買い物したら廻り目平に移動です。
私は帰国後、今シーズン初の焚き火でした!


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1日おくれの29の日活動もやりました!



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翌日曜日は灼熱の「届け手の平」など。久し振りにしびれた〜。梅雨でも意外と登れるんだね!

夏休みは上ノ廊下。

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8/11に入山して上ノ廊下に行ってきました!
青鬼メンバー6名でのワイワイ遡行。
今年は予想通りの渇水で、核心部もとくに苦労することなく抜ける事が出来ました。


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1泊目は下ノ黒ビンガ手前!


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金作谷出合先のゴルジュ。


結局1泊2日で遡行完了。
でも薬師沢小屋へ抜けてしまうとビバークも焚き火も出来なくなるので、薬師沢出合の少し手前、A沢出合付近の快適ビバークポイントに贅沢2泊しました☆

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青鬼はペコマと2人で8本歩荷。

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ペコマ32歳の誕生日はイワナ寿司ケーキで盛大に祝ってもらいました!


3日目には源流をピストン遡行、4日目は青鬼の新人君と合流して7名で赤木沢を遡行して下山!
と、黒部源流域を満喫して終了。


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登山道まで詰めたけど源流の碑みつからず!

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赤木沢の美しさは格別!


モンベルのネオプレンつなぎは活躍しましたが水温は高く、気合を入れて買ったライジャケも本来の出番がないまま、主に座布団や枕として活躍してました。
それでも私は他の男性メンバーと比べると、足がつかなかったり水圧に負けたりして苦労する場面もありました。


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す〜いすい。

上ノ廊下は水量によって難易度も渓相も大きく変化する特殊な沢だと思うので、また再訪したいです。
本当にいい夏休みでした!!

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滝壺ブロッケーン☆

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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