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2018/7/29 Hollenderan / " Flygende Hollender " (250m,6P,N6+/6b) ノルウェークライミング

ノルウェーに着いた翌日、早速目標ルートのひとつ " Flygende Hollender "を登りに行きました。
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Hollenderanの岩場と、クライマー小屋佇む山間のオアシスをのぞむ


アプローチやラインなど、詳しい情報はペコマのブログもご参照ください!



Osloから、まずLofoten諸島の500km北東に位置するTromsøへ飛んだのは、このアルパインルートをたずねるためです。
前夜はTromsø市街のホテルに泊まり、翌朝4時起床して取り付きを目指しました。



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こっちはだメェ〜〜〜!!


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東側からのアプローチを羊に阻まれ、西側へ回ってトレイルヘッドを探し、6時半過ぎころアプローチ開始。
しかしこのトレイルも誤りで、美しく水量豊富な水場につくと間も無く踏み跡が消失。
でも目指す方向は明らかなので、細かい地形をその場しのぎで攻略しながら適当に歩きました。
(たぶん東側のトレイルは消滅してます。行かれる方はペコマブログを参照してね!)



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コルにて、自由に眠るクライマーたち。こんなのがそこかしこに(笑)



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小屋のある場所は四方をピークに囲まれた凹地になっていて、まるでコンパクトな涸沢カールのよう



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楽しげなクライマー小屋内部。奥の部屋にはダイニングがあって、数人のクライマーがお休み中でした。みんなここをベースに登り込んでるのね〜




クライマー小屋の前で準備を整え、岩場まで20分くらい。
10時登攀開始しました。


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南西壁右端の顕著な凹角を登るルート。硬く快適な花崗岩クライミング



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節理が発達しているので自由にルーファイ。残置は見事にゼロ。ただクラックに導かれ登るのみ!



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UKCで"the finest crack in Scandinavia"(スカンジナビア半島最高のクラック)と称される"Thanatos"(N7+)を登るクライマー。
ちょいかぶりの80mのハンドクラック!



5.10台くらいと思って登ってはいたものの、暑さもあってかなり悪く感じる場所もありました。
行き詰まって振り子をしたり、実に自由なクライミングを楽しめました。
最後は「5.10台!?・・・いやいやいや」と言いたくなるようなプアプロの難しいセクションにぶちあたりました。
あとでよくよく調べてみたら、やはりいくつかのバリエーションがあるみたいで、私が行こうとしたラインは5.11a/E3-4くらいだったようです・・(Eがつくルートなんてはじめて!)



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こういうクライミングは本当に楽しいですね。
岩は硬いし、節理も発達しているので進退極まることはなさそうです。
残置がないから抜けられなければギア残置になっちゃうけどね。



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登攀終了は17時。けっこう時間かかったね。
抜けると、壁の東面へ降りる懸垂ラインがあります。
50mを5〜6回?懸垂に2時間くらいかかりました。


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帰りは小屋から忠実にケルンと赤印をたどって正しい踏み跡で降りました。こちらのトレイルは明瞭で、ハイカーも多数あがってきていました(20時くらいからね!)。
正しいトレイルヘッドは誤って入った場所より北側にある車2、3台分の小さな路肩から、さらに20mほど北にありました。



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下降には2時間弱かかり、21時を回ってしまいました。旅の二日目から14時間行動で充実です。
でも明るいから残業している感じは全然しません。白夜最高!



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行きに通った綺麗な水場で美味しくて冷たい水をたくさん汲んできて、ぬるくなったビールを冷やし、22時くらいから夕食スタート!
気ままなキャンプを楽しみました。
ガス缶を買い忘れていることに気づいたけれど、隣で気ままなキャンプをしていたグループに声をかけたら「お金なんていらないよ」と快く貸してくれました。
翌早朝、日本から持ってきたドリップコーヒー2袋と共にそっと返しておきました。



この岩場には5.11dくらいまでのマルチピッチルートが30余あり、満点の星空の下、クライマー小屋周辺をベースにしながら登り込んだら最高でしょう。もっと日数があったら、ここに数日定着したかったです。
小屋の前で偶然ノルウェー人と日本人のハーフという男性と話しましたが、日本で登ったことはないと言ってました。
冬にはアイスも登り放題なノルウェー。
遠い日本からはるばる訪れる価値はありますが、正直日本はどうかといえば、この環境のノルウェーからはるばる訪れる価値があるとは思えませんね・・。


ノルウェー人に日本を案内するとしたらどこだろう?とちょっと考えてしまいました。。



さて、明日からはついに洋上のアルプスLofotenでクライミングです!



今回参考にした英語サイト一覧
UKC Logbook(ルート情報)
Kvaløya Archives(アプローチや岩場全体の概念など)
Kvaløya Archives(ルート情報)

コメント

こちらからの問い合わせからは逃げ、デマだけは流し続けるとは、卑劣ですよね。

刑事告訴と民事訴訟は必ずしますので、そのつもりでいてください。

会ったこともないですが。

以前、問い合わせした古賀純子です。また、私には隠し子がいるというデマに加担されていると知り、呆れています。

つい最近分かったことですが、デマを拡散させた集団は、私の名前を勝手に使い、実在しない障害児への寄付を募り、CAMPFIREというクラファンサイトでかなりの大金を集めていたそうです。詐欺がバレそうなので、デマを拡散し続けているということです。

あなたもクラファン詐欺に加担したのですか?違うのであれば早々にデマを認めて謝罪し、警察に相談することをお勧めします。

古賀純子
moutons.fuwafuwa@gmail.com

デマ拡散について

古賀純子と申します。あなたが、私が出産するところを目撃したという、ホラー漫画みたいな非常識なデマを流しているというのは本当ですか?しかも、何年も執拗に言い続けておられるとか。警察に相談し、調査と法的措置の準備を進めておりますので、必ずお返事をお待ちしております。

お知り合いでしょうか?

はじめまして。古賀純子と申します。

何年もの間、全く存じ上げない人から、私についての虚偽の噂を流されて、大変困っています。あまりにも酷い中傷が多いため、法的措置の準備を進めております。

こちら様が、私に関するデマを流されているという情報を得たのですが、心当たりはございますでしょうか?何かご記憶にあれば、下記のメールアドレスまでお知らせください。

誠意あるお返事を期待しております。

古賀純子
moutons.fuwafuwa@gmail.com
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プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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