2012/12/30
南沢大滝で遊んだ。
戸台や岳沢でうちのめされた私はとにかく登りたくって、今日は天気悪かったけど八ヶ岳の摩利支天大滝に行こうと思ってた。でも、記録をみるとアプローチが分かりにくく、常連さんでも毎年迷ってるみたいだし、トレースなさそうだからラッセルは必至。しかも滝は立ってて悪そうなので、ペコマはかなり乗り気じゃない。
そんな中雪も強くなってきて、気付くと右に南沢大滝へのトレースがあった。
というわけで南沢大滝で登ることになりました!
南沢大滝は去年のシーズン終わりくらいに一度来たことがあり、今回は二度目。
いつも南京玉すだれ状態の南沢大滝が、先行1Pのみでほぼ貸切!
悪天候様様だ。
滝は結構な出来栄え。
凄いなあ。やっぱり八ヶ岳は寒いんだな。
滝は全体に滑らかで割と寝ていて、どこも易しそうだった。
まず私がリードで左端のラインに取り付く。
最後の数mは結構傾斜あるかな?と思ったら、登りやすいことこの上ない。
スクリューセットもとても快適。スクリューが気持ち良いくらい氷に食いつき吸い込まれて行く。
・・あれ、何かおかしいぞ。
戸台や岳沢の氷はつららの集合体といった感じでぼっこぼこなので、どこにスクリューきめたものか、って感じだったし同じ理由で足置きも悪かった。また、結氷は全体に悪く氷が薄い所も多かったから緊張した。
また、岳沢の上の方は氷の硬度と粘度がめちゃ高く、スクリュー回しながらうめき声が出たほどだった。
南沢大滝も去年はそれなりに緊張したのでもっと難しいかと思っていたし、戸台で自信を失っていただけに拍子抜けだった。
氷の出来方とか質とか、山によって様々なんだなあ、と思った。
TRを張って何本か登り、最後に一番立ってるラインをリードして終わった。
やっぱり簡単だった。
何だかどんどん気温が上がってきて氷も緩み雪も湿り、装備はずぶ濡れ。
赤岳山荘の少し上からはもはや雨だった。
ペコマも南沢大滝は簡単すぎてつまらないと言ってリードしようとすらしなかった。
そして、次は摩利支天だな!と、行く気になってくれたみたい。
次は是非摩利支天に行ってみたい。
アプローチがんばろ。
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