2023/01/14
大堂海岸でクライミング〜岩登りを満喫して赤ちゃんとキャンプする癒し旅〜
遅ればせながら、明けましておめでとう御座います!
年始に里帰りしたりして少しゆっくりしてから、家族みんなで大堂海岸へ登りに行きました。
大堂海岸は、四国・高知県の南西の端にあるシークリフです。身近なクライマーから聞いていつか行きたいと思っていましたが、嬉しいことに今回その機会が巡ってきました!

方状節理に富む白亜の海食崖が100m前後の高さで3km以上にわたって続いているそうで、ここに多くのクライマーを魅了する無数のルートが(現在進行形で)拓かれています。

岩場の特性としては、エリア全体が極めてナチュラルで、終了点を含め残置物はほぼありません。クライミングそのもの以外の色んなことを自分でマネージメント出来ないと、ここで登るのは難しいです。アプローチも、懸垂下降だったり、気を抜けば怪我では済まないところだらけ。当然赤ちゃんを連れては行けません。そのため、しばらく行けないだろうと諦めていたのですが、友人aimy家族と協力することで今回の旅が実現しました。

実は彼らとは、今年3月から一緒にアメリカ遠征を計画しています。今回の大堂海岸ツアーは、アメリカでの花崗岩クライミングやキャンプ生活の練習として企画して、結果とてもちょうど良かったと思います。

1/4に出発してまず恵那・カモシカエリアでボルダー!aimyのお知り合いの方々と遊んでもらいました!
その日の夜に四国入りしたところで車中泊し、翌日昼頃に大堂海岸へ辿り着きました。山梨からだいたい12時間くらいです。

本当は大堂だけで2週間近い日程を組んでいたのですが、後半の天候悪化で日数が減ってしまい、1/6〜1/13の8日間となりました。父チームと母チームに分かれ、交互にクライミングと子守を担当します。この方法なら、大人は普通に登りに行けるし、子供たちは安全な場所でお昼寝したり公園で遊んだりお風呂に行ったり出来るので、ストレスも少なく効率的です!
結果、母チームは丸4日、父チームは3.5日ほどクライミング出来ました。

半年先輩のママクライマーaimyは大堂海岸には何度も来ていて、今回エリアのアプローチやルートの情報など色々と助けて貰いました。お陰でモンキーエリアや最果てエリアといった人気エリアを含め4つのエリアで効率良く登ることができました。


私はといえば、トラッドクライミングから長らく遠ざかっていたのもあり、本ツアーでは心身ともに硬さをほぐすところから始まりました。今回登ったのは5.10前半ばかりでしたが、全体に長さがあり、岩肌が脆いところもあったりして緊張感のあるクライミングで、登り応えがありました。


最終日には最果てエリアの看板ルート"SECRET AGENT MAN"をどうにかこうにかOS。50m級のルートを登るのも本当に久しぶりで、とても充実しました。長いは正義!

キャンプは、無料で利用できる樫西公園の中でも、眺めのいい丘の上に張りました。トイレや水場が近いのは良かったものの、風通しがよく、強風の日は不快すぎて閉口しました(笑)。歩道橋の下のサイトの方が車からも近いし風も弱く快適だと思います。でも、他のクライマーのサイトから距離があったおかげで、子供の夜泣きなどあっても気楽なのは良い点でした。

キャンプ場から5kmのところに美味しいお魚屋さんがあり、ほとんどの夜はそこで捌いてもらった大盛りのお刺身と、魚のアラのお鍋を頂きました。安くて新鮮でぷりっぷりで、日毎に魚の種類も変わったりして、お刺身満喫キャンプでした。数日は肉鍋もやりましたが、お鍋はラクだし野菜がたくさん摂れていいですね。スーパーや道の駅などの買い出し場所も、キャンプ場から10分圏内にあります。ちなみに、道の駅大月には「ふれあい市」という直販所があって、割安な上、品揃え豊富でした。野菜、果物だけでなく、魚、肉、お豆腐などの生鮮食品も豊富で、さらにお惣菜やスイーツ、おつまみなども売ってます。スーパーより近いし、夜8時までやっているので重宝すると思います。


レスト日にはこの道の駅に隣接した公園へ遊びに行きました。アスレチック遊具と、ロングな滑り台もあって、子供達も楽しそうでした。我が子にとってはコレが公園デビューとなりました笑。

お風呂については、今回、近場の日帰り浴場(ベルリーフ大月)が改装中だったので、片道30分かけ宿毛の町まで出る必要がありました。大人は8日のうち2回くらい、子供たちは4回くらい?宿毛の「椰子の湯」を利用しました。ベビーバスのレンタルなどはなかったので、まだおすわりの出来ない我が子のために空気で膨らませるタイプのお風呂イスを持参しました。お風呂行かない日は体拭いてあげたり。
アメリカではもっともっとお風呂の頻度は少なくなるだろうなぁと思ってます。


まだまだ行きたいエリアや宿題もあって名残惜しいけど、来られないと思ってた大堂に来られただけでも超ラッキーでした。その上、クライミングを終えて帰ると癒しの存在が待っていてくれるという、何とも贅沢なファミリーキャンプ付きクライミングツアーでした。
数年前の岸良ボルダーツアーや昨年10月の高知ボルダーツアーの時も含め、明石海峡大橋は何度も通っているので、帰りはしまなみ海道を通って帰ろう!ということになりました。

それに合わせ、道中、まず道後温泉に一泊し、翌日はしまなみ海道を渡ってから、尾道の商店街も観光しました。

8ヶ月になった我が子は今回もロングドライブ頑張ってくれました。気づけば年が変わっていて、アメリカ遠征まであとたった2ヶ月!今回の旅のフィードバックも含め、やること考えるべきことがまだ盛り沢山です。
皆様今年も宜しくお願い致します!
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