2007/04/21
救急だより~その16~
昨日金曜日は午前は朝回診、午後はひさびさに授業がありました。朝回診ですが、担当患者さんのやけどはどんどん快方に向かっています。嬉しいことです。前は余り反応が無かったのですが、最近は少し意識がハッキリして来ていて、朝行ったとき挨拶などすると目をあけてうなずいてくれるようになりました。午後はBSLは一時休止、授業優先ということでポケベルから解放されたひとときでした。あとで見てみたら、授業中に一度外傷の患者さんが来て呼ばれていたみたいでした。そのあと夜10時ころに1度呼ばれました。心筋梗塞疑いの患者さんで、心エコーの説明などしてもらいました。
救急患者さんが運ばれてきたとき、学生は学生の出来る範囲でお手伝いをするのですが、その役目のひとつに「書記」というのがあります。患者さんの入室から退室まで、患者さんの状態や行われた処置などについて詳細に記していきます。
救急をまわって1番はじめに呼び出しがあった日、わたしはホワイトボードマーカーを渡され、書記をやることになりました。その時は、「処置とか手技をやらせてもらえるほうが楽しいな」と思い、それ以来書記の役からは遠ざかっていました。
それで、一昨日くらいに久しぶりに書記をやったんです。そうしたら、書記の意外な奥深さに気付かされました。
処置をするとその間は自分の処置のことに集中していて周りは見えません。また、先生のする処置をただ見学しているだけでは、行われている処置の詳細にまで気がいきません。
ですが書記をやると、例えば今刺した点滴の太さは何G(ゲージ)なのか、どこの静脈を刺したのか、今患者さんが吸っているガスの組成は何なのか、いつ何mg、何て名前の薬剤をどうやって投与したのか、今先生が行っている処置の呼び名は、使った道具の名前は、など、文字に表さなければいけない分必要とする情報の量が増えます。そして、常に処置室全体を見ていていつどこで何が起きたか判断しないといけないので、広い視野で観察するという必要性が出てきます。
また、記載すべき情報とそうでない情報とを知ることで、どこがポイントなのかが見えてきます。
そんなこんなで、書記は意外にも楽しいというか、思ったよりキャパが必要というか、重要な役割なんだなと思いました。
話はかわりますが、これからQQを周る方に吉報です。
昨日唐突に消防署フラグがたちました!!!!
救急患者さんの処置中にいきなり外に呼ばれ、
「教授がな、言い忘れてたみたいなんやけど、消防署にさ、泊まりにいくんよ。んで、今日これから行くか」
・・・・。
ということで消防署泊り込み話復活です。しかも受け入れ先は2箇所から3箇所に増えているらしい。詳しいことはまだ不明ですが、とりあえず昨日と今日、明日は今までどおり2箇所に学生が派遣されることとなりました。
みんな、あと1週間ガンバろう。
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