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Huaraz, “Chamonix” de América del sur 〜2019 ペルー旅行記その2

"ワラス"ー南米のシャモニへ

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"プラサデアルマス"はどの街にも必ずある憩いの広場で、そこがその街の中心地と考えて良い。


リマに着いた翌日8/3の12時、予定通りOltrusa の長距離バスはワラスに向けて出発しました。


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がっつり倒れるフカフカシート!バスで8時間半の長旅というのに尻込みしていましたがこれなら何時間でもいけます!


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ランチも出ました。


車窓からは見たこともない荒野と、たまに現れるバラックの集落。山を切り崩したままの状態で側壁がそそり立っており、いつでも大きな落石や土砂崩れを起こしそうなワイルドな舗装道をひた走る。


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あんなところにも人が住んでいる!


飲み物に睡眠薬でも入っていたか?(笑)と思うほどの異様な眠気で、結局9時間ほどのバスの旅の間ほとんど寝ていました。


21時くらいにワラスの街に到着!標高約3100m。
やっぱり酸素が薄いです。息上がる。


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真っ暗い街を歩くのをなるべく避けたかったので、宿はOltrusaの停留所から一番近いところにとりました。
細い路地の奥でちょっと心配したけど、(すでに何日も過ごしてみて感じていますが、)ワラスは観光地だけあって治安は悪くないです。

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7月に2回富士山剣ヶ峰へ行っただけというお粗末な順化状態。モニターでチェック。


これが結果的にはラッキーでした。調べて回った結果、アルパマヨの登山口となる”Cashapampa”(カシャパンパ)行きの乗合バス(colectivo)の出発地点もこの宿のすぐ近くだったのです。


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朝食サービス。これと目玉焼き。


プライベートルームにバストイレ共有で1泊1300円くらいです。英語できるスタッフが1人います。
街の中心地”Plaza de armas”からも700mくらいで程よい距離感です。
そのおかげか夜は比較的静か。ただ、シャワーは水または冷水です。
ワラスにはもっと安い、300〜500円くらいで泊まれるドミトリー(ハイシーズンは競争率高し)や、同じ位の価格帯でより設備の整った(もといあったかいシャワーの出る)バックパッカー向け宿が他にも沢山あるようです。
私はここに何泊もしましたが、すごくおススメ!ってわけではありません。
気に入りましたけど。(キンキンシャワー修行とか)


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コンセントはA(日本と同じ)かCかSE。電圧は日本と違えど、今時の電化製品なら大抵は変圧器なしでOKでしょう。
コンセントがスカスカなことも多いのでダクトテープあると便利👍


さて。これからワラスで丸2日、情報収集と買い出しをします。
調べること、やることリストは以下の通り。

・カシャパンパへの行き方
・山へ行っている間荷物を預かってくれる施設はないか
・ガイドレスで登っていいのか?(あえては聞かないけど)
・8ozガスカートリッジ×4買う
・800kcal/日×10日分の行動食を買う

ということで、日月の二日間で色々な施設を回りました。


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当然ペルー料理も食べます。ペルー独特のチーズソース、"ワンカイーナソース"のかかったイモ料理、"パパアラワンカイーナ"!


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鶏肉のイエローペッパーソース煮(辛くはない)、"アヒデガジーナ"!まだ上陸直後なのでビビって観光客向けのとこで食べてるのね。


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Novaplaza。たぶん一番大手チェーンの"いわゆる"スーパー。(スーパーという名前でも個人商店みたいな店が多い)


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行動食、水、ライターを購入。


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カサデギアス。登山学校。


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登山情報が入手できるほか、パートナー探しもできる?


後に仲良くなったガイドのWilderに聞いたところ、ココはワスカラン国立公園(Parque nacional huascaran、以下NP)で登山する上で重要な場所。名前、登山日程やルートなどを書くノートがあるそうです。私が行った時はそういった情報、何もなかったけど・・。下山報告もした方が良いそうです。
英語OK。


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クライマーと鳥のモニュメントがある、カサデギアスのある広場。

このあたりか、メイン通り(Av. Mariscal Toribio de Luzuriaga)沿いの売店などに登山用品、ガスカートリッジなどを売ってます。登山用品レンタル店も多数。観光客向けなので、店によっては英語OKなところも。


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iPeru。観光客向けの観光案内所。英語OK。どこに行くのでも、ここで聞けば正しい情報が手に入る。(しかもおばちゃん、全部暗記してる)


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ワスカランNPの事務所。観光業者が立ち並ぶエリアをふらついていたところ、偶然親切な"レオ青年"が声を掛けてくれて、この事務所の存在を教えてくれた。Google mapにも載っていないし、教えてもらわなければ分かりっこなかった。(ちなみにキオスクはNP入り口にもあるが、ココで払って行くほうがオススメと言われた)

Wilder曰く、ココは入園料と自然保護を司る場所で、登山者の安全を管理してるのはカサデギアスだそうです。


スペイン語媒体しかないため、ワスカラン国立公園内における登山、トレッキングのルール、情報等を入手するのは、アラスカなどと比べると日本人にとってハードルが高いと思われます。
カサデギアスで全ての情報が手に入ると思って良いようです。(私は「ソロで登る」と言って話を聞きに言ったのに、とても重要な情報を教えてもらいそびれましたが・・)
さらに、NP内の一部の山にガイドレスで登る場合、魔法のカード"Alpine club"の会員証を持っていないとダメ、と書いているサイトもありました。私もはじめ、アルパマヨはどうもガイドレスで登る場合この魔法のカードが必要という情報をどこかで見つけて、魔法のカードをゲットしようと試みましたが、直前すぎて諦めました。(なんか申請用紙に登山歴などを書き、推薦者の名前とかを書く欄がありました)
でもこの点についても質問したところ、Wilderは「そんな必要はない」と言い切っています。


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NP チケットは30日有効で150soles(5000円弱)。期間中何度でも出入り出来る。


ということで、上記の全てを無事コンプリート出来、なんだか登山を始められそうな自信が湧いてきました。
ちなみに荷物は泊まっている宿で預かってくれることが多いそう。私の場合も、Dream house B&Bがタダで預かってくれました。ということで安心してお土産物とかも買えました。

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野良犬わんわん。


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スポンジケーキをマジパンで包んだものすごい見た目のホールケーキ屋さん多数。店内はめちゃ狭い(笑)。ホールでs/15〜20(450〜600円くらい)だから驚き!下山後かぶりついてみたい・・と思いつつ出来てない。


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宿の朝食はとらず、ご主人がカリフォルニア出身というおばちゃんのお店、"カリフォルニアカフェ"でdesayuno したり。


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ココがなかなかどうしてワラス1の(?)優秀wifi スポット。クライミングや登山や、その他様々な趣味の本が置いてあり楽しい。


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アメリカーノ1杯240円。価格は観光客向け。


正直、日本にいる間は情報が曖昧すぎて、登山口にたどり着けるのかすら分からず、「まあとりあえず行ってみよう。行ってみて登山が出来なければ・・・まあ何とか楽しもう!」位の気持ちだったもので。。


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前日にcolectivo乗り場もチェック。朝5時と真っ暗な中の出発予定なので、宿から徒歩1分というのはラッキーだった!


出発は予定通り、8/6に決定しました!


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楽しみ過ぎる!!


〜つづく〜

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プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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