2018/04/02
2018/3/24 蝶ヶ岳 蝶沢 バックカントリースキー
先週も今週も山スキーでした。もう一週間経ってしまったけれど、先週末は日帰りで蝶ヶ岳と雨飾山に行ってました。
「スキー百山」を見て、蝶ヶ岳蝶沢中俣を目指すことに。
日曜日の雨飾が本気山行だったので、土曜日は軽めのを1本・・とか思っていたらまんまとやられました(笑)。
手始めは10kmの林道歩き。GW前でゲートがまだ閉まっているんですね。完全にシーズンオフです。4時過ぎ行動開始。

しかも融雪がすすんでおり、三股登山口周辺まで林道の雪は途切れ途切れ。

路肩にわずかに残った雪の上をシールで半ば強引に歩き、いよいよ雪がなくなるとしぶしぶスキーをかつぐ。はいたり外したりでスピード上がらず。ときには草の上をそのままシール歩行したりして。三股まで3時間以上もかかってしまうという散々な滑り出し。

更にその先に待ち受けていたのは完全ノートレースの藪歩き、からの、重い湿雪が吹き溜まった急斜面。
雪は締まりがないし、藪も濃いのでシール歩行に大苦戦。しかしスキーを外すと腐れ雪の底なしラッセル地獄・・。

5時間かかって、結局標高2250mまで。最後の数百メートルは1時間で100mくらいしか上がれませんでした。

時間切れということで、12時半頃登高終了。蝶沢本流へ通じる枝沢からドロップすることにしました。
ヤレヤレ。こんな雪じゃ滑りの方も嫌な予感しかしないけど・・・

水分、カロリー補給して、準備を整え13時前、ここからドロップ!

しかし、やっぱり、重い!足をとられて気持ちよくスピードを出せない。

なんとかやり過ごしながら本流へ。

振り返ればあれが蝶沢中俣か。上部は気持ち良さそうだなあ!

標高1700mくらいからは沢を外れ、夏道のある尾根へ上がりトラバースしなければならない。
標高1800mくらいから早めにトラバース開始するも、藪の濃い北向き急斜面に大苦戦。このたった200mくらいのトラバースに2時間近くかかる。
途中、スキーを外してアイゼン装着、凍った草付きを登ったり、

深い沢の通過でツボ足になり、腐れ雪が崩れて「ぎゃっ!!」
やっと登山道に合流できたのが15時過ぎ。
藪の濃い急斜面をツボ足と横滑りでなんとかやりすごし、16時に三股通過。しかし真の核心はそこから10kmの林道歩き・・。
路肩の細い残雪を滑ったらコンクリートにはみ出したりして、滑走面はかなり傷だらけになりました(泣)。

18時過ぎにやっとゲートに到着。
不本意にも15時間近い行動時間となってしまい、明日の"本気山行"が心配な展開となってしまいました(笑)。
「明日ほんとに雨飾行く?」「いや、もちろん行きたいよ・・(疲)」
小谷温泉まで下道で一時間の車移動。途中、大町の焼肉屋さんで体力回復のためがっつり肉とコメを喰らいました。
米子沢は大盛況だったけど、蝶は間違いなく今春初入山?
人気のない山にはそれなりの理由があるのだと思い知りました。
スキーをしに行ったというよりは「あー、久しぶりに登山したー!」という疲労感でした。
リベンジは・・・・しないかも?(笑)
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