2022/02/07

週末はよく一緒に登っているSくんと篠沢七丈爆へ!
私は3週間ぶりにまた黒戸尾根に戻ってきました(笑)。
篠沢七丈瀑はそのうち行きたいなと思いつつ後回しになっていたアイスルートのひとつ。
タイミング諸々が丁度良かったので、Sくんを誘って行ってみました。

今回はゆったりプランで、初日は入山して七丈小屋にお泊まり。冬にお世話になるのは初めてです。
山岳医療パトロール実行委員会で2020年度にコロナ感染対策に関するマニュアルの作成にも関わらせて頂きましたが、花谷さんをはじめとする小屋スタッフの方々の徹底した対策のお陰で、安心してかつとっても快適に過ごすことが出来ました!

受付したら各自番号をもらい、食堂スペース、寝室、靴箱は全てその番号のところを使います。銀マットやビニールシートでラッピング、仕切りがしてあってとっても清潔、安心!ちなみに宿泊者も寝袋持参です。

生姜たっぷり「駒ヶ岳スキレット」さん自家製シロップのホットジンジャー

美味しすぎる手作り濃厚カレー。お代わり自由って素晴らしい!丸2杯頂いて20分でぺろり。
翌朝もゆっくり6時起床で朝ごはん。

3色おいなりさん弁当美味しかった!
この週末は冬型が強くて山頂付近はかなり荒れてそうでしたが、他の宿泊客の方々は朝早く起床して山頂を目指し登っていかれてました。

七丈瀑は5合目からより7合目からアプローチしたほうが断然近いしラクです。
テント装備も無いので、ストックだけデポして吊り橋からアプローチ開始。

沢地形を降りて滝のふもとへ。硬いモナカの下にスカ雪がたっぷり溜まっているような歩きにくい雪のラッセルで少々手間取りました。

吊り橋から約20分、200mくらい降りた右手の岩壁に氷瀑が見えてきました。

過去の記録と見比べると、1P目として登られている部分は半分くらい雪に埋まっていたようでした。
8時半、じゃんけんで勝ったSくんからリード開始!

落氷を避けられる露岩の基部でピッチを切る。

1P目のフォロー。
尾根の北側は強風の嵐みたいな天気でしたが、尾根の南側にある七丈爆はそれと比べ超穏やか。
気温も低くかつ雲が多かったので氷が日照を浴びることもなく、よく噂に聞く「濡れる」ということもなく、とてもいいコンディションだったと思います。
2P目は左岸側の壁の左端をリードしました。

リード中にぱしゃり。寒そうにしてるSくん。
下から見るのと違い、氷部分だけで45mくらいあり登りごたえありました。しかも気温低いから鋼のように硬い(笑)。
IV+〜V-くらいの足で立てる傾斜でしたが打ち込みでパンプ。アイゼンもあまり深く刺さらないのでふくらはぎが疲れました。

滝上の灌木までは60mギリギリいっぱい。久しぶりの長い氷、楽しかった!長いは正義!

下降は灌木で60mと、アバラコフつくって残り20mくらい。

取り付きのザック。この日は貸切!

なんと二人とも全く同じロープを持ってきてしまったので、引っ張るロープがどっちかめちゃ紛らわしかった(笑)
12時半ころ下降終了。朝の残りのおいなりさん(凍ってなかった!)を美味しく頂いて、登り返しです。

締まってない雪の再ラッセルで結構疲れました。
あとは惰性(笑)で黒戸尾根下山。でも今回はゆっくり歩いたからノーダメージ。18時前くらいに駐車場に着きました。

5合目から見える七丈瀑。V字に切れた谷の一番下あたりに見えるのが登った氷瀑です。

Kくんと甲斐駒ヶ岳ロックグラスでお疲れ乾杯!また遊んでね〜⭐︎