2015/01/26
氷登り初め。
スキー旅行も終わり、今週末からは城ヶ崎でフリーの予定だった。そもそもいまは仕事が忙しくて長い休みがとれないので、それだったら思い切って冬も山に行かず、フリーに専念する1年にしちゃおう。そう思って前々から決めていたことだった。
だけど急にはじまったスキー通い。スキーが楽しい。
ようつべで虎の穴、ウェブザベしてみる。うーん。どうも、自分が城ヶ崎できゃっきゃうふふしてる絵が浮かんでこない・・。
そうこうしてたら、日程的に行けないと思ってた青鬼氷祭りに行けそうになってきた。青鬼の鬼たちはせっせと山に登ってる。
これはもう・・フリーじゃないでしょ!
というわけで、今年も今まで通りの冬シーズンが到来しました。
青鬼氷祭りに備え、まず前から行きたいなと思ってた昇天の氷柱に行く事にした。
前日は苗場スキー場でスキーレッスン。
沢山の人でにぎわうスキー場で滑っていると、明日は久しぶりのアイスだなんて本当かな?といった気分。
がっつり滑って腹ぺこで帰宅し、飲み食いしたら動けなくなった。
でもギア準備しなきゃ明日登りに行けない・・と、重い腹を持ち上げて山道具部屋へ。スクリューをひっぱりだし、アイゼンとアックスを探し出したら、先が丸すぎてやばい。ドライのせいかコブラのさきっちょは変な鍵型みたいになっちゃっている。
もう横になりたいという欲求を抑えて23時過ぎから研ぎ研ぎ・・・。
そんな感じでアプローチを開始するまで半信半疑だったけど、久しぶりのアイスはやっぱり楽しかった。

はじめての荒船山。
この日は先行パーティが居たので、落氷待ちをしつつゆっくり登った。
でも風はほとんどなくて気温も高く、厳しい北壁のイメージはなし。待ち時間もまったり過ごせた。
更に結氷状態もよかった。

4P目。毎年同じ形に凍るなんて面白いね!
奇数Pをちっぺ、偶数Pをペコマでつるべ。いざ登り始めてみると、そんなに感覚は鈍っていなかった。
滝の形が変化に富んでいて、単調なクライミングでなく楽しい。傾斜もお手頃。シーズンはじめにはちょうど良かったと思う。
何と言っても天気に恵まれた。
バックには見事な浅間山がどーん。

終了点。
登山道に合流後ちょっとだけ登って、柵の無い展望台からの素晴らしい眺めに満足して、100名山じゃない荒船山の山頂へは行かず下山。
今はベースキャンプという最高級のジムで登れるので、フリーはジムで頑張る、それで十分欲求も満たされている。外岩はもしかしたら春先から行くかな・・いや、春先はスキーかな・・。
本当は5.13という数字にこだわるクライミングもやりたいなって気持ちがあったけど、そんなものにこだわらなくても着実に強くなってるって自信もある。それよりも山に行く方がやっぱり大事だ。通って限界グレードを追い求めるのにも憧れはするし、それで確かに成長する部分もあるとは思うけど、時間は慢性的に不足してるし、やっぱり私が一番やりたいことはちょっと違うのかな。外岩は何かのタイミングでぽっと行けたら、ワンデイで登れるルートを確実に登る、そんな今まで通りのスタイルでそのうち5.13が登れればいいか。
パートナーの心はボルトを追いかけるリードクライミングからすっかり離れちゃったしね・・。
来週からも青鬼氷祭りに向けてアックスふったろ〜!