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メンタル

先日大学のOBの先生方と尾瀬に行ってきた(詳細は後日「尾根の向こう」にUP!)。
尾瀬ケ原をはさんでそびえたつ燧ケ岳と至仏山。
梅雨の晴れ間に29℃という夏日を迎えたあの日、この2山両方を日帰りで制覇するというガンバル登山を敢行した。地図に記載してあるコースタイムだと全部で16時間くらいある行程だったが、11時間くらいでこなして帰ってきた。その帰り道のこと、皆ぐったり疲れた車中でこんな話題が出た。





「今までで本当にバタンキューになった経験はあるか?」 





pecomaはNOと答えていた。理由は、他の誰かと山に行ったりすれば当然ペースを合わせて歩くだろうが、その人のペースが自分よりすごく早いなどということが余り無いから、といった内容だった。たとえば私と一緒に山に行けば、当然pecomaより私のペースのほうが遅いから私に合わせることになる。私は疲れてもpecomaは疲れないで済むのだ。




しかし、だからと言ってならば私は心底バタンキューになった経験があるのか?と問われれば、これまた当然の如く答えはNOである。むしろ、本当にバタンキューになれる人間というのはこの世の中でもごく一部の限られた人たちのみだと私は思う。




確かにpecomaのペースに着いていくのは疲れる。呼吸は荒くなるし心拍数だって上がる。
でも体が限界に到達するより早く、「メンタル」のほうが必ず先に限界を迎えるのだ。
メンタルが限界を迎えればもうそれ以上体が頑張ることは出来ない。人間のパフォーマンスの源は体ではなくメンタルなのだ。だから私は、ごく当たり前のことだが、体の限界を迎えられたことなど一度もない。




トップアスリートはもちろんずば抜けて高い身体能力を持っている。だが、どんなにずば抜けた身体能力を持っていてもそれだけで世界の頂点に登り詰めることは出来ないと思う。同じようにずば抜けて強い「メンタル」が無ければ、100%のパフォーマンスは生み出せない。身体能力よりなによりこの「メンタル」が凄いと思う。




今、夏休みの海外登山のためにトレーニングをしている。結構キツクて、心臓が破裂しそうなくらい頑張っているのが分かる。そういう限界に近いトレーニングの場合、必ずこの「メンタル」が問題になる。ちょっとペースを落として楽をしようと思えばいくらだって出来る。だが途中で意識を失おうとも、何が何でも同じペースを死守することだって出来る。ああ、私はメンタルが激弱い。もっともっと心を鍛えなくては、体など到底鍛えられない。




ところで、最近けしからんことにビールを切らしている。先週も1週間禁酒して過ごした(平日は夕方まで実習があるし、寮のある敷地内からコンビニまでがとても遠いので、週末に買いだめしておかないと相当おっくうなのである)。
今日もまたビールが無い。今から買いに行くのは相当面倒くさい。
寮の敷地内に酒類以外なら自販がある。ビールが無い時は無性にコーラが飲みたくなって仕方ない。友達で、毎日ビールを飲みたい私のことを「アル中!」と抜かしておきながら、コーラが好きで毎日よく飲んでいる人がいる。毎日500mlのビールを飲むより毎日350mlのコーラを飲む方がよっぽど体に悪いと私は思う。
コーラを飲まないためにも、ビールはちゃんと買っておかないと。。

コメント

コーラよりビールが体によいとは絶対に思わない!(笑)
色付きの文字
色付きの文字
ビールもコーラも糖分だけを言ったらかなり高い。しかし、コーラにはアルコールが入っていないのだ
アルコールほど身体に悪影響を及ぼす飲み物は無い
色付きの文字色付きの文字
と僕は断言する(笑)
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プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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