2017/11/29
1129の日に本気出して肉を焼いた。
年に一度の11月29日は、日本語を母国語とする人ならだれもが「いいにく」を食べたくなっちゃう日です。
なんでだろう。不思議だね!
今回はお店研修ではなく、これまで学んだことを踏まえ、おうちで実習スタイルの部活を敢行することにしました!
いいお肉はちゃんと調理してこそ本来の味が引き出せるもの。
だから素人がむやみやたらに手を出すのはお肉がもったいない。そう思ってました。
でも部活だから、レベルアップしていかなければ意味がない。
失敗をおそれていたらいつまでも次の段階へはすすめません。
ということで今回は、果敢にも憧れの「中勢以」のお肉をお取り寄せしちゃいました!

熟成肉の老舗「中勢以」。
しかも、今回はカットされている無難なお肉ではなく、部活らしく300gの塊肉をチョイスです。
イチボとシンシンの塊。予算的にこれが限界でした。

残念な誤字あり・・・
今回はビビアンをご招待して試食してもらいましたが、本気のいい肉なので会費制にしてもらいました。
メニューは全部でこんなかんじ。
SATOブリアン本店のコースを食べに行って、ワインも二本くらい楽しめる程度の会費を頂きました。
イチボの塊は半分をローストビーフにして冷やしておきたかったので、会が始まる前にカットして調理しました。

ということで切る前に写真撮影。
イチボはモモの中でも赤みとサシの割合が絶妙な人気部位。人でいうお尻のえくぼのあたりだそうです。

お肉は繊維と直交するよう切るのが正解ムーブ。食べる時感じる柔らかさが段違いだそうです。
こんな高級肉の肉切り作業からやったのは今回が初めてで緊張しました。
この牛刀は非常に切れ味がよく、お肉もとても柔らかいので切る時の感触といったらもう、悶絶ものです。
ニトリはたまにお値段以上!

みんなまぁ堅気の人じゃないので、1129を求めて早めに仕事を切り上げ集合してくれました。
部員の鑑ですね!

ビビアンチョイスのニヴォラ ランブルスコは微発泡の赤。泡までミステリアスな赤紫色です。飲みやすいのにいろんな味がして濃厚クリーミー。すっかりテンションうなぎです!(肉か!)

中勢以のお肉だけじゃボリュームが足りないので、これまたお取り寄せ、熊本県産馬刺しです。
ヒレ、コウネ、上霜降りそれぞれ250g。馬は肉肉しいのにあっさりだからいくらでも食べられます。脂の塊のはずのコウネもぱくぱくいけちゃう。
お次に、青鬼のGTが北海道の地で撃ち取ったエゾジカさんのシカク(モモの部分)、さいごの150gが残っていたのでローストにしました!

無煙ロースターで表面をさっと焼いてレアなままやすませる。火入れ加減は、いただいた1.3kgの鹿肉を少しずつ試行錯誤で調理して、ここへ落ち着きました。

うまとしかの競演!これがほんとうの馬k(ry

さて。宴もたけなわですがここで真打、中勢以のお肉お披露目です!鼻紋がかわいすぎ♡

まずはさきほどカットしたイチボの焼肉!

いいお肉はやっぱりシンプルに塩で味わいたい!ということでシンプルと言いつつ色々用意してみました。

続いて、50度で1時間半調理したイチボロービーです!

カットしてみたら、思ったより熱が通っている。でも食べてみると丁度いい火入れでした。熟成香薫るローストビーフ!噛み続けるほどに旨味が広がる、奥深い味。ああ、悶絶。
中勢以イチオシの「みそたまり」というたまり醤油も最高に合いました。

おつぎはシンシン〜!こちらは手付かずだったので塊を披露できました。写真がないけど。。

この半分を2cm厚ステーキに、半分をすき焼き風で頂きます。牛刀を縦にいれるとさっくり、ふわぁ〜〜〜♡♡
なにこの感触!脳内御花畑!
ミートスライサーも憧れるけど、私はこの「肉を切る感触」が大好きだということをこの日知りました。
いいお肉って、キレ具合も最高なのね〜〜〜(。>ω<。)

で、半分をさっそく無煙ロースター"ラニーくん"にオン!

さっと表面を炙る程度に焼いて、あとは休ませておくだけでこうです。きゃ〜〜!!熟成香でお部屋がタイヘン★

残りの2cm厚のお肉をすき焼き用肉にスライスするのが結構核心でした。でもものすごく楽しい時間でした(笑)。
よく熟成され繊維がほどけるような柔らかさのお肉とお値段以上のニトリのおかげで、不格好ながらなんとか形になりました。
精進せねば!

ビビアン部員のいい顔!いただきました!美味しい美味しいって食べてくれて嬉しいなあ。冥利に尽きます。

お肉とともに、美味しいワインもガンガンすすんでます。こちらもビビアンチョイスのマンモス ジンファンデル。
いつもお肉にはニュートンナパバレーのようながつんとくる濃いやつを合わせていますが、今回のワインはどちらもパンチ弱めながら、色んな味と香りで非常に複雑な味がするのです。危険なほど美味しいのです。小悪魔ってかんじ。

ひとしきりお肉を満喫したあとは、三宿ランマスの美味しいチーズとワインで楽しいおしゃべりに花咲かせ。クライミング談義にはじまり、話題は二転三転、尽きることがありません。時間はあっという間にすぎていきます。

シメはルタオのケーキ盛りあわせとビビアンの台湾みやげ、パイナップルケーキでした!
ごちそうさまでしたー!

すでに確信していますが、「美味しいものを食べる」ということはとりもなおさず「楽しい時間をすごす」ということです。
「食事」とはただ栄養やカロリーを生きるために摂取する行為ではなく、「楽しい時間をすごす」ということなんだと思います。

これからも楽しくて豊かな時間を大好きなひとたちと共有していけたら嬉しいです。
これにて1129完結!
部活動は続く!