2020/10/08
2020/10/3〜4 甲斐駒ケ岳 Aフランケ スーパー赤蜘蛛 〜4度目のトライ備忘録〜
先週末はpecomaとスーパー赤蜘蛛でした。
昨年は10月の台風による登山道崩落で計画していた"赤蜘蛛参詣"を断念したので、今年「待ちに待った」という感じでした。
購入後ずっと山道具部屋の棚に飾ってあった80mロープを開封し、車に積んで、「いざ!」という感じでその日を迎えました。
というほど大げさではないのですが(笑)。

今回は活動終了後、パッキングをして入山!
結論から言うと、レッジトゥレッジでの完登は自分にはまだかなりハードルが高い。
でもチャンスとやる気次第で十分可能性はあるし、達成できたら自分の人生でもなかなかのビッグイベントとなる。
そんな風に感じた、人生4度目のスーパー赤蜘蛛でした。

↓これまでのスーパー赤蜘蛛参詣、その遍歴↓
2013年7月:初スーパー赤蜘蛛→Yosemite遠征前のビッグウォール練習のため、全装備持って登り大テラスビバークというスタイルで。クライミング内容はけっこう破茶滅茶(笑)。
2015年9月:ちゃんと登りに行った2度目のスーパー赤蜘蛛→岩のコンディション悪く実力も足りず、クライミングはやはり散々な内容。私はリードしたどのピッチも満足に登れていない。
2018年10月:ワンデイスーパー赤蜘蛛→Asakoと女子2人でスーパー赤蜘蛛、駐車場から往復20時間22分。つるべで登り、私は奇数ピッチを担当。スーパークラック1P目以外はチームRPというまずまずの内容。次回、レッジトゥレッジでの完登を胸に下山する。

こうして見ると、2〜3年おきに1度行きたい気持ちが湧いてくるようですね。
たぶん黒戸尾根の長い長いアプローチが、下山後「しばらくいいや」って思わせるのでしょう・・。
思えば、2年前はワンデイだったので荷物が軽くて黒戸は楽だった(下山も走ってたし)。そう考えると、たった1泊しかしないのに重荷に喘ぐのと比べてワンデイも合理的なのかも知れません。







今回、レッジトゥレッジでの完登はそう簡単なものじゃない、と気付いてしまいました(笑)。6ピッチ目5.11cのクラックをワークして、ムーヴもギアももっと洗練させる必要がありそうです。このピッチ、長さも内容も、この間1撃した錫杖「深夜特急」の核心ピッチより数段難しく感じます。今回はワークする気満々で取り付いたにも関わらず、「雨が降って来た」とか「後続もいるし」とか色んな雑念に豆腐メンタルが負けて、結局ヨレヨレで6ピッチ目を抜けた後、降りて2便目を出す気力は消えてしまいました。




何はともあれ、何となく響きがかっこいいから口走っていた「スーパー赤蜘蛛レッジトゥレッジ」がどういう姿形のモンスターなのか、その全貌や攻略法が自分の中でだいぶ明確になった二日間でした。



今シーズン2度目はあるのかないのか・・・(笑)。
天気とパートナー次第ですね〜💪

※今回持参したギア※
カム(キャメとトーテム)#.2×1、#.3〜#.5×2セット、#.75〜#1×3セット、#2×4個、#3×3個、ナッツ1セット(使わず)、OZクイックドロー×5、アルパインクイックドロー(60cm)×8、120cmスリング×4、80mシングルロープ(9.5mm)×1、捨て縄2本(使わず)、アセンダー(フォロー用)
コメント