2013/08/15
新しい生活がはじまった
8/6からついに専門研修がはじまった。普通の医学部を出れば、研修医が終わってすぐ後期研修といった感じで自分の専門科の研修がはじまるのだが、私の大学は特殊なので2年のブランクがあり、これからが本番、という感じ。
つまり仕事としては人生で一番忙しい時期になるし、将来の進路、自分が何者になるのかというのを決定する重要な時期でもある。
私は山岳医として活躍したいけど、それにもやはり自分の専門科というものがあったほうがいい。
私の場合は形成外科。
それが山岳医療にどうつながっていくか、活かせるか、それはまだ分からないけど、とりあえず私はレールにのっかって、専門研修を開始した。
この2年は泊まりで山に行くのも厳しいと思っていたが、どうやら上手くすれば隔週で土日が完全フリーになる。
この2年も専門研修を頑張りつつ、山の方も今までのようにはいかずとも、なんとか続けていけそうに思う。
平日はベースキャンプという素晴らしいジムで登れるし、私はこれからもクライマーで居続けられそうだ。
とにかくこの2年を将来につなげられるよう頑張る。
それしかない。
ペコマは医者としてはレールから外れ、自分の選んだ道を行くことになった。
それが楽な道なのか、いばらの道なのかはまだ分からない。
山には行きやすい環境だが、それが将来的にいい道なのかそうでないのか、それは自分の頑張り次第。
このお盆休みもペコマは山に行っている。
ペコマが山に行って強くなってくれれば、私たちパーティとしての総合力は上がるので、今の職場の自由度を活かしてペコマにはこれからも強くなってもらいたい。
9月にはヨセミテだけど、その前にもう一度くらいは日本の花崗岩でトレーニングできそう。
8月いっぱいのブランクをあけてヨセミテになってしまうかとも思っていたので、そこはちょっとほっとした。
今はまだ仕事がはじまったばかりでなかなか自分のペースで動けない。
仕事に慣れればもっと効率が上がって登る時間もより作れるようになるだろう。
幸いなことに圏央道にすぐ乗れる立地だし、良いジムもすぐ近くにある。
家に壁もある。
私はクライマーで居続けられそうだ。
と同時に、やっぱりこの2年で専門科をしっかりやらないと意味が無い。
ぼーっとしてたらあっという間にこの2年は過ぎてしまう。
ただ日々の雑務をこなすことしか出来ずに、かといって山にも満足に行けない2年にしてしまったら、本当に無駄な2年間になってしまう。
疲れたりストレスが多かったり、頑張ることをやめる言い訳になるような要素は盛り沢山な2年になるだろうけど、この2年を乗り切れたら一皮むけられるかな。
主婦業もこの2年は、比較的時間的余裕のあるペコマにお任せ。
家の事はペコマに任せて、私は仕事と山に集中する。
今日はベーキャンでボルダー。
常連さんたちとセッション。
ジムにいると、仕事中心の生活をしていることが不思議なくらい自然でいられる。
やはり登っている自分が真に本当の自分ってのはいつまでも変わらないな。
みんな所沢の家にも遊びに来てね。