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種蒔きの秋

上の廊下に行った後、9月はじめには赤石沢へも行って、楽しくゆるふわに夏を終えた。そして迎える外岩シーズン。


待ちに待った秋到来!と思いきや、日本在住クライマー周知の通りの悪天続きで私たちも例に漏れず翻弄され、それでも出来うる限りに花崗岩通いを続けて岩登りや焚き火をしてました。


主だった成果といえばカンマンボロン砂のエリアのEternal Wishというトラッドルートを登ったことくらい。

思えば私は2012年1月に城ヶ崎でパンピングアイアンIIを登って以来、外岩フェイスグレードの更新は未だになく、カリスマやら虎の穴やら触ってますが完登は出来ておらず、つまり5年弱くらい最高グレードが5.12b止まり。

私はリーチの問題もあってグレードは目安程度にしか捉えられないし、数字よりもいいルートとの巡り合わせ(恋心)を求めているのですごく拘ってるわけではないですが、それでも流石に今の自分のキャリアでこのグレードというのはそろそろ寂しい気がしてます。。


今年もカサメリのナイトディジーダンスを触ってみて、ムーブは出来ましたが繋げられてはいません。染み出しが多いルートを選んでしまったのは痛いですが、ムーブが面白くて純粋に登りたいと思える魅力のあるルートです。日本100選に入ってるんだから当たり前か。状態が良ければ手応えはあるので早めに回収したいです。


クラックに関しては、やはり自分の中に安定した「なにか」を感じつつあります。
EternalWishはトラッドですがかなりフェイス的ルートなので自分の中では「フェイス」の位置付け。


バベルの塔の三部作、とくに下部に共通の極悪ワイドをもつ美しい双子のクラック「ロプロス」と「ロデム」は、まさに出だし"鬼門"のワイドで悪戦苦闘させられたものの、上部5.11cパート、5.12aパートは問題なし。

ハンド、シンハンド、フィンガーに関しては、どこがどの位のサイズか、どこが良くてどこが悪いか、つまりはどこをがんばる必要があってどこでレスト出来プロテクションがとれるかということを一目見てだいたい分かるようになってきた。だからオンサイトもしやすくなったように思う。
そうは言ってもまだOSグレードは去年の5.11d止まりですが・・


というわけでいろいろやってみた割には成果らしい成果のなかったこの秋。
とくにフリーに関しては9月中旬に(あろうことかジムで)手首を痛めてから思い通りにいかないことが多くストレスも溜まった。そうしたもろもろのモヤモヤは来春にどかんと爆発させるとして、今秋はせっせと種蒔きをしたよい秋だったと締めくくろう!


昨冬はけっこう岩にいきましたが今冬はアルパインをがしがしやりたくてウズウズしてます。今週末から久々にやっと白くなりはじめたお山をたずねてみます(^^)






プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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