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北アイルランド Belfastの旅。

アイルランド北端のUlster(アルスター)地方には9つの州があり、そのうち東側の6州はイギリス領です。
北アイルランドの紛争の歴史(英国では"The Troubles"と呼んでいるらしい)は民族と宗教の違いに端を発し、その複雑さと根深さを完全に理解するのはかなり難しいです。

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Belfast名物(?)Big Fish。


旦那さんのペコマが留学しているBelfast(ベルファスト)は、そんなアルスター地方最大の都市。アイルランド全土ではダブリンに次ぐ大都市だそうです。

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留学先である"QUB"(クイーンズユニバーシティベルファスト)前で。


先月は、自分の誕生日である9月10日から丸3週間、このベルファストの街で暮らしていました。


今回の旅はクライミングや登山が目的ではなく、ペコマとのこの街での暮らしを満喫してきました。


出国日は記録的台風で欠航が相次ぐなか、運良く夜遅い便だったため無事出発!
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エミレーツ航空のエアバス380はバブリーな内装でエコノミークラスでも快適。ご飯も美味しいしトイレの水道はセンサー式だし。一般人は立ち入れない(?)2階部分(シャワーやスパもあるとか!)がいつも気になる!


イギリスの入国審査は、日本のパスポートなら自動化ゲートを通れるので早くて快適!
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ロスやサンフランシスコのような厳重さ、煩わしさはほぼありません!


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ベルファストシティ空港(BHD)は小さくて使いやすい。空港から市街地まではバスで往復4ポンドです。



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到着した日の夜は肉肉しいバースデー飲み!


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日常のヒトコマ。ペコマを大学に送り出したあとはカフェで読書や英語の勉強。写真はお気に入りパティスリーカフェ"Patisserie Valerie"のクロワッサンサンドと、英語学習者御用達の"Duo 3.0"。1週ごとにペコマと罰ゲーム付きの暗記合戦をやってました(笑)。



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ランチは大学構内のカフェで合流。葉っぱを食べる習慣のないイギリスでこのサラダバーは嬉しい!



大学が終わったらスポーツセンターに合流して着替え、走ったり筋トレしたり。
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ビジターでも1ヶ月36ポンドのパスで利用できました。トレーニング後はここでシャワーも浴びて帰ります。

クライミングジムは歩いて3kmとちょっと遠いんだけど、週2くらいで行ってました。



もちろん、パブにも沢山いきました。
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外で飲めるのも楽しい!


お部屋でTESCO(スーパー)の肉を焼いたり。ロモ・サルタードを作ったり。
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BAOのテイクアウトしたり。(英国では"to go"ではなく"take away"という)


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天気がいい日はもちろん登りに!



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不思議な雲に見とれたり、ボーダーコリーの子犬と遊んだり。


またある日は、ペコマを大学へ送り出したあと街中をお散歩!

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おしゃれスーパーを散策。"サワーズ"と"アボカ"。


ペコマが留学しているQueen's University Belfast周辺は大学生の街ってかんじです。
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近くのスタバには大学生がたむろしている。


中国人も多い。中華料理のお店もたくさんあって、なかでもココは人気店。"HotPot(火鍋)"のお店!

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肉、野菜、魚介、キムチなどなどバイキング形式で1人20ポンドは安い!一人用のIH内蔵テーブルで、ミニ火鍋と焼肉を同時に楽しめる。ヘルシーで美味しかった〜。


ちなみにイギリスの物価は日本と比べて高めで、スーパーに売っているものの価格は日本とほぼ同じくらいですが、外食すると約1.5倍くらいの感覚です。



またある日の朝はイギリス式に。
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" クリームティ"(紅茶とスコーン+ジャム+クロテッドクリームのセット)をしてみたり。


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そしてまた登りに!ここ、Fairheadの岩場はベルファストから車で1時間ちょいのシークリフです。


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30〜60mほどの玄武岩の柱状節理が数キロに渡って聳え立つ、一大クライミングエリアです。各ルートには懸垂下降で取り付きます。


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グレーディングはEグレードで、終了点含めボルトは一切なし。クラックやリスが閉じていようと関係ありません。でもほとんどの人が、ヤバいルートはTRで登るか、TRリハーサルをしてからトライするようです。



3度目になるベルファスト訪問もこれで最後かあ。ということで、記念撮影さんぽ。

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ボタニクスガーデンで記念撮影!帽子はペルーのお土産。


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人気のアジア料理店"Jumon"でらーめん。



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ハーフマラソンにも出てみたり。


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ちなみにマラソンの前日は北アイルランド最大のお祭り、"カルチャーナイト"でした。


たまには街歩きデートもね。
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巨大路上チェスを楽しむ人々。


最後の週にはアイルランドの首都、ダブリンへ小旅行!
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列車に揺られ2時間。


ダブリンは3月にも一度観光しましたが、今回はその時行けなかったトリニティカレッジに行きました。

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トリニティカレッジは400年以上の歴史がある、アイルランド最古の国立大学。"世界で最も美しい本"と称される、1000年以上前に描かれたゴスペルの本"ケルズの書"や、映画「スターウォーズ」の"ジェダイ図書館"のモデルにもなり、長さ65m、約20万冊を蔵書する"Long Room"など、見どころ満載です!


で、見学が終わったなら繰り出します。いざ、パブの街ダブリンへ!

ダブリン観光なら必ず行くべし、"The Temple Bar"、からの、ハシゴ、ハシゴ・・・。
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シーフードも美味しいダブリン。ギネスは生牡蠣と楽しむのが通だとか。


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アイリッシュパブは昼から翌朝までずーっと営業していて、1日に何度もローカルミュージックをメインとした生演奏が楽しめます。

食後のコーヒー(アイリッシュコーヒーやベイリーズコーヒー)だって、締めのアイス(ベイリーズアイス)だってアルコール入り。
宿で仮眠も挟んで1日がかりの肝稽古でした!


帰国前の数日もベルファストでゆっくり。ペコマは月1のプレゼンも終えて完全自主休暇モード。

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美味しい日本食屋見つけた!"Kamakura"さん。


岬まで電車で行って、家まで16kmほどの海沿いラン。
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ハーフマラソンの疲れが残っていてけっこう辛かった(笑)


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美味しいものを食べて、飲んで、笑って、走って登って、英語もやって。

旅人ながら、少しだけベルファストの住人気分も味わった3週間。


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帰国のフライト直前、空港のカフェにてラストランチ。


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遠い海の向こうにまたひとつ、心のホームタウンが増えました。
その土地の文化に触れ、人に触れ、それまで縁もゆかりも無かった土地が、身近な場所になる。
旅はやっぱりいいものです。

"Viajera"ちっぺの旅はまだまだ続きます。

FC2トラックバックテーマ 第2069回「旅先で決まって買う物はありますか?」

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旅先で決まって買うのはステッカーです!
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最近車を手放してしまいましたが、車があるときは次々と旅先で買ったステッカーを貼っていました。今は自分のラップトップにべたべた貼っています。旅の思い出と共にいられるので楽しいです。

まだまだ観光旅行 in Northern Ireland.

ロンドン最後の夜に。ピカデリーサーカスの夜景で締めくくり
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7/1から2日はペコマプランで観光です。
観光地としてのポテンシャルも違うし、ロンドンのような詰め込み型でない、ゆったり観光プラン。


7/1飛行機で 移動、Belfast 城、Titanic博物館、Belfast 大学、ジム、パブで乾杯

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空港でレンタカーを借り、Belfastの数少ない観光スポットを空港から近い順に巡る。Belfast城は無料で内部見学できます。


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"Titanic Belfast"(タイタニック博物館)は入館料は高いけれど、入館しなくても見どころは充分。建物はTitanic号と同じ高さで、屋外には実際にTitanic号が作られていた巨大なピットが埋め立てられた状態でそのまま残されている。1階のレストランやお土産やさんも無料エリア。超有名な歴史的悲劇の舞台なので、やはりBelfastへ来たらココは外せないか。



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"ココで勉強してます風に撮って欲しい"というペコマのリクエストで1枚。いちおう手土産持ってラボに挨拶しに行ったら休暇でもぬけの殻だった。このあとちっぺこはボルダージムで登りました。


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滞在は"ヨーロッパ・ホテル"。ベルファストで一番有名なホテルだそうです。中心地にあって、窓からペコマが住んでいる寮も見える(赤矢印)。1971年から1995年にかけてIRA(アイルランド共和軍)の手により30回以上爆破されたらしく、「ヨーロッパで一番爆破されたホテルで賞」に輝いています。(でも死者はゼロだそうです。おばけも出ませんでした)
ちなみに写真中央に見えている低い建物もベルファストナンバー1、2をあらそう人気パブです。



7/2 レンタカーでドライブ。ダークヘッジ、世界遺産ジャイアンツコーズウェー、そして一大クライミングエリア、フェアヘッド!ラストナイトはBelfast一押しレストランで乾杯⭐︎


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"幽霊が出る"と怪奇現象で有名な、北アイルランドの神秘的なブナ並木がダークヘッジです。写真の腕がイマイチで神秘が伝わりませんが・・。大人気のアメリカドラマ"Game of Thrones"ロケ地でもあり、観光客は比較的多いようです。


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六角柱だらけの海岸、ジャイアンツコーズウェー。伝説の巨人にまつわる逸話が数々語り継がれています。日本語のヘッドセットで説明きけます。結構面白かったです。


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インスタで人気の構図。でもペコマは「ここよりフェアヘッド(クライミングエリア)の方がひとつひとつの六角柱が巨大でスゴいんだ」と主張します。何はともあれ、この近くなので是非登りに行きましょう。


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ということで、両親を3時間待たせて1本登りました。E1でたった2ピッチなのに時間かかりました。当初登ろうって言ってたラインはやめて、いい具合に誰かがFIX張ってたのを借りて降りたところのラインを登りました。ケータイもカメラも忘れて降りたので岩場の写真ゼロ。ジャイアンツコーズウェーのほうが見栄えはするので、あちらが世界遺産で間違ってないと思います。9月にまたココで登ります!今日は両親待たせてるからコレで終わりね。



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"Made in Belfast"っていうレストランに行きました。両親は明日帰るので今日がラストナイトです!ラム肉ステーキもピザもソーセージ&マッシュも、どれも美味しかった!



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明日両親は日本へ、我々はGlasgowへ飛びます。これから1週間弱、ちっぺこはスコットランドで登ります。楽しみだね!


楽しく充実して、イギリスのことがより好きになった2週間でした。
そして家族の思い出がまたひとつ増えました。
旅ってイイネ!

まじめに観光旅行 in London.

6/27〜7/3はイギリスとNI(北アイルランド)をがっつり観光してきました!


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中世から現代までが共存共栄する美しい街並み、ロンドン


前々から計画していた今回の旅行は、ペコマ父母と一緒にペコマの留学先であるイギリスを訪ね、ロンドンとNIを観光するというもの。

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富士登山や槍ヶ岳登山もした4人で、初の海外旅行!


はじめの3日でロンドンの名所をまわり、後半の2日でNIのBelfastの街と世界遺産をまわります。

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ロンドン橋から"タワーブリッジ"と戦艦Belfast号をのぞむ


前半のロンドン観光は、全くの無知から色々とリサーチして主に私がプランニングを担当。


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バッキンガム宮殿と黄金のビクトリア像!芝生や並木が綺麗でランナーにはたまらない街

詰め込みすぎとスケジューリングミスもあったりしてバタバタでしたが、なんとか3日でロンドンの雰囲気くらいは掴めました。
美術館や博物館をじっくり見て、人気カフェなどを余さず巡るならもっともっと時間が必要です。

6/27 到着、パブで乾杯!

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ホテルはトラファルガースクエア中心地。近くのパブでさっそくギネス!(ギネスはアイルランド名物だけど)

6/28 ウエストミンスター寺院(写真撮影のみ)、セントジェームズパーク、バッキンガム宮殿にて衛兵交代式、セントポール大聖堂、ロンドン橋わたる、ロンドンアイのる。



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野鳥王国、セントジェームズパークをお散歩。白鳥は攻撃的

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チップ制?ただの有料?トイレ。ここまでクレジットカード文化がすすんでいる!

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バッキンガム宮殿衛兵交代式は1時間前の10時から場所取り。この騒ぎですからスリに注意です!


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開始が近くなると柵の後ろへ下がるよう言われるので、あらかじめ柵の後ろで場所取りしましょう。女性警官がかっこよすぎて見惚れる


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壮麗なセントポール大聖堂内部。写真撮影OK。有料だけど見る価値あり。日本語のヘッドセットで解説もきけます。


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市内の至る所から遠望できるセントポール大聖堂の象徴的な丸天井。近未来的な橋から振り返る


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お散歩しつつロンドン橋わたる


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"The Shard"と言う名のとんがりビルと雰囲気のあるダイニングパブ。街並みを楽しみながらあるく


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"レドンホールマーケット"と呼ばれるパブ街。15時過ぎからビールを楽しむスーツ姿の人々で賑わう。


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巨大観覧車"London Eye"にのる。乗車時間30分で市内を一望!


6/29 キングスクロス駅にてハリーポッターごっこ、ロンドンzoo、大英博物館、ハーマジェスティーズシアターにてオペラ座の怪人観劇(感激)。


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早起きして朝ラン。ハイドパークはセントジェームズパークを遥かに凌ぐ野鳥天国、もとい野鳥地獄。


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24時間2ポンドで乗り放題のレンタサイクルを利用。チャリ道はあったりなかったりで、交通量が多く走りにくいところも。ステーションは一定数あるけれど、ステーションにあきがないと乗り捨てられないのでちょっと困る。ステーションの位置や空き情報を教えてくれる専用アプリが必須。


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キングスクロス駅構内(改札外)に9と3/4番線はある。朝8時になると何やら始まる。その10分前くらいからこんな風に列ができる。なにが起こるかは・・・行ってからのお楽しみ(笑)


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ペコマが食べようとしているのは(ほぼ)フル・イングリッシュ・ブレックファスト。組み合わせとしてはこれが定番で、豆の煮たのと焼きトマトと焼きマッシュルーム、ソーセージ、ベーコン、卵料理にトーストです。メニューで"Full"ってなってたら卵2個でベーコン2枚で・・とか、かなりがっつりな量で出てくるから縮小版を頼むことをオススめします。


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London Zooに行ったけど、ここ最近でダントツに残念な展示だった。ということで写真もハリポタゆかりの"爬虫類館"入り口のみ・・


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大英博物館。日本のMANGA展が満員だったから、順当にロゼッタストーンとかを見た。猫やコンドルのミイラがあったのが面白かった。ちなみにここは特別展以外見学無料。この他にも自然史博物館、ナショナルギャラリー など見どころ満載なのにタダのスポットがたくさんある。ロンドンスゴイ。


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ホテルのレストランでプレシアターメニューのコースを頂いてから、ついにハーマジェスティーズシアターへ!アンドリュー・ロイド・ウェーバー作曲のオペラ座の怪人を1987年からずっと上演し続けている本場です。オケピットが床下に隠れててはじめ気づかなかった。観劇後は街でも岩場でもずっとThink of Meを口ずさんでました。Bravo!


6/30 日本語ツアーに参加してコッツウォルズ地方の観光、Kobe beefとSushiを堪能。

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バスに揺られてガイドさんのためになるお話をへーへー、って聞いて、あとは寝てるだけで、イングランドの観光地として人気の丘陵地、コッツウォルズにつきました。1時間ごと、4つの村を回って観光します。綺麗でかわいい田舎町です。



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事前調査でぜひ行きたいと思っていた"Huffkins"と言う人気ベーカリーにも行けました。コッツウォルズに数店舗しかないお店です。
アフタヌーンティーが人気だとか。


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ロンドンは何百年もの歴史ある建物を修理して使い続けていて、新しい建物をあまり作らないため住宅のインフレがおきているそうです。日本と真逆で、古い建物ほど人気があり価格が高いのだそうです。「日本円で1億あっても一軒家は買えない」と言ってた気がします。タイヘンだね!

と、ガイドツアーは普段あまり利用しませんが、自分たちでコッツウォルズをまわるよりも深く楽しむことが出来たと思います。レンタカーで来てたら「お花きれいだねー」で終わってたと思う。お酒飲めなかったし。


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ペコマが「両親に奢ってもらえるんだから!」と予約しちゃった神戸ビーフの食べられる和食店。なんだか久しぶりに和牛食べた。海外で和牛といえばイコール"Kobe beef"なので、"本場のKobe beef(もちろん産地は日本)"を食べられたという肉部活動的なディナーだった。そしてお寿司も美味しかった。


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「神戸肉流通推進協議会会員の証」
日本人スタッフも1人いたけど、板さんはみんな欧米人だった。



この翌朝、3時に起きて空港へ向かい、NIの玄関口Belfastへと向かいました。写真が多くなったので次の記事へつづく!

アラスカへ行ってきます

いよいよ本日、日本を発ちます。


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先週末は父と会津若松旅行。満開の桜!


今回は二度目の正直・・。数日後には万事滞りなく氷河へLandingしていることをまず祈ります。


シャモニでもヨセミテでもWifi難民をやってた私が、衛星しか通じない極地へ。
一カ月後にはwifi?なにそれ美味しいの?くらいに一皮むけていたいですね。
まじめにカロリー計算して買い出し食料を見積もってみたら、一カ月3人分で総重量80kgを超えました。
クライミングはもちろんだけど、初!氷河の上でのキャンプ生活もとても楽しみです。


今回の目標はハンター北壁です。
その後日程と天気が許せばデナリも登頂したいと思ってます。
数週間前に役者も揃った。
あとは運を天に任せるのみですね。


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10年ぶりの越沢バットレスでアイゼントレとユマールトレ


ところで先日、東大入学式祝辞が話題になっていました。
先週、パートナーのT石くんと登ったとき、「ちっぺには絶対読んで欲しい」と言われたのでちゃんと読んでみた。
ふうん。良いことを言っている。弱者が弱者のままで尊重されることを理想とする考え方。
世の中には適材適所、役割分担というものがあるからね。
ここでいう弱者の定義は、女性という性別だけで、積年の慣習から不利な立場におかれがちな人々、ということでしょう。
決して力の差とかそういう生物学的なことをいっているわけではないと思います。
人の世のみならず、上と下、強者と弱者、勝者と敗者が居るのは仕方がないことだと思う。
頑張ったことが報われないのもよくある話。
それが動物の世界なら淘汰されるべきものながら、人間社会では事情が違う。
社会的により力のあるものが、より余裕のあるものが、頑張ってちゃんと報われた人々が、そうでない人々の手助けをしましょう。
これは私も賛成です。
格差社会を問題とするか否かを抜きにしても、この行動は社会全体のためになりそうだし、なによりその人たち自身の成長に繋がるし、多様性の保持や進化に結びつく考え方だと思います。無粋な表現ではありますが、Win-winだと思うのです。


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萌え萌えきゅん


ここで、山の世界はどうなんだろうと考える。
スポーツでは生物学的に絶対的な違いがあるがゆえ、男女別で競われることがほとんどです。
でもフリークライミングなどを除いた山岳地域での活動においては、山はすべての人に平等なのでその限りでない。
人が人を評価する価値基準において「女性初」という考え方があるのは否定しません。でも私はあまり好きではありません。
現に尊敬するリン・ヒルは(フリークライミングの分野で、ですが)男女という枠を飛び越えた偉業を成し遂げています(そして彼女もまた、「強い女性は弱い女性に手を差し伸べ協力すべきだ」と言っていますね)。「女性という範疇で見られていたら私たちはいつも見下されていることになる」というソロクライマーのシルビア・ビダルの言葉は言い過ぎな気がするけれど、私の価値観において「世界初」は間違いなくすごい、でも女性初は何がすごいのか?と思ってしまう。


いつの世もどんな分野においてもパイオニアワークというのは尊敬されます。では、アルパインクライミングの価値観における「女性初」の価値とはどこにあるんでしょう。
これを考える上で、ではアルパインクライミングにおいて男女の差、女性側が背負わされているハンディとはどこにあるのでしょう?という問いが浮かんできます。


ところで、昨年、私は人脈のおかげもありとても有り難いお話を頂いて、正式にカリマージャパン株式会社とアンバサダー契約をしました。
こんなことを言うのは問題があるかも知れませんが、正直、自分の実力や実績を客観的に見て、アウトドアブランドのアンバサダーとして活動するにはあまりに貧弱だと感じています。
しかし、得難いチャンスと、新製品の開発に携われるというやりがいのありそうな仕事内容に魅了され、二つ返事で了承でした。今は2020春夏モデルの開発に関わらせてもらっています。熱意ある開発スタッフの方々と打ち合わせを重ね、あがってきたサンプル品に感心し、製造ラインの制約ギリギリまで細かい注文に応じてくれる皆さんとやりがいのある仕事をさせてもらっていると感じています。


しかし、そんな有り難いお話が私のような未熟者のところへ届いたのも、(たぶんですが)「日本でアルパインに力を入れてやっている女性が少ないから」です。こと、冬壁においてはちっぺくらいしかいないんじゃないという声まで周りから聞こえます。
いやいや、冬壁なんて"やっている"というレベルでなど到底やっていないし・・と気後れしてしまう反面、思うのです。
こういうお話を受けたからには、「はい、その通りです。私にお任せ下さい!」と堂々と答える責任があると。
だからといって、自分の信念と違うクライミングをやるようなことはないです。これまで通り、これまで以上に自分のやりたいことに自信と熱意を持って突き進もう、と思うのみです。


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富士山詣


さて。話が逸れましたが、アルパインにおいて「女性初」の何がすごいの?というテーマについては、そう簡単に語り尽くせるものではありません。
今のところの私の見解は「べつにすごくない」です。その理由は、もし女性がアルパインの世界において他の競技スポーツと同様"弱者"と位置付けられているのなら、その意味での"弱者"は尊重される必要がない、そう思うからです。だって山は誰に対しても平等なのですから。もし本当に女性が弱者なのであれば、申し訳ないから男性と一緒には登らない方がいいと思います。そういうことになってしまいます。


では、"弱者"ではないとして、評価すべき"不利な点"は何か。ヨーロッパやアメリカでは日本と事情が違いますが、日本において現状不利な点のひとつは、やはり人口が少ないということでしょう。
それゆえサイズがありません(笑)。ダブルブーツも小さいサイズは日本じゃほぼ手に入りません。
昨年はバツーラにオーバーシューズにスティンガーという苦肉の策で突っ込もうとしてましたが、行かなくて良かったです(笑)。マトモに登れるわけがないです。


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お洒落過ぎるクルクルジッパーや紐締めなところ、ファントムガイド時代の相性の悪さなどから敬遠していましたが・・背に腹は変えられぬ!


今回、シャモニでファントム6000のヨーロッパサイズ38があったので試着してみたら、案の定スポルティバG2SMの38よりも小さめの作りだったので購入。今回はコイツに命運を託します。


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やはりというか、内くるぶしが当たって痛いのよね・・でもデュオアクティブCGFで何とかなりそう!


それともうひとつ、ぱっと考えつく重要度高めなハンディと言えば、やはりトイレ問題ですね。でもコレはコレだけで1つ記事を書けるくらいのボリュームになっちゃうので、アラスカでの経験も踏まえて帰国後に書きたいと思います。


アルパインで一番重要な体力や体格。体格については、極地法でなくアルパインスタイルが主流になった昨今は、体格に余りある巨大な荷物を背負わなくて良くなったという点で、ほとんどその差がないと言って良いのではないでしょうか。背面長の合わないザックで重い荷を背負うことほど辛いことはないですからね。
体力について。私は今シーズン、先シーズン以上に心肺機能を高めることに力を入れました。正直、一緒に登っていて、明らかに私の基礎体力がパーティ行動の制限要因になっていると感じざるを得ないことは、あるけれども少ないです。血の滲むような努力を(したこたないけど)しても、一生かかってもこの人の体力には追いつけない、そう思わされる場面もあるけど、ほぼないです。(某旦那さんと登っている時くらいかな・・・涙)


平均すると私より歩けない男性も結構いたりして、だから「女性だから男性には敵わない」、と思う必要は無さそうです。もちろん私個人の感想だけでなく、名だたる女性アルパインクライマーの話を聞くにつけ、です。トレーニング次第でそこは何とかなるのではないかという気がしていて、だから女性初がすごいとなる所以が体力差にあるとは思わない、と言いたいのです。


まとまらなくなってきたのでここまででやめておきます。私は一体一カ月後にこれをどんな気持ちで読み返すんだろう(笑)。


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エアポートリムジンは快適だなぁ。
行ってきます!

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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