2018/06/07
Bum生活満喫中です

ワイキキビーチのサンセット、カフェカイラのパンケーキ、青い海、白い砂浜
前回のブログ後、ワイハやColoradoのボルダーの街をエンジョイした後、ペコマと別れ一路Alaska州へと飛んだ私。

自然に包まれたボルダーの美しい街並、洗練された美味しいレストランの数々、犬と遊ぶペコマさん

街から見えているフラットアイアン、岩場は何処もすぐ近く
Alaskaの大きな雪と氷の山を登りたかったけれど、なんとEMS(国際スピード郵便)で日本から送っていた荷物が1つ完全ロストし、冬装備一式を一挙に失ってしまいました。

AnchorageのTed Stevens International Airport。まさかたった一週間後ここにトンボ帰りする事になろうとは、この時まだ知る由も無い。
愛するノミック、バツーラ、スティンガー、買ったばかりのBDのVision(クリッパー4つとPAS付)、エスパースマキシムナノ2〜3テン、更には借り物のスノーシュー、、、ああ、もうこれ以上悲しくて書けません。
兎に角冬山に登る手段を見当もつかない何処かへ奪い去られてしまいました。
カナダで待機していてくれたパートナーにも申し訳ない限りです。Alaska州の玄関口であるAnchorageの街に独りぼっちで1週間滞在し、前半はウォルマートやREIで大量の食料や行動食を買い出し。後半はその全てをせっせと返品しに行きました。みんな同情してくれ、大量の返品も嫌な顔ひとつせず対応してくれました。
Anchorageは山や自然の気配の薄い寂しい田舎町。精神を何とか正常に保っていられたのは、宿から0.7mileのところにあるクライミングジムに三日連続行ったところ、親切なスタッフのにいちゃんが「月パスにした方が得だよ」と気を利かせてくれ、マシンも快適なwifi環境も整ったジムに毎日毎日入り浸ることが出来たからに他なりません。

唯一の心の拠り所だったAlaska Rock Gym。ただ登り、マシンで汗を流せば無心になれた。夕飯は隣接する人気店に通い詰めた。
カナダのキャンモア在住のパートナーと周りの人々のrecommendにより、目的地をOregon州のSmith Rockに定めました。5月14日、プランBが始動しました。
くよくよして立ち止まっている時間はなるべく少ない方が得なので、私も一旦氷雪をまとった山のことは忘れ、フリークライミングモードに切り替えることにしました。

Smith Rock bivouac area(キャンプ場)。居付き過ぎて最古参。
現在、Smith Rockに滞在してそろそろ3週間です。
パートナーのお陰でとても楽しいCamp生活を満喫しています。
今年2月に入ってからはフリーモードから一転し、下半身強化、心肺機能うp、体脂肪増の生活をしていたので、親の仇みたいにカチとポッケばかりのSmith Rockで重い身体に堪え兼ね、中指がまた暴動を起こしてしまいセーブしまくりながら登っていました。

Chain Reaction
でも最終的には、エリアの看板ルートも登れ、バム生活も充実し、生きるという営みの基本的な幸せを実感しています。
これぞ、スローライフ!
Smith Rockはアメリカのスポートクライミングエリアとしては最も古い歴史ある岩場だそうですが、日本での知名度は低そうです。クライマーなら誰もが一度は憧れる"バム生活"(の体験に過ぎませんが、、)も含めて、後日あらためてレポートします。

あ、でもAlaskaは諦めてません。来年リベンジします。
パートナー募集中(笑)。
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