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コンペ3日前!

私は朝出勤前にZipを見て、6:56にはガッチャマンを見て失笑してから出勤するんですが、少しゆっくり目に出ると、火曜日は「1000円バイヤーズ」ってコーナーを見られます。
タレントが1000円持って好きなとこにロケに行き、1000円でハッピーになれる物を買うと言うコーナー。
昨日はあるタレント(誰だっけ?)が秋葉原に行って萌えパンでチョークボール買ってそのあと登ってましたw
やっぱ流行りなんだね~。ボルダリング。


さて。ノースフェイスカップ予選会in仙台まであと3日。
そろそろコンペ前のレスト期間に入ります。
今までは、完全レストすると神経系が鈍る気がして、ゆるーくホールドに触る程度で前々日くらいまで登りに行っていました。今回も、明日明後日は強制レストなので今日までジムに行きますが、今までと少し違う調整をしてみる。
どうも、「運動強度を下げるとLT値(身体が有酸素運動から無酸素運動に切り替わる閾値)は数日で下がる」という。これを信じると、コンペ前だからといって一週間とか完全レストしちゃうと筋持久力が落ちる、ということだ。
なので、強度の高い運動はしつつ、その時間を短くすることにした。今日は一時間くらいで使い果たして帰ってゆっくり休養しよう。


また、今回は新たにカーボローディングに加え、クレアチンローディングもやってみた。
ロード期(5日間)はクレアチン5gを1日4回採り、それ以降は維持期として1日1回。ホントは昨日でロード期終了だけど私は今日までロードして明日から維持にする。ただクレアチンとりすぎは腎臓に負担をかけるので、本来はちゃんと決められた日数を守った方が良いです。


減量は今までのコンペ前に比べるとかなり緩め。今朝でBMI:18.7、体脂肪率11.6。明日から炭水化物いっぱいとる楽しい生活を開始すると思うとちょっと心許ない減量ですが、まあいいや。クレアチンの分もあるだろうし。それにしても体内年齢って何なんだろう。16歳と言われてもすごいのかすごくないのかよくわからない。16歳ってまだ身体発達途上だし。



さらに今回は、コンペ前日が当直という今までにないケースですorz
前日のクオリティは大事だと思うので、まずひとつは患者が来ないよう祈ること。
それから睡眠環境を充実すること。当直ベッドだと眠りが浅い。マットも毛布も数年洗濯されてないと思われる黄色いやつなので、ペコマとか平気で使うけど私には触れられませんw なので唯一洗ってある二枚のシーツでそれらに直接触れないようにして寝るので、いつも全く寝返り打たずに朝を迎えますw 枕も気持ち悪いから枕無しで寝てる。こんな状態なので夜に2回くらい目が覚めてしまう。これじゃ疲れ取れないよね。


ということで、今回はマイ枕持参、冬用シュラフ持参してしっかり寝ることにしますw
でもまだ一度も使ったことがない当直シャワー室というのは、チョウバエがうようよしてて汚いみたいなので使いませんw オープン女子の受付が10:30まで、当直の交代が7:30なので、交代後に家でシャワー浴びる時間あると思うし、湯船にもつかってこう。


同時に正月槍ヶ岳(横尾尾根)山行の為の計画もはじまりました!
今回は一週間前からの天気チェックと綿密なアタック計画、カロリー計算もふまえた食料計画、水計画、事前のセックン(セクシー登山部のページ参照w)など、各方面から不安をなくすことで、突っ込めるだけの勇気に繋げたい。
歩荷訓練に使うペットボトル集めも開始しました。
悪天に捕まって身動き取れなくなる恐怖、凍傷の恐怖、雪崩の恐怖、ラッセルに対応する体力、これらを克服出来ればたぶん登頂出来る。


おらっちガンバだぜ!

認定山岳医遠征講習

今週末は超天気良くて外岩日和だったけど、認定山岳医講習でした。
また前回と同じ代々木にあるミウラドルフィンズBCさんにお世話になっての座学でしたが、前回のものより一段階レベルアップした内容で、セッション形式でとても勉強になりました。
海外遠征はしたことないけど、何となく海外登山とか高所順応の実際についてイメージがわいて、自分たちで考える方式だったので理解しやすかった。

ここのところ俄然楽しくなってきた山岳気象のことについても、前回の講習の事後課題を解いていたから今回の講習の内容がよく理解できて面白かった。知れば知るほどに、自分たちが今までいかに無知だったか、駄目すぎるタイミングで山に入って当然のごとく敗退してきたか、痛いほど分かった。今年の横尾尾根こそは、必ずやってやる!


一番印象的だったのは、今日のはじめのセッション。2006年10月8日に"スーパー低気圧"が日本列島を襲った時、穂高で実際に起きた遭難事故について、実際の救助映像を見ながらディスカッションした。
もしや・・と思ったら、その日は正に私の初登山といってもいい山行、山にはまるきっかけとなった山行の日だった。紅葉をみよう!ってことでRickyから誘われてペコマと三人で前夜発し、10/7に涸沢入りして10/8に奥穂登頂予定だった。その頃の私はといえば、まともな山装備ゼロ。弟からかりたタウン用リュックに銀マと化繊シュラフをくくりつけてすごくバランス悪いし、レインウエアもゴアじゃなかった。しかも部活で膝を痛めていたので平地ですら満足に歩けない状態。ホントに何で北アルプスになんて行ったのか、今でも分からない。
そんな状況で午後から激しい風雨に見舞われる。登山経験ゼロのわたしにとっては正に命からがら、といった感じで真っ暗になってから涸沢に到着。
翌朝は晴れると言う予報を信じて寝たら、翌朝あたりは一面真っ白の雪景色に変わっていて、テントのフライは飛ばされ、前室においてた荷物は全部雪に埋まってた。

余りに早い初冠雪に周りも湧いてる中、荷物を掘り出して山荘の乾燥室で大乾かし大会(その時着てた服以外の全ての装備が濡れた)。奥穂は当然諦めて下山したが、真っ白な雪景色に燃え上がる紅葉という見たこともない絶景に感動してすっかり山の虜になった。


今回のワークショップで見せていただいた映像は、正にその下山の日の穂高の稜線上のものだった。こんなところで繋がるなんて、感慨深いなあ。な~んにも知らなかったあの時の私が居たはずの穂高の景色を、今認定山岳医講習会のこの場で見ることになるなんて。あの日、吹雪となった穂高でいくつかの遭難事例があったことは知っていたが、奥穂高登頂を諦めて下山し、河童橋でちょうどカツカレーとか食べてたときに稜線上で起こってた遭難救助について今日ディスカッションした。やっぱり運命!?
横尾尾根へのモチも俄然うなぎ!


あ~でもまた12問くらい事後課題があるんだって~~orz

東京はあったかい。

昨日は私以外の家族がみんな寒い寒い言ってた。あったかいのに・・。
でも思い返せば去年の冬なんて沖縄に居たから、東京は冷えるなあ!なんてほざいてたんだよなあ。
今年は仙台でしっかり寒冷順応しております。仙台は雪降らないとか、東京と1,2度くらいしか変わらないとか、引っ越した時に得た情報の殆どがデマだったw 最近は日の出も遅いから朝寒過ぎて朝ランくじけそうになる。
今朝は暖かな朝陽を浴びて、久しぶりに実家の周りをラン。そして鉄棒と平行棒とつり輪が繋がった形のステキな遊具がある公園で懸垂3セット。


でも今週末はまた丸二日間座学なんだ~orz もう、雨降ればいいのに!


コンペまであと一週間。
今回は観念してオープン女子で出ることにしました。
オープン男子には国体優勝コンビとかもエントリーしてる中。
でも胸借りてこよう、けちょんけちょんにされてこよう、なんて微塵も思っていません。
実力を出し切って、もちろん優勝を狙って頑張ります。クラスがどこであれ目標は優勝のみ!
だから妥協しない。格上の相手と戦うことになるけど、怖気付いたりしない。自信を持って戦おう。
そして自分の弱さから目を背けずちゃんと受け入れよう。
それでこそ次に繋がる。


しかし今回のコンペは今までとちょっと違う。
まず、意気込みが違う(笑)。上に書いたことと矛盾するけど、今回はいつもみたいな厳しい減量も全然出来てないし、トレーニングも何か中途半端な気がするし、平たく言うと、何となくストイックさが足りない。
でも今回はそれでいいや、って思っている。
ひとつに、はっきり言って私は一人で寂しい。いつもジムで横から的確なアドバイスをくれていた「おらっち~!」とか言うコーチが居ない。それに、ジムの人とも職場の人とも打ち解けては来たけど、そうはいってもやっぱりいつも一緒に登って飲んでいた関東の仲間が居ない。少なからずストレスが多い環境にあるというのは、薄々気付いていた。だから精神的に追い込むようなことは今回に関して言えば逆効果かな、と思った。なのでこれでいい。

あと、トレーニング方法に関しても、有り余る時間に任せてただいっぱい登っていた今までと同じ方法はとれない。社会人だし、仕事あるし。27歳の抱負は「仕事も頑張る」だし。オペがある火、木は仕事のために全力を残しとかないとならないから、朝ランもしない。切断指がくればジムにだって行けない。
それに力は確実に上がってきている。だからきっと頭を使えば、短時間でもより効果的なトレーニングをすることが可能なはずなんだ。週1クライマーでも強い人がいるのは、たぶん時間の使い方、トレーニングの仕方が上手いからだと思う。ペコマも書いてるけど、クライミングが遅れてるからトレーニング方法が確立されてないだけであって、どんなスポーツにも明確なトレーニング方法はある。そして負荷が高くなってる分、ジムでだらだらしてるだけの時間をなるべく減らしてケアにあてることも凄く重要だ。今回は食生活やサプリにも今まで以上に気をつけたし、ストレッチ、マッサージ、入浴、レスト、筋トレにも時間を割いた。


つまり、いつもと違って何か物足りないけど効果的な登りはできていたんじゃないかな~。かな~。
だといいな~。
って感じです。


しかしひとつ、悲しいことが。
コンペの前日が当直ですorz
全力で変わってくれる人を探したけど駄目でした( ; ; )
いつもみたく平和な寝当直ならまあ良いんだけど、当直の時は何だかいつも眠りが浅い。
いっぱい患者きて徹夜!なんてことにならぬよう祈るばかりです。。
ま、これを負けた時の言い訳にしとこう(笑)。


おらっちがんば!

TNF CUP

ジムや外で登ってて最近どんどん強く感じるようになってきたこと。
それは、グレードは単なる目安、参考以外の何物でもないということ。今さらだけどね。
グレーディングなんて所詮人間のやっていることで、本当にいい加減なものばかりだ。
それで自分が強いだの弱いだのと振り回されることが実にあほらしい。
数字は確かに判りやすいからモチベーションには繋がるけど、結局、"強さ"自体は別のところにあると思う。
私は数字にとらわれない、と数字をばっさり切って捨てられるような強いクライマーになりたい。
真の強さが欲しい。


そういう点でコンペはいい。
とりあえず課題の難しさはおいといて、純粋に自分がどれくらい強いのか弱いのか目の当たりに出来る。
どんなスポーツも基本は人と競う。つまり相対評価だ。それに対しクライミングの"グレード"っていうのは「強さを絶対評価として表現しようとするもの」であり、クライミングに特有といえる。しかもそのグレーディングも人がやっていることなので実にいい加減。そのいい加減さは登れば登るほどに実感できる。
でも、「俺はあいつより強い、弱い」っていうのは言い訳できないしそっちのほうがシビアな世界だと思う。
TNF CUPまであと3週間だ。
きっと弱さを実感することだろう(笑)。



先週休暇で外岩7連登したら、人生最硬に指皮が硬くなった。
アイホンのタッチパネルが反応しないな~なんて思っていたけど、問題はそこじゃなかった。
仕事等の関係で今週の初ジムは昨日。
昨日zi;Boxで登ったらどうも様子がおかしい。ホールドが全然持てない!!
チョークをつけてもなんだか関係ないみたい。指が硬過ぎて、プラスチックでホールドを押さえているような感じだからつるつるはじかれてしまい全く保持れない。



だから強いクライマーはやすりで皮削ったりしてるのか~。と納得。
これは早急に削らないと、今週末の外岩でも岩が掴めなさそう(汗)。
ということで今一番欲しい物はヤスリ!



昨日zi;Boxでミドル女子でTNFCの申し込みをしたら「オープン女子で出たほうがいい」と言われた。
どうも、ミドル女子とオープン女子のグレード感にはかなりの開きがあるようで、
ミドル女子課題はキッズ3課題と同じなのに対しオープン女子課題はミドル男子課題と同じなんだそう。
まあ、出場人数その他からも鑑みて、どちらのグレードで出ても2月のベーキャンには行けると思う。
問題はベーキャンでどこまで戦えるか、なんだよな~。
確かに課題設定という点からしたらグレード感は違うのかも知れない。でもコンペで重要なのはそのクラスに出場してる選手の層がどうか、ということだ。
課題が簡単すぎるのも微妙かな、とは思うけど、強すぎる人と戦ってもなかなかモチベーションがあがらない。
ということで、もうちょっと情報を集めて数日悩もうと思います。



女子の方、仙台旅行もかねて一緒に12/3のTNFC出ませんか?
ぺっぺ家泊タダです!
翌日は塩原とか、外行くなんてどうでしょ~!
出場者大募集!!(笑)

新婚合宿終了!

10/31~11/6の新婚旅行もといクラック合宿が終了しました!
これから写真を編集して「尾根の向こう」にレポUPします!
とりあえず成果のまとめ。


・クラック
 ジャックと豆の木(10b/c)FL
 笠間のピンキー(10c)FL
 ばんざいジャム(10c)RP 通算2日
 クレイジージャム(10d)RP 通算2便
 最高ルーフ(3P、10d)OS!
 アストロドーム(11a)RP 通算2便

・フェイス(スラブ)
 届け手の平(10c)RP 通算2日
 JECCルート(10d)FL
 ナデシ(11a)FL

・ボルダー
 グロバッツスラブ(初段)RP 通算2日


木曜日の瑞牆山十一面岩遠征(?)ではアストロドームをトライ。
「調和の幻想」をやったとき、玄人達が11台のショートルートをやっていたのを憧れの眼差しで眺めていましたが、ついに自分もトライする日がやってきました!


周りはやっぱり強そうでベテランそうなクライマーばかり。小川山の明るい雰囲気とはちょっと違う。
憧れだったクレイジージャムをあっさり登れて良い気になっていたけど、自分たちはまだまだ初心者なんだと思い知りました。
そんな中、強いクライマーの登りを敢えて見ないで「アストロドーム」(11a)にOSトライしました。
下部のダブルクラックの部分が核心であとは若干つけたし感が否めないけど、全体を通してどっきどきのトライでした。
1便目でムーブ探り。2時間くらいかかってしまったので、ムーヴ練習は出来ずに終了。そのせいで2便目は若干の不安要素を残した状態でのRPトライでしたが、何とかかんとか完登しました。


2人あわせて4便しか出していないのに、9時頃から登り始めてあっという間に16時に。11aでヒーヒーいって心身ともによれよれ。まるで外岩リードをはじめたばっかりの頃に戻ったようでした。
「春うらら」(11b)はもっと長く難しそうに見えて、結局トライはしませんでした。


金曜日は小川山に戻って「最高ルーフ」(3P,10d)へ!
私が先に「行きたい」と言ったので、核心ピッチのOSトライ権をGET^^
正直、力入りすぎのトライだったと思いますが何とかOS!
すごくいいルートでした。
よれすぎてしまって核心部をぬけたところにあるガバも全く掴めず、頭で何とか「ガバを掴んでいる手の形」をイメージして体全体でガバ保持してました(笑)。で、腕全体でがっちり掴めるピナクル状のガバに飛びついてぎりぎりクリア。マントルを返してほっとしたところで、いきなり右手がつって動かなくなりました(笑)。
終了点クリップしたとき、紅葉で黄色く染まった廻り目平の景色がじんわりと心に染みました。
もっと力を抜いて楽に登れなければならないとは思いますが、リードOSトライの恐怖に打ち勝った自分を褒めてあげようと思いました。


その後、隣の岩にある「ナデシ」という11aのスラブにトライしましたが、小川山の"どスラブ"にだいぶ慣れたようで楽にFL出来ました。(グレード甘いのかな?)


土日はゆりえちゃん、Dちゃんさん、アニマルさん、ススム、Rickyと合流してボルダー!
土曜日は、最初くじら岩へ行って「田嶋ハング」(1D)と「穴社長」(2D)を触りました。田嶋ハングはみんながやってるヒールをかけるスタートが自分にも出来ることを知り、トライ開始しました。ちょっと進んだけどなかなかスローパーがとれずでした。これはちょっと時間かかりそうだな~。
昼過ぎからは石楠花エリアに移動。
なんとなく忘却岩に行って「忘却の果て」(1D)をトライ開始。最初はパワー全開でアンダーをとりに行ってましたが、後からいらした女性に足位置やムーヴを教えてもらうとパワーじゃないことが判明!実はバランシー課題でした。
16時ころ完全に全ムーヴを掴み、最後のマントルまで行きましたがあとちょっと返せずフォール。「これは初段ワンデイGETなるか!?」と思った途端、突如雨が降り出しました。リップ部分の核心ホールドはたちまち濡れてしまい、もう無理だな~って感じになってしまいました(T_T)
どうしても諦めきれず、日曜日も忘却岩へ。一旦晴れ間が見えている間にふきふきしてトライを試みましたが、リップの核心ホールドはしっとりしすぎていて保持れず終了しました。


そんなこんなで結局7日間全部登り倒すことが出来ました。
とっても有意義な7日間に出来て感謝感謝です。


これで今シーズンのクラックは一段落。来シーズンは高グレードのRPトライをしたいなと思います。
そして夕飯を食べながら、ペコマと今後のことについて話し合いました。



・12/3、ziBoxのThe North Face Cupまではボルダーに集中。週末も外岩ボルダーを頑張ります。
・TNF Cupが終了したら正月の横尾尾根まではアイス・雪訓に集中。平日は耐寒、歩荷トレ。
・横尾尾根終了したら、春くらいまではフリー(フェイス)に集中。二子山通いになるか?



というわけで、休んでいる暇は少しもないですね!
おらっちガンバ!

クラック合宿中間報告

新婚旅行休みを頂戴して10/31から小川山に来ています。廻り目平がアイホン通じるので、電池を節約しつつ簡単にですが中間報告です。


初日は朝9時まで雨の予報でしたが7時くらいには太陽が出始めたので行動開始しました。
「予期せぬプレゼント」(5.10a)は核心と思われる部分、6番が必要かなと思い、簡単そうだったけど落ちたらグラウンドなので敗退しました。早く6番買います。
すっきりしないスタートになってしまいましたが気持ちを切り替え、隣の最高ルーフにある「笠間のピンキー」(5.10c)にトライ。ペコマに続いてFL。クラックもスラブも難しくなかったです。


その後、下部は染み出してるかも?と思いながらもついに大本命「クレイジージャム」(5.10d)へ。
始めて見たのは3年前。その時は余りのスケールに圧倒されただただ怖かったですが、3年ぶりに見るクレジャムも物凄かった。長いし美しいし怖いし。これをついに登る時が来たのかと身震いした。


ペコマがまずトライし見事オンサイト!私もムーブを
教えてもらってFLトライする。しかし1ピン目の上でレイバック体勢から足が滑りフォール。
不意落ち過ぎていきなりFLトライが終了したことに面食らいつつも、気を取り直してすぐ2便目。
小川山レイバックをやっていた北海道から来たという3名のクライマーの方も途中から応援に加わってくださり、ワイドが閉じていく部分では落ちたくなくて吼えた。まさかの2RP!


長いからよれたけど、ムーブはそれほど難しくなかった。これを登る実力は充分ついていたんだ、と実感。そうなってくるとFLを逃したのが悔しくなってくる。人間ってホントに欲深い生き物だ(笑)。


北海道からいらした3名とはすぐ意気投合し宴会!2日間を予定していたクレジャムが終わってしまったので、2日目は小川山名所案内がてらマラ岩に行くことにした。


ここでこれまたずっと触るタイミングを逃し続けて来た「ジャックと豆の木」(5.10b/c)にFLトライした。こちらは無事FL成功!出だしのワイド部分と最後のフィンガーが閉じる部分が緊張したけど、こちらも特に問題となるムーブはなかった。
その後は花崗岩修行と称してスラブをやることに。3年前にトライして出来なかった「届け手の平」(5.10c)をやった。クライミングシューズってすげ~!と思える小川山チックなスラブだ。核心部では身長の関係で、男性が必要としない"もう一歩"を刻まないと手の平が届かない。前回はその一歩がどうしても出来ずに敗退。でも今回はその一歩が出せた。3年ごしのRP!
お次は隣のJECCルート(5.10d)。ランナウトが怖かったけどスタンスホールド豊富で、ムーブ自体は「届け手の平」の"もう一歩"の方が断然難しかった。こちらもFL★
夕方にちょっとくじら岩で遊んで帰った。


そして今日は予定ではウスノロマンの日だったが、私のわがままを聞いてもらい砦岩前衛壁に行くことに。小川山最難ワイドクラックである「ばんざいジャム」(5.10c)をどうしてもやりたかったので、ペコマはこのエリアのめぼしいルートはほぼ終わっているのに付き合ってもらう形となった。
その前に朝練でくじら岩へ。昨日の夕方にちょっと触って手応えがあったので、「グロバッツスラブ」(1D)をやった。そして数回トライしてアンダー取りのムーブを固めたところで本気トライ!
アンダーがとまり、右足を上げ、プッシュして、左足が・・上がった!
その後はめっちゃ集中して右足をポッケに寄せ、ガバポッケをとる。最後のガバ遠いじゃん・・と萎えつつ足をスメアで刻んで何とか届いた!まさかの2日でグロバッツスラブGET!嬉しかったな~。


いい気分で砦岩前衛壁へ!「ばんざいジャム」(5.10c)は去年のGWに始めてトライしたものの、すごく難しいオフウィズスで、5mmずりあがっては5cm落ちるって感じで全然太刀打ち出来なかったルート。でも今ならやれる気がする・・と、1トライ目。やっぱり難い。核心部もひよってカムきめまくりテンション入れまくり。でもズタボロになりながら何とかムーブが全解決し、練習しながらロアーダウン。使うカムも決めて本気トライの2本目!核心部でフィストが外れかかり、両腕アームバーで耐える羽目になった時はホントに落ちたかと思った。でもバチ効きのカムを睨みつけながら「絶対登る!」と根性でフィスト決め直し、渾身のRP!!
これは本当に嬉しかった。クレジャムの数倍難しいし、数百倍嬉しかった。こんなに嬉しかったのは初5.12のエアーダンスの時以来かもしれない。誰もいないのをいいことに終了点で叫びまくった。
ワイドの何たるかが分かった気がした。本当にいいルートだと思う。


前半戦が終了して思ったことは、5.10台のクラックを登る実力はついているらしいということと、クラックは気持ちだな、ということ。今回はホントにどれも気持ちで勝っている。すごくいい感じだ。
いよいよ明日からは瑞牆山十一面岩末端壁へ!クラック5.11の世界を見て来ます!


それにしても、こんなに実りある合宿になるなんて。
最後まで気を引き締めて、怪我の無いよう頑張ります!!

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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