2018/08/07
2018/7/28〜8/5 ノルウェー ロフォーテン諸島でクライミング〜生活や交通のこと
7/28から1週間、ノルウェー、ロフォーテン諸島に行ってきました!メインはクライミングながら、今回は合計約800kmのドライブと気ままなキャンプも満喫でき充実の旅となりました。
天候にも恵まれ、予定していたルートは全て登れたし、いつでも明るい白夜はヘッデンいらず。
いつ起きていつ寝ても自由、いつまでも登り放題。おかげで寝不足がたまりにたまっていきました(笑)。

トナカイいっぱい居ました。犬に追っかけられて全力疾走してたのは笑ったw
今回のロフォーテン計画は1年前から何となくはじまっていました。
イタリアクライミングツアーの真っ最中、クライマーTっちーさん(ちなみにイタリア誘ってくれたのもTっちーさん)から聞いてネットの写真などを見せてもらい、その美しさに一目惚れ。その場で即トポを「ぽち」る。
その後のスケジューリングはペコマがほぼ全てやってくれ、私は今回ペコマガイドに連れて行ってもらう感じで、そういうワクワク感もありつつの気楽な旅でした(笑)。

The Svolvær Goatから見下ろすSvolværの街
ロフォーテンに限らずノルウェーでのクライミング記録は日本語のものはほぼないとのこと。
今回はクライミングひとつひとつについても詳しくレポします。この記事では生活全般についてご紹介します★

Vestpillaren終了点から見下ろす青い海とフィヨルドの絶景!
北極圏にあるフィヨルドの王国ノルウェーは、自然大国ながら、社会福祉制度などとって見ても日本のはるか先をゆく先進国。
実際に訪れてみても、美しい自然や街並み、人々などからその洗練された空気をひしひしと感じました。
ロフォーテン自体は北欧を主としたヨーロッパ各国からのクライマーや観光客が多く、観光業も一大産業になっているとは思いますが、それでも街はあくまでシンプル。自然そのものを楽しむことが主で、頑張って観光客を呼び込もうというような雰囲気は全くないところが素敵です。
最近シンプルライフに傾倒しつつある私ですが、ノルウェーという国もとっても好きになりました。
(移民はかなり制限してるっぽいけどね・・( ; ; ))

Tromsø観光!
さて。今回のItineraryはなかなかに秀逸だった気がします。
飛行機を乗り継いでロフォーテンの北東から南西へ、クライミングしながらレンタカーで移動するというスタイルでした。

ペコマガイドプロデュース、7泊9日フィヨルドクライミングの旅!
初日:エミレーツ航空、ドバイ経由でOsloへ

ヒマラヤ山脈を横切って〜・・
→Osloから国内線を乗り継いでTromsøへ。ここでレンタカーをゲット
→世界最北のブルワリーなどTromsø観光、適当にあいてたホテル泊

Mackブルワリーで飲み比べ。目を閉じて効きビールに挑戦してみたけど二人とも全然当たらなかった〜
2日目:TromsøのHollenderanで人気アルパインルート"Flygende Hollender"登攀
→下山ポイントで気ままな野営

焚き火跡もそこかしこにありました
3日目:ロフォーテンの玄関口Svolværまで約400kmのドライブ

ドライブそのものが景勝地めぐりで超楽しい!
→Svolværの街観光、ランチからの、 “The Svolvær Goat” で人気マルチピッチを1本
→ロフォーテンの中心地Henningsværまで約30分の移動、海辺で気ままな野営

シーフードサラダにシーフードパスタ〜
4日目:ロフォーテンいちの景勝地、"Reine"まで片道1時間半のドライブ
→観光、ランチの後、人気(?)マルチピッチ"Sea Breeze"登攀

"アナと雪の女王"の舞台にもなった美しい漁村Reine

タラ漁が盛んなロフォーテン。獲ったタラはめっちゃ干されます。ちなみにノルウェーは日本と似た漁業大国で捕鯨も盛んだそう。
→Henningsværへ戻って海辺で気ままな野営

暗くならないから眠るのにアイマスク着用!(ずれてるけど)このアイマスクはエミレーツのエコノミークラスでもらったアメニティ
5日目:レスト。海水浴してビーチにテン場を移動。短いマルチをやってはやめに就寝。

透明度がハンパじゃない!
6日目:ロフォーテンのMUST TRYルート、Prestenの"Vestpillaren Direct"登攀、またビーチで宿営

ひゃっほー!!
7日目:早起きしてテント撤収。車とフェリーでBodøへ移動。クライミングジムがないことを知り、早い時間から打ち上げ開始!
→予約してたホテル泊

TripAdvisor上位のレストラン!Fish SoupにCreole PastaにBacalao!付け合わせのパンに至るまでとても美味しかったー!
8〜9日目:Bodø空港でレンタカー乗り捨て
→国内線でOsloへ飛び、エミレーツ航空で帰国!
旅って、いいな。

いいね!

DUBAIを拠点とするエミレーツ航空!
【1.飛行機について】
今回はじめてエミレーツ航空を利用しました。
成田-ドバイが約10時間、ドバイ乗り継ぎ3時間で、ドバイ-オスロが約7時間、計20時間ほどでした。
理由は一番安かったから!
でもエミレーツの顧客満足度はかなり上位で、食事もサービスも充実していました。
さらに、なぜか行きのDUBAI-OSLO間の便がビジネスクラスに無料アップグレードされ(かなりレアなことっぽい!)、人生初のビジネスクラスも満喫しちゃいました♪

また乗りたいなー・・!ちなみに空港ラウンジは利用できませんでした!
Oslo空港の国内線乗り継ぎも分かりやすく、スムーズに乗り換えできました。今回は行きも帰りもSAS(スカンジナビアン航空)を利用しました。

(映画が見られないから)1時間半の貴重な睡眠時間☆
【2.言葉について】
英語が普通に通じます。
かつ、ノルウェー人の英語はとっても聞きやすいです。今回の旅ではほぼ100%聞き取れました。
でも道路標識やスーパーの商品などの表記はノルウェー語だけのことも多く、解読できませんでしたが、何となく想像力でカバーしました(笑)。
【3.交通について】
車は右側通行、ラウンドアバウトが発達しています。北米と違って赤信号での右折は禁止です。
飲酒運転、速度制限、違法駐車などは厳しく取り締まっているそうなので注意です。
駐車のシステムが分かりにくかったのですが、はじめに泊まったホテルの人が親切に教えてくれました。

ただのPマークのところは公共の駐車スペースではありません。特別な許可証を持っている人しか停められないので注意!
Pの下に時間帯が書いてあるところは、その時間帯のみ有料なので、その近くにある自動支払機を探して支払います。
その時間帯以外は無料です。

フェリーに先頭で乗船!
また、フィヨルド地形のために橋やトンネルが多く、フェリーも一般的に利用されており、国道がいきなり途切れてフェリー乗り場になったりします。
フェリーの中はカフェもあって快適です。時刻表はネットで調べられます。料金は車で待っていると集金のおっちゃんがくるか、船内で払うケースもあるようです。

船のWifiまでありました!
【4.お金について】
1ノルウェークローネは約15円。物価はものによってかなり高く、日本の2〜3倍のものもあります。
支払いはほぼ100%クレジットカードです。現金は300クローネ(約5000円)だけ換金していったものの、見事に使う場面ナシ。
レストランの利用が少なかったし、ホテルの連泊もなかったので、今回チップを払う場面もありませんでした。
調べてみたら、サービス料が含まれていることがほとんどで、チップの習慣はないみたいです。
ちなみに、上記有料駐車場の自動支払い機もフェリーの集金もクレジットカード。レンタカーにも日本でいうETCのような機械が完備されていて、有料道を通った場合はあとでクレジットカードから引き落としがきます。つまり料金所はナシ!クレカ文化が非常にすすんでいて便利です。
【5.お酒について】
普通のお店ではビールしか買えません。具体的にはアルコール度数で決まっているみたいで、ワインやウイスキーなどは国営の施設でしか買えない(しかもものすごく高い)そうです。そういうわけで、今回の旅ではビールしか飲みませんでした。
あと、夜遅くなるとビールも売ってくれなくなります。スーパーによって時間は違いましたが、18時マデというところもありました。

下山後の一杯は格別!
【6.食事について】

心の友(笑)、REMA1000!アメリカでいうWalmartでしょうか
日々の買い出しはREMA1000というスーパーに一番お世話になりました。
大きめの街ならどこでもあるし、ガソリンスタンドにもあったりします。
Henningsværの街にはREMA1000がありませんでしたが、Jokerというスーパーがあって品揃え十分でした。
Norway名物としては"Cavia paste"(わたしたちはたらこペーストと呼んでいた)が美味しいので必食!
パンに塗っても、クラッカーにつけても、サラダに混ぜても最高です。

もちろんおみやげに買って帰りました♪
他には、ロフォーテン名物のタラ、日本でも有名なノルウェーサーモンもかなりの絶品でした。
お肉も、前評判ほど"高くて不味い"ということはなかったです。

着いてしばらくはノーミートライフを送ってました。
レストランも含め、ノルウェーでの食事で不満な点はありませんでした。
普通に美味しかったですよ(まずいまずいと聞いていたから?)。

無料の朝ごはんビュッフェ。豪華で美味しかった!これで宿泊費は東横インと同じくらいね
【7.通信について】
ホテルやお店ではWifiが通じます。今回、成田でイモトのWifiを借りて行きましたが、ロフォーテンや山間部の一部で圏外となったものの、ほぼストレスなく使えていました。
時間を忘れ、登って飲んで、気づいたら日本でした。
旅って、いいな!

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