2018/03/04
2018/3/3 乗鞍岳 バックカントリー スキー

気温急上昇の今週末、ペコマと何をしようか直前まで悩んでいた。
4月に白馬岳主稜の"プチ"Climb & Rideを計画しているので、その練習になるようなルートへ行きたい。
でも手頃なクライミングとスキーを楽しめる山は限られており、気温急上昇の日には入りたくない沢地形のコースが多かった。
結局Climb & Rideには拘らず、楽しく滑ろうということに。
未踏の3000m峰として残っている乗鞍岳に行ってみることにした。
予報ではお昼頃から気温が上がるので、午後には標高3000mのバーンも緩んでくるだろう。

スキーヤー、スノーボーダー、わかんやスノーシューの登山者で賑わう。
朝9時頃スキー場に到着。練習なので、スキーザックにワンデイ装備を詰め込んで、重さを稼ぐ。
リフトを3本乗り継いでゲレンデトップへ。10時前くらいからハイクアップ開始した。

快晴!暑いね!

吹きさらしのオープンバーン。風速15m/sほどの息をしない強風が、久しぶりに高山の雰囲気を盛り上げる。気温が高いから寒さはない。

北方向には見事な槍穂高連峰!
高天ヶ原と剣ヶ峰の鞍部を目指して沢を詰めるのが最短コースだが、今回は沢地形を避けて肩ノ小屋から稜線をトラバース、ほぼ夏道沿いにアプローチした。

朝日岳北面のオープンバーンは強風地帯。見事なシュカブラ。体感風速20m/sくらい。
縦走用の分厚い手袋を切らしていて、ここ最近の冬壁と同じ装備で行ったら途中指が凍りかけた。
3000mをなめちゃいけませんね。。
斜面が硬く、斜度も出てきたのでここら辺からスキーを担いだ。

山頂30mほど手前の小ピークで荷物をデポ。

山頂はもうすぐそこ!

13時すぎころ、登頂!乗鞍山頂は初です!
日本の3000m峰21座中、これで私はあと御嶽山と聖岳、ペコマは御嶽山1座を残すのみ!(笑)
(百名山ハンターなのに百名山はまだ半分以上?残ってる)

360度の大パノラマ!北には槍穂、南には御嶽山が間近に見える。
そして3000m峰乗鞍岳、流石のエビノシッポ!
さぁ!お待ちかねドロップの時間です♪

ドロップラインはこう。はじめは30度くらい、途中から25度くらい。シュカブラを避ければ雪面は適度な硬さで雪もサラサラでした!

気持ちよくスピードにのれます。ひゃっほー!

さっきまで一緒にハイクアップしてたスキーヤー達はどこへ行ったのか。たぶん手前のピークからドロップしている様子。貸切のオープンバーンを谷まで落として爽快な一瞬が終了しました。
最後はハイクアップしてきたラインを滑って14時半にはゲレンデトップに到着。
お手軽爽快バックカントリーでした!
スキー楽し。もう、歩いて登頂して、下山まで歩いてたあの頃には戻れません!
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