2012/09/10
9/9 滑川大滝登攀成功
昨日、コレ登ってきました。
2度目だったので1度目ほどのドキドキ感はないものの、ついに大滝の上に立てるのか!?とわくわく。
今回は前回とリードピッチを交代して、私が1,3P目を、ペコマが2P目をリードしました。

近くで見た滑川大滝。右下に見える白ヘルメットのオレンジウエアがペコマです。間近で見たら最初は誰もが度肝を抜かれると思います。。
全3P。体感グレードは1P目:V、2P目:III、3P目:IV、程度かな。適当です。
1P目は最後につるつるスラブの核心があり、そこがこのルート全体の核心。
でもプロテクションはとれませんでした。
プアプロっていうかノープロです。だから緊張したけど、フラットソール履けばさほど難しくはない。
2P目は快適シャワークライミングでヘッドウォールのど真ん中に位置するお昼寝テラスへ!
そして運命の3P目!
前回ペコマが切り立った水流中をトラバースするという攻撃的なラインを見出し、それを今回私がリードさせてもらいました。

増水していなければ(笑)ラインが見える。上はハングしているので、左へとトラバースしていき、最後”滑川大滝のノーズ”を登れば終了です!

左奥に見える水流のない黒い壁が”滑川大滝のノーズ”!

気分は超最高で素晴らしくすがすがしい!!!!!

トラバースを終え、遂に最終局面!矢印の先にいるのが私です。
水流の無い壁は予想通り苔苔ぬめぬめだったので、ブラシで磨きながら登りました。最後はけっこうぼろくてホールドがはがれたりしました。慎重にテスティングしながら登っていくと、遂に”能舞台”(岳人2012年1、2月号の大滝巡攀参照)が見えてきました!
最後は1歩1歩踏みしめながら落ち口へ!
クライミングの内容自体はさほど難しいものではなかったですが、自分達のラインをひけたということが何より大きな喜びでした。
この滝を登った公式な記録は岳人に掲載された成瀬さん・青島さんの登攀のみです。そのほかインターネット上をあたってもこの滝を登っている記録は見当たりませんでした。仙台のクライマーのお話だと、地元の人は結構登っているらしいとのことなので、このラインの登攀が初登なのかどうかは不明です。でも、トポを見て登るのではなく、自分達の見出したラインを登れたということはスタイルとしては初登と同じ。その達成感はやはり比べ物になりません。
今後もこんなクライミングを続けていきたい。
この滝登攀の詳しい記録はHP尾根の向こうに近日UP予定です。ぜひ見て下さい★
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