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仙台は雨。

今日から仕事開始です!
例によって医学知識が行方不明(死)ですが気負わずやっていこうと思います。
仕事の性格上、専門でない内科や外科も診ないとならないので、そこはいい勉強と思って頑張りたい。
形成の勉強もしないとなー。


そんな感じで、またいつも通りクライミングの話題です。


先日、小川山マラ岩「ブルースパワー」の記事を読みました。
本当に痛ましい事故です。


私もそのすぐ隣の妹岩で死にかけた経験があり、本当に他人事ではない思いがしました。
もしかしたら数年前の自分が同じように小川山だよりに取り上げられていたかも知れない。
これはいつになっても忘れられない教訓だし、拾われたこの命は大切に生きなければと思います。


こういうスポーツをしているからというわけではないですが、「死」についてはよく考えます。
私は今まで山(アルパインクライミング)については「厳密にはスポーツではない」と思っていました。それはフリークライミングとかトレイルランとか「スポーツ」として山のある一部分だけが抽出されたものと比べ、余りに不確定要素が多いからです。
でもこの間読んだ小説にこんな表現があって、私は正にそうだと思いました。


「山は、死がルールの中に組み込まれている唯一のスポーツである」


山はスポーツでないと完全否定してしまうのも違う、でも純粋なスポーツとも違う。一番適当な表現を見つけきれなかった私に「これが答えだ」と思わせる一文でした。


山の本質は山頂を極めることだけど、そこに至るいかにいいラインをひくかということは、幾多の困難を乗り越え、幾多の危険をいかに回避して山頂に至るかという駆け引き。自然を相手に戦うスポーツだからこそ、敗北は単なる敗退のこともあれば、死のこともある。


だけど、フリークライミングの場合、ルールの中に死はありません。だからもし死んでしまったらそれはすなわち「事故」。本来あってはならないことと言えます。


ただ、ある程度の危険が潜んでいるのはスポーツである限り止むを得ないと思う。それはラグビーだってスキーだって、その他もろもろのスポーツだって同じです。そして死は意外にすぐ近い所に存在しているとも私は思う。だから私は事あるごとに、大切な人がある日突然この世から居なくなってしまう想像をします。山にいようといなかろうと、それはいつ起こってもおかしくない事だと思っています。だからこそ毎日を大切に生きたい。


今回のブルースパワーの事故については、再発ということもあり十分な検討がなされるべきと思います。
それによりフリークライミングは更に安全なスポーツになり得ると信じています。
改めて、故人のご冥福を心よりお祈りします。


コメント

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プロフィール

chippe

Author:chippe


肉好きchippeのブログへようこそ!
2006年10月 山歩きを始める。
2007年9月 クライミングを始める。
山岳同人「青鬼」所属。
「メラメラガールズ」所属。
国際認定山岳医。
「カリマーインターナショナル」アンバサダークライマー。
現在は無職、旅人。
旦那さんはpecoma。

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