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2023/6/25 蓼科山登山、6/27尾白川鞍掛沢〜乗越沢

6月は日本登山医学会の学会に参加、今年度から挑戦予定の登山ガイドの筆記試験を受験、と大きなイベントがあり、2回も上京しました。


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今年の学会は埼玉大宮で開催されました。用事があって2日目の午前までしか参加出来ませんでしたが、おもしろい演題が多く、懇親会参加でまた人脈も広がり、刺激とモチベーションをたっぷりいただいて帰りました。



イベントのない休日は山やクライミングの予定を入れていたものの、雨やらなにやらでキャンセル続き。
フラストレーションが溜まりはじめ爆発(?)の寸前で、ようやっと晴れの日とお休みが重なって山に行けました!


6月25日は1歳になった息子(以下、坊)を背負って蓼科山に登りました。
背負子(ドイターのKid Comfort II)での本格(?)登山はこれが初です。


0_IMG_1989.jpg晴れの日曜日で混みそうなので早起きして、登山の起点となるすずらん峠園地駐車場へ。6時半過ぎに到着しましたが車は余裕で停められました。というか、南八ヶ岳ほどの人出がないのか、山頂の記念撮影以外は渋滞もなく気持ちよく登山できました。


20230628122011d47.jpeg後ろの様子が見えないのでセルフィで確認しつつ登る。寝てます。



20230628122016a52.jpeg1時間ほど歩いて、ちょうど中間地点で朝ごはんタイム。寝てます。
20230628122015877.jpeg頂き物の東京粉末のプロテインバー、美味しかったです。


202306281220175b4.jpeg列にならんで登頂記念撮影を終えたあと、山頂で30分ほど、草むしりと岩登りを楽しんだ坊でした。


20230628122018724.jpeg帰りは背負子に乗せると「んたーた!(もっと遊びたいのに!)」と叫んでいましたが、カンバの枯れ枝を握らせてあげると大人しくなり、ほどなくして「からん」と、枝が落ちる音が。寝ました。




登山をはじめて最初の1足は2007年頃に購入したAKUのスリーシーズン用シューズでした。そのAKUのハイカットシューズでアルプスや残雪の東北100名山などを歩き回りましたが、その靴が引退して以後は冬靴以外のハイカットの靴を1足も持っていませんでした。ローカットのアプローチシューズとトレランシューズ、その次はゲイター付きの冬靴、という布陣で、両者の「中間」の靴が不在のまま、それでもとくに不便を感じずに過ごし10数年がすぎました。



その間、富士登山のお仕事はずっとトレランシューズで乗り切り(悪天候のときは不快指数マックスでした)、キリマンジャロ登山のお仕事の時だけ流石に夫ペコマのお母さんのスリーシーズン用シューズをお借りしましたが、やはり個人山行では「中間の靴」不在のまま登ってきました。


とくにホカオネオネのスピードゴートはビブラムソールでグリップも良く、ギアとロープを背負って黒戸尾根を駆け下れる位スペックは充分だし、ライト&ファストを追求していたここ数年の山行では不足を感じる場面がありませんでした。


しかし、2019年に単独で挑んだアルパマヨのキャラバン中は、荷物が35kgくらいいってたので、流石にローカットのトレランシューズはこたえました。岩場歩きでは足裏が痛く、重荷にはバランスが不安定で、明らかに靴のスペックが足りていませんでした。この時ばかりは靴底が硬いハイカットの靴が欲しくなりました。でもやっぱり、普段出番があまり多くない「中間の靴」を買うタイミングを逃し続け、そして今に至ったわけです。


でもこれからは、登山ガイドの試験も受けるし、山のお仕事も増えたらいいなって思うし、きちんとした「中間の靴」が必要だなと思い始めました。今持ってるアプローチシューズとトレランシューズがどちらもボロボロになってきてそろそろ新調したくなってきた、というのもひとつのきっかけでした。


というわけで、一週間前に上京した際、神田のICI登山本店で購入したエクイリビウムLT GTXを蓼科山のデビュー戦に履きました。もともと足関節がユルユルなので、実はハイカットは筋力的にとても楽になります。背中に9.5kgの坊+アルファを担いである程度ゆっくり丁寧に登り降りする必要があるので、靴底がしっかりしていて、かつ足首を安定させてくれるハイカットシューズはまさに適任だったと思います。


20230628122013ebb.jpeg靴底が適度にしなるのと、軽量なので歩きやすい。あと靴紐がオシャレ。この日は暑い日だったけど、蒸れもそれほど感じなかった。


来月の富士山のお仕事でもぜひエクイリビウムちゃんでまいりたいと思います!


20230628122020d2a.jpeg下山後は、通りがかりに気になったBERGというパン屋さんに立ち寄ってランチしました。


20230628122025a14.jpegパン2つとバナナケーキとカフェラテを購入し、ベビーフードを持ち込んでテラス席でゆったり。きのこシチューブリオッシュと塩じゃがベーコンパン、どちらも美味でした!端っこをほんの少しあげてみると、坊も美味しそうに食べて、「んたーた!(もっとくれ!)」とせがまれて以後エンドレスでした。


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そして昨日は、念願の沢はじめでした。


202306281220244e2.jpeg10時スタート!


矢立石ゲートから林道をジョグしてアプローチ、林道終点から入渓し、鞍掛沢〜乗越沢を遡行して鞍掛山と駒岩のコルに詰めあがります。15時までに下山というタイムリミットがあったので、鞍掛山展望台は割愛して、日向山方面へ稜線を移動し、日向山の手前で錦滝へ降りる登山道に入って、錦滝からはまた林道をジョグして帰りました。


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さっそく泳ぐペコマ。私は装備が貧弱だったので弱点を突いていきます。


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朝はなぜか雨降ってたけど、入渓するころには晴れてきたので水がきれいに光ってました!


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巻けるところは巻いちゃったので、持って行った30mセミスタロープは出番なし。


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とはいってもシャワーなしは寂しいのでなるべく水線に近づいてみる。


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シャワークライミングは楽しい!季節の移ろいを感じます。


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水は冷んやりと冷たい。


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源頭にて。さすが南アルプスの天然水は我が家の水道水より美味です。最近ミネラルウォーター買ってないから、久しぶりに美味しいお水飲んでゴクゴクと止まらなくなっちゃった。


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乗越沢出合でお昼休憩し、「詰めでハマらなければ時間は余裕だね」っと一安心。Goproは広角防水は素晴らしいけど接写が弱いのでせっかくのお花が残念なピンぼけに。ちなみにケータイは家に忘れました。アザミはひくほどデカかったけど、幸いアザミ地獄はなく平和な詰めでした。10時歩き始めで13時無事コルにトップアウトしました。


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錦滝は今年の1月の終わりにも来ています。その時は氷結不十分で巻いて上部の氷瀑を登りましたが、夏にこうして見ると、これが完全氷結するってスゴイもんですね。ちゃんと冷え込む冬がこれからも来て欲しいです。


やはりこうも暑くなってくると、標高を上げて水遊びするのが気持ち良いですね。(蓼科は、それでも十分暑くてやや脱水気味でしたが・・。)


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来週はどこへ行こうかな〜とテンション鰻です!はやく梅雨があけるといいな。

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プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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