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フィールドアクティビティにおける女子トイレ事情 〜クライマー的、医学的観点から〜

2019092006300944f.jpeg2019年 ヨセミテにて。


生物学上れっきとした女子である筆者は、大学4年の終わりに登山に目覚めてからというもの、これまでずっと山に関わる様々なフィールドアクティビティに興じてきました。


2019092006301363e.jpeg2019年 シャモニにて。


無雪期や残雪期の山歩き、百名山ハントにはじまり、ロッククライミング、無雪期のバリエーション登山、沢登り。少しずつフィールドを広げて行き、ビッグウォール、アイスクライミングや冬季登攀、バックカントリースキーもかじり出し、ごく最近ではトレイルランニングにも興味を示して収拾がつかなくなっています。身体が最低でも2つはほしい(笑)。


IMG_8342.jpg2016年 El Capitan "The Nose"にて。


そんななか、フィールドでのトイレ問題というのは常につきまとってきました。男性ならそれほど問題にならない場面でも女性にとっては時に致命的にもなり得ます。


maekawaootaki.jpg2012年 前川大滝沢滑川大滝にて。


この記事では、私自身の経験と独断およびこのテーマに関してよく纏まっていたREIの記事(最下部に記載)に基づいて、そんな女子のトイレ事情について思うことを書きたいと思います。
そして、私は(一応)医師でもありますので、医学的な視点も附記出来ればと思います。


コンプライアンス遵守の精神に則り(笑)、舞台は"どこか海の向こうの国でのアルパインクライミング"としましょう。
もちろん"海の向こう"であっても、トイレがあるところではトイレでする(努力をする)し、止むを得ず"そこらへん"でする際には環境に配慮することが大前提です!


IMG_8335.jpg2018年 タイプラナンビーチにて。


さて。前置きが長くなってしまいましたが、ひとことでいうと排泄の面で女性は男性と比べ圧倒的に不利です。

第一の理由はもちろん、泌尿器系の形の違いです。リーチや体格差についてなら、必ずしも女性のほうが不利とは言い切れませんが、この点に関してだけは女性が絶対的に不利と言えるでしょう。

それにもちろん、社会的な問題、羞恥心なども付け加えて然るべきでしょう。コアな女性クライマーの方々はそこらへんはあらかた解決済みかと思いますが、常識的な羞恥心は無視できない問題です(笑)。

形の違いで女性が不利になるのは主に2点。1点は、排尿のしにくさという利便性の面。そしてもう1点はもっと重要、衛生面です。

女性は男性ほど排尿が容易でないし、尿路感染症にもかかり易い。これが野外女子トイレ事情の悩みのタネです。


では、みなさんどのようにしてこの"不便"を克服し、大好きなクライミングを楽しく続けているのでしょう?
以下、場面ごとに考えてみましょう。


201909200630163b8.jpeg先週の肉。あ、今更ですが写真は記事の内容とあまり関係ありません。


1."pee-bottle" 通称"ションポリ"のおはなし。

悪天候時の冬山や高所登山など、テント内で用を足さざるを得ない時があります。そんなとき男性は"それ"をひょいと取り出して、尿器、俗称"ションポリ"なるものに突っ込んでしまえばハイ、終わり。失敗することはまず無いんじゃないでしょうか(予想ですが)?


IMG_1564.jpg2019年 デナリBCにて。


しかし女性の場合そうはいきません。解剖学的に外尿道口がかなり奥の方に引っ込んでいて、かつ小陰唇と呼ばれるヒダの中に隠れています。生々しい話になってしまいますが、これは悲しくも無視できない現実です。
狭いテント内で小さな的めがけて排尿するのは生易しいことではなく、練習と慣れが必要になります。

そんな女性の尿路の構造を理解すると、テント内での排尿は、ひざまづいて、"ションポリ"を適切にあてがって、行う必要があります。

そこでまず、用意すべきマイ"ションポリ"の口は直径7cmくらいのものを推奨します。
これは私が勝手に推奨しているだけですが、外性器全体を覆えてかつ肛門は外せるくらいの大きさとなるとこのくらいです。
外性器が複雑な形状なので、これより小さいとどこかしら漏れる可能性があり、これより大きいと肛門にかかって不潔になります。

REIの記事では👉コチラを推奨していますが、私もこのナルゲン容器はおすすめします。
ただ、2.8Lは大き過ぎると思います。これの1Lタイプが日本国内でも売っていますのでそちらを推奨します。


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NALGENE:フォールディングカンティーン1L。写真は"sumally"から転載



一般的な成人の1回尿量は200cc〜400cc、1日に1500cc程度ですが、高所や寒冷地では高度順化、低体温症・凍傷予防などの観点から積極的に飲水すべきで、その場合は尿量がこれより多いかもしれませんし、ダイアモックスを内服しているとさらに多いでしょう。
ションポリの容量が500ccだと下手したら1回で捨てに行く(テントの外に出る)必要が生じます。でも2Lは多すぎ。そんなに溜め込んでいたら雑菌も繁殖しやすくなります。

それに、1L以上尿が入った重たい容器をあてがって、うまくいかないなってやっていて、もしひっくり返したら・・・。考えたくもありません(笑)。

1Lくらいが妥当なのではないかと思います。


ちなみにこのナルゲン容器のように柔らかい素材でない(ボトルタイプなど)ものを使うときは、ひざまずいてあてがう便宜上500cc程度が限界かと思います。(移し替える別容器があれば外へ捨てに行く手間も省けます)


どちらにせよ、練習なしぶっつけ本番だとテント内で悲しい思いをするので、お風呂場などで練習してから使いましょう。


IMG_0699.jpg2019年 デナリ国立公園にて。


老婆心ながら、冬に多量のアンダーウエアなどを着込んだ状態で、狭いテント内でやろうとすると意外と難しいです。なかなかうまくいかない人は、恥ずかしいでしょうが一度鏡で自分の"解剖学的構造"をよく観察して理解し、再トライすることをおすすめします。

それとREIの記事にも書いてありますが、"ションポリ"には消えないペンなどで派手に印をつけておいて、決して普通の水容器と間違えることのないようにしましょう(笑)。


20190920063016c56.jpeg今週の肉。


2. "funnel" "じょうご"のおはなし。

大便なら男女に差はないものの、女性は"大"より回数の多い"小"でさえ、下半身を露わにしなければなりません。それが吹雪の中であっても、断崖絶壁でも。とくに冬は衣類が濡れたら大問題です。背に腹はかえられないから、勇猛果敢に下半身を露出するしかありません。また、同じ理由から、通常は"羞恥心"というか男性メンバーへの"心遣い"から、女性は他のメンバーから見えにくいところまでわざわざ移動して排尿しがちです。それが安全上の問題を生ずる可能性もあります。


20190920063016847.jpeg2019年 シャモニにて。


この問題を解消すべく、じょうご型の女性用尿器がいくつか販売されています。使っている方も周りに何人かいらっしゃいます。これを"適切に"あてがって、チューブの先端を服の外へ出すことにより、男性と似た形で、ズボンをおろさず用を足せるというものです。


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REIが紹介する女性用尿器の一例※この他にも多くの類似製品が(欧米では店頭で普通に)売られていますが、国内ではみたことがありません。通販で買えます。


しかしこれもかなりの練習が必要です。また、用を足した後はこの尿器を拭くか何かして清潔に保つ必要があるでしょう。
実は私も数回これを試したのですが、あまり好きになれず使うのをやめてしまいました。理由は以下の通りです。

・思った以上に難しい。時間がかかる。
・これを使い始めるより前に、サッとズボンをおろして素早く用をすませる術を身につけてしまったため、あまり必要性を感じなかった。
・野外で使用後、尿で濡れたコレの処理も面倒。(拭くための紙とか、これを入れる袋を用意したりとか)


201909200630160c2.jpegこの間。Fairheadにて。


ちなみに、私は普通のロッククライミング(マルチピッチなど)のときはハーネスを履いたまま小用を足せます(=ハーネスを履いたままズボンを下ろすことができます)。また、小用のあとの"拭き取り"はおりものシートで代用しています。そして、この手の複雑な作業は冬季登攀中はほぼ不可能と感じます。(かつ、羞恥心はもちろん克服済みです(笑))そのため、このじょうごを自分のクライミングに取り入れるメリットはほとんどありませんでした。


ちなみに、この"じょうご"と"ションポリ"を組み合わせて使うことも可能です。
(REIの記事には、それによりシュラフ内でも出来るようになると書いてありますが、ものすごい上級者とお見受けします(笑))


20190920063012213.jpegおうち肉。


3. 冬のクライミングのおはなし。

上にも書きましたが、マルチピッチであっても、無雪期であれば、ハーネスを履いたままズボンを下ろすことは難しくありません。まだやったことない!という方は是非練習してみてください。すぐできるようになると思います。
ですが、冬季は今のところ、同じ手法で出来たためしがありません。冬のクライミング中の排尿は未だに私の悩みのタネです。
というのも、私は女性であるだけでなく、人一倍頻尿なのです・・・。そのため、壁のなかで突如として我慢の限界を超えることもしばしばです。


2019092006301692e.jpeg2019年 シャモニにて。


私は以前、2月の北アルプス明神の壁のなかで、不安定で"プア"な支点に3人サクランボ状態となったことがありました。そしてその最中にずっと我慢してきた尿意が限界を迎えました。そのとき、私はこの挑戦的なクライミングを前に、普段よりも下準備をしていて、"おむつ"を履いていました。このときはそのおむつに助けられました。というのも、その夜はサイトに帰ることができず、一晩おすわりビバークをすることになったからです。忘れもしない、谷口けいさんと登ったウィンタークライマーズミーティングでの出来事ですが・・・。
このときおむつがなかったら、私は下半身ずぶ濡れ状態で寒い一夜を明かす必要があり、足指の凍傷などは免れなかったでしょう。
いざという時はこうしたツールも役に立つと思います。


2019092006301569a.jpegおとといの岩。


これはイレギュラーな例ですが、普段のウィンタークライミングでは、私は次のような方法で小用に対応しています。

・120cmスリングでチェストハーネスをつくってそちらに荷重をうつし、ハーネスをぬいでヤッケを脱いで露わになってする。
・これらの作業は手袋をしているとかなり時間がかかる。素手になってサッと済ませてしまう方がいい場面もあるので、そこら辺は臨機応変にやる。
・少しでも尿意を感じたら我慢せず早めにするようにする。

でもシビアな登攀では、寒い環境に長時間さらされながらもなかなか排尿のチャンスが訪れないことだってザラです。
冬の登攀時のトイレはいまだに大きな大きな悩みです。はあ・・。(何かオススメな方法がある方は教えてください!)


医療従事者どうしの会話だとここで、「バルーン(尿道留置カテーテル)入れて登りたいよねー」ってところに行き着きます(笑)。


20190920063016ea9.jpeg一昨日の海岸!


4. 野外でもケアを忘れずに!尿路感染症を予防するために。

女性の尿路は常に感染の危機にさらされています。尿道が短い=膀胱までの距離が短いとか、外尿道口と肛門が近いなどの形態上の理由などがあります。男性のように尿のキレもよくないので、排尿後は拭き取る必要があります。そのままにしておくと皮膚粘膜トラブルや尿路感染症の原因となりますし、現に下着が濡れちゃうからみなさん何かしらで拭いてらっしゃるかとは思います。


IMG_8345.jpg2015年 日光月山雄滝にて。


私は1日はおりものシート1枚で乗り切り、1日の終わりにウエットシートなどで清潔にして、新しいおりものシートに取り替えています。排尿ごとに紙を使うのは資源とかゴミの問題もありますが、手が汚れたままだとそれがリスクになります。おりものシートなら、服を身につけたあとでちょちょっと吸収させればいいので、クライミングなどで手が汚れたままでも簡単安心です。


その他、陰部を清潔に保つ工夫として、長期間お風呂に入れない環境ではあらかじめ隠毛をきれいさっぱり剃ってしまうというのも有効です。最近では、主に介護が必要となったときに備えて医療用レーザーでVIO脱毛するという人が日本でも増えてきました。無駄な毛(いわゆるムダ毛(笑))がないほうが隠部は清潔に保てます。


また、何をするにもまず、手指の清潔がとても重要です。隠部を拭く時だって、手が汚れていては意味がありません。
手指を清潔にする方法として、医療関連施設でも推奨されているのがアルコールによる手指消毒です。そこで、野外の簡易トイレや山小屋などにアルコール消毒剤が設置されている場合は是非使うようにしてください。以下に正しい手指消毒方法について分かりやすく書いてあるサイトをリンクしておきましたので、時間のある人は見てみてください。完璧にやる必要はないですが、知っていて損はないと思います。


IMG_8343.jpg2016年 黒部上ノ廊下にて。


ちなみに、流水による手洗いのときもこれと同じ方法で行います。でも10秒程度の手洗いでは雑菌の除去効果は低く、アルコール消毒に軍配があがるようです。


手洗いについて詳しく書くにはもうスペースが足りないし、テーマが変わるので今回は割愛します。


少しは参考になりましたでしょうか?参照記事1は読みやすい英語なので、英語が苦手でない方は是非一度読んでみてください。
私も野外トイレ最高グレードを更新して、より快適なクライミングライフを送りたいと思います!


20190920063016d17.jpeg先週の乾杯!


参照記事1<GIRL TALK: HOW TO PEE IN THE BACKCOUNTRY>
https://www.rei.com/blog/hike/girl-talk-peeing-in-the-backcountry


参照記事2<手指消毒手順>
https://med.saraya.com/who/tejun.html

遠い飲み屋から池袋の飲み屋まで。ガンバでベンガでバモスな話。

8月の終わりに帰国してから、早くも10日ほどが過ぎました。


あと24時間もすると、私はまた空の上です。
pecomaの待つイギリスへと向かうエミレーツの機内でビール片手に映画でも観ていることでしょう。


前回のイギリス訪問後(7月頭)にこの日程を組んだとき、ペルーとイギリスとの間の短い1週間は努めてノンビリ過ごすつもりでした。


しかし異国の地で放浪している1ヶ月の間も世界は常に回っています。そしてそれは私の人生にも少なからぬ影響を及ぼします。
気づけば、この10日間もほぼ毎日何らかの予定で埋まってしまっていました。
移動は主にチャリかランのため、移動時間も嵩んで、結局あまりノンビリはできなかったような気がします。

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スカイツリー!!



まず帰国の翌日(笑)に、"遠い飲み屋"へ行きました。

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7月にも一度お邪魔しました。

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7月のときは梅雨まっさかりでしたが今回は晴天!


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権現で自撮り!ここはいつも風がつよいね。


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トンボがたくさん飛んでいました!


現在、日本登山医学会で行なっている「甲斐駒ケ岳山岳医療パトロール」ですが、来年度から新たに南八ヶ岳でもその活動がはじまります!趣旨に賛同して下さった青年小屋さんの後援をいただき、編笠山〜権現岳エリアで活動予定です。

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その調整のため、ちょうど"夏の終わりのコンサート"を開催予定の8月最後の週末に私ひとりでお邪魔してきました。

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夕飯は絶品アジフライ!

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この日は美味しい葡萄も!


青年小屋はチェンバロのある山小屋。そして"のんべえ"山屋がひしめく山小屋でもあります(笑)。バロック音楽とフォークソングに酔いしれ、日本酒に酔いしれて久々に日付がかわるまで飲みました。

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きっと明日もいい天気!


飛行機遅延しないか、ロスバゲしないか、時差ボケで運転して事故らないか、色々と心配事はありましたが、万事問題なく楽しい二日間でした。涼しいペルーから帰ってすぐに蒸し暑い東京を離れ、八ヶ岳で避暑できたのもある意味よかったですね。


父とのダブル誕生会もやりました。池袋にあるお気に入りのジビエ居酒屋が先月移転したとのことで、リニューアル後初来店でした。


インスタグラムなどでも度々紹介しているスパークリング日本酒と創作ジビエ料理のお店です。

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8月の終わりと9月の初めに互いの誕生日があるので、この時期にW誕生会と称して父と飲み会をするのも毎年恒例になってきました。


最近は音楽(父はミュージシャン)そっちのけでボルダリングにはまっているいつまでも若々しい父ですが、すでに還暦を超え1年。白人からは"ハタチ"と馬鹿にされる私ももうすぐ30台折り返し。

っていうシミジミした気分にはいつまでたってもならないですねw


私から父へのプレゼントは鉄板の馨和(和の馨るエール)!そして父からは思いがけない贈り物・・・なんとハンドマッサージャー!


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ツチノコになってしまった私の右手中指PIP(第二)関節を会うたびに気にしてくれていた父。優しさとクライマー目線が染みますね。



この日は、わけあって10年ほど住民票をおきっぱなしにしていた大田区から転出して名実ともに北区民になったり。

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LINEでペコマと会話中、大田区役所までの25km「暑いし足疲れてるしチャリで行こうかな」と言ったら、『疲れは溜めてなんぼ!』『走れないやつほど何かと理由をつけて走らない』って怒られたー!ひえー!


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ということでLSD・・。北区民になるのは予想以上にタイヘンだった。。


飲み会のときに父から渡された(実家に届いてた)郵便物の中に重要書類をいくつか見つけてまた用事が増えたりorz

そして最後の週末は、現在受講2年目のスポーツドクターの講習会でした。

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ちなみに、「頑張れ!」を短縮した「ガンバ」は日本特有ですよね。クライミング以外では(最近じゃ)あんまり言わない気もしますが・・。
この「ガンバ!」にあたるのが、英語ではCome on!、でフランス語ではAllez! アレ!スペイン語では¡Venga!ベンガ!というのが知られています。フランス語のAllezは英語で言うとGo aheadだそうです。逆にスペイン後のVengaはvenir(=come)の活用形。

しかし、ペルーのクライミングジムで聞いた「ガンバ!」はベンガではなく「バモス!」でした。Vamosはir(=go)の活用形です。
同じスペイン語でも、スペインとラテンアメリカでは使う単語や用法が違うことがあるらしいです。
かたやcomeでかたやgoなんて面白いですね。

でも日本のガンバはcomeでもgoでもないわけです。隣国の韓国や、クライミング強豪のスロベニアではなんていうのか、ご存知の方は教えてください(笑)。


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講習会場のすぐそばにある人気カフェ"麹町カフェ"にも行きました。清里に自社農園があるそうです。メニューに"セビーチェ"の文字を見つけて思わずオーダーしちゃいました🎶


と、話は逸れましたが・・・

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そんな10日間を、十条銀座のお惣菜(主に肉)とペルーで仕入れたスーパーフードで乗り越えて、もうすぐやっと待ちに待ったイギリス旅行が始まります!


イギリス3週間は、いわば「生活」そして「合宿」です。


「一緒に来て欲しい。」


そんな留学生pecomaの切実な願いを顧みず(笑)、好き勝手に世界を旅してきたこの1年。まだ旅の途中ではありますが、これから3週間はイギリスで「普通の夫婦の暮らし」ってやつをやります。これ、すごく大切なやつです。


それともうひとつは「合宿」!(地獄の)「英語合宿」そして(恐怖の)「ラン合宿」です。英語とランのモチベーションがうなぎ登りのpecomaのもと、私もイギリスで英語をやり、9/22のハーフマラソンへ向け走ります。


というのも・・・。


ここ最近、ペコマと二人でやる"山"のひとつのスタイルとして、"クライム&ラン"というのが見えてきています。

山を走って、岩を登る。

昨年夏に日帰りで行った北岳バットレス〜白峰三山縦走のあとから、こうした登山が魅力的で"ふたりらしい"と思い始めました。
走るためにクライミングギアなどの装備を極限まできりつめて、軽快な装備でクライミングをしながら峰々を超える。
今年の夏にスコットランドでCuillin Hills traverseをやったことでまたインスパイアされました。

そうしてふたりで熱く語り合っているうちに、「夫婦でTJAR完走」という夢をみはじめました。
Trans Japan Alps Raceは日本で最も過酷なウルトラ系レースの一つです。
この夢の実現のためにはまず「夫婦でTJAR出場」という高いハードルがあり、その遠く高いハードルを超えるための私にとっての第一歩が、9/22、Belfast Cityマラソンでの初ハーフマラソン出場です。


すでにランニングマニアになりはじめているペコマはハーフもフルも経験済みだし、私も遅れをとらぬよう頑張ります。バモス!


そして、私にとってはコレが一番楽しみ?もちろん忘れちゃいけないのがクライミング!
週末はフェアヘッドとか行って、今度こそUKトラッドを堪能してきます!


今年の3月からはほぼずっと冬山でなんちゃらしていて、単発で岩に行ってもほとんどマトモにはクライミングしませんでした。でもこの秋からはしばらくフリーモードにチェンジです。やっと山ボケ(白い山を想ってボーッとしちゃう感じ)が抜けてきて、岩を登りたい気持ちが湧き上がってきました!


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映画館でフリーソロも見たし!PUSHも読み始めたし!

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テンションうなぎです!


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約2年前くらいから定期的に行っている、池袋"カラダステーション"の体組成計で帰国後測定。体幹・上肢の筋肉がごっそり落ちていてビックリでした。高所登山の影響ですかね。


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久しぶりのジムは案の定登れなかったけど・・・これからこれから!バモスバモス!


帰国したら10月は瑞牆らへんに住み着く予定なのでみなさん遊んでください!


それではいってきまーす!(^^)

山行記録まとめ

山行記録

リンクは記録記事の別窓が開きます。

2019年9月更新

ペルーに行ってきます!

イギリスから帰国してからは、イベント盛りだくさんで忙しく7月後半を過ごしておりました。

1.マイリアル弟の結婚式!

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ミュージシャン目指していまも音楽活動中の弟。奥さんともそのご縁で結ばれたそうです。コンサートのようなユニークな式でした。おめでとう弟!


2.日本登山医学会の活動、事前調査で編笠・権現へ!

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雨の八ヶ岳。権現はずいぶん前にキレットを超えて来たことが一度あるけどそれ以来。観音平から登るのははじめて。


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遠い飲み屋!夕飯はアジフライに具沢山味噌汁、朝食はおかみさんお手製シューマイでした!


3.東北の高校生の富士登山2019に医療班スタッフとして参加。今年で3年目!

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今年もこの季節がやってきました!


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これが初登山、という子たちばかり104名。午前2時半に富士宮口6合目からスタートです。


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お天気に恵まれました!


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104名全員が登頂!そして14時間行動の末、みんなで無事下山。本当にお疲れ様&おめでとう!


そして、明日からはいよいよペルーに行きます!✈️


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おととい今夏二度目の富士山で順応もしてきました。トレイルランナーのやいちゃんと初デー登山💕


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雷雲を華麗にかわして無傷で下山!日頃の行いかな?初須走ルートでしたが、空いてるしちょうどいい傾斜だし終始快適でした〜。ランナーにはもってこいかも!?


今回の遠征は(色々あって^^;)、ひとり旅です。そして目標のひとつはAlpamayo登山です。
登山期間は遠征期間1ヶ月中予備日を含め14日間で設定していて、ウエイトは自ずと登山におくことになります。
ですが今回はペルーという国そのものを堪能したい!スペイン語の中で暮らして格闘してみたい!というのもこの旅の大きな楽しみです。


そもそもペルーという国に興味を持ったのは数年前。日本でも大流行したスーパーフードである"キヌア"や、ペルーが生産権を持っていて日本でもごく限られた場所でしか栽培出来ない"ヤーコン"などなどスーパーフードの宝庫であることから、その土地に何やら不思議な力が宿っているのではないかしら、行ってみたいなという淡い憧れがありました。

ワールドトラベルアワードで何年も連続でグルメ観光大賞トップに君臨し続けている美食大国です。というわけでペルー料理も超超楽しみ✨


そして、4年前にチンボラソに登るためエクアドルへ行った時、南米人の話すスペイン語の可愛さにすっかり魅了されました。
それ以来スペイン語への憧れもあり、ちょっと勉強したもののすぐに挫折(笑)。今回、観光地以外では英語が通じないことも多いというペルーで揉まれてみたくて、付け焼き刃の勉強をして入門書1冊をなんとか1周。
それで話せるわけがないですが、現地でどんな困難に巻き込まれるのか、今からワクワクしています(笑)。


アルパマヨはどうもガイドレスでは登れないとか、やっぱりガイドなしでも登れそうとか、調べていると情報がハッキリしないので、とりあえず現地に行って確かめてみようと思います。ガイド登山は微妙(っていうか高すぎ)なので、最悪ダメならトレッキングして山を見に行くだけでもいいや。って気楽に考えてます。
他にも魅力的なピークはたくさんあるし。


マチュピチュだのナスカだの、登山以外にも見どころは沢山あるしね!


というわけで、WI3-4?の8ピッチくらいの氷雪壁の登攀(&下山は懸垂下降)が必要という"世界でもっとも美しい山"アルパマヨ のための装備を自分なりに最大限軽量化してパッキングしてみました。でもすでに30kgになってしまいちょっと不安・・。コレに現地で調達する行動食3kg+αが追加されるわけで・・もっと切り詰められるんじゃないか?と思いつつも、そこは実力等々との兼ね合いもあり。難しいですネー。
ロバとかを調達するとそのドライバーの食事も用意しなきゃならないとか、そもそもアンデスの人はケチュア語しか話さないとか、なんかすごく面倒臭そうなので、いまのところポーターなしでトライしようと考えてます。
どうなることやら・・


って、いろいろと書いていたらどんどん楽しみになってきました!


ひとまずしらべてみたケチュア語は、

はい アリー
いいえ マナ
ありがとう! ユスルパイ!
こんにちは! アリィンスカ!
きれい! アニャニャウ!


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米沢牛あにゃにゃう!!


スリと首絞め強盗には気をつけます!(・□・;)

2019/7/8 Ben Nevis/ Tower Ridge (IV, 3)

Cuillin トラバースを終えて、改めて明日以降の天気を確認。しようと思ったけど電波がない!
Ben Nevisへ向かう方向へと移動し、電波があって一晩車中泊出来そうな場所に車を停めました。

野宿はできません。なぜなら"みっちゃん"が居るから!!!

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悪天候の名所、Ben Nevis。


やはり明日は午後まで天気がもちそう。で、明後日以降は帰国日まで雨です。


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4時起床。眠い、眠すぎる。

少し残っていた昨夜のポテチとワインをちびりながら、ベンネビスはそれほど大きい山じゃないしすぐ終わるだろうと結論づけました。「明日スーパーが開く時間に合わせて移動して、朝飯食って、タワーリッジ行こう!」


タワーリッジはベンネビス北壁のバリエーションの中でも簡単なルートで、グレードはたしかD(Difficult)。(前々回のブログのグレード表参照)
一応昨日と同じくらいのギアを持って、基本ずっとコンテで登るつもりで出発しました。


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朝ごはんを食べながらアプローチ。


Ben Nevis North Faceルートと呼ばれるトレッキングルートから北壁基部にあるC.I.C. hutを目指します。
ベンネビスに登頂する一般ルートは西側にある緩やかな尾根で、登山口も全く別のところにあります。


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C.I.C. hutは冬もクライマーたちのベースとして活躍します。予約制で、ググると専用サイトが出てきます。事前に鍵を借りて使用するそうです。



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水も取れます。駐車場から1時間半くらいでした。


今回登るTower Ridge取り付きはこのhutから目と鼻の先。
トポには「顕著な尾根から取り付き、あとはアイゼンスクラッチを辿るだけ!」とあります。合理的で分かりやすい!
一応クライミングシューズに履き替えてコンテで登ります。


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レッツクライミング!

でもずっと2級程度?です。
3点支持は要るけどロープは要らない。そんな感じです。
地形も単純なのでただただ上を目指せばいいだけです。


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アイゼン跡をたどって


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ひたすら登る。息が切れます


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先行が2パーティいたけど、結構どこでも登り放題なので抜きやすい


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予報は曇りで、午後から崩れるとのことでしたが晴れて来ました!


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あっという間に最終ピッチ。向こうに山頂が見えます。


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山頂は大勢の登山客で賑わっている。平日なのに!流石はイギリス最高峰!


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トップアウトすると鳥が歌っていました。


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本来の山頂・・。流石はイギリス最高峰!(標高1344m)登頂は断念しました(前日の疲れが原因)。


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こうして見下ろすとタワーリッジかっこいいね。冬はもっとかっこいいのでしょう!


さ、さっさと降りてビール飲もう!


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トレイルはこのあといったん東のコルにおり、ぐるっと尾根をまわって北東にあるピークに登ってから下山します。でも山頂の東側、コルの手前の沢地形のところにクライマートレイルと思わしきガレ道があり、トレイルをかなりショートカットしてNorth Face Trailに合流できます。行きには1匹もいなかったのに、帰りはそこかしこで羊の声がしていて、小屋までくると親子が草を食んでいました。


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小屋からはラン。15時くらいには戻ってこられました。振り返ると誇り高きBen Nevisが黒い雲を集めています。その雲がものすごい速さで流れています。すでに山頂は見えなくなっている。天気がいいうちに登れてラッキー!
("ベンネビス"はスコットランド・ゲール語で"有毒な山""頂に雲がかかった山"という意味だそうです)



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めっちゃ眠かったけど、やっぱり行ってよかったよね!(行きの運転中縁石に乗り上げそうになったのは内緒です)
下山してふもとの街Fort Williamに到着。ここは村ではなく街です。栄えてます。



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通りすがりにいい感じの宿を見つけチェックイン。さっそく繰り出しました。ウイスキー専門店やスコットランド名産品のお店などがありました。コチラのレストランで、ハギス(羊の内臓の腸詰)などのスコットランド料理を頂きました。


世界には楽しくて美しいところがたくさんあります。イギリスは日本から遠いし、近くに巨大なヨーロッパアルプスがあるしで、あまり訪れる機会がありません。私たちは人生の限られた時間とお金を費やし、そうした世界各地を取捨選択して巡るわけですが、ペコマが留学しなければ、イギリスをこんなに色々とまわることもなかったでしょう。でも、唯一ナポレオンに屈しなかった国としても誇り高く、かつ4つに分かれていてそれぞれに旗があるという、日本人には理解しがたい民族意識?みたいなものもあったり、そして山は低いけれど独特のクライミング倫理観があってその伝統(Traditional)が大切に受け継がれている、日本人クライマーも見習いたい文化があります。
イギリスは面白い国です。The UK is an interesting country!
実は、また9月にもNI(北アイルランド)を再訪してクライミングをする予定です。
この際どっぷりとイギリスを満喫しようと思います!

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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