2022/12/13
小川山トポ全3巻発売開始!

小川山トポが12/10に発売となりました。
内藤監督、渾身の3冊です。
腕利きのカメラマンクライマーたちの美しくど迫力な写真と読み応え抜群の文章で綴られる小川山。
まさに小川山の魅力再発見!な3冊です。

中巻の最後のほうに由香里さんが書いてらっしゃいますが、今回はじめてほんの少しだけお手伝いさせていただいたなかで、私が目の当たりにした内藤さんの仕事っぷりは超人的でした。
微力ながら関わらせていただけたことがとてもとても嬉しいです。
下巻の最後に次回予告もありましたね。来年から、その次回作のお手伝いも出来たら嬉しいなぁ。

今回、登っている写真の撮影とルートの調査ということで数日間お手伝いさせていただきました。延べ50日ほどもあった撮影日のなかのほんの数日ですが、本当に貴重な経験をさせてもらえました。
馴染みのエリアやルートはもちろん、はじめて行くどころか、全く聞いたこともなかったエリアやルートもあり、厳しくもピュアな日本のフリークライミングの聖地の新たな一面を垣間見ることができました。
そして内藤監督のもとに集結したカメラマンもクライマーもみんな強い!監督の無茶振り(?)を次々と華麗にこなしていくみんなの姿にも沢山刺激をもらいました。ほんのサブのサブのサブキャラではありますが、チームの一員になれたことを光栄に思います。

この3冊には小川山の歴史も詳しく記されていますが、小川山の開拓の歴史はちょうど私が産まれる前後数年間に詰まっているようです。小川山はクライミングをはじめてからこれまで何度も何度も通った大好きな場所であり、ひとつの原風景であり、クライミングが好きになったのも、焚き火が好きになったのも小川山。新婚旅行も小川山合宿でした。
今回、新エリアも満載のこの3冊を読んで、また小川山合宿がしたくなりました。行きたいエリア、登りたいルートが山ほどあります!

さて、今回のお手伝いのなかで一番印象に残ったルートは、"ナインティーン"です。下巻に開拓者の山下さんの文章と共に写真を載せていただいていますが、非常にしびれるルートでした。☆☆☆ついてますが、内藤さんに「面白いよ」とお薦めされなければ、自分から登ろうとは思わなかったかも知れない。まず出だしから本当に怖かったです。その後も怖かったし、手強かった。でも、言われた通りに面白かった!こういうルートに☆が3つ付くのが、小川山ですね。

「もはや産後ではない」!と言おう。今すぐ言おう。
7ヶ月の我が子はついにずり這いで前へ進めるようになりました!
私もネクストステージへ進もう。
テンション鰻!