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2018/6/30 尾白川〜鞍掛沢〜鞍掛山〜日向山

先週末は、梅雨はどこへやらの晴れマークに気温急上昇!
真夏を先取り!!ということで沢に行って来ました。



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明るく美しい花崗岩の沢!



選んだルートは尾白川〜鞍掛沢〜日向山。
日向山は、黒戸尾根から見えて気になる夏でも真っ白な山です。
翌日一緒に登る予定のビビアンは登山道から登り、日向山山頂で合流するプランになりました。



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駐車場で着替え中、足袋靴下が両方とも右なのに気づいてびっくり!
しかし、「そんなことで驚いてるの?ひっくり返せばいいだけじゃん」というペコマの言葉に更にびっくり。
ちなみにペコマは日常茶飯事すぎてもはや左右を気にしたことなんかないんだとか・・・(おそれいりました)。



通行止めがあったので尾白川渓谷駐車場に車をとめ、6時半ころアプローチ開始しました。日向山登山口まで約30分のプラスです。
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先シーズン、すり減ったフェルト足袋を捨てたままだったので、前日の夜に家の近くのモンベルへ行って沢靴を新調しました。
"サワークライマー"という、モンベルオリジナルのラバーソール、リールアジャストが便利な沢靴です。
(箱をとっておけば返品可ということで、まだおうちにタグと箱を保管中)



登山口からは尾白川と並行して走る林道を終点まで。


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途中の崩落地はすでにしっかり踏み跡がついていて問題なし。
アプローチで3パーティくらいとすれ違いました。



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トンネルを3つ過ぎ、林道が行き止まったあたりでFIXの張られた降り口がありました。




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2人でザック1つという超お散歩スタイルで入渓準備という準備もないけれど、私はここで防寒具一切を忘れてきたことに気付くorz
少しカロリー補給などして、レッツ入渓!



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水はさすがに冷たく、シーズン1発目だったり防寒具が無いという不安もあって、ストロングスタイル(=じゃぶじゃぶ浸かるスタイル)でいく勇気がなかなか湧きません。
出だしから小滝も出てきてfinetrackのフローティングロープを出してみたりしたけど、ロープが短すぎて(15m)突破に2Pかかりました。



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渓相は明るく、小滝やナメ、淵もあって楽しい。魚影も濃い!今更ながら、迷った末竿を置いてきたことが悔やまれます。



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滝登りもほどよくアドベンチャラスで、新人勧誘山行にはちょうど良い感じ!
新しい沢靴もいい感じです。フェルトと違ってソールがしっかりしているのでゴーロ歩きも楽だし、沢床の部分的にぬめるところ以外は、苔でも効きがよくストレスふりー。(返品はナシかな!)



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ちょっとわるいマントル!



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10時過ぎ、乗越沢の出合に到着。ここで地形図を見つつ、稜線上の登山道と鞍掛山とのコルへ出る沢を詰めようと決定。
しかし誤って1本手前で右の沢へ入り込んでしまい、詰めに苦労しました。
はじめは倒木や藪の薄い岩岩した詰めで「アザミなくてラッキー☆」とか言っていましたが、登るにつれ傾斜が増し、脆い70度くらいの岩場で行き詰まります。ロープは15mだし、岩はぬめるしボロボロ。。

悪いワンポイントをなんとかぬけて、持ってきたハーケンを2枚、脆い岩にぶちこみ、10分以上かけてグラグラする支点を作り、何とか後続のペコマをビレイ。
その2枚は案の定、回収時にハンマーで叩いたら岩ごと吹っ飛びました。。


もう1ピッチ、ペコマにロープを伸ばしてもらって(たった15mだけどw)もっとも悪い箇所は抜けられました。
このビレイの間に身体が急速に冷えて、ペコマの防寒具を借りました。
お散歩でも山では防寒具を忘れちゃいけません!!(反省)



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途中で現在地を特定し、仕方なく鞍掛山山頂を目指すことにしました。
地形図上も傾斜が緩んできておりなんとか山頂へ抜けることが出来ましたが2時間以上かかってしまいました。


進退窮まることなく抜けられたからよかったですが、もっとちゃんと地図読みしなきゃね、っと反省です。。
でもアドベンチャラスで楽しかったです(笑)。



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詰めようとしていた沢とのコル。傾斜はゆるいけどアザミ漕ぎがすごそう!



鞍掛山山頂で登山者と遭遇。地形図上は道がないものの、鞍掛山から稜線までも普通に登山道があることを知る。(登山地図にはフツーに道が書いてあるそうな)
やった〜、あとはただ走るのみ!
(地形図上は鞍掛山からコルへ降りる斜面も急なところがあるので、ルーファイしながらの下降では更に時間がかかるところでした)





稜線上へ到達したのは13時半ころで、ここでやっとケータイの電波が入ったのでビビアンに連絡。
山頂で13時待ち合わせの予定でしたが、先に降りてもらうよう告げました。
あとは走るのみ!


快適な林の中の登山道を小走りに進んで行くこと30分ほどで、その瞬間は突然おとずれました。



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なんだこの真っ白な空間は!



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背後の鬱蒼と茂った林から飛び出すと突然、ひらけた空間に花崗岩の大ビーチが現れる。これは壮観です!



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なんて気持ちのいいところなんでしょう!来てよかった!


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でもめっっっちゃ暑いからさっさと降りよう!!!




走って降りて、長らく待たせてしまったビビアンと合流。
シューズはラン下山時も快適でした。(返品はナシ!)
温泉に浸かって、ナナーズで買い物したら廻り目平に移動です。
私は帰国後、今シーズン初の焚き火でした!


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1日おくれの29の日活動もやりました!



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翌日曜日は灼熱の「届け手の平」など。久し振りにしびれた〜。梅雨でも意外と登れるんだね!

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プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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