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2019年11月 中国旅行 麗江観光〜白沙、束河古鎮、玉龍雪山

麗江から日帰りで気軽に行ける観光スポットとして、少数民族ナシ族の古い村、白沙と束河古鎮があります。


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壁画の村、白沙。玉龍雪山をのぞむ。


どちらも麗江古城のような古い街並みの残る村ですが、束河古鎮は観光地としての整備がかなり進んでおり麗江古城に近い雰囲気。それに対して白沙は、ナシ族の人々の暮らしを垣間見ることのできる比較的静かなところです。


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束河古鎮は麗江中心地から約7km。束河古鎮からさらに7kmで白沙です。


バスなら1元(15円!)で行けるようですが、タクシーも日本ほど高くないので、今回はタクシーを使いました。


まず白沙まで向かいます。約50元(750円)。

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村の中心地を離れて、まずは静かな農道を歩きます。


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ここで暮らす人々が農作業をしていたり、井戸端会議をしているのを眺めながらゆったりとした時間を楽しみます。


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のんびり歩きながら村の中心地へ。少数民族が描いたという可愛らしい壁画がたくさんあります。左上はトンパ文字と呼ばれる象形文字です。


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村の中心地は雰囲気が一転して、お洒落なお店がたくさん。下北沢を彷彿とさせる、ちょっと洗練されたビンテージ調の街並みがお出迎えです。


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欧米人にも人気の観光スポットなのだとか。お洒落なカフェで美味しいケーキなどをいただきながら女子トーク。


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伝統工芸の刺繍のお店がたくさんありました。藍染みたいなお店も。ショッピングを楽しみながらぶらぶらします。


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ナシ族の人々による民族音楽の演奏も。鐘や木魚のようなものを叩かせてもらいました。


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食べ歩きも満喫!お米の入った黒いソーセージのようなものがとても美味しかったです。焼き芋は色が濃くてとっても甘くて安納芋みたいな美味しさ!私が食べているのはお豆腐を揚げたものです。本当に何を食べても美味しい中国!どれも観光地価格でしたが、それでも200円以下です。


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白沙壁画とよばれる有名な壁画はこの奥に保存してあり、有料、撮影禁止です。入館料と古城保護費あわせて70元(1050円)ほどを入り口で支払います。


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白沙散歩満喫!結構歩いたね〜。


白沙から束河古鎮へはバスで行けると聞いていたので、バス停を探したのですが見つけられず。タクシーの乗降場もとくにはありません。観光客を乗せて来たタクシーをたまたま見つけたので、拾って乗ることが出来ました。

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束河古鎮は麗江古城のミニバージョンという感じで、立派なタクシー乗降場もある観光地でした。


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お土産屋さんの立ち並ぶ石畳の美しい街並みは麗江古城と似た感じ。


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プーアル茶や、小さい蜜柑に熟成させたプーアル茶を詰めた"小青柑"とよばれるお茶などを試飲させてもらって購入しました。飲み方や効能などをケータイの翻訳ソフトで色々教えてくれました。


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暗くなるまで散策して、夕飯を食べて帰りました。夜景も綺麗です!


麗江最終日には、ついに玉龍雪山を間近に見られるスポットまで足を運びました!

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玉龍雪山風景名勝区という名の玉龍雪山を擁する公園は、上の地図にもある"甘海子"という場所までタクシーで行きます(バスもあります)。麗江中心地から約20km、片道120元(1800円)くらいでした。


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公園の入場料は一人100元(1500円)です。

甘海子に観光センターと大きな駐車場があり、ここが観光基地になっています。

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中国人観光客で賑わう。外国人はほとんどいませんでした。


ここでタクシーを降りたら、色々な選択肢があります。
ここの名物ともいえる、標高4500m地点にある氷河公園まで一気に上がれるロープウェイは、現時点では外国人が個人で予約する手段がありません。

麗江古城を歩き回って調べたところ、外国人が氷河公園まで行くには、おおよその相場580元(8700円)くらいのツアー(麗江古城からの送迎や他の観光スポットなども込みの最安値)に参加するしかありません。

そこで私たちは今回ロープウェイを諦め、藍月谷(らんげつこく/blue moon valley)と呼ばれる美しい棚田状の滝のあるスポットまで行ってみることにしました。


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往復20元(300円)のチケットを買って、専用バスに乗ります。


バスが進むにつれ、心を奪われるような美しい景色が間近に迫ってきました!

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碧く透き通る河と氷河をたたえる玉龍雪山。


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氷河から流れ出た清流。


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人気の景勝地なのでしょう。前撮りと思われる新郎新婦さんが何十組もいました。ウェディング撮影専用マイクロバスみたいなのが走っていて、川べりにウェディング専用のメイクアップルームもありました。


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そして着飾ったヤクがいました。この子は左右の角がそれぞれ前後を向いている珍しい個体でした。


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そして50元払うとこんな写真が撮れます(笑)。


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本当に美しいところでした。麗江を訪れたなら、ココは一見の価値ありです!


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さて。そろそろ2019年も終わりに近づいています。この1年は本当に色々なところへ行きました。


異国の大きな壁を求めてお勤めを辞め、ウィンタークライミングの楽しさと、思い通りにいかないことの方が多いということを学びました。真剣に取り組むには、ほんの1年や2年、自由になる時間があるだけでは足りません。それでも、そうした世界を知らないまま居るよりははるかに多くの経験が出来ました。

知らない土地を訪れ、未知の文化に触れて、本当に様々な感情や考えが生まれた一年でもありました。
出会いもたくさんあって、実りある放浪生活だったと心から実感しています。


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そして改めて家族の大切さを感じた一年でもありました。
旦那さんがイギリスから帰国したら、しばらく日本の岩や山を巡りたいと思います。


来年もいい一年になります様に!

2019年11月 中国旅行 麗江の観光 〜麗江古城

黎明(リーミン)でクライミング後は、空港のある麗江の街に移動して、帰国までの丸3日間、がっつり観光をしました。


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麗江は雲南省にある人口120万の地方都市です。近代的で清潔な街並みのいわゆる"都会"ですが、2400mほどの標高にあり、万年雪をいただく標高5596mの玉龍雪山が望めます。そしてここに、古い街並みが保存され世界遺産に登録された"麗江古城"があります。


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中国の観光はこれがはじめてなので、「千と千尋の神隠し」の舞台になったともいわれるこのエキゾチックな雰囲気も、ざっくり「中国旅行」の印象として受け止めていました。でも、こうした古い街並みが保存されている場所は中国でも珍しいそうで、中国の人にとっても人気の観光スポットだそうです。


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石畳の美しい街並み。かなり人気の観光地のため、レストランやカフェはもちろん、麗江特有の屋台料理が並ぶフードコートもいくつもありました。多種多様なお土産屋さんが歩けど歩けど途切れることなく並んでいます。


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麗江の名産であるプーアル茶をはじめとした中国茶を売るお店、果実酒のお店、からーいお惣菜のお店、スイーツのお店、ブティック、銀器や銅器のお店、漢方のお店、などなど・・。


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試飲試食もガンガンさせてもらえました(笑)。

ただ歩いているだけであっという間に1日が過ぎてしまう場所。380ヘクタールもの広さを有する麗江古城を、今回は2.5日かけて歩き尽くしました。


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麗江古城敷地内は一般車両立ち入り禁止。宿から一番近い門の前でタクシーを降りると、宿のスタッフが荷台を持って待っていてくれました。しかしクライミング帰りの四人の荷物が多過ぎてキャパオーバー!英語の話せるスタッフのお兄さんが、タジタジながらも親切に対応してくれました。ひっくり返りそうになる荷台を四人で支えながら宿を目指しました(笑)。


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宿に着いたらウェルカムティーのサービス。このあと、麗江古城の地図を広げて、観光スポットなど色々教えてくれました。


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このクオリティで1人1泊1500円くらいなのだから驚きですよね・・!宿の主人は何かと気にかけてくれ、快適に過ごせました。


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麗江到着日の夜は四人でお疲れ様パーティ!


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ダック、トリュフ、松茸、火鍋(ヤクのお肉!)、おデザも・・・がっつり楽しんでお酒も飲んでひとり2000円ちょい。右下は朝ごはんのおかゆと小籠包。


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中国茶のお店はたくさんあります。店内には必ず"自動お茶マシン"(と茶器)があり、試飲させてくれます。私もバラや雪菊、小青柑(小さな蜜柑に熟成させたプーアル茶を詰めたもの)など、いろいろ試飲させてもらいました。見たことのないモノばかりなので、試飲することで飲み方や味が分かり、購入時の参考になりました。とてもいいシステムだと思いました。


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麗江の町の標語?のなかに自分の名前がありました(笑)。


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リーミン同様、犬天国でした。寒い地方だからか、アラスカンマラミュートを連れて歩いている人が多かったです。


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麗江グルメ!大きい写真はヤクの炒め物。ヤクの肉は旨味が強くて猪肉のような感じ。美味しくてハマりました。鯉鍋も郷土料理として有名なようです。臭みはなく、脂が乗ってほろほろでした。そしてとにかくキノコがよく採れるようで、日本なら手が出せないような高級キノコ料理を連日楽しめました。


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オープンテラスでお食事したり、買い食いしたり。


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地球環境に優しいとして今話題の昆虫食も、麗江では一般的なようです。


麗江古城のもうひとつの楽しみは、マーケットでのお買い物!


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地元の人々が集まる市場が古城の一角にあり、毎日朝6時くらいから夕方まで賑わっています。


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野菜、果物、麗江名産の種類豊富なキノコ(モリーユ、ポルチーニ、松茸、アガリクスなどなど!!)、肉、魚、はちみつ、ナッツ類、お茶、売店や食堂・・。衣料品や日用品も売っています。ペルーでもベルファストでもマーケットを楽しみましたが、やはりマーケットは旅の醍醐味。


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地元の人々が集まり、地元の名産品が集まり、その土地の日常がぎゅっと詰まった活気ある場所です。そこで片言の現地の言葉を駆使してお買い物をするのもとても楽しいです。



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麗江古城の北の端には黒龍潭景区(通称、玉泉公園)という公園があり、美しい池と玉龍雪山を望むことができます。



街並みがとにかく美しく、ただ歩いているだけでも心沸き立つ麗江古城。女子ならきゅんきゅんすること間違いなしです。


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昼の風景。


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夜の風景。


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2.5日でやっと主要なスポットをまわれたかな?という感じですが、それでも隅々までは見られていないし、行ってみたいレストランもまだまだたくさんあります。お店のひとつひとつをゆっくり楽しむならもっと時間が必要ですね。


次の記事では、麗江からタクシーでいける、同じく古い街並みの残る白沙と束河古鎮をご紹介します!

プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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