2015/08/12
花崗岩トレーニング。
HP尾根の向こうの更新が長らく滞ってしまっています。技術的な問題で、そろそろ何とかしなきゃとやっと動き出しました。もうすぐ活動再開の予定です。
Pecomaのブログも合わせて近況報告してますが、チンボラソ登山のあとはビッグウォールへ向けたトレーニングをしてました。
目標はヨセミテ The Noseのリベンジ。
しかし今年は仕事の都合で10月に休みをとれないことが判明!
急遽8月の終わりから9月頭にかけてスコーミッシュへ行く事にしました。
そういうわけで引き続き小川山、瑞牆で花崗岩修行を継続中です。

先週末は瑞牆、小面岩の「一刀」へ。
パートナーのHIくんはこのルート2度目とのことで、5.11bの核心ピッチと最終ピッチの5.11aをリードさせてもらいました。今まで簡単なハンドしかやったことがなかったので「ハンドはガバ」と勘違いしてたけど、今回はじめて5.11のハンドというものを体感。
悪い、甘い、傾斜があって疲れる!
ハンドは奥が深いってことが分かりました。
出来るだけ悪いところはとばして良いところだけにジャムしたいけど、そこはスラブ同様、リーチがないヒトは悪いところもつないでいかないといけません。

「一刀」3P目の5.11a
核心部は超えられたものの、そこでパワーを使いすぎて回復出来ず。核心ピッチはワンテン入ってしまいました。
思えば今まで登った5.11のクラックは全部フィンガー。
っていうか、フェイス。
やっぱりガチのクラック力を試されるルートはまだまだですね〜。

小ヤスリと大ヤスリ!
3時間くらいで小面岩の頂上へ。
天気も最高で、これまた素晴らしい眺めでした!
ルート全体を通して露出感あるし、岩も安定してるしおすすめです。
次はもっと涼しくなってから、RPしにまた来たい!

バベルの塔。岩はやや脆い。
午後は小面岩の裏面にまわってバベルの塔でひきつづきハンド!
私は5.11aの前傾壁ハンドに大苦戦。
まるでワイドやってるみたいな疲れ方。。
1ヶ月ぶりに花崗岩を触って、やっぱり来て良かったと思いました。
限られたスコーミッシュでの数日間を有効に過ごせるよう、花崗岩モード全開にしとかないとね。

超分厚いきのこ!
翌日も瑞牆のどっかでのぼるかなぁと思っていたけどパートナーが所属する山登魂の面々が小川山で焚き火をするらしいとのこと。
「小川山で焚き火」
それ、言っ ちゃ った ?
もう、聞いてしまったので手遅れです!
信州峠を越えて小川山に移動!!!
「小川山で焚き火」からの「焚き火の横で野宿」からの「目が覚めると森の中」という鉄板コースで迎えた翌朝。
私もやり残した課題があり、パートナーもやりたい課題があるということで、ものすごーく久しぶりに砦岩前衛壁に行きました。

クロックスのアクセサリーばりにがっちりくっついて離れなかったカミキリムシ。
なぜか猛烈に込み合っていて大人気の砦前衛壁で、今調べてみたら実に5年ぶりに「ばんざいジャム」トライ!「はさみ虫」は今回はじめて触りました。
結局、リードでばんざい、はさみ、ばんざい、はさみ、ばんざい、はさみと計6本出してばんさいは何とかRP(核心をずりずりずり落ちながら這い上がった)、ハサミは解決したものの繋げられず、でした。
核心部めちゃわるいよー。
でも、うん、もっと涼しくなったらだいぶ楽に出来る気がします。
それにパートナーはちゃんと落ちずに再登してたので、強ければ登れるってことです。
今週末も花崗岩!
まだ先週の傷が癒えてないけど今はねじ込み、挟まり、そして登りきるこの快感をもっと味わいたい!