2022/08/23
通訳案内士一次試験終了。
先日、全国通訳案内士試験を受けてきました。通訳案内士は外国人観光客をガイドするための国家資格です。

2018年の改正法案施行によって、通訳案内業務は現在無資格でも行うことができるようになってます。でも、「名称独占」といって「通訳ガイド」とか「トップガイド」などを名乗ることはこの資格がないと出来ないとされており、ガイドの質を保証する資格というような位置づけみたいです。
ペコマがこの資格試験を受けると決めていちはやく勉強をはじめたのを横目に、私は受けるかどうかしばらく決めかねていました。妊娠出産子育てと先の見えないなか、まともに勉強できるのか自信がなかったせいもありますし、今後の人生設計においていくつか資格を取ろうと考えているなかで、この資格をとる意義とかも自分のなかでまだ曖昧だったからです。
で色々と考えた結果、「とりあえず受けてみるか!」と決めたのが4月中旬頃で、それでやっと勉強を始めました。
(横の人がやってることが気になる夫婦です)
全国通訳案内士試験の筆記試験(一次試験)は「外国語」「日本地理」「日本歴史」「産業・経済・政治及び文化に関する一般常識」「通訳案内の実務」と5科目あり、1日で全部の試験が行われます。今年の試験日は8月21日でした。「外国語」について、英語は試験の免除規定があり、TOEICのL&Rなら900点以上、Speakingなら160点以上あれば免除されます(1年間有効)。今回はTOEIC L&Rの点数で免除になりました。
つまり本試験では「外国語」以外の4科目を受験することになります。

使った参考書たち。ペコマは「地理」と「歴史」はそれぞれで1冊ずつになってる本(紫と緑のやつ)を使って勉強してましたが、私は勉強をはじめたのが遅かったので、「地理」「歴史」「一般常識」「通訳案内の実務」の4教科が1冊にまとまっている本(水色のやつ)をメインに勉強しました(でもやはりこれのみでは足りず他の教材も併用して付随的に知識を広げていく必要がありました)。また、「一般常識」や「実務」は自力勉強のみでは無理なので、通訳案内士試験対策のオンライン教材を課金しました。そのほか、ペコマはYoutubeで無料視聴できる「家庭教師のトライ」の歴史の授業などの膨大な量の映像・音声コンテンツを暇さえあればずっと聞いてましたね。

一次二次を通しての合格率は1割弱で、筆記試験のみの合格率は昨年18.7%だそう。目安として、3年くらい勉強を続ければ合格が見えてくる試験だそうです。国家資格としての難易度は気象予報士とかと同じくらいなんだって。私はゆったり2年計画くらいで、とにかく出来る範囲で頑張ろうと気負わずやりました。

産科病棟にて。産後は数日ぼーっとして何にもする気になれませんでしたが、3日くらいすると頭が冴えてきて、やっと持ってきた参考書を開く気になれました。

産後1ヶ月ほどはなるべく横になっていた方がいいと言われたので、椅子に座る時間を少なくしてうつ伏せ寝で勉強したりしてました。

試験が近くなってきたら課金教材の動画を1.75倍速で聞きまくり。
勉強そのものは、知識が増えていくことが純粋に楽しかったです。私は大学入試(センター試験)は日本史選択でしたが残っている知識はゼロに近いということを再認識しました(^^;)また、この試験はガイドの試験なので、外国人に人気のある観光地を中心として問題が出題される傾向にあります。日本全国の観光地を学んで、行ってみたいところが色々と増えました。

1年くらい前からPodcastで聴き始めた「コテンラジオ」も、日本史を勉強してから改めて聞くとさらに面白さが増していました(ちなみに「コテンラジオ」はめちゃめちゃ面白いのでオススメです)。
以前は「難問・奇問」「重箱の隅」的な問題だったようですが、ここ数年は改善されているらしく、今年の問題も変な問題が多い印象はなかったです。基本的なことを抜けなく幅広く押さえていれば合格点はとれるような問題だったと思います。

自己採点の結果、「歴史」以外の試験は受かったっぽいですが、「歴史」は落ちたっぽい・・orz(ちなみに筆記試験は受かった科目は次年度に限り免除されるそうです。)
マークシートの試験なのに合格発表が11月10日頃とやたらと遅く、12月11日の二次口述試験の1ヶ月前と直前なので、一応今から二次試験の対策を開始します。
口頭の日本語の文章をその場で英訳したり、お題についてフリートークしたりするみたいです。ちなみに二次試験の合格率は約5割だそう。

そろそろクライミングもしたいなあ・・。
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