2019/12/22
2019年11月 中国旅行 麗江観光〜白沙、束河古鎮、玉龍雪山
麗江から日帰りで気軽に行ける観光スポットとして、少数民族ナシ族の古い村、白沙と束河古鎮があります。
壁画の村、白沙。玉龍雪山をのぞむ。
どちらも麗江古城のような古い街並みの残る村ですが、束河古鎮は観光地としての整備がかなり進んでおり麗江古城に近い雰囲気。それに対して白沙は、ナシ族の人々の暮らしを垣間見ることのできる比較的静かなところです。

束河古鎮は麗江中心地から約7km。束河古鎮からさらに7kmで白沙です。
バスなら1元(15円!)で行けるようですが、タクシーも日本ほど高くないので、今回はタクシーを使いました。
まず白沙まで向かいます。約50元(750円)。

村の中心地を離れて、まずは静かな農道を歩きます。

ここで暮らす人々が農作業をしていたり、井戸端会議をしているのを眺めながらゆったりとした時間を楽しみます。

のんびり歩きながら村の中心地へ。少数民族が描いたという可愛らしい壁画がたくさんあります。左上はトンパ文字と呼ばれる象形文字です。

村の中心地は雰囲気が一転して、お洒落なお店がたくさん。下北沢を彷彿とさせる、ちょっと洗練されたビンテージ調の街並みがお出迎えです。

欧米人にも人気の観光スポットなのだとか。お洒落なカフェで美味しいケーキなどをいただきながら女子トーク。

伝統工芸の刺繍のお店がたくさんありました。藍染みたいなお店も。ショッピングを楽しみながらぶらぶらします。

ナシ族の人々による民族音楽の演奏も。鐘や木魚のようなものを叩かせてもらいました。

食べ歩きも満喫!お米の入った黒いソーセージのようなものがとても美味しかったです。焼き芋は色が濃くてとっても甘くて安納芋みたいな美味しさ!私が食べているのはお豆腐を揚げたものです。本当に何を食べても美味しい中国!どれも観光地価格でしたが、それでも200円以下です。

白沙壁画とよばれる有名な壁画はこの奥に保存してあり、有料、撮影禁止です。入館料と古城保護費あわせて70元(1050円)ほどを入り口で支払います。

白沙散歩満喫!結構歩いたね〜。
白沙から束河古鎮へはバスで行けると聞いていたので、バス停を探したのですが見つけられず。タクシーの乗降場もとくにはありません。観光客を乗せて来たタクシーをたまたま見つけたので、拾って乗ることが出来ました。

束河古鎮は麗江古城のミニバージョンという感じで、立派なタクシー乗降場もある観光地でした。

お土産屋さんの立ち並ぶ石畳の美しい街並みは麗江古城と似た感じ。

プーアル茶や、小さい蜜柑に熟成させたプーアル茶を詰めた"小青柑"とよばれるお茶などを試飲させてもらって購入しました。飲み方や効能などをケータイの翻訳ソフトで色々教えてくれました。

暗くなるまで散策して、夕飯を食べて帰りました。夜景も綺麗です!
麗江最終日には、ついに玉龍雪山を間近に見られるスポットまで足を運びました!

玉龍雪山風景名勝区という名の玉龍雪山を擁する公園は、上の地図にもある"甘海子"という場所までタクシーで行きます(バスもあります)。麗江中心地から約20km、片道120元(1800円)くらいでした。

公園の入場料は一人100元(1500円)です。
甘海子に観光センターと大きな駐車場があり、ここが観光基地になっています。

中国人観光客で賑わう。外国人はほとんどいませんでした。
ここでタクシーを降りたら、色々な選択肢があります。
ここの名物ともいえる、標高4500m地点にある氷河公園まで一気に上がれるロープウェイは、現時点では外国人が個人で予約する手段がありません。
麗江古城を歩き回って調べたところ、外国人が氷河公園まで行くには、おおよその相場580元(8700円)くらいのツアー(麗江古城からの送迎や他の観光スポットなども込みの最安値)に参加するしかありません。
そこで私たちは今回ロープウェイを諦め、藍月谷(らんげつこく/blue moon valley)と呼ばれる美しい棚田状の滝のあるスポットまで行ってみることにしました。

往復20元(300円)のチケットを買って、専用バスに乗ります。
バスが進むにつれ、心を奪われるような美しい景色が間近に迫ってきました!

碧く透き通る河と氷河をたたえる玉龍雪山。

氷河から流れ出た清流。

人気の景勝地なのでしょう。前撮りと思われる新郎新婦さんが何十組もいました。ウェディング撮影専用マイクロバスみたいなのが走っていて、川べりにウェディング専用のメイクアップルームもありました。

そして着飾ったヤクがいました。この子は左右の角がそれぞれ前後を向いている珍しい個体でした。

そして50元払うとこんな写真が撮れます(笑)。

本当に美しいところでした。麗江を訪れたなら、ココは一見の価値ありです!

さて。そろそろ2019年も終わりに近づいています。この1年は本当に色々なところへ行きました。
異国の大きな壁を求めてお勤めを辞め、ウィンタークライミングの楽しさと、思い通りにいかないことの方が多いということを学びました。真剣に取り組むには、ほんの1年や2年、自由になる時間があるだけでは足りません。それでも、そうした世界を知らないまま居るよりははるかに多くの経験が出来ました。
知らない土地を訪れ、未知の文化に触れて、本当に様々な感情や考えが生まれた一年でもありました。
出会いもたくさんあって、実りある放浪生活だったと心から実感しています。

そして改めて家族の大切さを感じた一年でもありました。
旦那さんがイギリスから帰国したら、しばらく日本の岩や山を巡りたいと思います。
来年もいい一年になります様に!
コメント