2012/02/13
TNFC総評

思えばゆーやんさんの
「ちっぺさん、オープンで出た方がいいですよ」
の一言からはじまった今回のThe North Face Cup。
結論から言うと、オープンで出て本当によかったと思う。
山を頑張るシーズンも外岩を頑張るシーズンも、平日は基本ジムで登ってフリー能力を維持する。
そのフリー能力向上のいいモチベーションアップとなるのが、半年おきくらいで参加するコンペだ。
コンペを目標にトレーニングし、体を作る期間はなまった体をリセットするいい機会になる。
コンペそのものから得られるものも多いし、逆にいえばコンペから得られるものがないと出場する意味が無い。
今回オープンで出たことで、その得られるものがとても多かった。
この土日に入間のBasecampで行われた本戦ではなんとか準決勝に進出でき、2日間とも登ることができた。
傾斜の強い右側半分のエリアの「男性向けに設定した」というリーチぴんぴん、ダイナミックな課題はどれも本当に面白かった。それだけでオープンで出た価値があったと思えるくらい。
予選は4完し、でもあと1完しないと準決勝には進めないだろうと思って何とかもうひとつ登って5完0K。
結果的にこの最後の1完登のおかげでギリギリ準決勝に進めたのでほんとによかった。
準決勝の結果は2完1Kで下から2番目だったけど、これからもオープンで出て頑張ろうと思える結果だった。
ゆーやんさんの言うとおり、キッズと同じ課題を登るミドル女子で出ても得られるものはほとんどなかったんじゃないかと思う。また下手に決勝とかに出て自分強いって勘違いして良い気持ちになって終わっただけだ。
私は男女のレベル差がちょっと悲しい。
オープン女子はミドル男子と同じ課題を登る。
女子の日本一のレベルが男子で言うとミドルくらいなのだ。
それなのに女子のミドルで出場するとか、それこそ凄く狭い世界の戦いになってしまう。
そこでたとえ勝ったとしても、今後の私にとってそれほど意味があるとは思えない。
それに、強くなりたければ強い人と登るのが一番。
今回は強い人たちの胸を借りて同じ土俵で戦えて本当に楽しかったし、強い女性の知り合いも増えた。この上無い収穫だと思う。
それに、自分には縁のない世界だと思っていたオープンで、草コンペなら十分挑戦権があるな、という発見もあった。もっともっと強くなってオープン女子のレベルを下げないよう、「オープンって言っても女子だとこんなもん?」なんて思われないよう頑張っていきたいと思った。つまりモチ上がった。
今回はメンタル的にもとてもいい戦いが出来た。
自分の持てる力は全てぶつけられたと思う。
だから悔いは全くなくて収穫はたくさんというとてもいいコンペになった。
またしばらくしたら、こんないいコンペに出たい。
それまではしばらくボルダー強化はお休み。
山、アイス、リードを頑張ろう。
今週末は札幌で認定山岳医講習です!
今週はちょいレスト週にして、ロープワークの練習とかしよう!
あ~~楽しかった!\(^∀^)/
コメント