2018/08/17
2018/8/2 Lofoten Presten "Vestpillaren Direct" (467m, 12P, N6/5.10b/c)
8/1は天気も悪かったのでレストがてら、とびっきり透明度の高い海に飛び込んでみたり、短いマルチをやったりして早めに寝ました。そして翌8/2は楽しみにしていた"Vestpillaren Direct"を登りに行きました!
"Lofoten's finest route"かつ"人生で一度はやるべき"、とのことで期待高まります。

洋上のアルプスが360度視界いっぱいに拡がるー
朝6時起床で朝ごはん。Prestenの岩の目の前に路駐して、アプローチ10分で取り付きです。天気予報は曇りのち晴れで、気温も最高20℃と絶好のクライミング日和になりました。

下の小ハングの少し右あたりから取り付き、ほぼまっすぐに頂上を目指すのが今回のライン。他にも多くの面白いルートがあります
少しすると後続がぞくぞく現れたので、一番にとりつけてよかったです。
7時、じゃんけんで勝ったペコマからクライミングスタートしました!

午前中は日陰で快適
トポには"long, interesting and well protected, but never too difficult"とありますが正にその通り。12Pそれぞれに特徴的なクラックが連続します。最終ピッチこそ泥壁登りが出て来るものの、500m近い大岩壁のてっぺんまでほぼずっと快適な花崗岩クライミングが楽しめます。

6P目のトラバースを終え、フォローのペコマを見下ろす

ようかんを挟めるぴったりサイズのクラックもあって快適ビレイ

となりのラインを登る後続パーティもたのしそう

8P目。こんなクラックが40m。ほとんどのピッチが40〜50mで登りごたえあり。ガシガシ高度を稼いでいく

8P目終了点の快適なテラス

核心の9P目は"Right leaning"クラック。見た目ほどわるくなく快適

高度感も抜群!

ザ・花崗岩!なクライミングの連続です!

そして13時、ついに頂上へ!真っ青な海に浮かぶ真っ白な花崗岩峰が水平線の彼方まで折り重なるように見渡せる。こんな景色は見たことがないのでしっかりと目に焼き付けた
下降は歩き。奥の山とのコルを乗り越えて大回りに下る。下りきった先には雲の平が。そしてなぜか奥又白池もあって観光客で賑わっていた。

みんなホントにたのしそう

下降路を間違えて展望台に寄り道。Henningsværの街が一望できた

下降には2時間くらいかかった。取り付きに戻って来たのは14時半ころ。Prestenの岩壁はやはり巨大だ
下山後は毎日恒例となったムーヴ。Henningsværの街まで買い出しです。

街までは1車線の橋を2度渡る

主にスーパーしか行かなかったけれど、Henningsværは可愛らしい観光の街。この日はLofoten滞在最終日なので、クライミングショップも寄ったりしました。

我が家でうちあげ!

最終日の夕飯はフィッシュボールパスタ。初日に買ったパスタも無事食べきりました!

明日は早起きして最後の街へ移動です。
ラストナイトを満喫しました。
これにてLofotenクライミング紀行は完結。
大自然に包まれて、心穏やかな時を過ごすことが出来ました。
日本から遠く、なかなか訪れる機会のない北欧。この旅で更に興味が深まりました。
旅っていいね!
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