2018/07/23
2018/7/21 北岳バットレス第4尾根〜白峰三山縦走日帰り〜後編
道中のお花たち。キタダケソウはたぶん終わってしまったと思いますがお花畑はまだまだ見事でした!
(左上から)ハクサンイチゲ、シナノキンバイ/シロバナタカネビランジ/ミヤマハナシノブ/チングルマ/ミヤマダイコンソウ/タカネナデシコ

かわいいグリーンのお花、ミヤマバイケイソウ

稜線の登山道と合流後、そのまま間ノ岳方面へ進みたい気持ちをぐっとこらえて、約10mの登り返し。
11時23分、北岳山頂に到着しました。山頂は登山客で賑わっています。
近所にある人気のパン屋さん「まちのパーラー」のブリオッシュをいただきます!

SpO2モニターを持って来ていたので測ってみる。はじめ80台後半だったので少し呼吸を意識。

「さ、のんびりしてはいられないよ!」とペコマ。ここからコースタイムにして12時間の長い道のりが待っています。
山頂出発は11時半過ぎ。16時半下山はなかなか厳しそう・・。

北岳山荘まで約300mの下り。さあ、後半戦のはじまりです!

力の限り走って、足が上がらなくなったら歩いて、の繰り返し。すぐ後ろにぴったりとくっついてくる(高度障害で頭がガンガンしているはずの)ペコマが檄を飛ばすのでサボれません!(泣)

でもお花の撮影は怠らず。。

でもってまた走る!農鳥小屋はあいかわらずトイレの臭いが●×△■@!
ここまで1時間40分。コースタイム3時間35分なので半分をきっています。いいペース。

少し休憩してまたブリオッシュをむさぼり食ったら、ここからついに最後の登り核心です。
もう駆け上がる元気がない。さすがのペコマも疲労がたまって来た様子です。
13時50分、西農鳥岳にタッチ!

その20分後、農鳥岳登頂して、無事三山の頂上を踏みました。北岳山頂から2時間40分でした。
もうあとは下るだけ!って思いますが、何気にコースタイムでいうとまだ5時間50分もあります。ロングコースなのね・・。
下りで怪我しないよう、気を引き締めて行きましょう!

下りは軽快に飛ばして、大門沢下降点には15時前に到着。しかしここで、ペコマ痛恨の忘れ物に気づきます。
前の休憩地点にカメラを置いて来てしまった様子。ペコマはものすごく残念そうにしています。

そして「残念だぁ〜・・」と言いながら、とぼとぼと元来た道を引き返して行きました。空身で往復30分かかったそうです。
私は遺されたペコマの荷物も担いで先に下降を開始しました。

林の中の急斜面をゆっくり下り、1時間半ほどかかって小屋手前の水場に到着しました。ここでやっとペコマとも合流。念願の冷たい水を500cc補給して、最後のカロリー補給もして、ついにラストスパートです!

小屋を通過し、沢沿いの登山道をひたすら下る。普通のランニングシューズのペコマは足が痛くなってきてスピードを上げられません。

登山道が終了、ここから約4kmのロードです!

駐車場が見えた!最後の全力疾走!

ゴーーーール!あ〜〜つかれた!ここを今朝出たのが遠い昔のことに思えます。

時間は17時22分。全行程10時間59分でした。ペコマは頭痛がひどくロキソニンを服用。私もちょっと膝痛が再発でした。
車にあった水をがぶ飲みして、奈良田温泉へ直行しました。

奈良田温泉の日帰り入浴施設、「奈良田の里温泉」は550円と格安なのに、清潔でアメニティも揃っていてとても良かったです。
施設は高台に建っており、雰囲気あるヒノキの浴槽からは山の眺めも素晴らしい。表の縁側も夕涼みにもってこいです。
ただひとつの難点は、駐車場が高台の下にあること・・。急斜面と階段の登りが約5分。全てが終わったと思っていただけに、最後の最後で心も折れました(笑)。
こうして長い1日が終わりました。終始お天気に恵まれたいい山行でした!

6:23広河原〜大樺沢〜8:40北岳バットレス下部岩壁Dガリー大滝〜ヒドンスラブ〜9:50第4尾根11:00〜11:23北岳11:34〜12:44間ノ岳〜14:08農鳥岳〜大門沢下降点14:30〜奈良田温泉第一駐車場17:22
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