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2020/10/15 谷川岳一ノ倉沢本谷〜4ルンゼ

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去年の寡雪の影響か、今年行った沢は軒並み雪渓少なめ!
一ノ倉沢本谷も今年は雪渓が消えるだろうと確信し、9月末ころから行くタイミングを見計らっていました。
すると、ここ最近レギュラーメンバーとなりつつあるWくんから「来週行きませんか?」の連絡が。
3人で予定を合わせて日程を先にFIXしたら、気温は下がるし雨も降るというあいにくの天気にあたってしまい・・・・。








14日夕方、集まって前夜発。ヤマテンさんの予報では「日中雨と霧、稜線では雪の可能性も」と。
寒さとの戦いに備え、3人ともウェットスーツやネオプレン上下といったがっつり「泳ぎ沢」装備で行くことにしました。更にレインウエアも持参して防寒対策万全です。


9月9日の豪雨で崩落した西黒沢橋は復旧しており、谷川岳ベースプラザ駐車場にも入ることは可能でしたが、ロープウェーは今も運休中です。でも通れなくなっていた田尻尾根・天神尾根は10/13の時点で利用可能となっていたようでした。しかしそれを知らなかった我々は西黒尾根下山をすることに。沢靴で降りるにはなかなか険しく長いので、下山シューズも持参することにしました。

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核心となるであろう"幻の大滝"は前夜にリードじゃんけん!私が見事勝利し(笑)、持って行くギアを選別しました。ハーケンは軟鉄ウェーブ、ナイフブレード長短など各種取り揃えて5枚。ナチュプロは#.2〜#.75サイズくらいまでのカムとトライカムを持参。タクティクスは、セカンドがFIXロープをユマールし、サードはビレイされて登る。リードが空身で登るなら、セカンドかサードがまとめて担いで荷揚げ無し。ロープはユマール時の利便性を考えて40mシングルを持って行くことにしました。フラットソールも持ちました。


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前泊し、朝4時半歩き始めで一ノ倉沢出合へ!


出合で準備しながら明るくなるのを待って入渓です。

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ヤバい!防寒に重要な沢グローブが両手とも右手だ!これは・・新手のスタンド攻撃か!?


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紅葉がはじまってるー!綺麗だー!太陽光がないのが残念すぎる!


10月も半ばとあってやはり今シーズン一の寒さ。しかも昨日より3度くらい気温が低く、予報通り霧雨が降っています。なるべく濡れないように進んで行きますが・・・


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えー!入渓してすぐ、まさかのシャワー!何ぃー!


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ひょんぐってるやつも、ひょんぐりの下を通過!何ぃー!


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この滝は釜を泳げば簡単に登れるけど、胸まで浸かっちゃう!ひえ〜。なんか左側壁にFIXが!って感じで、出だしはFIXをやたらと利用させてもらいます。


いや〜、すでに濡れすぎ!って、沢登りだから当たり前だけど。でもこれは後々冷えるぞ〜。


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ってFIXを使いまくってたら、テールリッジのほうへ続くFIXへと導かれてしまったので、ココで沢床へクライムダウン。本谷復帰です。


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ちょい悪なところでロープを出し、進んで行くと・・・その先にはものすごい光景が!!


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「なんじゃこのスラブは!」って騒ぎながらガシガシ進む。


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すると見えてきました!アレですね!


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通常は一年中雪の下に埋まっている幻の大滝!って、なんか他の記録写真と比べてかなり水流れてませんか?


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なんだか雨が強くなってきて、すでに震えがはじまりかけているのでレインウエアを着用。更に、セブンイレブンの「あんこの入った揚げ食パン」を頂く!118gで443kcalと優秀な行動食。下界では怖くて食べられない!これで震え熱生産の準備も万端です♪


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で、昨夜じゃんけんに勝ったので早速リードさせてもらう。すでに手がかじかんでいてガバがうまく持てず、足ブラハイステップになったりするのが若干怖かったです。ワイド登りも出てきたりしてバランシーでなかなかに面白いクライミングでした。


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大滝上から登りやすそうな左側を上がっていって、広大すぎるスラブの大海原をルーファイ。このまま右岸をいけばスラブの罠にハマりそう。流心を横切って左岸へ行けば快適そうです。しかし・・渡渉こわっ!(笑)ハーケンとカムでアンカーを作ってロープ出して渡りました。


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こっからスラブをひたすら登る!


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しっかりルーファイしていけばそれほど怖いところはナシ。とにかく登る!


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滝沢を左手に見ながら、登る登る!しっかし雨やまないなあ・・向こうの空は明るいのに!


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本谷バンドに到着し、4ルンゼに入っていきます。


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最初の滝は途中からロープを出してトラバース。思えば今回はよくロープを出した。なんか寒さで震え過ぎてか身体がうまく動かないんだよね。手もかじかんで持てないし。。


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どんどん雨が強くなり、霧も濃くなってきて風も出てくる。すると、「ぶおーん」というジェット機が近づいてくるような音。「飛行機かな?」って思った次の瞬間、聞いたこともないような轟音が!谷底でどんどん大きくなりながら反響し、かなり長いこととどろいていました。「何!?」「どゆこと!?」と一同に動揺が走ります(笑)。こんな季節にあれほどの大崩落が起きるというの?もし今もっと下流にいたら確実に巻き込まれていた気がする・・・・・怖っ!怖過ぎ!!!


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気を取り直して先を急ぎます。滝を巻いて泥ルンゼを登ってみたり、


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しなる残置ハーケン1本で懸垂してみたり。


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いちばん軽い人はバックアップを回収して最後に下降・・・キンチョーするわぁ。


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このあとも水浴びや水線突破系がつづいて


寒さによりごぷろ(Gopro)も昇天。急にうんともすんともいわなくなること、よくあるんです。弱いなあごぷろ。


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いつしか雨は止んだものの、気温は下がり、風も出て常時震え熱生産。ホールドは持てないし、ロボットみたいなカクカクした動きしか出来ない。pecomaはこの滝で流心を突破しようとしてあと一歩のところまでいったけど、低体温症の危険を感じて断念。ショルダーで左壁を上がってどうにか巻きました。


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で、そろそろ滝おなかいっぱいだよー。源頭の雰囲気になってくれていいよー、って思い始めたところでツメっぽくなりました。ツメははじめ岩登りで、そのうち笹登りからのネマガリタケ登り。怖い泥壁とかネギ登りとか無いし藪漕ぎも谷川にしてはかなり短かったですが、ネマガリタケがキンキンに冷え過ぎで手の感覚が完全になくなりました。今シーズン初"Barfies"きそうでした。


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そんなこんなでやたらとロープを出したのもあり、稜線に抜けるころには17時を過ぎてました。でも雪にならなくて良かったね!おつかれちゃ〜ん!


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この時間になってやっと晴れてきたみたいでした。おそいよー!


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どぴーかんで満点の星空のもと西黒尾根を下山。水上の夜景もやばかったです。駐車場着は20時半で、何気に16時間行動・・。楽しみにしていた湯テルメは当然閉まっちゃいましたが、乾いた服に着替えられただけでもすごい幸福感でした。セブンのホットラテが美味しかったー!


思いの外充実した一ノ倉沢本谷。全体を通してそれほど難しいところはなかったものの、寒さによって全ての難易度が上がった感じでした。悪さからいえば井戸小屋沢左俣のほうが断然悪かった(笑)。


これにて今シーズンの沢納めとなりそうです。来週からは残り少ない秋、乾いた岩を満喫ですね!







★遡行タイム★
4:30ベースプラザー5:30一ノ倉沢出合ー7:30幻の滝ー10:30本谷バンドー17:00稜線ー西黒尾根ー20:30ベースプラザ

2020/10/3〜4 甲斐駒ケ岳 Aフランケ スーパー赤蜘蛛 〜4度目のトライ備忘録〜

先週末はpecomaとスーパー赤蜘蛛でした。


0_DSCN1075.jpgスーパー赤蜘蛛のハイライトとなる、6〜7ピッチ目、全長70mのクラック。


昨年は10月の台風による登山道崩落で計画していた"赤蜘蛛参詣"を断念したので、今年「待ちに待った」という感じでした。
購入後ずっと山道具部屋の棚に飾ってあった80mロープを開封し、車に積んで、「いざ!」という感じでその日を迎えました。


というほど大げさではないのですが(笑)。


IMG_1279.jpg今年は日本登山医学会公認「甲斐駒ケ岳山岳医療パトロール活動」の一環で、竹宇登山口にて、コロナ感染対策に関する声かけ活動を行っています。
今回は活動終了後、パッキングをして入山!



結論から言うと、レッジトゥレッジでの完登は自分にはまだかなりハードルが高い。
でもチャンスとやる気次第で十分可能性はあるし、達成できたら自分の人生でもなかなかのビッグイベントとなる。
そんな風に感じた、人生4度目のスーパー赤蜘蛛でした。


8_IMG_7949.jpg入山後、8合目の岩小屋に荷物をデポしてAフランケ取り付きまでの下見。途中で見えた北岳!


↓これまでのスーパー赤蜘蛛参詣、その遍歴↓

2013年7月:初スーパー赤蜘蛛→Yosemite遠征前のビッグウォール練習のため、全装備持って登り大テラスビバークというスタイルで。クライミング内容はけっこう破茶滅茶(笑)。

2015年9月:ちゃんと登りに行った2度目のスーパー赤蜘蛛→岩のコンディション悪く実力も足りず、クライミングはやはり散々な内容。私はリードしたどのピッチも満足に登れていない。

2018年10月:ワンデイスーパー赤蜘蛛→Asakoと女子2人でスーパー赤蜘蛛、駐車場から往復20時間22分。つるべで登り、私は奇数ピッチを担当。スーパークラック1P目以外はチームRPというまずまずの内容。次回、レッジトゥレッジでの完登を胸に下山する。


7_IMG_1196.jpg8合目岩小屋から望む北岳。この週末は他にもクライマーパーティが入山しており、しかも知り合いでした(笑)


こうして見ると、2〜3年おきに1度行きたい気持ちが湧いてくるようですね。
たぶん黒戸尾根の長い長いアプローチが、下山後「しばらくいいや」って思わせるのでしょう・・。
思えば、2年前はワンデイだったので荷物が軽くて黒戸は楽だった(下山も走ってたし)。そう考えると、たった1泊しかしないのに重荷に喘ぐのと比べてワンデイも合理的なのかも知れません。


5_GPTempDownload 2翌朝は3時起床、4時前アプローチ開始。2年前、FIXロープが大岩の下敷きになっていてロープを出したところは、新しいFIXが張られていたので、それを使って懸垂出来ました。整備に感謝!


2_IMG_1253.jpg取りつきに5時前には着いてしまって、真っ暗過ぎ。しかし5時半を過ぎてもなかなか明るくならず、複数パーティ居るのもあって、しびれをきらしてヘッデンでスタート。今回はpecomaが荷物係さんを引き受けてくれたのでchippeがオールリードです。


6_GPTempDownload 2ほんの少し、「あわよくばワンプッシュオールRPを・・」という邪念もありました。しかし1P目、核心と思われる部分で躓いて再登ならず!そしてモタモタしているうちにすっかり明るくなりました^^;


3_DSCN1069.jpg9_DSCN1074.jpg期待通りの紅葉と白い岩!まだ手がかじかむような寒さではなく、止まっていると少々肌寒い程度の、クライミングには丁度良い気候でした。



2_GPTempDownload.jpg5ピッチ目、ロープを伸ばしながら、下部ピッチをユマール中のpecomaを見下ろす。まず落ちないようなところはノンビレイで登りました。


1_GPTempDownload.jpgオールリードは疲れたけど、気力体力ともに良いトレーニングになりました。pecoma荷物係さんありがとう!



今回、レッジトゥレッジでの完登はそう簡単なものじゃない、と気付いてしまいました(笑)。6ピッチ目5.11cのクラックをワークして、ムーヴもギアももっと洗練させる必要がありそうです。このピッチ、長さも内容も、この間1撃した錫杖「深夜特急」の核心ピッチより数段難しく感じます。今回はワークする気満々で取り付いたにも関わらず、「雨が降って来た」とか「後続もいるし」とか色んな雑念に豆腐メンタルが負けて、結局ヨレヨレで6ピッチ目を抜けた後、降りて2便目を出す気力は消えてしまいました。


0_DSCN1072.jpg残置ハーケン等も使った上で、持参した2セット+αのギアをほぼ全て使い切った6ピッチ目・・。


8_DSCN1077.jpg6ピッチ目ワークはせず、そのまま7ピッチ目スーパークラックへ。こちらは再登できましたがやはり出だしは悪かった!中間部は内部が3番サイズに広がったハンドクラックで、私にとってはワイドぎみハンド。ランナウトしなければならないこともあってなかなかに消耗します。


IMG_1285.jpgそれにしても似てますね。YosemiteのCrimson Cringeに。この写真は2018年の遠征時のものですが、2018年にはじめてココを登ったとき、あらためて日本のCrimson Cringeへの思いが募ったのを覚えています。


7_DSCN1080.jpg後続パーティをかなり長いことお待たせしてしまって申し訳なかった!


何はともあれ、何となく響きがかっこいいから口走っていた「スーパー赤蜘蛛レッジトゥレッジ」がどういう姿形のモンスターなのか、その全貌や攻略法が自分の中でだいぶ明確になった二日間でした。


6_GPTempDownload.jpg5ピッチ目の途中からはずっと雨が降ったり止んだりの天気となりました。


5_GPTempDownload.jpgでも最後の5.10b/cのスラブは不思議と濡れてなくて良かった!



4_GPTempDownload.jpg久しぶりの終了点岩小屋。


今シーズン2度目はあるのかないのか・・・(笑)。
天気とパートナー次第ですね〜💪


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※今回持参したギア※
カム(キャメとトーテム)#.2×1、#.3〜#.5×2セット、#.75〜#1×3セット、#2×4個、#3×3個、ナッツ1セット(使わず)、OZクイックドロー×5、アルパインクイックドロー(60cm)×8、120cmスリング×4、80mシングルロープ(9.5mm)×1、捨て縄2本(使わず)、アセンダー(フォロー用)

2020/09/21~22 広谷川御神楽沢~奥壁本谷ルンゼ 

沢登りと岩登りのハイブリッド!スーパークラシックな会越国境の名渓に行ってきました!
0_IMG_1041.jpg圧巻の奥壁!



秋雨前線の影響か不安定な天候のまま迎えたシルバーウィーク4連休は、当初長めの沢とか色々な計画はあったものの全てリスケに。結局、前半2日は甲斐駒ヶ岳山岳医療パトロールの一環で、登山口での声かけ活動に参加しつつ北杜市周辺に滞在。後半の2日で、きのぽんさんに誘ってもらい、御神楽沢へ行くことにしました。


天気予報が好転した後半の2日でしたが、入山直後からしっかりとした雨に。それでも騙し騙しアプローチを続けると、入渓点を過ぎたころには雨も止み、遡行中に雲もどんどん晴れてきて最終的には気持ちの良い秋晴れとなりました。


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蝉ヶ平登山口を出発!


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入渓してすぐ水に浸かります。水温はぬるめで、震えることなく遡行できました。


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透明度の高い水と粘土質の青白い岩が綺麗です。


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ショルダーも積極的に活用!


今回のメンバーは、きのぽんさん、HGさん、ちっぺこの4人です。登攀具としては、パーティで50mロープを2本、#.75以下のカム1セットとハーケン5枚程度を持参しました。はじめて一緒に登るので、入渓前にタクティクスを確認。ゴルジュ地帯では、基本1番手が空身でリードしてロープfix、後続はユマール(出来ればザックを3つにまとめて荷揚げ省略)。また奥壁の登攀は2パーティに分かれて付かず離れず登る、ということにしました。


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入渓から約1時間半でム沢の大滝が見えてきました。


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ここから右の御神楽沢へ!淵は歩いて突破。


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御神楽滝30mはなかなかかっこいい大滝!左壁が登れるみたいだけどヌメヌメそうで悪そう。。


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一応ロープを出して右から巻きます。泥壁でちょっと悪いトラバースがありました。最後は灌木の残置スリングを利用し、10mほどの懸垂で滝上へ。少し手前から降りれば懸垂なしで降りることも可能です。


4連休前半の2日で(増水した)マンダノ沢へ行かれていたきのぽんさんとHGさんは、ヨレヨレ寝不足のままの出発でした(笑)が、流石は百戦錬磨の山屋さん。4人で連携して滝やゴルジュ地帯の突破もスムーズにいき、沢水が平水より少なめだったのもあって、比較的早いペースで進んでいきました。


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時にエイドやお助けも交えながら、4人でテンポよく前進。


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10m滝はシャワークライム。


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渓相は一時ゴルジュチックに。木登りありーの、


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トイ状つっぱりありーの!


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ゴルジュを抜けると急に沢が開け、大岩壁がどーん!迫力満点の岩風景!


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中ノ大滝はルーファイしたのち、水線の左から取り付き、途中でロープを出しました。


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ここから、核心となる上部ゴルジュ帯。この2段滝は、私がリードでトライ。抜け口で一箇所カムをとってビレイしてもらいました。1段目の落ち口は広いスペースで、肩がらみ固定したロープを2番手ペコマがゴボウで上がる。ペコマが荷揚げと後続の引き上げをしている間に、私が左壁から2段目を突破。荷揚げしやすそうな左壁に支点を作って荷揚げする間に、2名が右壁からショルダーで突破し、最後の1名は左壁のfixをユマールしました。連携プレーが楽しい!


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次の10m滝は出だしの草付き地帯がヌメって悪そう。ペコマがリードし、fixロープをユマール。2番手が2本目のロープを持ってあがり、後続が登る間に先行してロープを伸ばす、といった形で時間短縮をはかりました。


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といった具合にテンポよく進んでいって・・・



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入渓から4時間半かからずテンバに到着!
眼前に300m級の大岩壁が拡がる絶景のテンバです!



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ソーセージ祭り、ポテチカルパスバウムクーヘン"なんでも炙り"祭りを繰り広げ、飲み過ぎ食べ過ぎた私は例によってすぐ撃沈しましたが、時々広がる星空のもと、23時くらいまで楽しい夜を満喫しました。


「早く下山して美味しいもの食べようよ」ということで、翌朝は4時起床して準備し、出発。登山体系のルート図を読み解きながら、登りやすそうなところを選んで登って行きます。


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遠望すると絶壁1枚岩に見えた岩壁も、近づくほどに傾斜もゆるく見えてきて顕著なルンゼ状に導かれます。


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なるべく水線をたどり、登りやすそうなところを上がって行きます。概ねフリクションは良くて快適な岩登り。


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私たちは結局持参したクライミングシューズには履き替えずそのまま登りました。


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ぐんぐん広がる景色!高度感抜群です。



ロープを出すか出さないか、ギリギリのところでだましだまし進み、結局ロープは出さずに終わりましたが、落ちたら300m止まらないような場面も多々ありました。


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最後は右俣に入り込んだものの、左上しながら沢状を辿って行って、ほぼ藪漕ぎなしで登山道へ!


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まだ8時過ぎとかなり早い時間だったので、さすがに山頂往復しようということになりました。


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御神楽岳登頂〜!


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下山路は噂通りの悪路で、「落ちたら即終了」な箇所が次から次へと連続する、気の抜けない激下り道でした。


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道すがら、奥壁全景を見渡します。


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湯沢の大スラブと山伏尾根。ここら辺も岩岩していて面白そうです。


稜線上こそ涼しかったものの、標高が下がるにつれかなり暑くなってきて、汲んだ1Lの水も尽き掛けます。湯沢出合についたら冷たい水に飛び込みました。


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下山後は温泉でさっぱりしたあと、HGさんが見つけた西会津の美味しい食堂で打ち上げでした。ココはオススメです!



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誘ってもらっておふたりと一緒に登り、沢屋さんの効率的な登り方や芸術的なタープの張り方に至るまで、色々と勉強させてもらえた二日間。とっても楽しかったです。ありがとうございました!^^


さて。そろそろ岩の良い季節になりますね。身体作りも本腰入れて行くぞー!鰻登りで!










コースタイム
初日
8:16蝉ヶ平登山口-9:22入渓-10:40御神楽沢出合-11:50御神楽滝上-12:53中ノ大滝-13:30上部ゴルジュ帯-15:00奥壁基部

二日目
5:46遡行開始-8:11登山道-8:40御神楽岳山頂-12:20湯沢出合-13:40登山口

2020/09/15〜16 錫杖岳 注文の多い料理店 & 深夜特急

天気とタイミングがばっちり合って、この二日間は錫杖の乾いた岩を楽しんできました!


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今回のパートナーはEl Cap「フリーライダー」のワンプッシュオールRPという偉業を成し遂げているつよつよガール、Sayakaちゃん!
数年前に知り合って以降、最近はメラメラガールズの集まりでもよく一緒に遊んでもらっています。しかも同い年で気が合う!


ということで、兼ねてから行きたいと思っていた深夜特急を一緒に登りました。


Sayakaちゃんは今回が始めての錫杖岳!まず初日は注文の多い料理店で足慣らしです。


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私はといえば、ものすごく昔に3ピッチ目のハング下で大雨敗退して以来登ったことがなかったので、今回はじめて上まで抜けました。


IMG_0727.jpg最近メラメラガールズで勉強会などしているので、いつも面倒がって流動分散にしてしまうところを固定分散にしてみたり、"shelf"(マスターポイントを段違いにする方法)を使ってみたりなどしました。コードレットを入手したら、クアッドアンカーなども積極的に作っていこうと思います。



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秋晴れで気持ちいい!全ピッチ通して楽しいクライミング。とくに3ピッチ目はとても面白かったです。大人気ルートだけありますね!


IMG_0731.jpg前衛壁の頭へ行くのはまあまあ大変そうだったので、今回は割愛。


IMG_0739.jpgお天気サイコーです!


降りてきてから深夜特急の取り付きを確認しに行きましたが、地形や岩の形状などよーーくトポと照らしあわせるも確信が持てない・・。

私は今年の1月に1ルンゼを登りに来ているのですが、分からない・・。季節が違うと景色が全然違う!って当たり前ですが、冬の方がしっかり白い筋が現れて地形の特徴がつかみやすいです。自分がいかにざっくりとしか地形を把握できていないか、痛感させられました^^; 岩から離れて見ようにも、冬は全部埋まっている薮も濃くて、そう簡単に行動範囲が広がりません。。

最終的に、「たぶんココが1ルンゼ・・?」とあたりをつけたルンゼ状の、さらに左にあるルンゼ状に目星をつけました。
水したたるぶったち草付きルンゼでかなり怪しいけど・・。ひとまず「1ルンゼ」としたルンゼも、地形がなんか違う気するけど・・。
Sayakaちゃんとも相談し、「たぶん、ココで良いよね!」と、ひとまずギアを残置して下りました。


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錫杖沢出合をベースに、初日のお夕飯は鶏味噌鍋!Sayakaちゃん家でとれたおナスは牛脂炒めにしたらめちゃ旨でした〜。ご馳走様でしたっ!!

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次第に夜も更けていき、満点の星空の下で女子トークを炸裂させました。楽しかった!


翌朝は5時起床。前日のお鍋の残りをおうどんにしていただき、6時半ころアプローチ開始しました。


昨日目星をつけたルンゼ状を目指し、少し登りやすそうな右寄りから登って行きますが、明らかに様子がおかしい。
草が生えすぎのワイドと水が流れすぎのぶったちルンゼの間のフェイスを、ボロい残置でエイドして抜けました。


IMG_0752.jpg北沢フェースルートから右上してテラスへ。


そのままもう1ピッチ伸ばし右上のテラスまで抜けてはじめて、「北沢フェースルート」というエイドルートから取り付いてしまったことに気がつきました。昨日「1ルンゼ」としたルンゼ状がまさに深夜特急の取り付きでした^^;


ということで、3ピッチ目から本来のラインに合流しました。気を取り直して快適なクライミング開始です!


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今にも発射しそうなミサイルにプロテクションをとり、乗っかって登っていくSayakaちゃん(笑)。実際、地震の後だし怖いよね・・・。


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そして箱型ハングの右下まで。白壁が覆いかぶさるようにそそり立っていて威圧感あります。そして高度感満点!


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次の5.11aのピッチは私のリード。プロテクションや傾斜、長さなどを考えるとこのグレードで妥当な感じがしました。登りごたえありました。


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終了点は快適なテラス!眺めも最高です。


そしてお次が核心ピッチです!5.11+となっている、傾斜のあるコーナークラックです。ここはせっかくだから2人ともリードしようと話していましたが、昨日の夜のじゃんけんで勝ったSayakaちゃんからOSトライ開始!


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出だしはマイクロナッツしかうけつけません。上部も傾斜があって足も悪くバランシー、ストレニです。Sayakaちゃんはさくっとさらりと超えていきました。流石つよっ!


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1度おりてきてもらい、今度は私のFLトライ!範馬勇次郎ばりに足を開いてふくらはぎがつりそうでした。
最後もヨレヨレで落ちそうになりながら、どうにかこうにか完登!ふ〜。


IMG_0742.jpg三角テラスからフォローのSayakaちゃんを見下ろす。高度感抜群!



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やったねー!焼岳と!


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ナイスOS!槍穂と!!


グレード感は、二人とも「5.11cくらいかね?」と同意見でした。


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三角テラスから見下ろすと1ルンゼ全体が見渡せ、やっと概念がよく分かりました。。


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ラストはLittle Wingと合流するピッチです。「傾斜の強いスッキリとしたフェイスに走るクラックを繋げて登る、非常におもしろいピッチ(ロクスノChronicleの今井さんの記事より)」という記述とちょっと合わない気もしましたが、ラインは間違ってないハズ。。


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登攀終了〜!核心ピッチを二人とも登れたのは嬉しいね!お疲れさまでした〜〜!


懸垂も大きな問題なくスムーズに降りられました。

IMG_0743.jpg途中のアンカーにアメリカンデストライアングルがあったりしたので少し整理してきました。


IMG_0744.jpg本来の深夜特急1、2ピッチ目を懸垂しながら見ましたが、コチラは乾いていて快適そうなワイドでした。5番サイズもあったら安心そうでした。



終日ちょうどよい気候で、雨にも降られず、登攀も女子トークも存分に満喫できた二日間でした!
マルチは今年の6月ぶりでしたが、やはり気持ちが良いものです。
クライミングして高いところに達して、良い景色を見る!最高の贅沢ですね^^
Sayakaちゃんありがとう!また遊んでね〜。


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※今回持参したギア(深夜特急)※
カム#4×1、#.1〜#3×2セット、マイクロナッツと小さいサイズのナッツを数個、スポート用ヌンチャク×2、アルパインクイックドロー(60cm)×3、60cmスリング×2、120cmスリング×3、60mシングルロープ×1、60mダブルロープ×1(バックロープ)、捨て縄4本

2020/09/09 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 トレラン〜 ホカオネオネとGarmin ForeAthlete 45装備で走ってみた〜

「アルパインに一番重要なのは体力だと思います。」(最近指と手首がちょっと痛い35歳主婦クライマー)


一般的な成人の最大心拍数は簡易的な計算式で表され、「220-年齢」程度といわれています。
この最大心拍数が、悲しいかな、"1"減ってしまう日の前日、たまたまヒマだったので、「山走りに行きたいなー」と思いました。

ちょうど2年前の夏にはじめて「トレラン」というスタイルで本気走りした黒戸尾根は、黄蓮行ったりAフランケ行ったりで通う上、数年前からは山岳医療パトロールでもお世話になっていて、今やかなり親しみのある道です。


日本三大急登に数えられる黒戸尾根ですが、平均勾配はそれほどキツくありません。
黒戸尾根のキツさはなんといってもその、片道10kmという距離の長さにあります。
これは三大急登のこりの2つである西黒尾根やブナ立尾根の約3倍の長さで、ちょうどよくキツい傾斜の登りが延々ずーっと続く感じです。。


2年前は登り3時間37分、下り2時間18分だったようです。
今回はどのくらいでいけるのか・・。
2年前まだ手に入れていなかったホカオネオネのスピードゴート3を履き、Garminのランウォッチ"ForeAthlete 45"を装着して走ってみました。












朝、3時半。珍しくぐっすりと眠っていたのに(最近はトイレで起きることが多い)、自分でセットした目覚ましにたたき起こされました。
「かけなきゃよかった(自然と目が覚めたら行く、にすればよかった)」と思いながら、予報が悪くなっていないことを確認し、しぶしぶ準備をして家を出ます。


高速をとばし安全運転で目的地へ。
辺りは晴れ渡っており、目的の山頂も朝日に輝いているのが見えました。

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これが見られただけでもテンションうなぎ。
あの山頂に早く行きたい・・!と気持ちが焦ります。
傘雲が気にはなりますが、SCW予報では12時ころまで晴れるみたいだから信じます。


コンビニで甘い水を2本購入。ここ最近山を走る時定番になったソルティライチと、今回ははじめて「濃いめのカルピス」をチョイス。
合計1L。ちょっと少ないかなと思いつつ、たった6時間程度なら我慢できるやと過信。
また、カロリーもこれだけで計470kcalくらいあるので、あと行動食は車の中にあるゲルとかをちょっと持てばいいや、ということで購入せず。


で、はやる気持ちを抑えつつ駐車場で準備をし、6時前には走りはじめました。


そしたら走り始めてから少しして、「行動食入れるの忘れたじゃん!!!!」ということに気がつきました。
でも戻るのはすでにダルすぎる距離・・orz
というわけでたまたま家から持って来ていたアミノバイタル3本が命綱となりました・・。

IMG_0420.jpg今回の持ち物。Karrimorのvapour hoodie(100gのウインドブレーカー)とタイツ、もってこタオル、ヘッデン、軽い救急セットとエマージェンシーシート、水分1L、貴重品、日焼け止め、ケータイ、Gopro、と、アミノバイタル3本。(ペーパー忘れ)



ちなみにGarminのランウォッチ"ForeAthlete 45"はロード用で、全然山用ではありません。
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でもGarminのソフト自体はトレラン解析もできるから、データさえちゃんととれればOK。


結果、GPS感度もよく、標高などもほぼ正確にとれていたみたいです。
走りながらわりと正確っぽい(RPEと相関してる感じがした)心拍数を確認できるのがけっこう便利でした。
電池のもちについては、20%程度減っていたので、ウルトラ系の長いレースとかだともたないかもしれませんね。


なんども歩いて走ってみて思うのは、黒戸尾根の核心部はほぼほぼ刃渡りの前までです。ここに黒戸尾根の辛さの半分以上が詰まっているといっても過言ではないと思います。逆に刃渡りまでたどり着けば、もう黒戸は半分以上終わったようなもの!


IMG_0425_20200909191200a18.jpg笹ノ平分岐までがまず第一核心で、その後に第二核心となる"笹ノ平と八丁登り"がはじまります。ちなみに、笹ノ平分岐がまたクセモノで、登りで1箇所?下りで2、3箇所?(人による)の"偽"笹ノ平分岐があり、「分岐マダカヨー!」ってなるのが黒戸あるあるです。


第二核心部はちょうどキツい傾斜が長く続くので、気づくと意識がとんでペースが落ちていたりします。今回はランウォッチを確認し、つねに心拍数150以上をキープするように登りました。キツかった。。最近覚えたパワーウォークも駆使しましたが足つりそうでした。


上の写真の、左下に見える登山道にまたがるボルダーが"第二核心"終了を告げる目印。ほどなくして刃渡りです!


で、刃渡り〜!
IMG_0401_202009091806476b9.jpgやった!黒戸オワタ! \(^o^)/


IMG_0400_2020090918054838a.jpgしかも快晴!鳳凰三山と富士山だー!!


途中、数パーティの登山者のほか、2名の単独ランナーさん(ひとりは細マッチョ、ひとりは足の筋肉ムキムキ)と3人パーティのランナーさんを抜きました。下りでまたすれ違う時、微妙にオーダーが変わったりしていたのが面白かった(笑)。


刃渡りを過ぎたらすぐ五合目。
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昨年は台風の直前に走りに来ており、その後台風でここの登山道が大崩落してしまいました。今回は崩落以来はじめてでしたが、とても綺麗なハシゴと木道が整備され歩きやすかったです。七丈小屋の方々はじめ、整備してくださったみなさん、本当にありがとうございます!


で、五合目を過ぎたらすぐ七丈小屋です。
IMG_0403.jpg今年はコロナの影響でまだ山岳医療パトロールが実施できていません。今後の実施も目処がたっていませんが、プライベートでもひとまずやっと来られた、という感じです。


で、七丈小屋を過ぎたらすぐ八合目です。
IMG_0404.jpg山頂方面、晴れ!


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八合目を過ぎたらすぐ九合目で・・


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そしてあっという間に、ホラ、山頂の祠が見えてきましたよ!


雷鳥が優雅に飛んでいるのを横目に見つつ、駐車場から3時間10分ほどで山頂到着しました!
IMG_0407_2020090918063553f.jpgやったー記録更新!ぜんぜん自信なかったから嬉しい!本物のランナーは2時間半で登るらしいけどね!最後は這いつくばって登りました。今の私にはコレが精一杯!


IMG_0408_2020090918063220b.jpgGoproでタイマー撮影★早起きしてよかった〜!


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山頂の展望も全く期待していなかったので、予想以上の快晴にテンションうなぎ!


さあ、下山です!


下りこそ、この急坂で厚底ホカちゃんの威力が発揮される時!大幅なタイム更新を狙いたいところ〜。


IMG_0410.jpg仙丈ケ岳方面は雲沸いてました。

実は、山岳医療パトロールのとき、ペコマが七丈小屋から駐車場まで1時間10分という記録を叩き出しています。パトロールの際は七丈小屋に1泊させてもらい、翌日下山するのですが、この下山時の記録です。だから日帰りで下から山頂往復とは条件が違うといえば違う。しかし、2年前も私はこの記録に挑戦し、1時間43分かかって敗北を喫したのでした。

今回こそは!という密かな想いを胸に、七丈小屋で靴を履き直し、いざ出走!


しかし今回もやはり1時間半かかりました・・(´Д`)
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思うに、笹ノ平分岐からはどうやっても30分かかると思うんです。なので、七丈から笹ノ平まで40分で来ないと話にならない。しかし、どうしても1時間かかってしまうのです。


でも今回あらためて思いました。七丈から降り始めるとき、すでに足が残ってないんですね・・。
急坂が多く、スピードコントロールを要する場面も多いものの、気持ちよくすっ飛ばせるような斜面もあります。
しかしそうしたところでもすっ飛ばすだけの足が残っていない・・。


そして水1Lが最後に効きました。
もし100円玉を持っていたなら、七丈小屋で迷いなく補給したかもしれません。
でも千円札しかなかったのと、「補給ってなんかエイドくさい」と思い、降り始める時点で200cc位しか残っていなかったのに補給しませんでした。そうしたら終盤ガチで熱中症的になりかけました。あぶないあぶない。
(ちなみに帰宅後体重を測ったら体重減少率は2.89%でした。水飲めてたらもっとタイム上がったかな?)


アミノバイタルは登りの刃渡り手前で1本、八合目手前で1本飲み、最後の1本は下りの七丈小屋で飲みました。これがなかったら本当に最後までもたなかった気がします。


行動食ナシは実験でもダイエットでもなんでもないただの忘れ物なんですが・・・色々と山をなめたことをしてしまいました。反省。


IMG_0413_20200909180517f7c.jpgGarminウォッチの記録。


IMG_0419.jpg標高と心拍数。170はたぶんエラーだと思うけど、160超えはまあまああったと思います。それなりには追い込めました。


IMG_0418_2020090918043145b.jpg最大心拍数に対する割合で「心拍数ゾーン」というのが5段階に分けられています。ゾーン3〜4はRPE(自覚的運動強度)でいう13から17くらいと思われますが、だいたい一致していたように思います。


高度や距離なんかは、下のGeographicaのトラッキングの方が正確だと思います。


下山後は水をがぶ飲みしたあと、温泉に浸かってガリガリ君を食べ、優雅な1日を過ごしましたとさ。
今年の秋は積年の宿題をやりにまた甲斐駒行きたいです!


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しかし流石はスピードゴートちゃん。下山後のダメージはこの秀逸な厚底のおかげでだいぶ違うって感じますね!












★コースタイム★※()内は山と高原地図の標準タイム

【登り】
駐車場ー笹ノ平分岐49分(神社ー笹ノ平分岐2時間30分)
ー刃渡り39分(2時間)
ー五合目26分(1時間)
ー七丈小屋21分(1時間10分)
ー八合目25分(1時間)
ー山頂27分(1時間30分)

【下り】
山頂ー七丈小屋30分強(1時間30分)
(小屋前で5分休憩)
ー笹ノ平分岐 約1時間(2時間30分)
ー駐車場 34分(神社まで1時間30分)


【Geographicaのトラッキング】(左が山頂まで、右が往復の累計)
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プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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