2016/12/16
SATOブリアンにごう
ひさびさの活動報告です。肉の楽しみ方にも多種多様あることが分かってきたところで、今回は「隠れた名店」にお邪魔してきました。

まだ世の中に今ほどの肉ブームが到来しておらず、"シャトーブリアン"という部位の名前を聞いてもピンとくる人が少なかった頃に、その美味しさを知り、その美味しさを伝えるため立ち上がった佐藤店主の愛の結晶のようなお店(だそう)です。
お店自体は2011年創業と若いながら瞬く間に一見さん予約困難店になってしまいました。
一見さん予約不可店になる前(もう寸前かも知れないけど)に私たちも常連さんに滑り込みたいところで、今回はその第一歩です。

主役のシャトーブリアンを筆頭に、厳選された九州和牛の赤身肉を堪能できるおまかせコース料理で頂きます。
「これがあの部位!?」とびっくりするくらい美しいサシの入った赤身肉たち。
それなのにスタッフさんが焼いてくれたお肉を食べてみると、あら不思議(笑)!
「脂」感はほとんどなく、「甘み」として感じるのみです。肉もほどけるような柔らかさ。
日本の芸術作品である"和牛"の赤身はわざわざ熟成せずとも充分柔らかいわけなのです。
はー幸せ♪
ではお肉の連続写真をどうぞ(^^)

タンもこんなに厚切りジューシーでやわらか。特製スパイスかからし醤油で頂きます。

肉肉しさの王様、ハラミもこんなに厚切り!

ハラミリフト。お醤油もコクがあってとても美味。生醤油特有の塩気の強さはなく、熟成のきいただし醤油って感じで後味すっきり。赤身肉の味をよく引き立ててました。

中盤で早くも、名物シャトーブリアンを贅沢に使ったブリカツ登場!米、卵、パンにもこだわるSATOさんですが、パンも肉も柔らかすぎて境目がわからないほどです。悶絶。
牛さんに感謝しながら味わいます。咀嚼できる喜び、美味しいものを美味しいと感じられる健康な身体にも感謝。
食べるという行為はほんの刹那で、胃袋に入って仕舞えば終了。
なのにこんなにも幸せを感じるのは、きっと「食」が生きることの本質だから。
そしてそれは本能的な意味を内包しつつも文明社会において本能を超え、究極の「娯楽」として進化している。
そんな食の壮大な歴史に思いをはせる余裕など今はありません。
口の中のこの肉汁を味わうので精一杯なのです。

ともさんかくがまたすごいサシですね

こちらはおろしポン酢でいただくわけです。合わないわけがないけれど、サシが飛び切り上等なので脂っこさはやはりナシ。つまり脂っこさをおろしで引き算という常套手段ではなく、コレは上品+上品の足し算ですね。

つづいてここまでのお肉と比べると圧倒的赤身感のヒレ!

この厚切りヒレをなんと濃厚な弾力抜群の黄身で絡めてすき焼き風にいってしまうとな!あまりない組み合わせだがいかに!?

やばいですー。この赤身感でこの柔らかさはすごいですー!卵も濃厚な甘みで、これでもかと言わんばかりの足し算!
お肉に合わせワインも豊富に揃っているのですが、肉の高級感の割にはリーズナブルな5000円以下のワインが多く、こちらも店主のこだわりを感じました。
この他にもサラダやら追加お肉やらを頂いて大満足したところで、ついに真打ち「ブリメシ」の登場〜!!

なんでシャトーブリアンとウニを合わせてご飯にのっけようと考えたんでしょう。間違いなく美味いけど。

幸せな景色。ご飯にはニンニクバター醤油もかけちゃうんだよ。

ご馳走様でした!!
「隠れた名店」篇は来月もありますよ!
それゆけ肉部!
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