2018/06/29
2018/6/23 明星山 JADE 9P 5.11a チームOS
カラッカラに乾燥した北米から日本へ帰国したのが6/15。もわっとした梅雨空の下、2ヶ月分のjet lagをなんとなーく1週間半くらい引きずりながら、晴れ間を逃さず登りに行って、
帰国後も放浪ライフを満喫していました。
もう数週間も前のことになってしまいましたが、帰国後すぐの週末はペコマと谷川お散歩へ。じっとり濡れたつるつるの烏帽子南陵でさっそくコテコテのジャパニーズクライミングをエンジョイしたりしてました。

おおー、日本だー!って思いながら泥んこクライミングを満喫し、笹薮漕ぎののち国境稜線へジャーンプ!
記録はコチラ。
今後の予定もどんどん埋まっていってます。
近々では、
7月〜8月にノルウェー!(1週間)
10月〜11月にヨセミテ!(1ヶ月)
そして先週末はヨセミテのパートナーSさん(ジムスタッフ時代の先輩)と晴れ予報を追いかけて北日本へ行きました!

国内最大規模の石灰岩壁。
土曜日は明星山へ。「JADE」は2010年の10月、クライミングはじめて3年目位の頃にも一度訪れており、3P目の1ピン目まで到達できずに敗退して実に8年間、そのままになっていました。でもこの8年ずっと、心のどこかに「また行きたいな」という気持ちがあり、今回満を辞して(?)再訪できてとても嬉しかった。

夜明け。
梅雨の晴れ間、しかも予報では気温25度を超えており、6月に登られている記録も少ないので岩の状態は期待していませんでした。
しかし行ってみると岩は予想外にぱりぱり!気温も低く、風が吹き抜けて少し肌寒いくらいで、結果的にはマルチ日和、大正解でした。
※OS狙いの方はとばしてね★※

朝一のちょっとした(?)トラブルを乗り越え、渡渉も水量問題なく飛び石で、無事取付きへ。
7時半頃、登攀開始です。
1P目、私からリードスタートしたものの、ラインを間違えて少し右上してしまう。
2P目の出だしが明らかに悪いホールドの乏しいハング越えで、たぶん悪食外道とか、JADEの右のルートに入り込んでいるだろうと判断。SさんがそのままJADEの1P目終了点までトラバースしてくれて、正規ラインにのれました。
2P目、また私のリードからつるべで仕切り直し。
2P目は5.11aの三段ハング越えで、8年前にはペコマがリードしたところです。快適にOS(FL?)。

2P目のフォロー中。

3P目もハング越え。はじめラインが分かりにくく、スタートから左寄りのラインをとりました。ビレイ点から直上にもボルトはあるものの、逆層でホールド乏しくおよそ5.10bとは思えない様子でした。8年前はもしかしたら悪い直上ラインにトライしようとして敗退したのかな?
4P目は2つめの核心ピッチですが、ここが相当シビれました。一瞬「ラインを誤ったか?」と思ってしまうほどのランナウトと(Smithで鍛えられていたので助かった)、登られてるんだか登られてないんだか分からない、フリクションもホールドもほとんどないつるつるのどスラブ・・。
石灰岩のスラブって、思えばはじめてだったかも。
少しでもくぼんだところに意を決して乗り込んだら最後、もう降りることはできないので、ひたすら登り続けるのみ。ということでなんとかOS。でもこの長いトライで、少しきつめのシューズの中でつま先がかなりやられ、残りの5ピッチは足の痛みとの戦いでした・・・(サイズ選びまちがえたorz)。

5P目。岩は結構浮いていてもろい。

快適なビレイ&ラペルステーション。

上越の山々が見えている。すっきりと晴れてはいないがクライミングにはちょうどよい気候。時たま太陽が出ると暑かった。

主人の帰りを待つエクストレイル。この日、休日にも関わらず他にクライマーはおらず、観光客もまばらだった。
マニフェストに合流してからの8P目も自然にかえりつつある脆いフェイスで緊張しました。

8P目終了点は鷹ノ巣ハングのなか。

いよいよ最終ピッチ!
登攀終了は15時。懸垂下降は60m4回で地上まで。ラペルステーションは60mぴったり設計でした。
下降中、16時くらいになったら予報通り雨が降ってきたけど、ほぼ1日問題なく登れて満足満足。

帰りはこのミニチロリアンを使ってみました。ロープはぼろぼろだったけど、1歩またぐ時の手がかりにするだけなので問題なかったです。
翌日は雑穀谷に転戦することに決まり、8号線を日本海沿いのドライブ。
たら汁街道で、お鍋で出てくるたら汁をいただきました!

栄食堂。

たら丸ごと一尾入った豪快なたら汁。優しいお味!ホルモン焼きも美味しかった〜。ごちそうさまでした!
次は雑穀谷のレポートです!
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