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Huaraz まとめその1 〜2019 ペルー旅行記その11〜

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プラサデアルマスはみんなの憩いの場。私もヒマな時はここで日向ぼっこ。


"南米のシャモニ"とは誰が言ったかワラスシティ。
登山の前後、計1週間ほどをこの愉快な街で過ごしました。


今回は、ワラスまとめその1。Huarazの街での暮らしについて紹介します。


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プラサデアルマスにいるアルパカおばさん。


1.治安
観光地であり登山基地であり、大都市ではないワラスは、リマやクスコと比べれば治安は良い方だと思います。街の雰囲気は"田舎町"という感じで、しつこい呼び込みや"日本人と見れば声を掛けてくる度"も低いです。もちろん深夜早朝の不要な外出や人通りの少ない路地の通行はしていません。
治安とは別ですが、中心地を離れると野犬がヤバいです。対して都市部にいる野良犬はみな大人しくて可哀想になるくらい弱々しいです。

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夜が更けても人通りは多い。


2.交通手段
登山口や少し離れた観光スポットなど、歩いて行けない場所へはcolectivoが便利です。colectivoはハイエース〜マイクロバスくらいの大きさの乗合バスで、主に地元民の足です。行き先によってcolectivoの乗り場(バス停ではなく主にただの道端)は違うので後述の観光案内所で聞けばOK。(他の記事も参照)

行く場所によりますがs/1〜s/20(32円〜640円)という値段感覚で移動できます。(スペイン語オンリー)
市内を移動するだけであれば徒歩で十分な規模です。ちなみにタクシーは一度も利用していません。(タクシーアプリUberはサービス圏外です。)

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トゥクトゥクも全然必要ないレベル。


3.観光案内所 iPeru

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公共機関なのか?ちゃんとした施設で、いわゆるビジネスアワーだけ開いている感じです。他の街でも見かけました。英語を話せるスタッフが何でも即答で答えてくれます(笑)。何度もお世話になりました。


4.登山情報
・Casa de Guias
Plaza de Armas(プラサデアルマスと読む。どの都市にも同じ名前の広場があり、その都市の中心地となる)の北に、Guinebra(ヒネブラ)公園というクライマーのモニュメントがたっている広場があります。この一帯は登山、トレッキング、クライミング関連施設が集中しています。登山用品もこの一帯で調達できます(英語はできたりできなかったり)。

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そこにあるのがカサデギアス、登山学校です。登山者やクライマーの入山管理、情報提供などを行なっています。登山される方は入山前に必ずお立ち寄りを。英語OK。
(アルパマヨの記事に詳しく書いたので割愛)


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登山用品の売店やツアー会社が立ち並ぶエリア。8ozガスカートリッジs/23など。


・California cafe
プラサデアルマスの少し南にあるカフェです。オーナーがカリフォルニア出身なんだとか。wifiサクサクのお洒落カフェで、古い登山雑誌やマップなどを自由に見られます。ここにも登山情報、パートナー募集用の掲示板があります。英語OK。

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オシャレでくつろげる店内。朝8時からやってる。


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登山、クライミング問わずパートナーを探している人多数。そうと知っていればもっとワラスで時間を取ったのに・・。岩場も色々あるみたいなので行ってみたかったですね。


・その他旅行会社のデスク
このヒネブラ公園一帯を中心として、街の至る所にツアー会社のオフィスがあります。話を聞くだけでもOK。もちろんツアーに参加するのもアリでしょう。Laguna69やParon湖などなど、人気のトレッキングルートは山ほどあります。前日くらいまでに申し込めばOKという割と気軽な感じのようでした。
だいたい英語OK。


5.買い物
・Novaplaza 、Market Trujillo
最も一般的な"スーパー"がこの2つです。私は主に前者を利用していました。食品日用品ほぼオールジャンルあり。このほかにも個人商店が点在していますがスーパーと値段は同じです。

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リマでは水650mのペットボトル1本s/2だがこの街ではs/1。


・Mercado Central(メルカドセントラル)

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いわゆるマーケットです。沖縄の牧志公設市場みたいな巨大な屋内施設があり、肉、魚、野菜、果物、服や靴、その他日用品なんでもあります。巨大な豚を肩に担いで狭い通路を歩く人、解体ショー(ショーじゃないんだけど)してるひと、沢山の鶏をぶら下げたお店、屋台スタイルの食堂、野良犬と、歩くだけで楽しいところです。
安いですよ!

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私は今回全然自炊しなかった(ペルー料理が食べたかったので)のですが、ここで買った食材で料理とかも楽しいのではないでしょうか。

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お買い物ってか観光としても行くべき。


6.食事
屋台なら1食50円〜200円、食堂ならだいたい1食250円でおなかいっぱいです(s/1=32円)。観光客メインのカフェやレストランも沢山あります。それでもちゃんとしたディナーにお酒まで飲んで3000円台でした(マチュピチュやリマ、クスコじゃそうはいかない)。
それでは私が食べたものの一部をご紹介!

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路上でおねえさんが「タマーレース!」と叫んでいるまわりに人が集まっており、みんななにやら美味しそうな黄色いモノを食べている。


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私も買って食べてみると、トウモロコシを固めたモノっぽい感じがした。中に鶏肉やオリーブが入っていた。調べてみるとtamalがトウモロコシって意味なので合ってるかも?1皿s/1.5。


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食堂のアンティクーチョ(牛ハツの串焼き)s/8。通常イモとセットで供される。屋台のは半分くらいの値段で、串の先にイモが刺さったものが供される(笑)。どちらも肉は柔らかくジューシーでとても美味しい。必食ペルー料理だが、西洋人には「心臓なんて!」と引かれる。


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屋台料理は格安なうえ一人にはちょうどいい量なので気軽に食べられる。上はチチャロン(豚角煮揚げ)の屋台。
下はセビーチェ(生魚のピリ辛ライムマリネ)の屋台。ここは山岳地域Sierraなので、魚介はリマとか沿岸部で食べるのが良いに決まってる。でもあまりにたくさん屋台や店があるので我慢できなくなって食べた。もちろん美味しい。1皿s/5。


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こちらはある日のお昼ご飯、量も質もより本格的な屋台セビーチェs/6。食堂で食べられるのとほぼ同じクオリティ。

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力一杯ライムを絞るおばさん。絶対にお腹を壊したくない人はやめておいた方が良いのかもしれない。でもお魚は新鮮でとても美味しかった。ちなみに私は数日後、リマに戻ってから急に体調を崩したが、なにが原因だったかは未だ不明(思い当たることがありすぎて)。


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ヒネブラ公園にあるPashtaというオシャレなサンドイッチ屋さんにて、チチャロンサンド。ここのは特別ジューシーでボリューミーでがっついてしまったけど、その後がっつりもたれた(笑)。


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こちらはペルーに来たら必ず飲むべしピスコサワー。ピスコというブドウの蒸留酒にライムジュースとメレンゲを加えた人気カクテル。お店は、プラサデアルマスの向かいにあるBistro de los Andesという人気店。2回ほど行きました。ちなみに、一度ココで飲食すれば、その後はいつでもプラサデアルマスで日向ぼっこしながらWifiが出来る(笑)。


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こちらも老舗の人気店Creperie Patrick. 主人はフランス人だそう。で、こちらはクイ料理。クイとはペルーの家畜として飼われているモルモット。現地では高級食材としてお祝いの時などに食べられているんだとか。高タンパク低脂肪でヘルシー食材としても人気が高い。でもジューシーで美味しかったです。


ちなみに普通の女性は1品でも食べ切れないと思います。定食なんかだと自動的にセットで出てくるのでそれはもうスゴイ量です。私はお昼に食べたものが夕方までもたれて結局夕食を食べ逃す(で朝はめっちゃ空腹)、というあやまちを何度も繰り返していました(笑)。
食べ切れないときは大抵持ち帰りが可能!"パラジェバール、ポルファボール"と念仏のように唱えましょう。ちなみにスペイン語はカタカナ発音でオーケーです!


7.宿泊
宿はドミトリーからホテルまで様々あります。
設備と価格帯を見るにつけ、全体的にリマのワンランク下、といった感じでしょうか。
たとえば・・

リマ:1泊$70くらいのホテル=日本:東横イン>>ワラス:1泊US$50くらいのホテル>=リマ:1泊$19くらいのドミトリー>ワラス:1泊$13くらいのホステル(シャワーお湯出ない)

こんな雰囲気でした。
最近バイトでよくビジネスホテルに泊まりますが、日本のビジネスホテルの質の高さは改めてすごいです。


と、なんだかまとまりのない文章になってしまいましたがワラスは居心地の良い街です。
次の記事では、ワラスから日帰り可能なオススメの観光スポットをご紹介します!

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プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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