2016/01/14
今年の冬はいろいろやろう。
毎年、長期休暇に合わせてステップアップ出来るような大きい目標を立て、それに向けたトレーニング山行を計画するというスタイルで週末が埋まっていた。でも今年はペコマが島勤務でほとんどこちらにおらず、2人でトレーニングを積むことが難しい。
実際、常夏の南の島で冬山への思いを馳せたり厳しい冬壁へのモチベーションを保つことは難しいようだ。
ペコマからははっきりと、「今期は登攀はやらない」と言われた。
でも私は登攀がしたい。
一時は、自分の山行内容がより厳しさと危険度を増していくことに躊躇することもあった。でもやっぱり壁をクライミングして山頂に立つという行為を冬にやりたいという願望が自分の中に根強くあるのは間違いなかった。
だから、青鬼メンバーや色んな人とその場その場で出来る登攀を今シーズンはやっていきたいと思う。
そうして少しでもステップアップがしたい。行きたいところは山ほどあるし、行けるところをもっと増やしたい。
それとソロクライミングはしないけど、せっかく一人だから単独行で行ける易しいバリエーションも行きたい。
先週末は3連休で涸沢岳西尾根に行った。でも結局日帰りで終わってしまって残り2日スキーをした。
普通のゲレンデスキーだけど今シーズン初だ。それでも、先シーズンの最後に掴んだ感覚をすぐ取り戻せる気がしていた。というのも、私は基本頭でっかちで、運動神経も無いから直感的に何かをやるのが向いてない。それで先シーズンはプロのプライベートレッスンを受けた。で、その感覚が体性感覚としてでなく「理屈」や「言葉」として残っていたので、その通りやればいいだけだった。実際、はじめから先シーズンの最後と同じくらい滑れた。
小さい頃から競技スキーをやってきて、今はBCでガンガン滑っているKさんにも滑りを客観的にみてもらった。
もちろんお世辞は5割以上入っているとしても、不整地や傾斜にも充分対応できているのでガンガン山に入って滑っていいと思う、と言われた。この2日間の予定外スキーによって、今シーズンはスキーもちょこちょこやろう、と思うようになった。
さらに、年末はアニマルさんのお誘いでクラックの岩場に行き、年始にも流れで城ヶ崎に行った。
兼ねてから触りたいと憧れていた「虎の穴」をやったら、ムーブを全部ばらすことができた。
これで、今シーズンはタイミングとパートナー次第で城ヶ崎にも行こうという気になった。アストロドームとかトラッドエリアで登っている人とも連絡がとりやすくなったので、5.12を見据えてトラッドもやりたいと思う。
そんなこんなで、「おひとりさま」週末は昨年に引き続き2016年も非常に充実している。
肝心のペコマとは、2月に1週間の休みをとって長い縦走をやる予定で、こちらもテンション鰻!
今まで一つのことに集中してやってきた冬だが、元々やりたいことも盛りだくさんだからその分我慢もしなければならなかった冬。でも今年は全部やってしまおう。
登って滑って登りまくるぞ!