2008/01/07
年頭行事
無事、雪の八ヶ岳から帰ってきました。私が入山してたのは結局2日間でしたが、一番天気の良い日に入れたみたいで、展望はサイコウ!!詳しくは尾根の向こうにUPするので見てネ★
さて。今日は休み明けということで、学校のほうで年頭行事なるものがありました。
朝8時から「カンジノクンジ」というのがあり、昼12:35からは「ネントーギョージ」でした。
うちの組織は5分前集合を徹底しているので、7:55には集合して「カンジ」を待ってました。微動だにせず待ってました。そうしたら、8時を過ぎて5分くらいしてからバタン、という音がしました。「カンジ」が車に乗ってやってきて、車の扉が閉まった音でした。「カンジノクンジ」が行われたのは学校の敷地内の一角なんですが、彼も学校の敷地内のどこかに居て、そこから来たのだと思います。ちなみにうちの学校は車で移動しないとならないほど広くはありません。
まず「カンジ」が有難いお話をしました。それは5分くらいで終わりました。終わると「カンジ」はまた車に乗って帰っていきました。それで解散かな?っと思ったら、今度は「ブチョー」という人が壇上にあがりました。「ブチョー」は「カンジ」より下のポストだけど、どのくらい離れて居るのかはよく知りません。
そこで「ブチョー」も有難いお話をしたのですが、彼は話が長いことで有名です。
「ブチョー」は、「話したいことは2点」といいました。はじめに言ってもらえると判りやすくていいですね。聞いているほうもその積りで聞けます。私たちは微動だにせずに彼の話に耳を傾けていました。
そうしたら、「まず1点目」と言って話し始めた「ブチョー」は、「そのことについては、2、3点話したいと思う」と述べられました。つまり、1点目の話の中にさらに2、3点あったんですね。そうして話をされ、「1点目」が終わりました。次は2点目です。そうしたら彼は2点目の中にも2点あるといいました。そして、その2点のうちの1点はこれもまた2点から成っていました。もう何点あるのかわからなくなってきました。だんだんと「ブチョー」の声は聞こえなくなり、風のそよぐ音や鳥のさえずりが聞こえてきました。頭の中は素晴らしかった山の景色や、今日つくろうかと思っているさぬきうどんの食べ方などでいっぱいになり、気がつくと15分くらい経っていて「ブチョー」の話が終わりました。
お昼ごはんをいつもより早めに終えて、昼には「ネントーギョージ」に参加しました。これには「カンジ」よりたぶん偉いと思われる「ガッコーチョー」という人が来るので、5分前集合では済みません。5分前の5分前の5分前に集合しました。「休め」の姿勢で待っていると、「ガッコーチョー」が現れました。一同礼をしたら「ガッコーチョーノネントークンジ」がはじまります。
彼はアコーディオン式に折りたたんであるカンペを取り出しました。
彼は基本下を向き、カンペを読みあげていましたが、たまに上を向いて我々と目を合わせます。目を合わせているスキにタイミングよくカンペのページをめくります。音読はすらすらと澱みなく、カンペのページはどんどん終わりに近づいていました。
そんな中、「ガッコーチョー」がこう読み上げました。
「さて、本校も創立35年を迎えましたが、」
そこで言葉が途絶えました。
彼は下を向き、ページを繰って、次に続く言葉を探しました。
しばしの沈黙、そしてまた有難いお話が再開しました。
「ガッコーチョー」だから、色々言わなきゃいけないことがあって、それを限られた時間で大勢に伝えないといけなくて、だからカンペに書いてこなければいけないのは仕方ないと思う。
だがここで、「もしかして、あなたが書いたものですらないのですか?」という疑問が浮かびました。
更にクンジは続いていきます。すると、「ガッコーチョー」はひときわ大きな声になって言いました。
「ここで学生諸君に、言いたいことがあります」
そこでまた、クンジは止まりました。
次のページを見失い、探す「ガッコーチョー」。私たちは何を言われるのかと思った状態で停止しています。ここで、更なる疑問が浮かびました。
もしかして、カンペを見るのすら今が初めてですか?
人の「クンジ」を聞くことは、色々と勉強になるものです。