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ヨセミテ行くみたい。

夏期休暇でヨセミテ行くことにした。
将来的にビッグウォールをやりたいので、まずは下見。
そろそろ取り敢えず行っとこ!という感じ。
今回はまともに登れる時間も5日とれるかどうかってとこだが、キャンプ4に泊まるの目標でもいいかな、位の勢いです。

目標ルートとしてはエルキャプのイーストバットレスをワンデイで抜けること!
今週末は沢登ですが、来週末からヨセミテ行くまでの空いてる週末は全部クラックとスラブの特訓にあてます┏( ̄▽ ̄)┛

ひらひらさん曰く、「5.10cのスラブをすたすた、5.11のクラックをさくさく」登れるように・・なれるのかorz
まあ、もう今年で28歳になるし、グズグズしてても仕方ないので思い切ってエルキャプの懐に飛び込んできます!


先日参加した栃木クライマーズミーティングからアルパインに対するモチベーションがうなぎ登っている今日この頃ですが、同じくフリー、それもボルダーに対するモチベーションが180度?と言っていいほど変化してます。

それは、馬目さんはじめ、アルパインクライマーの強さを目の当たりにしたからだと思う。
色々なメディアを通じて強いアルパインクライマーはフリー能力も高いっていうのは常識的に知っていた。そうは言っても、実際目にするアルパインをやってるクライマーでペコマよりボルダー強い人なんて殆ど見なかったし、私より登れない人だってかなり多い。そんな中、ペコマかそれ以上くらいのボルダー能力を持つアルパインクライマーの登りを間近で見たことは、私にとって相当な衝撃だった。


今まではフリーシーズンが終わって山シーズンに入ると平日のジムでのモチベーション維持が難しく、フリー能力やモチベーション維持のために定期的にコンペ出場を挟んだりしてやっていた。でも今は「強いアルパインクライマーになるためにボルダーを頑張らなきゃ!」って思いながらランジ飛んだり、キャンパしたり(笑)。っていう風にボルダーモチ、フリーモチもうなぎ登ってる。


それと同時に意識も変わった。コンペでは男女が分かれるし、普段のフリーの場面でも男女が全く同じ土俵で評価されているとは思えない。でも山は、相手が男だろうと女だろうと容赦してはくれない。
私はもちろん山がすごく好きだ。そこに自分の思い描く最高のラインをひいてみたいとただ純粋に思う。
でも、自分の思い描く最高のラインって、それが最高かどうかは誰かがひく他のラインと全く比較せずにそう判断出来るのだろうか。私は、やはり山をやる上でも競技者でありたいと思うし、いつか先鋭的なラインをひけるようになったら、ライバルとなるのは他のアルパインクライマーだろう。
そしてその場合、相手は男性のことも多いだろう。


将来的に厳しいアルパインをやる時、強いアルパインクライマーとザイルを組むことになるだろうし、一番イメージしやすい身近な例で言ったらペコマだ。
少なくともペコマと同等のフリー能力がないと、私の力が制限要素となって行けない場所が出来てしまう。


だから自分が女性に生まれちゃったということは置いといて、男性も含めた全員と戦えるだけの強さを手に入れるしかないんだと思った。もともと男性と登ってたけど、今は自分も全く同じ土俵にいるという意識で登っている。
ま、ペコマ達が作る課題はかなりのリーチ系が多いから流石にそういうのは離れて見てるけどね・・。


さて。今週末はヨセミテ前最後の沢!
楽しんできま~す!★

4年ぶり湯川!

あ、湯川三大クラックOS予定の人は見ない方がいいかも・・・?




土曜日は湯川でクライミング。
翌日曜日は仙台病院当直なので17時にはあがって駅で降ろしてもらい、新幹線で帰宅した。
大学の後輩にロープワークを教えるイベントがあるためpecomaは関東に残り別れた。

身体は相当疲れていた。
新幹線でひとり焼き肉弁当とプレモル。
しかし、そのビールの味はあまり美味しく感じられなかった。


湯川は何気にまだ3度目だ。
2008年4月にI田さんから初めてクラックを教わったのがここ。そして同年9月にもう一度来てそれ以来なので、実に4年ぶりの湯川だった。


2人の今回の目標は湯川三大クラック!
pecomaは4年前に「バンパイア(5.10c)」をOSしているので、今回はまず「サイコキネシス(5.10c)」からトライ。
渾身の登りで見事OSした。


ゆかわ1
サイコキネシスとpecoma



ロワーダウンしてくると、
「パンパン過ぎて今日はもう何もできないかも」と。
それくらい気合いのこもったトライだったのだろう。



私はまず4年前来た時登れなかった「コークスクリュー(5.9)」でアップしてから「登りやすい」と噂の「バンパイア(5.10c)」にトライ。
4年前のpecomaのOSトライの時ビレイをしていたので正確にはFLトライだが、殆どOSに近いトライだったと思う。


噂通り凹角で登りやすく、難なくFL。
「次はサイコキネシス!」と息巻いていた。


ゆかわ2
サイコキネシスの下部。下部が核心。甘いフィンガーだが、ジャムにこだわらずレイバックでさっさと抜けた方がいい。



しかし実際にはかなり苦労してしまった。
1便目のFLトライではムーヴを起こせないまま耐えすぎてスリップフォール。
その後少しハングドックするも腕が終わっており、カムエイドで降りて休憩。
2便目のトライでTOするもほぼ各駅停車。
ここで時間切れ。
RPトライは次回に持ち越しとなった。


ゆかわ3
サイコキネシストライ中のpecoma


確かにクレイジージャムよりは難しい気がしたけど、それでもムーヴ自体がそれほど困難なわけではなかった。
FLトライでメンタルが崩れ、そのままガタガタといってしまった感じ。
やっぱりパワーを使う上カムセットがやりにくくなるレイバックにかなり苦手意識があるよう。これは直さないと。フィンガージャムもよくきまるところはきまったけど、かなりの部分はレイバックで何とかなる。言っても5.10cだからね。。



バンパイアは簡単だったからさくさくと次のムーヴに進めた。メンタルも非常に良かった。
カム2セットで少々球切れを心配しつつのクライミングだったけど、レストポイントも明確だったしプロテクションは常に安定した場所でとれた。
いいスタンスに乗れたから腕のパンプもほとんど感じなかった。メンタルが崩される要素が何も無かった。
逆にいえば、自力で良いメンタルを保てたのではなく、単に簡単でメンタルコントロールの必要が無かっただけだ。


ゆかわ4
サイコキネシストライ中のchippe



でもサイコキネシスは実際結構悪かったし、経験の浅いフィンガー、甘いジャム、右壁にスタンスがなく体勢が不安定、安定した状態でのカムセットが厳しい、など、メンタルを崩される要素が満載だった。


しかし岩は固くクラックもほぼずっとパラレルでプロテクションはばち効き。
なのにムーヴを起こせない。
カムが足もとになった状態でにっちもさっちもいかなくなったら・・・とつい考えてしまう。
そうなったらフォールすればいいだけなのに。頭では分かっていても体が動かず、腕ばかりパンプしていく。


ゆかわ5
右からサイコキネシス、コークスクリュー。左のカンテには5.11dのボルトルート。



実際、pecomaはOSトライを終えて降りてきたときすべての力を使いきっていた。
とても上手に終始安定して登りきったわけでは全然ない。
思い切ったレイバックやガスで耐えながらのパワー全開のカムセットなど不安定なムーヴを駆使して気合いで登りきったのだ。
そのくらいの気合いがないとOSは難しいのに、私にはそれが足りず、更に崩されたメンタルのせいで2便目のトライもいい登りは出来なかった。


渾身のいいトライが出来たpecomaの昨日のビールは美味しかったことだろう。
限りある時間を最大限有効に使うには、1便1便をもっと大切にしなければならない。
自分に甘いから、全力が出し切れない。今後の改善点。
また反省点を再認識できてよかった。



さあ今週末はホラ貝ゴルジュだ!
その次の週からはヨセミテへ向けてクラックトレに入る予定。
おらっちがんば!★

栃木クライマーズミーティングに初参加!

今週末は登山医学会つながりのDr.Kのお誘いにより、栃木クライマーズミーティング(以下TCM)に参加しました!
TCMへの参加はウィンタークライマーズミーティング参加への橋掛りになるし、ずっと個人でやってきた私たちにとっては多くのアルパインクライマーと知り合える大きなチャンスだし、しかもあの馬目弘仁さんと一緒に登れるかもしれない!?というかなりワクワクさんなイベント!!


しかし天気予報は生憎の雨・・( ; ; )
当初土日で予定されていたTCMは日曜日のみの開催となった。
でも土曜日の夜から懇親会はやるとのことだったので、飲みから参加するつもりで土曜日日中は仙台のジムへ!
この日仙台に三店舗目となるクライミングジム「morment」がオープンしたので登りに行った。
いつものziのメンツといつものように登り、昼過ぎくらいに開催場所である足尾へ向け出発!
猛烈な雨が降っていた(笑)。
しかも日曜日も曇りのち雨予報だし、「クライミングは絶望的でも懇親会だけでも充分行く価値がある!」と思い車を走らせた。


足尾銅(あかがね)親水公園のPに参加者が続々と集まり、総勢20名ほどのアルパインクライマーが集結!
宇都宮渓嶺会、グループ・ド・ミソジの方々を中心に、茨城や群馬(そして私ら、宮城もw)からも参加があって開始10秒でテンションうなぎ!肉やら野菜やらギョウザやらがあちこちから次々ともてなされ(私たちも仙台牛を提供!)、酒もガンガン、山語り止まらず、最高に楽しい宴会でした。私たちと同年代のアルパイン志向のクライマーとも知り合えたし、なんと言っても馬目さんと熱く語れたし、モチベーション上がりまくりでした。「WCMにもおいでよ」と言われ大興奮!!


私たちにはまだ早い、力足らずだと思って敬遠していた世界に、これからはもっと積極的に全身でぶつかっていかなきゃ、と思いました。たぶん必要なのは気合と根性。あ、今まで通りでいいんだw


どうせ明日は絶望的と思い酒が進む進む。
でも、しばらくすると雨はやみ、参加者の一人が「あれ、星出てるよ!明日登れるんじゃない!?ならもう寝なきゃマズイよ!」となり、やっと就寝したのは何時頃だったか覚えてませんw


翌朝はなんだか青空も見えているし空気が清々しい!まさか、ホントに登れる!?
そして主催者の佐々木さんより、ザイルパートナーの発表。
ペコマは何と馬目さんと!!そして私は宇都宮渓嶺会代表の谷嶋さんと!
しかも私はトポを見て登りたいなと思っていた"大凹角ルート"と呼ばれるルートを登れることになった。


「魔法の鍵」でエリア内へ・・。
かつて鉱毒事件があった場所。独特の険しい景観。周りは360度岩だらけ!!すごい!!


あ、言い遅れましたが、今回はカメラを忘れたので写真ゼロですorz


アプローチは一時間ほど、膝上渡渉などもこなして目的の岩場へ。
大凹角ルートは・・見事にびしょ濡れでした(笑)。でも登る!


私は核心と言われる3P目を含む奇数Pをリードさせてもらい、つるべで。
普段殆ど同じメンツとしかザイルを組まないので、初対面の人と組んで登るというのはとても新鮮で楽しかったし勉強になった。壁の途中で「大」作戦(笑)など、ハプニングも最高!(笑)


登攀中に一雨きたりしながらも無事登攀終了して下降。
まだお昼過ぎくらいだったので、何かしようか~と言いながら移動を開始。
すると、ボルダーが大量にゴロゴロしてる!すかさず馬目さんが目をきらきらさせて「ボルダーしようよ!」ということに!


実際触ってみると名作が続々生まれ、みんなでセッション!馬目さんは流石にボルダーも強かった!
クライミングはじめて2年のボルダラーNさんはアルパインを始めたいと思い山岳会つながりで今回TCMに参加したそうだが、既にボルダー力、ペコマより上?(笑)。強かった~。
アルパインクライマーみんな強い!私もボルダーのモチベーションが更にUP!!


素敵なボルダーがホントに大量に転がっており、「次はマット持って来なきゃね~」という結論に達した(笑)。
壁あり石あり、足尾は実にポテンシャルの高い岩場だった!


最後に、一緒に登れはしなかったけど東海大OBのティミーさんとも知り合えた。
同い年の強いアルパインクライマー。一緒に登れるくらい強くなりたい!


そんなこんなで雨からまさかの充実の二日間でした!
こんな良い時間をもっとたくさん重ねたいからこれからも頑張ろう★

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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